END-GAME ~第2章~【NEXT STORY】

孤高

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三期

第19話「休憩」

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花「しゅ……ぅ……」

…寝言で僕の名前を呼ばれるとは…照れる。

闇の集『おーおーいい寝顔してんのな』

集『うるさい』

時々つっこんでくるんだよなぁ。
でも、また会えてよかった。
命の恩人なのだから。

集「相当疲れたんだね…ゆっくりお休み」

リル「ミィ」

集「お、リル」

久しぶりにリルと会った。
ソウライさんとシュリさんはリルの世話の後、シュダル国の復興のため、今は不在だ。

リル「ミィー」

寝ている花の上に乗り、寝てしまった。
リルも久しぶりに僕達と会って安心したようだ。

集「さぁってと、あの感染龍を倒す作戦を考えないと」

闇の集『それなら一つ、手はあるぞ』

集『何?』

闇の集『お前のスキル、炎拳だ。』

集『いや、炎拳でも火力が足りないと思う』

闇の集『ばーか、わかってんだろ炎拳の本当の強さが』

集『…』

炎拳、格闘スキルでさらに体に炎の鎧を纏い、肉体強化、飛ぶこともできる。

闇の集『炎拳っつーのはリミッター解除のギアなんだよ』

集『リミッター?』

花「しゅう」

闇の集『本来人間は20パーセントの力しかだせないが、炎拳はその限界を無理矢理こじ開けて身体を強化するスキル、見ただろう、五つの門を』

集『うん』

花「しゅう」

闇の集『お前はまだ一つも開けちゃいねぇ。全ての門を開けた時、100パーセントの炎拳を使えるだろう、それが本来の炎拳なんだがな』

集『なるほど…』

闇の集『ま、開けるのはお前には無理だろうな!俺も寝るわ』

集『な!できるよ!』

花「しゅう」

自分勝手め…。
炎拳か…少し練習するのも悪くはないかな…

花「しゅうが無視する……」

集「お!っと花!起きてたの、ごめんごめん考え事してた。」

目に涙を溜めてこちらを見ていた。
いつから呼ばれていたのか気づかなかった。
お詫びの印に頭を軽く撫でる

花「私のスキルはわかったけど、しゅうのオリジナルスキルはまだわからないんだね」

集「そうだね…どうやって使うのか…」

花「私、しゅうがいてくれればなんか、できるって思って…」

集「そっか…」

僕も、花がいれば出来るかな…
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