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四期
第15話「次章」
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ヴァーチェ「あの風には微量だが雷属性が含まれているな…」
見てみると雷属性独特の雷の線が走っている。
ヘブンズ「ほぉ、やるじゃねぇか」
花「なんであんなに1人で…」
集「………」
クラダス「団長、何か思いつくことでも?」
集「…まぁ」
刹那「きめます。滝夜叉!!」
刹那の巨大な鉄線を上に振るうと、クロノスの真下から黒い竜巻が発生。雷雲。
クロノスはやがて見えなくなり、そして突風が止むと、壁に張り付いていたクロノスが落下してきた。
クロノス「ガ…ク…カ…」
クロノスのHPがゼロになる。
刹那は疲れ倒れこんだ。
刹那「はぁ…はぁ…」
ヴァーチェ「決まったな」
クラダス「そのようですね」
集「いや…まだだ」
集が剣を抜いて走り出す。
タクト「団長!なにを…!」
花「……!」クラダス「……!」ヴァーチェ「……!」ヘブンズ「……!」チャム「……!」
集は皆より先に気づいてた。
倒れたはずのクロノスがクリスタルウイルスによってもう一度起き上がり刹那に襲いかかろうとしたところが。
クロノス「キェァァァァァ!!」
集「はぁぁ!!」
ボスの腹部に向かって剣を突き刺し、そのまま走る。剣を差し込んだ反対側から紫色のオーラが飛び出る。起き上がりを狙ったので、ボスもまだ攻撃にはいる前だった。
クロノスの体に綺麗な一筋の亀裂が入る。
クロノス「ァ…ァァ…」
剣をしまうと同時に真っ二つになった。
集「ふぅ」
刹那「だ、団長殿、かたじけない…」
集「刹那さん」
刹那「なんでしょうか?」
集「あなたが強いということはよくわかりました。それはわかっていたことなのですが、ここにいる人達は皆強いです。ですが、決して1人で戦おうとはしない。それは助けて、助け合って、そして苦難を乗り越えたり、先に進むんです。刹那さんが私達に認めてもらいたいのは、戦いを通してわかりました。でも強さなんてそんなのは必要ないんですよ」
刹那「必要…ない?」
集「はい、ただ平和に行きましょう。それが現世回帰団ですから。」
集は最後にほんの少し微笑んだ。
緊張がほぐれたのか。
そして刹那は深呼吸をして
刹那『私は何を気にしていたんだろうな…馬鹿馬鹿しい…』
刹那「申し訳ない…。1人で先走ってしまっていた。」
ヴァーチェ「なぁに暗い顔してんだよ、俺の獲物を勝手にとりやがって」
刹那「…え?」
ヴァーチェ「おら帰るぞ」
刹那「……承知。」
クラダス「優しいとこもあるんですね」
集「ですね」
見てみると雷属性独特の雷の線が走っている。
ヘブンズ「ほぉ、やるじゃねぇか」
花「なんであんなに1人で…」
集「………」
クラダス「団長、何か思いつくことでも?」
集「…まぁ」
刹那「きめます。滝夜叉!!」
刹那の巨大な鉄線を上に振るうと、クロノスの真下から黒い竜巻が発生。雷雲。
クロノスはやがて見えなくなり、そして突風が止むと、壁に張り付いていたクロノスが落下してきた。
クロノス「ガ…ク…カ…」
クロノスのHPがゼロになる。
刹那は疲れ倒れこんだ。
刹那「はぁ…はぁ…」
ヴァーチェ「決まったな」
クラダス「そのようですね」
集「いや…まだだ」
集が剣を抜いて走り出す。
タクト「団長!なにを…!」
花「……!」クラダス「……!」ヴァーチェ「……!」ヘブンズ「……!」チャム「……!」
集は皆より先に気づいてた。
倒れたはずのクロノスがクリスタルウイルスによってもう一度起き上がり刹那に襲いかかろうとしたところが。
クロノス「キェァァァァァ!!」
集「はぁぁ!!」
ボスの腹部に向かって剣を突き刺し、そのまま走る。剣を差し込んだ反対側から紫色のオーラが飛び出る。起き上がりを狙ったので、ボスもまだ攻撃にはいる前だった。
クロノスの体に綺麗な一筋の亀裂が入る。
クロノス「ァ…ァァ…」
剣をしまうと同時に真っ二つになった。
集「ふぅ」
刹那「だ、団長殿、かたじけない…」
集「刹那さん」
刹那「なんでしょうか?」
集「あなたが強いということはよくわかりました。それはわかっていたことなのですが、ここにいる人達は皆強いです。ですが、決して1人で戦おうとはしない。それは助けて、助け合って、そして苦難を乗り越えたり、先に進むんです。刹那さんが私達に認めてもらいたいのは、戦いを通してわかりました。でも強さなんてそんなのは必要ないんですよ」
刹那「必要…ない?」
集「はい、ただ平和に行きましょう。それが現世回帰団ですから。」
集は最後にほんの少し微笑んだ。
緊張がほぐれたのか。
そして刹那は深呼吸をして
刹那『私は何を気にしていたんだろうな…馬鹿馬鹿しい…』
刹那「申し訳ない…。1人で先走ってしまっていた。」
ヴァーチェ「なぁに暗い顔してんだよ、俺の獲物を勝手にとりやがって」
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ヴァーチェ「おら帰るぞ」
刹那「……承知。」
クラダス「優しいとこもあるんですね」
集「ですね」
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