END-GAME ~第2章~【NEXT STORY】

孤高

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四期

第18話「弱点」

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刹那「ぅ……くぅ…」

集「刹那さん、ここを押してみてください」

刹那「……承知、言われた通りにしてみよう…」

そして言われた場所を押すとすっと抜けていった。

刹那「…な…に…」

集「ね?刹那さん、よーく見てみればわかるよ」

花「よーし!次は私の番だね!」







30分後








刹那「…ここか?いや、どう見てもここは無理…ならば、ここか…?いや…うむむ…」

花「刹那ちゃん、ここだよ」

刹那「む?この積み木が安全である…と?敵に塩を送るとは…副団長よ、かたじけない、ここは素直に、先達の知恵を借りるとしよう…それ!」

するとジェンガがグラグラと揺れだす。

刹那「あ…ああ!ゆ、揺れている!く、崩れるぞ!ああああ!…あ、危なかった」

花はそれを見てクスクスと笑っていた。

刹那「ふ、副団長よ!脅かしたな!!」

花「ふふふ…ごめんごめんって」

刹那「しかし…今のが危険な感触か…確かに負荷を感じた…納得だ!次は副団長の番ぞ!」

そして花が易々と積み木を抜いていく。

花「はい!」

刹那「む…むむむ…うむむむ…うぅむむ…」

そして一呼吸。

刹那「ふぅ、勝負も佳境…積木の砦も風前の灯火…ここが勝負どころだ…負けぬぞ…この勝負にも…そして…己自身にも!いざ参る!」

そして刹那が積木を抜く。

花「あ」集「お」

刹那「あ…あ、あ!ダメ!ダメダメ!あ、あ…あぁぁぁあああああ!!…崩れちゃったぁぁ…」

集、花「………」

刹那「はぁ…不甲斐ない…やはり私は何をしてもダメダメなのか…」

花「ビクビクしてる姿可愛いかったよ?」

刹那「ビ…ビクビク!?私が怯えていると!?」

刹那『くっ…見透かされてしまうとは…修行が足りぬ…修行が足りぬぞ、刹那!!』

そしてもう一度

刹那「ふ、副団長よ!コツは掴んだ!今一度勝負を!!」

勇ましくいう刹那だったが、その様子は明らかに無理をしていた。
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