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孤高

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二期

第19話「もう一人」

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クラダス「では、言った通り今夜デビルワルツの団員が攻めてきます、隊長達は部下に先程言った作戦をお伝えください、では会議終了です」

できるだけ無意味な争いはしたくないのに…どうすれば止められるんだ…

う…ゅう…しゅう!

集「花!ごめん、考え事してた」

花「うん。とっても真剣そうな顔してたよ」

ヴァーチェ「そう緊張すんなよ、すぐすむって」

奏太「そうだぞ集、あんなやつらお前の強さで黙らせろよ」

みんなが励ましの言葉をくれる、だが緊張ではなく不安である、その理由は

集「なんか最近…戦闘になると、戦闘した記憶がなくなってるというか、途切れ途切れになってるというか、」

魁斗「なんだそれ」

そう、戦っている記憶がなくなっている
花と一緒に戦った時の記憶は鮮明に覚えてるのだが、主に一人で戦っている時、

花「疲れだよ、気にしない気にしない」

そうだね、と頷く
そして、夜が来た
嵐の前の静けさ、というものだろうか
そして。
突然本部の目の前に黒い炎が何発も落ちる

集「きましたね」

クラダス「えぇ。みなさん構えてください」

その炎の中からヘブンズ、チャム、タクトが率いる約100名ほどのプレイヤーが現れた

ヘブンズ「よぉ団長さん。久しぶりだな」

チャム「ヴァーチェ?遊びましょ?」

タクト「もう一度楽しもうじゃないかクラダスよ」

集「無駄な争いはしたくないんだ、犠牲者もだしたくない、この争いは絶対なのか?」

ヘブンズ「当たり前だ今更何をいう、お前の首をとる、これが俺の全てだ」

どうやら止められないらしい

ヘブンズ「行くぞぉ!!!」

ヘブンズがこちらに向かってくる

集「花。みんなを援護してあげて」

花「しゅう、負けないでね。」

私は前に走りヘブンズの一手を止めた

ヘブンズ「前のようには、いかないからな」

集「君を止めてみせる」

私たちの勝負は始まった

チャム「私たちも場所を変えましょ?」

ヴァーチェ「そうだな、人がいない場所がいい」

クラダス「皆を巻き込むわけにはいかない、私たちも場所を変えよう」

タクト「いいだろう」



ヘブンズ「はっ!やはり貴様との勝負は血湧き肉躍るなぁ!」

集「くっ…」

ヘブンズは前との戦闘よりも格段にレベルが上がっていた、片手剣と片手剣との勝負、これは腕の勝負だ、

集「1段階スキル解放!ダークネスエンチャント!」

ヘブンズ「1段階スキル解放!憤怒の鎧!」

憤怒の鎧、どうやら性能はダークネスエンチャントと同じ肉体強化だ、赤黒いオーラがヘブンズを纏っていく

ヘブンズ「おらぁぁぁ!!!」

剣が交わる、力勝負になった
そして勝ったのはヘブンズ、
私は後ろに身を引いた
胸に切り傷を負ってしまった

ヘブンズ「こんなもんかよ、弱くなったなぁソルさんよぉ」

集「がっっあぁぁぁぁ!!!」

ヘブンズ「あ?」

集の様子がおかしい、濃い闇のオーラが集を包んでいく、そして、闇の風が周りに吹き始める

花「しゅう!?」

集「ははははは!!!ヘブンズよ!殺してやるからかかってきな!!」

ヘブンズ「お前誰だ、ソルじゃないな」

闇の集「俺はソルさ、もう一人のな、あいつは闇の力を使いすぎた、だから俺が生まれた」

ヘブンズ「なら、お前はお前なんだな、構わず殺すが、いいよな?」

闇の集「やってみろ、クズが」

ヘブンズが集に突進する

ヘブンズ「スキル発動、ダークパラサイト」

高速17連撃、集は一歩も動かずに片手剣一本で全てをはじいた

闇の集「なんだこの攻撃、こんな攻撃をもう一人の俺は防げないのか、まったく一層の事この体ごとのっとってやろうか」

ヘブンズ「今のお前なら俺の本気が出せそうだ」

闇の集「最初から出せ、じゃないと俺には到底かなわねぇよ」

ヘブンズ「後悔するなよ…4段階スキル解放………我が身に纏え、ベルゼブブ!!!!」

ヘブンズの背中に羽が生え、もうもはや人ではない、一言で言い表すと悪魔だ

ヘブンズ「では、最後の勝負…いくぞ」
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