END-GAME

四期

第20話「喜劇」

ボスの部屋に入るとカタストロフは消えていた、ということは集は勝ったのだ、喜びは後にいまは元世回帰団の団長を探すのが先だ

花「しゅう…どこなのしゅう…」

奏太「あの野郎…死んだら承知しねぇぞ」

鶫「守ることを犠牲と間違えるなって言ったよね？集！」

魁斗「探すんだ、必ずいるはずだ」

愛理「集が負けるわけないわ」

それから数十分探しても見つからなかった

クラダス「まさか…相打ち…」

「………！？」

花「そんなっ！！そんなこと…！」

石の欠片をどかし探す、だが一向に見当たらない

花「お願い、でてきてしゅう！！！」

その言葉を聞き取った者がいた

「は……な…」

花「……！？、いる！この近くにいる！」

弱々しい声だったが確かに聞こえた
聞こえたあたり周辺を探す
そして花が石をどかすとそこには
海道集が持っていた天冥剣が落ちていた
さらに、さらに石をどかす



私の上の石が軽くなっていく、重みが消えていく
途切れ途切れに愛しい人の声が聞こえた

「…ぅ…しゅ…ぅ」

息が苦しい、私は死ぬのだろうか、HPが赤になっており右腕の感覚が無い、
それは目に刺す上からの光によって急展開した

花「しゅう！！」

集「花…ごめん…無理した…」

花「ばか！！…うっ…うぅ……」

集「本当…ごめん…」

それから花はずっと泣いていた
なぜか、それは私の右腕がありえない方向に曲がっていたからだ、体が炎拳に耐えきれなかったようで、折れてしまった。
だがみんなを守るためなら右腕なんて安いものだ

花「本部に戻るよしゅう！」

クラダス「え、ちょ、副団長？」

泣きながら怒り、私を引きずって本部にスタスタ帰って行ってしまった

ヴァーチェ「ソル…御説教だな…」

タクト「死にませんように」

チャム「そうかな？」

ヘブンズ「ガッツだぜ団長！」




そうして本部に連れてこられた
まだ怪我をしたままだが

花「はやく！回復させてあげて！」

「は、はい！」

花は泣いていた、その涙は止まりそうに無い
まさに滝のように流れていた

集「あの…花…」

花「しゃべらないで！！」

集「………」