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孤高

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最終期

第14話「曲芸」

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花「しゅ…う!離れて!!」

花の体のオーラが増幅する
これは…

花「フフフ…完璧です…」

集「なにを…言ってるの花?」

ヴァーチェ「まさか…!!」

クラダス「団長!!副団長から離れてください!」

花「この力…素晴らしい!そう、私はGM、霧崎花の体、乗っ取れました」

集「なぜ…なぜだ、なぜ乗っ取れる、瀕死の状態だったはずだ」

GM「彼女は自分の魔力がきれて自らのHPを払って戦っていたのでしょうね、いまは彼女の意思は完全に抑え込みました。花さんは、消えたんです」

集「な、そん…な…」

花の体をしたGMがゆっくりと集に近づいてくる
そして目の前にくると4本の短剣を出して私の両腕、両足に刺し、身動きがとれなくなった。
私は不思議とショックでなにもできなかった
目の前は闇に包まれ、もうどうでもよくなった
花がいない世界など、私は生きてはいけない

GM「いい様ですよ、似合ってます」

集「……」

花『ここは…どこ…』

花は今真っ暗な、なにもない世界にいた
そこで一人彷徨い、出口が見えない世界で

GM『私の中ですよ、霧崎花』

花『GM!ってことは私…』

GM『そう、乗っ取ったのですよ、貴方を、もうすぐ集さんも死にます、あなたは私の中で永遠に彷徨い続けるのです』

花『しゅう!!しゅう!!』

GM『叫んだって無駄ですよ、あなたは完全に取り込まれたのですから』






花を守る、花をこの世界から必ず救う、花のずっと傍にいる、その言葉が私の頭の中にさまよっていた。体は動かない、立ち向かう勇気もない、戦意消失だ。

ヴァーチェ「なにやってんだよソル!!!諦めてんじゃねぇよ!!」

クラダス「団長らしくないですね…私たちも私たちで地面に寝ているのは私たちらしくないですが」

ヘブンズ「待ってろや団長、その剣引き抜くことぐらい俺たちがやってやる」

タクト「ふっ…そうですね…引き抜いてあげますから、団長、あとは頼みますよ」

チャム「花ちゃん助ける方法考えててね!団長は絶対助けるから!!」

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