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王国編
開戦
しおりを挟むシュリとクラダスは南の門にむかっている
なかなか絡みのない二人だが、大丈夫だろうか
シュリ「クラダスさんはどのような攻撃手段ですか?」
クラダス「基本的に魔法です、一応全ての属性を使えますが、氷属性が主です」
街の屋根を走りながら門の目の前についた
サーガ「…あら?」
ガデューク達の幹部、サーガが何かに気づき屋根を見ると、
サーガ「シュリじゃない、お久しぶりね」
シュリ「サーガ…!!」
シュリとサーガには何か因縁があるようだ
クラダス「知り合いですか?」
シュリ「前に他の国と和解を結ぼうとしていた時にヴァレン国に襲撃にあいました、その時の張本人です」
サーガ「ふん…というか誰よその男」
クラダス「クラダス、現世回帰団の司令官を務めていますどうぞ…よろしくお願いします」
ガデューク「はっ!燃やせ燃やせ!破壊しろ!」
ソウライ「いました…あれですね」
見るとまるで武者のような姿をした人物がそこにはいた。少し鎧が剥がれていて落ち武者のように、体に所々炎がついている、そして持っている剣に炎が纏っているのでおそらく属性は火
「な、なんだ!?」
逃げ遅れた男性の市民が二階の家の窓から見えた
それに気づいたのは私達3人だけではなかったようだ
ガデューク「なんだあいつは…逃げ遅れたのか?」
「お前達なにしてるんだ!」
ガデューク「…黙って死ねよ…フレイムランチャー!」
「や、やめ」
花「危ない!!」
ガデュークが炎の球を剣で放った瞬間、隠れていた3人が助けようとした、その中でいち早く動いたのが花だった
「うわぁぁ!!」
そして当たるすれすれの時に花がその男性を抱きかかえ、炎の球は避けれず、かばった花の背中に命中する
花「ぐっうぅ!」
花は地面におちて転がる
花「……だ…大丈夫…?」
「大丈夫です!あなたのほうが危険です!誰か!」
ガデューク「あいつ…現世回帰団の副団長さんじゃねぇか…」
そして後ろからとてつもない殺気に気づいたのか、ガデュークは身を思い切り引いた
ソウライは隣にいたはずの集の存在がいないことに気づく、ソウライと花は見てすぐわかった、あれはいつもの集ではないと
闇の集「貴様…死んでみたいと思ったことはあるか?」
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