END-GAME【日常生活編】

孤高

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和解編

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クラダス「そして、何かようですか?」

シュリ「あの、えーと」

気持ちが高ぶりなにを言ったらいいのかわからない。頭の中が真っ白になっている、そんな状態だろう

シュリ「クラダスさんのことが好…じゃなくて!クラダスさんは好意を抱いでいる人がいますか…?」

クラダス「そうですね…いる、いない、でいえばいますが、その人ととは私とは合わない存在ですので、見守ることにしています」

シュリ「そ、そうなのですね」

合わない存在、見守る、ということは諦めていることになる、少し残念な気持ちが宙を舞う、それでも一歩前に、前に

シュリ「私は!」

クラダスの顔を見る、クラダスの目と目が合う
感情をそんなに表情に表さないその顔はどこまでも透き通っていた

シュリ「私は…」

やはり言いつまってしまう、恥ずかしくて目を下にそらす、なんだか胸が苦しくなる

シュリ「あなたに心を奪われました。」

言えた、言えた、やっと言えた、1秒過ぎるのがとても長く感じる、そしてクラダスからの驚愕の一言

クラダス「私はあなたのことが好きでしたよ」

シュリ「…え」

やはりクラダスの表情はいつもと変わらない表情だったが、クラダスが言ったその言葉、好きでした、その言葉が心に深く突き刺さった

シュリ「で、ではお付き合いしませんか?」

クラダス「それはダメです」

シュリ「え、な、なんでですか?」

思う心が同じならば、付き合ってもいいはず

クラダス「私のような人間と王女様とでは、格の差がありすぎます、さらに私は守るような力は持ってません」

シュリ「格の差なんてないです、私はあなたが好きです、この気持ちに格差なんて微塵もない、守ってもらわなくてもいいです、ただ、一緒にいれるのならば」

それから数分経った、と言っても1、2分だが
クラダスは思い悩んだ顔をしていた

クラダス「わかりました、過ごす時間はとても少ないと思いますが、私はあなたの盾になります、全力で守りますので」

シュリ「そ、そんなそんな………よろしくお願いします。」

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