END-GAME【日常生活編】

孤高

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番外編(過去編)

授業

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先生「では授業を始めようか」

起立、礼、着席、3つのリズムが刻まれる授業の始まり。

先生「……はこれであり…で…そして…」

奏太「あー…だりー」

鶫「まだ始まったばかりよ?」

奏太「ゲームしてぇよぉ……」

魁斗「我慢できんのか全く」

愛理「静かに、先生に聞こえちゃう」

奏太「集は?」

と、集のいる席に首を向けてみると、思いっきり熟睡していた。集のいる席は端で、目立たず生徒にとって大当たりの席だ。

奏太「いいよなぁ、あの席、いいよなぁ、花さんが恋人で、」

魁斗「集はなんだかんだで高スペックだからな、面倒くさがりを抜いて」

愛理「そうそう、物事に反論するけど全て正論だから困るんだよね」

鶫「愛理も話に入っちゃったよ…」

こんな会話をしながらも、刻一刻と時間は過ぎていく。

先生「ではこの問題を…少し難しいが…霧崎、どうだ」

花「4です」

先生「…その通り、この答えはまずこの左の…」

即答した花に驚く人も少なくない。
今日から学校に来始めたのに解けるなんてさすがだ。

魁斗「すごいな花さん」

奏太「ビューティー…」

鶫「1人で自分の世界に入んないでよね」

先生「そこっうるさいぞ!!」

と、まるで弓矢のようにチョークを投げる
先生は元アーチェリーのプロ。そのチョークは奏太のおでこに向かって一直線。

愛理「ね、言ったでしょう?」

奏太「ごめんなさい…」

と、奏太が頭を下げると同時にチョークが奏太を通り過ぎる、そしてそのチョークが向かうところは集が寝ている机

集「………ぐっ!!」

思い切りチョークが脳天にヒット

集「な、何が起きた!?」

先生「し、集!悪いなお前を狙ったわけじゃないんだ」

集「へ?」

花「先生。」

先生「どうした霧崎」

花「しゅうをいじめないで。」

先生「い、いやそんなことは断じてしていない!喋っていた人がいたから注意しようとして投げたら誤射でな?な?」

迫り来る花の睨みに先生さえも怯える

奏太「花さん…彼氏思いなんだな…」

魁斗「ちょっとやりすぎ感あるけど」

集「え?なに?なに?」
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