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密に触れて
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欲していたのはこの肌と。
*
『みちるちゃん……』
柔らかな声が聞こえた。
みちるが顔を上げると麗子の優しい笑顔があった。
『麗子さん』
生きてる! やっぱり夢だったんだ。麗子さんがいなくなっちゃう訳ないもん。
『麗子さん、麗子さん!』
みちるは手を伸ばそうと身を捩ったが、いくら手を伸ばしても麗子に届かない。それどころか、麗子の姿はだんだんと遠く薄くなっていく。
麗子さん!
叫ぼうとしても声も出なかった。麗子の寂しそうな笑みだけがはっきりと見えた。
『みちるちゃん、大事な人の心、しっかり抱き締めてあげてね』
心を抱き締めるの? どういう、意味?
首を傾げたみちるに、麗子は言う。
『みちるちゃんが幸せになる事と、同義語。いい? 約束!』
すっきりした表情で、清々しい笑顔を見せ、麗子は消えた。
「麗子さん!」
みちるは手を伸ばし、自分の声で目を覚ました。
「ゆめ……?」
視界に薄暗がりが拡がった。少し開いたドアから漏れる明かりが見慣れた室内の光景を照らし出しており、寝室と分かった。
みちるはゆっくり起き上がる。自分の姿を確認すると、服のままでベッドに寝かされている事が分かった。
私、どうしたんだっけ?
眠る前の記憶を辿っていると、ドアが大きく開き、逆光の人影が部屋に差し込んだ。
「ああ、起きたか」
甘く痺れを誘う星児の声だった。
「星児さん、私?」
「なんだ、覚えてねーの? 俺が抱えて運んでやったのに。重かったぞ」
「ええっ!」
真っ青になり両手で顔を挟んだみちるは思い出した。仕事の帰り、家に向かう車内で眠ってしまった事を。
クックと笑う星児はみちるのいるベッドの方へゆっくり近付き、傍らに座った。フワリと鼻先を掠めたフレグランスに、胸が鳴る。
「重かった、は冗談だよ」
ハハッと星児が笑った。
「いじわるです……」
みちるは肩から力が抜け、ホッと息をついた。
「反対だ」
え? と彼女が顔を上げると視線がぶつかる。暗がりでも刺すような真剣な眼差しの放つ光が分かった。
「何キロ痩せた」
「え」
みちるの身体に緊張が走る。黙っていと星児は静かに続けた。
「ステージを観た。初舞台以来だったけどよ」
歯切れの悪さは、躊躇いと、後ろめたさのような感情の現れだったが、振り切った星児は、みちるに詰め寄る。
「お前のカラダ、見て分かんねーと思うか?」
みちるは逸らしかけていた視線をハッと星児の瞳に戻した。
「今の状況、辛いか?」
優しい声だった。思わずすがりそうになった。
辛い、そう。辛いの! だからかな、麗子さんの夢を見たのは。
楽屋で苦しい時、みちるはいつも麗子が恋しかった。
でも、いないの。麗子さんはもういないの。私は、強くならなきゃいけない。
「ううん。全然」
みちるは努めて明るく、ニコッと笑い答えた。
「お前、意外と嘘つきなんだな」
みちるは目を見開き星児を見た。
「それ、泣きながら言うセリフじゃねーだろ」
慌てて手を頬に当てた。
やだ、夢で泣いてた?
「今泣いたんじゃないもん。夢の中で泣いたんだもん!」
目をゴシゴシと手で拭ったが、止まらなくなった。
泣きたくないのに。星児さんや保さんに心配なんてかけたくないのに。
星児の手がスッ伸び、みちるの腕を優しく掴んだ。
「あ……」
顔を上げた瞬間、優しく唇が塞がれた。自然に滑り込んだ舌がしなやかに絡まる。星児の片方の腕がみちるの腰にかかり、抱き寄せた。
「……――ん……ん」
躰がと震え、痺れる。
そっと唇を離した星児がフッと笑った。
「そういや保に『ぜってー泣かすな』って釘刺されてた」
星児の長い指は、みちるの頬を撫で涙を拭った。指がしなやかに首筋に下り、優しく髪の毛を梳く。
星児が首筋に唇を寄せると、震え肩を竦めたみちるが言った。
「私、シャワー、浴びてないです」
「ん……」
星児はみちるの言葉には答えずに、ベッドに押し倒していた。みちるは思わず小さく声を上げた。
「……あ……っ」
星児さんっ「ん」じゃないですよっ。
「後で浴びたらいい」
覆い被さる体勢になった星児がみちるの顔の両脇に手を突きニッと笑った。
「そうじゃなくて……あんっ……ぁ……」
服の中に滑り込んだ手と指の感触にみちるは堪らず震え、その口から嬌声が漏れた。唇に星児は再びキスをする。
星児の腕の中で白い躰が躍る。しなやかな両の手が厚い胸を突く。
「……――あぁっ!」
みちるの背中が弓なりに大きく反った。星児は白い躰を抱き締め、胸に顔を埋める。
今夜はどうしても会いたかった。触れたかった。抱き締めたかった。
「みちる、もっと、吞み込め」
「んあんっ、あっ、あ」
深部を突く熱が、何度も侵攻を繰り返し、その度に柔らかな嬌声がみちるの口から漏れた。
意識が、飛びそう。もう、もうーーー、
「あ、あああっ、ーーー!」
互いの肌が微かに汗ばみ、みちるは肩で息をする。
「星児さ……っ」
激しいキスによって、唇が塞がれた。
「みちる」
星児の胸に顔を埋め、肌と呼吸を感じていたみちるが、え、と顔を上げた。が、再び引き戻される。
「このまま聞いてくれ」
みちるは「はい」と目を閉じた。
「あのさ」
星児は、どうしても聞いてみたかったのだ。
「もしもだ、もしも、〝血縁関係にある誰か〟が生きていたら、会いたいか?」
みちるは、パッと目を開け再び顔を上げた。
どうしたの? どうして、そんな事聞くの?
星児の瞳を覗き込む。漆黒の瞳が、暗がりで光っていた。
探るようなみちるの様子に、星児は静かに語り掛ける。
「そのペンダントの秘密ってのをさ、保から聞いたんだよ。だから、ちょっと聞いてみたかった」
まだ見てはいないが、数日前に保から聞かされていた――。
「あ、これ……」
みちるは胸元を見、チェーンを手にした。トップの天使が微かな明かりにキラリと小さな光を放っていた。
星児は、みちるの複雑ななんとも言えない表情を見、考える。
〝母親が生きているかもしれない〟と話す訳にはいかなかった。
みちるの信じてきたものを根底から覆しかねない。
「会いたいとは思わないよ」
「え……?」
星児は改めてみちるの顔を覗き込んだ。みちるは肩を竦め、小さく笑う。
「全く会いたくない、なんて言ったら嘘になっちゃうし、実はつい最近まで、会いたい会いたいって思っていたけど。でもね、もしも生きていて向こうも会いたい、と思ってくれてたら、きっと私を探してくれるんじゃないかな、って思うの。私を見つけられない、会えない、そんな理由が何かあるんじゃないかな、なんて、今はそんな風に考えるようになりました」
ああ、と星児は胸を打たれる。末尾の一言が、全てを物語る。懸命に明るく言い切るその一言が。
みちるは、今の自分を必死に生きているんだ。
星児はみちるを胸に強く抱き締めた。髪を撫でる。
「星児さん?」
小さく呼ぶみちるの声に、腕を緩めた。顔を上げたみちるの唇を、星児はそっと親指で触れる。
「じゃあ、今のまま成り行きに任せる。そう受け取っていいんだな」
みちるはフワリと笑った。
「はい」
星児も優しく笑う。
「俺達が必ず守ってやるから」
囁きと共に唇を重ねた。
想いは言葉に出来なくても伝える手段がある。二人の男は、言葉以外も手段でみちるに愛を捧げる。
静かに眠るみちるを見詰め、星児は思い巡らす。
『長女は生きていますもの』
あの時のエミコは『これ以上は話しません』という感情を、美しい微笑の中に覗かせていた。
御幸。アンタは俺にまだ〝重要な真実〟を隠してるだろ。
みちるの母親の過去を。
*
『みちるちゃん……』
柔らかな声が聞こえた。
みちるが顔を上げると麗子の優しい笑顔があった。
『麗子さん』
生きてる! やっぱり夢だったんだ。麗子さんがいなくなっちゃう訳ないもん。
『麗子さん、麗子さん!』
みちるは手を伸ばそうと身を捩ったが、いくら手を伸ばしても麗子に届かない。それどころか、麗子の姿はだんだんと遠く薄くなっていく。
麗子さん!
叫ぼうとしても声も出なかった。麗子の寂しそうな笑みだけがはっきりと見えた。
『みちるちゃん、大事な人の心、しっかり抱き締めてあげてね』
心を抱き締めるの? どういう、意味?
首を傾げたみちるに、麗子は言う。
『みちるちゃんが幸せになる事と、同義語。いい? 約束!』
すっきりした表情で、清々しい笑顔を見せ、麗子は消えた。
「麗子さん!」
みちるは手を伸ばし、自分の声で目を覚ました。
「ゆめ……?」
視界に薄暗がりが拡がった。少し開いたドアから漏れる明かりが見慣れた室内の光景を照らし出しており、寝室と分かった。
みちるはゆっくり起き上がる。自分の姿を確認すると、服のままでベッドに寝かされている事が分かった。
私、どうしたんだっけ?
眠る前の記憶を辿っていると、ドアが大きく開き、逆光の人影が部屋に差し込んだ。
「ああ、起きたか」
甘く痺れを誘う星児の声だった。
「星児さん、私?」
「なんだ、覚えてねーの? 俺が抱えて運んでやったのに。重かったぞ」
「ええっ!」
真っ青になり両手で顔を挟んだみちるは思い出した。仕事の帰り、家に向かう車内で眠ってしまった事を。
クックと笑う星児はみちるのいるベッドの方へゆっくり近付き、傍らに座った。フワリと鼻先を掠めたフレグランスに、胸が鳴る。
「重かった、は冗談だよ」
ハハッと星児が笑った。
「いじわるです……」
みちるは肩から力が抜け、ホッと息をついた。
「反対だ」
え? と彼女が顔を上げると視線がぶつかる。暗がりでも刺すような真剣な眼差しの放つ光が分かった。
「何キロ痩せた」
「え」
みちるの身体に緊張が走る。黙っていと星児は静かに続けた。
「ステージを観た。初舞台以来だったけどよ」
歯切れの悪さは、躊躇いと、後ろめたさのような感情の現れだったが、振り切った星児は、みちるに詰め寄る。
「お前のカラダ、見て分かんねーと思うか?」
みちるは逸らしかけていた視線をハッと星児の瞳に戻した。
「今の状況、辛いか?」
優しい声だった。思わずすがりそうになった。
辛い、そう。辛いの! だからかな、麗子さんの夢を見たのは。
楽屋で苦しい時、みちるはいつも麗子が恋しかった。
でも、いないの。麗子さんはもういないの。私は、強くならなきゃいけない。
「ううん。全然」
みちるは努めて明るく、ニコッと笑い答えた。
「お前、意外と嘘つきなんだな」
みちるは目を見開き星児を見た。
「それ、泣きながら言うセリフじゃねーだろ」
慌てて手を頬に当てた。
やだ、夢で泣いてた?
「今泣いたんじゃないもん。夢の中で泣いたんだもん!」
目をゴシゴシと手で拭ったが、止まらなくなった。
泣きたくないのに。星児さんや保さんに心配なんてかけたくないのに。
星児の手がスッ伸び、みちるの腕を優しく掴んだ。
「あ……」
顔を上げた瞬間、優しく唇が塞がれた。自然に滑り込んだ舌がしなやかに絡まる。星児の片方の腕がみちるの腰にかかり、抱き寄せた。
「……――ん……ん」
躰がと震え、痺れる。
そっと唇を離した星児がフッと笑った。
「そういや保に『ぜってー泣かすな』って釘刺されてた」
星児の長い指は、みちるの頬を撫で涙を拭った。指がしなやかに首筋に下り、優しく髪の毛を梳く。
星児が首筋に唇を寄せると、震え肩を竦めたみちるが言った。
「私、シャワー、浴びてないです」
「ん……」
星児はみちるの言葉には答えずに、ベッドに押し倒していた。みちるは思わず小さく声を上げた。
「……あ……っ」
星児さんっ「ん」じゃないですよっ。
「後で浴びたらいい」
覆い被さる体勢になった星児がみちるの顔の両脇に手を突きニッと笑った。
「そうじゃなくて……あんっ……ぁ……」
服の中に滑り込んだ手と指の感触にみちるは堪らず震え、その口から嬌声が漏れた。唇に星児は再びキスをする。
星児の腕の中で白い躰が躍る。しなやかな両の手が厚い胸を突く。
「……――あぁっ!」
みちるの背中が弓なりに大きく反った。星児は白い躰を抱き締め、胸に顔を埋める。
今夜はどうしても会いたかった。触れたかった。抱き締めたかった。
「みちる、もっと、吞み込め」
「んあんっ、あっ、あ」
深部を突く熱が、何度も侵攻を繰り返し、その度に柔らかな嬌声がみちるの口から漏れた。
意識が、飛びそう。もう、もうーーー、
「あ、あああっ、ーーー!」
互いの肌が微かに汗ばみ、みちるは肩で息をする。
「星児さ……っ」
激しいキスによって、唇が塞がれた。
「みちる」
星児の胸に顔を埋め、肌と呼吸を感じていたみちるが、え、と顔を上げた。が、再び引き戻される。
「このまま聞いてくれ」
みちるは「はい」と目を閉じた。
「あのさ」
星児は、どうしても聞いてみたかったのだ。
「もしもだ、もしも、〝血縁関係にある誰か〟が生きていたら、会いたいか?」
みちるは、パッと目を開け再び顔を上げた。
どうしたの? どうして、そんな事聞くの?
星児の瞳を覗き込む。漆黒の瞳が、暗がりで光っていた。
探るようなみちるの様子に、星児は静かに語り掛ける。
「そのペンダントの秘密ってのをさ、保から聞いたんだよ。だから、ちょっと聞いてみたかった」
まだ見てはいないが、数日前に保から聞かされていた――。
「あ、これ……」
みちるは胸元を見、チェーンを手にした。トップの天使が微かな明かりにキラリと小さな光を放っていた。
星児は、みちるの複雑ななんとも言えない表情を見、考える。
〝母親が生きているかもしれない〟と話す訳にはいかなかった。
みちるの信じてきたものを根底から覆しかねない。
「会いたいとは思わないよ」
「え……?」
星児は改めてみちるの顔を覗き込んだ。みちるは肩を竦め、小さく笑う。
「全く会いたくない、なんて言ったら嘘になっちゃうし、実はつい最近まで、会いたい会いたいって思っていたけど。でもね、もしも生きていて向こうも会いたい、と思ってくれてたら、きっと私を探してくれるんじゃないかな、って思うの。私を見つけられない、会えない、そんな理由が何かあるんじゃないかな、なんて、今はそんな風に考えるようになりました」
ああ、と星児は胸を打たれる。末尾の一言が、全てを物語る。懸命に明るく言い切るその一言が。
みちるは、今の自分を必死に生きているんだ。
星児はみちるを胸に強く抱き締めた。髪を撫でる。
「星児さん?」
小さく呼ぶみちるの声に、腕を緩めた。顔を上げたみちるの唇を、星児はそっと親指で触れる。
「じゃあ、今のまま成り行きに任せる。そう受け取っていいんだな」
みちるはフワリと笑った。
「はい」
星児も優しく笑う。
「俺達が必ず守ってやるから」
囁きと共に唇を重ねた。
想いは言葉に出来なくても伝える手段がある。二人の男は、言葉以外も手段でみちるに愛を捧げる。
静かに眠るみちるを見詰め、星児は思い巡らす。
『長女は生きていますもの』
あの時のエミコは『これ以上は話しません』という感情を、美しい微笑の中に覗かせていた。
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みちるの母親の過去を。
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