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信じろ!
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出掛けようとしていた星児に、龍吾が意を決したように言った。
「セイジさん、俺も連れて行ってください!」
「龍児、お前、何言ってんだ?」
みちるを守ろうと闘った龍吾の身体は傷だらけだった。止めようとした保を星児が制する。
「お前、責任感じてんのか」
龍吾は「それもあるけど」と俯いてからキッと顔を上げた。
「単純に、俺はみちるさんを助けたい! だから行く!」
強く光る目は。意志と芯の強さを持つ者の証。
保は軽く息を吐き、言った。
「星児、連れてってやれよ」
龍吾の目を見ていた星児は、「わかった」と肩を竦めた。
「ただし、足手まといになると見切ったら即引き返させるからな」
大事な若い芽に深手を負わせる訳にはいかない。どのタイミングで切り離すかの判断をしなければいけない。
ただ〝実地体験〟をさせる事は悪くない。
「ああ、分かってる」と応えた龍吾に怪我の応急処置をするよう命じ、星児は保にそっと耳打ちした。
「保、頼みがある」
「頼み?」
「パピヨンのスミ子姐に連絡してくれ」
意味が汲み取れず眉を寄せる保に星児は意を決した顔で続けた。
「パピヨンのスミ子姐は、胡蝶のエミコママと繋がっている。みちるの話を、今この状況も含めてしてくれ。直ぐに分かる」
一気に予想外の言葉が話され、保はどう応えて良いか分からない。
「エミコママが動けば、田崎の首を絞められるかもしんねぇ」
「ちょっと待て、どういう事だ」
険しい顔をする保に星児も呼応するように眉間を寄せた。
「これは、賭けでしかないんだけどよ。血も涙もないと言われている男にだって〝親心〟ってものを持っている、って事に対するな」
みちるを助けるための手立ては全て取る、という星児の決心は、分かった。しかし、と保は言う。
「それはつまり」
星児は、ああ、と目を閉じ、息を吐いた。
「みちるを返す事を、意味しているな」
自分達のエゴなど、とっくのとうに捨てなければいけなかった。こんな事に巻き込む前に。
「龍吾、準備は出来たか、行くぞ!」
「はい!」
保は、ゆっくりと口を開いた。
「佐々木には、万が一の為の話は付けておく。頼む、みちるを無事に連れ帰らないと全ての話は無に還るからな」
「ああ、当然だ。俺がこういう仕事を失敗した事は一度もないだろ」
不敵に笑う星児に保は笑った。
「ああ、その通りだ」
*
咬まされた猿ぐつわのタオルに血が滲んでいた。血流が舌に集中しているせいか、痛みがどんどん増幅していた。
味わった事のない痛みに、意識が遠のきそうになるみちるの腕が、田崎に掴まれた。
「まだお寝んねしてもらうわけにはいかねーんだよ」
声に怒気が含まれていた。みちるは舌を噛み切ろうとしたが、気付いた田崎によって猿ぐつわが咬まされた。
「死のうったってそうはさせねーよ。そんな事したくらいで簡単に死ねたら世話ねーだろうが」
髪の毛を掴まれ無理やり顔を上に向かされ、田崎の不気味な顔が目の前にきた。田崎の吐き出した煙草の煙が、顔に吹きかけられる。
「可哀想になぁ、アンタは、実の父親に殺され損ねてからずーっと利用される為に生かされてきたんだぜ」
あの夜の出来事が、封印を解かれたようにみちるの中で蘇っていた。
父と母の事故の前に家に訪れていた不気味な恐ろしい男がいた。父と母を殺した男だ。
あの夜。
『みちる、ここに隠れて。大丈夫、心配しないで。隠れんぼよ』
母がみちるを押し入れの中に隠したのだ。
『お母さんとお父さん、どちらかが呼ぶまで出て来たらダメよ。約束』
雷のなる怖い夜だった。稲光の中で見た優しい母の姿が、最期になった。
自分の実父が、諸悪の根源だった。自分の中には呪われた血が流れている。
みちるの中にはもはや絶望のみ。ボロボロと溢れる涙が止まらない。
悔しい。泣いたってどうにもならないのに。
悲しいの? 私にはもう何も残っていないのに。どうしてこんなに涙が出るの?
星児さん。保さん。
会いたい。でも、私に会いたいなんて言う権利はなくて。
そう、星児さんも保さんも、私の事は、なんとも思ってなかったんだ。
こんな、呪われた血が流れる私の事なんて。
でもね、愛してたの。
愛してます。
星児さんも。保さんも。同じに愛してます。
こんな私が、愛する事なんて、許されないのに。
急に外が騒がしくなった。
「なんだ?」
田崎の手が離れ、みちるは再びコンクリートの床に身体を落とされた。ドアが勢いよく開けられ、部下の男が駆け込んで来た。
「田崎さん! 剣崎がーー」
言い終わらないうちに男は背後から背中を蹴られ床に倒れ込んだ。
「よぉよぉ、田崎のジジイ!」
みちるの耳に、あまりにも馴染んだ、愛しい人の声が聞こえた。田崎の舌打ちが続く。
「てめぇに用はねぇんだよ。また俺のシマ荒らしたのか」
「悪ぃな、俺、気が立ってんだわ。飛び道具使わせないでくれよな」
「使いたけりゃ使え。使ってムショにぶち込まれろ!」
苛立つ田崎に剣崎の怒り。一触即発の中、後ろから飛び込んで来た龍吾がみちるのところへ行こうとしたが、何かが足元に飛んだ。
短刀だった。
「あぶねっ」
間一髪で避けた龍吾を田崎が鼻で笑う。
「運がいいな、小僧」
先に飛び道具を使う可能性の高いのは、田崎だった。部屋にいた別の男達が持った武器が、星児と龍吾に向けられていた。別のドアを開け、逃げる準備をする男も田崎の背後にいた。
「悪いが、この女はまだ使わせてもらう。残念だったな、剣崎」
「ああ!?」
「お前の大切な〝小道具〟は相当な利用価値があるみてぇだからな。俺が使わせてもらうぜ」
「なんだと! みちるは〝道具〟じゃねぇ! 汚ぇ手で触んな!」
星児はみちるを見たが、目が合わない。みちるが目を合わせようとしない。星児は何かを察した。
「田崎、てめぇ! みちるに何を話した!」
田崎が高笑いを始めた。
「お前も俺と同じ穴の貉だろうが。それを話してやったぜ、丁寧にな」
横たわるみちるの目が、未だに一度も合わない。星児の顔色が変わる。
「みちる! ソイツの言葉なんて信じるな! 俺を信じろ!」
〝信じる?〟
みちるの心に、星児の言葉が微かに届いた。
星児、さん?
猿ぐつわで声が出せない。でも、姿が見たい。
振り向いた瞬間、みちるの身体は田崎に担ぎ上げられた。
「悪ぃな、剣崎。この女を利用すんのは諦めろ」
「利用するだと! お前と一緒にすんな!」
部屋を出ようとした田崎に、星児は向けられた武器に目もくれず飛び掛かろうとした。
「田崎さん!」
星児が一歩前に出た時、廊下から別の男が入って来た。
「今いきなりでっかい車が来て、降りて来た着物のババアが」
「着物のババア?」
田崎が振り返る。
「はい、女のくせに、すげぇ迫力で、〝花菱屋の姫花〟が来たって田崎さんに言えってーー」
「花菱屋の、姫花、だと?」
明らかに顔色を変えた田崎に星児が警戒する。
花菱屋? 誰だ?
「一体いつまで待たせるんだい、田崎」
男の向こうから、よく通る凛とした声が聞こえ、萌黄色の着物を着た女が姿を現した。女の正体に、星児は息を呑んだ。
「セイジさん、俺も連れて行ってください!」
「龍児、お前、何言ってんだ?」
みちるを守ろうと闘った龍吾の身体は傷だらけだった。止めようとした保を星児が制する。
「お前、責任感じてんのか」
龍吾は「それもあるけど」と俯いてからキッと顔を上げた。
「単純に、俺はみちるさんを助けたい! だから行く!」
強く光る目は。意志と芯の強さを持つ者の証。
保は軽く息を吐き、言った。
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「ただし、足手まといになると見切ったら即引き返させるからな」
大事な若い芽に深手を負わせる訳にはいかない。どのタイミングで切り離すかの判断をしなければいけない。
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「ああ、分かってる」と応えた龍吾に怪我の応急処置をするよう命じ、星児は保にそっと耳打ちした。
「保、頼みがある」
「頼み?」
「パピヨンのスミ子姐に連絡してくれ」
意味が汲み取れず眉を寄せる保に星児は意を決した顔で続けた。
「パピヨンのスミ子姐は、胡蝶のエミコママと繋がっている。みちるの話を、今この状況も含めてしてくれ。直ぐに分かる」
一気に予想外の言葉が話され、保はどう応えて良いか分からない。
「エミコママが動けば、田崎の首を絞められるかもしんねぇ」
「ちょっと待て、どういう事だ」
険しい顔をする保に星児も呼応するように眉間を寄せた。
「これは、賭けでしかないんだけどよ。血も涙もないと言われている男にだって〝親心〟ってものを持っている、って事に対するな」
みちるを助けるための手立ては全て取る、という星児の決心は、分かった。しかし、と保は言う。
「それはつまり」
星児は、ああ、と目を閉じ、息を吐いた。
「みちるを返す事を、意味しているな」
自分達のエゴなど、とっくのとうに捨てなければいけなかった。こんな事に巻き込む前に。
「龍吾、準備は出来たか、行くぞ!」
「はい!」
保は、ゆっくりと口を開いた。
「佐々木には、万が一の為の話は付けておく。頼む、みちるを無事に連れ帰らないと全ての話は無に還るからな」
「ああ、当然だ。俺がこういう仕事を失敗した事は一度もないだろ」
不敵に笑う星児に保は笑った。
「ああ、その通りだ」
*
咬まされた猿ぐつわのタオルに血が滲んでいた。血流が舌に集中しているせいか、痛みがどんどん増幅していた。
味わった事のない痛みに、意識が遠のきそうになるみちるの腕が、田崎に掴まれた。
「まだお寝んねしてもらうわけにはいかねーんだよ」
声に怒気が含まれていた。みちるは舌を噛み切ろうとしたが、気付いた田崎によって猿ぐつわが咬まされた。
「死のうったってそうはさせねーよ。そんな事したくらいで簡単に死ねたら世話ねーだろうが」
髪の毛を掴まれ無理やり顔を上に向かされ、田崎の不気味な顔が目の前にきた。田崎の吐き出した煙草の煙が、顔に吹きかけられる。
「可哀想になぁ、アンタは、実の父親に殺され損ねてからずーっと利用される為に生かされてきたんだぜ」
あの夜の出来事が、封印を解かれたようにみちるの中で蘇っていた。
父と母の事故の前に家に訪れていた不気味な恐ろしい男がいた。父と母を殺した男だ。
あの夜。
『みちる、ここに隠れて。大丈夫、心配しないで。隠れんぼよ』
母がみちるを押し入れの中に隠したのだ。
『お母さんとお父さん、どちらかが呼ぶまで出て来たらダメよ。約束』
雷のなる怖い夜だった。稲光の中で見た優しい母の姿が、最期になった。
自分の実父が、諸悪の根源だった。自分の中には呪われた血が流れている。
みちるの中にはもはや絶望のみ。ボロボロと溢れる涙が止まらない。
悔しい。泣いたってどうにもならないのに。
悲しいの? 私にはもう何も残っていないのに。どうしてこんなに涙が出るの?
星児さん。保さん。
会いたい。でも、私に会いたいなんて言う権利はなくて。
そう、星児さんも保さんも、私の事は、なんとも思ってなかったんだ。
こんな、呪われた血が流れる私の事なんて。
でもね、愛してたの。
愛してます。
星児さんも。保さんも。同じに愛してます。
こんな私が、愛する事なんて、許されないのに。
急に外が騒がしくなった。
「なんだ?」
田崎の手が離れ、みちるは再びコンクリートの床に身体を落とされた。ドアが勢いよく開けられ、部下の男が駆け込んで来た。
「田崎さん! 剣崎がーー」
言い終わらないうちに男は背後から背中を蹴られ床に倒れ込んだ。
「よぉよぉ、田崎のジジイ!」
みちるの耳に、あまりにも馴染んだ、愛しい人の声が聞こえた。田崎の舌打ちが続く。
「てめぇに用はねぇんだよ。また俺のシマ荒らしたのか」
「悪ぃな、俺、気が立ってんだわ。飛び道具使わせないでくれよな」
「使いたけりゃ使え。使ってムショにぶち込まれろ!」
苛立つ田崎に剣崎の怒り。一触即発の中、後ろから飛び込んで来た龍吾がみちるのところへ行こうとしたが、何かが足元に飛んだ。
短刀だった。
「あぶねっ」
間一髪で避けた龍吾を田崎が鼻で笑う。
「運がいいな、小僧」
先に飛び道具を使う可能性の高いのは、田崎だった。部屋にいた別の男達が持った武器が、星児と龍吾に向けられていた。別のドアを開け、逃げる準備をする男も田崎の背後にいた。
「悪いが、この女はまだ使わせてもらう。残念だったな、剣崎」
「ああ!?」
「お前の大切な〝小道具〟は相当な利用価値があるみてぇだからな。俺が使わせてもらうぜ」
「なんだと! みちるは〝道具〟じゃねぇ! 汚ぇ手で触んな!」
星児はみちるを見たが、目が合わない。みちるが目を合わせようとしない。星児は何かを察した。
「田崎、てめぇ! みちるに何を話した!」
田崎が高笑いを始めた。
「お前も俺と同じ穴の貉だろうが。それを話してやったぜ、丁寧にな」
横たわるみちるの目が、未だに一度も合わない。星児の顔色が変わる。
「みちる! ソイツの言葉なんて信じるな! 俺を信じろ!」
〝信じる?〟
みちるの心に、星児の言葉が微かに届いた。
星児、さん?
猿ぐつわで声が出せない。でも、姿が見たい。
振り向いた瞬間、みちるの身体は田崎に担ぎ上げられた。
「悪ぃな、剣崎。この女を利用すんのは諦めろ」
「利用するだと! お前と一緒にすんな!」
部屋を出ようとした田崎に、星児は向けられた武器に目もくれず飛び掛かろうとした。
「田崎さん!」
星児が一歩前に出た時、廊下から別の男が入って来た。
「今いきなりでっかい車が来て、降りて来た着物のババアが」
「着物のババア?」
田崎が振り返る。
「はい、女のくせに、すげぇ迫力で、〝花菱屋の姫花〟が来たって田崎さんに言えってーー」
「花菱屋の、姫花、だと?」
明らかに顔色を変えた田崎に星児が警戒する。
花菱屋? 誰だ?
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