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ロミオとジュリエットのような
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幼稚園から高校まで女子校で、大学生になって初めて共学に通うようになって、パパに出会って初めての恋をして、結婚したママ。
ニコニコ顔の綺麗なママは、今でも天使のようです。
……多分、高校生までは恋をしないままと思ってます。
優しくて大好きなママだけど、たまに本当に泣けちゃいます。
「ごめんね、ひよちゃん。ママ、お正月の一件以来、パパの信用が無くなっちゃったの。パパ、ひよちゃんをお家から出したらダメって言うの」
眉を下げて、心底困ったお顔をするママには、あたし何も言えないです。
パパにだったらきっと、一生懸命気持ち訴えると思う。
けど。
あたしがパパに敵うワケないし、どちらにしてもダメだよね。
涙出そうだけど、ママの方が先に泣いちゃいそうなので、あたしはグッと我慢です。
「うん、分かった。ママだって、おばさんのお誕生日お祝いしたかったよね。ママだって我慢してるんだもんね」
ママ、ちょっと寂しそうに肩を竦めて笑った。
パパ! パパ自分で大好きなママを悲しませてますよ!
出張で九州に行ってしまって、遠ーくにいるパパに、あたしは心の中で力一杯文句を言っていた。
事の発端は、昨日です。
『ひーよーちゃん!』
朝、学校に行こうと玄関を出たあたしを、おばさんが門の外で待ち構えてた。
『あ、おばさん、おはよー』
これからお仕事に出かけるおばさん、スポーツタイプの自転車跨ってる。
手招きされてあたしは傍に行った。
『ひよちゃん、いい事教えてあげる』
『いい事?』
『明日の土曜日。私の誕生日』
いい事?
頭の中が〝?〟でいっぱいになる。
『えっ、と』
目、泳がせてしまってるあたしにおばさん、ガハハと笑い出した。
『ごめんごめん! 遠回しな言い方しちゃって。明日は私の誕生日祝わせる為に遼太を帰らせるから』
え!
泳いでいた目が一瞬でおばさんの顔に戻ってきた。
おばさん、ウフフと笑って小声であたしに耳打ち。
『ケンさん、出張なんでしょ』
『あ!』
両手で口を覆ったあたしの頭を撫で撫でしたおばさんは『じゃあ、また夕方ね~』と自転車漕ぎ出してあっという間に去って行った。
遼ちゃんが! と、ピョンピョンしたあたしの頭が、グッと押さえられました。
夢のお花畑が一瞬でお化け屋敷に変わったような感覚でした。
『明日の夜は、外出禁止な』
やる事なす事抜け目ないと言われるおばさん。
〝手落ち〟がありましたよ。
パパ、まだお家にいたの。
ドア、開いてたの。
☆
パパのいない夜、ママと二人で静かなお夕飯ーー、
「今日は、ひよちゃんに手伝ってもらってちらし寿司作っちゃおう!」
にはなりません。
パパがいなくてもママはいつもお料理の手を抜かないの。
今晩は、ちらし寿司?
「あの、ママ?」
しかも、今夜は大量のお米をとぎ始めた。
「ママ、あたしと二人分?」
ママ、焼け起こしたの? と思って見てると。
「まさか」
ママ、優雅に笑う。
「おケイちゃんにお裾分けするの」
あたしの顔がパァッと明るくなる。
「それってそれって!」
遼ちゃんと会うチャンーー、
「でも、パパとのお約束があるからどうしよう、っておケイちゃんに話したら、出来たら取りに来てくれる、って。よかったわ」
よくないですよ。
舞い上がる助走の手前、ホップステップのホップで足挫いて地面に叩きつけられた気分です。
「ひよちゃん、怒ってるの?」
お手伝いしている間、時々ママがあたしの顔を覗き込む。
うん、ちょっと。
とは言えないので「怒ってないよ」と繰り返してきたけれど、仕上げの段階まで来た時、さすがにママ、眉を下げてあたしを見た。
「ひよちゃん、やっぱり怒ってるみたい。錦糸卵がきしめんみたいになってる」
切ってお皿に乗せた錦糸卵とあたしを交互に見て肩を竦めたママ。
もう、正直に言っちゃう!
「あのね、ママ! あたし」
勇気出して口を開いたあたしにママ、手を叩いて、分かった! の表情。
「ごめんなさい、ひよちゃん。ママったら、ひよちゃんの事なにも考えずにお手伝いお願いしちゃって。ひよちゃん、宿題とか、やる事あったわよね」
ママ、絶妙にズレてます。
脱力。
「う、うん。あたしこそごめんね。そんな怒ってはなかったよ。でも、補講とかあって、宿題出されてたから……」
「まぁ……」
ママの優しい顔が心配顔に変わる。どんなお顔になっても綺麗なのだけど。
「ありがとう、ひよちゃん、忙しいのに手伝ってくれて。ここまで出来たらもう後は仕上げだけだから。宿題頑張って」
「うん」
「お夕飯出来たら呼ぶわね。ひよちゃんの好きな貝のお汁も作るから」
ママに見送られてあたしはノロノロと階段上って二階のお部屋に行った。
ベッドに倒れ込む。
ごめんね、ママ。宿題なんて、やる気持ちになれません。
神様が、今は遼ちゃんに会ったらダメって言ってるのかも。
パパとの約束守らないとねって。
うつ伏せになって枕に顔を埋めた。
でも、会いたい。
遼ちゃん、遼ちゃんーー。
胸が痛くなって泣きそうになってきた時、下から賑やか声が聞こえてきた。
「大丈夫! ケンさんには内緒! バレない!」
おばさんの声?
起き上がって下の様子を伺いに行くと、ママとおばさんが楽しそうにお話ししてた。
「今夜はね、晃司が帰れなくなったから、もう宮部家で呑んじゃいましょう! ひまりの好きなお酒、たくさん持って来たわよ~」
ママ、実はお酒大好き。え~、なんて言いながら、嬉しそう。
お家にあがって来たおばさん、階段の上のあたしに気付いてーー、ウィンク?
何か、合図した?
な、何かな?
あたしはとりあえず、お部屋にそっと戻った。
触らぬ神に、かな。
下から呼ばれるまで待ってよう。
ベッドに座って少しすると、窓に何かが当たる音がしてビクッとした。
え、なんだろ。気のせい? 風なんて吹いてないよ?
固まって、少し考えて。あっ、まさか! と思ってカーテンを開けた。
あたしの目に飛び込んで来たのは。
「りょうちゃーーっ」
道路から見上げる遼ちゃん、シーッというジェスチャーをした。
口を大きく開けて、待ってろ、って言ってる?
なんだかよく分からないけれど、あたしが頷くと、遼ちゃん、親指立ててウインクしてGOODのジェスチャーをして、いなくなった。
遼ちゃん?
どうするんだろう、遼ちゃん。
5分位、窓の外見てたけれど遼ちゃんは一向に現れなくて。
永遠にも感じる時間はあたしをどんどん不安にさせる。遼ちゃん、ただ顔見に来てくれただけなんだ、って。
窓、閉めようと思った時だった。
もう一つの、東側の窓が外からコンコンッて叩かれた。
え、まさか!
慌ててカーテン開けると、遼ちゃん、庭の木の枝から、部屋の窓ノックしていた。
「り、遼ちゃん!」
遼ちゃんが、手の届くところにいる!
飛び上がりそうなくらい嬉しくて嬉しくて、急いで窓開けて飛び付こうとして、止められた。
「待て待て。そのまま飛び付かれたら、二人で真っ逆さま」
あ。
伸ばしたあたしの両手を、遼ちゃん、優しく掴んでれて、ニッと笑った。
「この木、無用心過ぎる。ケンさん帰ってきたら枝払って貰えよ」
「う、うん」
あたし、遼ちゃんに触れてる。
「ああ、くれぐれも、俺が登って来たからとか言わないように」
「うん」
クックと笑う遼ちゃんが、目の前にいる。
「ひよ、聞いてるか?」
「うん」
遼ちゃん、肩を竦めてクスッと笑った。
「久しぶりだな、ひよ」
月の明かりが遼ちゃんを柔らかく優しく照らしていて、ドキンとした。
王子様みたい。
窓の外から会いに来てくれた、まるで。
「あたし、怒ってたんだから」
「そうだった」
ハハッと笑う遼ちゃんのお顔みたら忘れてしまいました。
「大好きだよ」
囁くような、息遣いまで伝わるような声が、あたしの耳に滑り込んだ。
遼ちゃん。
目から涙がこぼれた。
遼ちゃん、遼ちゃん!
触れたい。腕に、手に、指に、お顔に、それから――、キスして欲しいの。
「遼ちゃん、あたしも、大好きだもん」
遼ちゃんの手が伸びてきて、頬に触れた。
「約束違反」
「え」
遼ちゃん、フッと笑った。
「おじさんには内緒な」
張り出した太い枝は、窓にくっ付いていて、お互い少し身を乗り出すだけで触れ合えた。
久しぶりのキスは、痺れるくらいに気持ちよくて、幸せで。
涙が出そうです。
やっぱり、あたしは遼ちゃんが好きで。
「俺、ちゃんとおじさんを認めさせるから。その為だから。ひよ、もう少しだけ、辛抱してくれ。分かってくれるか」
うん、うん。
泣いてしまったあたしの声は、もう言葉にならなくて。
あたしはやっぱり、遼ちゃんとずっとずっと、こうして繋がっていたいのに。
ニコニコ顔の綺麗なママは、今でも天使のようです。
……多分、高校生までは恋をしないままと思ってます。
優しくて大好きなママだけど、たまに本当に泣けちゃいます。
「ごめんね、ひよちゃん。ママ、お正月の一件以来、パパの信用が無くなっちゃったの。パパ、ひよちゃんをお家から出したらダメって言うの」
眉を下げて、心底困ったお顔をするママには、あたし何も言えないです。
パパにだったらきっと、一生懸命気持ち訴えると思う。
けど。
あたしがパパに敵うワケないし、どちらにしてもダメだよね。
涙出そうだけど、ママの方が先に泣いちゃいそうなので、あたしはグッと我慢です。
「うん、分かった。ママだって、おばさんのお誕生日お祝いしたかったよね。ママだって我慢してるんだもんね」
ママ、ちょっと寂しそうに肩を竦めて笑った。
パパ! パパ自分で大好きなママを悲しませてますよ!
出張で九州に行ってしまって、遠ーくにいるパパに、あたしは心の中で力一杯文句を言っていた。
事の発端は、昨日です。
『ひーよーちゃん!』
朝、学校に行こうと玄関を出たあたしを、おばさんが門の外で待ち構えてた。
『あ、おばさん、おはよー』
これからお仕事に出かけるおばさん、スポーツタイプの自転車跨ってる。
手招きされてあたしは傍に行った。
『ひよちゃん、いい事教えてあげる』
『いい事?』
『明日の土曜日。私の誕生日』
いい事?
頭の中が〝?〟でいっぱいになる。
『えっ、と』
目、泳がせてしまってるあたしにおばさん、ガハハと笑い出した。
『ごめんごめん! 遠回しな言い方しちゃって。明日は私の誕生日祝わせる為に遼太を帰らせるから』
え!
泳いでいた目が一瞬でおばさんの顔に戻ってきた。
おばさん、ウフフと笑って小声であたしに耳打ち。
『ケンさん、出張なんでしょ』
『あ!』
両手で口を覆ったあたしの頭を撫で撫でしたおばさんは『じゃあ、また夕方ね~』と自転車漕ぎ出してあっという間に去って行った。
遼ちゃんが! と、ピョンピョンしたあたしの頭が、グッと押さえられました。
夢のお花畑が一瞬でお化け屋敷に変わったような感覚でした。
『明日の夜は、外出禁止な』
やる事なす事抜け目ないと言われるおばさん。
〝手落ち〟がありましたよ。
パパ、まだお家にいたの。
ドア、開いてたの。
☆
パパのいない夜、ママと二人で静かなお夕飯ーー、
「今日は、ひよちゃんに手伝ってもらってちらし寿司作っちゃおう!」
にはなりません。
パパがいなくてもママはいつもお料理の手を抜かないの。
今晩は、ちらし寿司?
「あの、ママ?」
しかも、今夜は大量のお米をとぎ始めた。
「ママ、あたしと二人分?」
ママ、焼け起こしたの? と思って見てると。
「まさか」
ママ、優雅に笑う。
「おケイちゃんにお裾分けするの」
あたしの顔がパァッと明るくなる。
「それってそれって!」
遼ちゃんと会うチャンーー、
「でも、パパとのお約束があるからどうしよう、っておケイちゃんに話したら、出来たら取りに来てくれる、って。よかったわ」
よくないですよ。
舞い上がる助走の手前、ホップステップのホップで足挫いて地面に叩きつけられた気分です。
「ひよちゃん、怒ってるの?」
お手伝いしている間、時々ママがあたしの顔を覗き込む。
うん、ちょっと。
とは言えないので「怒ってないよ」と繰り返してきたけれど、仕上げの段階まで来た時、さすがにママ、眉を下げてあたしを見た。
「ひよちゃん、やっぱり怒ってるみたい。錦糸卵がきしめんみたいになってる」
切ってお皿に乗せた錦糸卵とあたしを交互に見て肩を竦めたママ。
もう、正直に言っちゃう!
「あのね、ママ! あたし」
勇気出して口を開いたあたしにママ、手を叩いて、分かった! の表情。
「ごめんなさい、ひよちゃん。ママったら、ひよちゃんの事なにも考えずにお手伝いお願いしちゃって。ひよちゃん、宿題とか、やる事あったわよね」
ママ、絶妙にズレてます。
脱力。
「う、うん。あたしこそごめんね。そんな怒ってはなかったよ。でも、補講とかあって、宿題出されてたから……」
「まぁ……」
ママの優しい顔が心配顔に変わる。どんなお顔になっても綺麗なのだけど。
「ありがとう、ひよちゃん、忙しいのに手伝ってくれて。ここまで出来たらもう後は仕上げだけだから。宿題頑張って」
「うん」
「お夕飯出来たら呼ぶわね。ひよちゃんの好きな貝のお汁も作るから」
ママに見送られてあたしはノロノロと階段上って二階のお部屋に行った。
ベッドに倒れ込む。
ごめんね、ママ。宿題なんて、やる気持ちになれません。
神様が、今は遼ちゃんに会ったらダメって言ってるのかも。
パパとの約束守らないとねって。
うつ伏せになって枕に顔を埋めた。
でも、会いたい。
遼ちゃん、遼ちゃんーー。
胸が痛くなって泣きそうになってきた時、下から賑やか声が聞こえてきた。
「大丈夫! ケンさんには内緒! バレない!」
おばさんの声?
起き上がって下の様子を伺いに行くと、ママとおばさんが楽しそうにお話ししてた。
「今夜はね、晃司が帰れなくなったから、もう宮部家で呑んじゃいましょう! ひまりの好きなお酒、たくさん持って来たわよ~」
ママ、実はお酒大好き。え~、なんて言いながら、嬉しそう。
お家にあがって来たおばさん、階段の上のあたしに気付いてーー、ウィンク?
何か、合図した?
な、何かな?
あたしはとりあえず、お部屋にそっと戻った。
触らぬ神に、かな。
下から呼ばれるまで待ってよう。
ベッドに座って少しすると、窓に何かが当たる音がしてビクッとした。
え、なんだろ。気のせい? 風なんて吹いてないよ?
固まって、少し考えて。あっ、まさか! と思ってカーテンを開けた。
あたしの目に飛び込んで来たのは。
「りょうちゃーーっ」
道路から見上げる遼ちゃん、シーッというジェスチャーをした。
口を大きく開けて、待ってろ、って言ってる?
なんだかよく分からないけれど、あたしが頷くと、遼ちゃん、親指立ててウインクしてGOODのジェスチャーをして、いなくなった。
遼ちゃん?
どうするんだろう、遼ちゃん。
5分位、窓の外見てたけれど遼ちゃんは一向に現れなくて。
永遠にも感じる時間はあたしをどんどん不安にさせる。遼ちゃん、ただ顔見に来てくれただけなんだ、って。
窓、閉めようと思った時だった。
もう一つの、東側の窓が外からコンコンッて叩かれた。
え、まさか!
慌ててカーテン開けると、遼ちゃん、庭の木の枝から、部屋の窓ノックしていた。
「り、遼ちゃん!」
遼ちゃんが、手の届くところにいる!
飛び上がりそうなくらい嬉しくて嬉しくて、急いで窓開けて飛び付こうとして、止められた。
「待て待て。そのまま飛び付かれたら、二人で真っ逆さま」
あ。
伸ばしたあたしの両手を、遼ちゃん、優しく掴んでれて、ニッと笑った。
「この木、無用心過ぎる。ケンさん帰ってきたら枝払って貰えよ」
「う、うん」
あたし、遼ちゃんに触れてる。
「ああ、くれぐれも、俺が登って来たからとか言わないように」
「うん」
クックと笑う遼ちゃんが、目の前にいる。
「ひよ、聞いてるか?」
「うん」
遼ちゃん、肩を竦めてクスッと笑った。
「久しぶりだな、ひよ」
月の明かりが遼ちゃんを柔らかく優しく照らしていて、ドキンとした。
王子様みたい。
窓の外から会いに来てくれた、まるで。
「あたし、怒ってたんだから」
「そうだった」
ハハッと笑う遼ちゃんのお顔みたら忘れてしまいました。
「大好きだよ」
囁くような、息遣いまで伝わるような声が、あたしの耳に滑り込んだ。
遼ちゃん。
目から涙がこぼれた。
遼ちゃん、遼ちゃん!
触れたい。腕に、手に、指に、お顔に、それから――、キスして欲しいの。
「遼ちゃん、あたしも、大好きだもん」
遼ちゃんの手が伸びてきて、頬に触れた。
「約束違反」
「え」
遼ちゃん、フッと笑った。
「おじさんには内緒な」
張り出した太い枝は、窓にくっ付いていて、お互い少し身を乗り出すだけで触れ合えた。
久しぶりのキスは、痺れるくらいに気持ちよくて、幸せで。
涙が出そうです。
やっぱり、あたしは遼ちゃんが好きで。
「俺、ちゃんとおじさんを認めさせるから。その為だから。ひよ、もう少しだけ、辛抱してくれ。分かってくれるか」
うん、うん。
泣いてしまったあたしの声は、もう言葉にならなくて。
あたしはやっぱり、遼ちゃんとずっとずっと、こうして繋がっていたいのに。
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