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第六章: 新人仕事人 修行の身
いってみよう
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今日も 薄い雲の間から青空が、チラリチラリとのぞいている。
「アサオさん、おはようございます」
第4の門スタッフ専用通用口に到着した あおいは、教育係のアサオに会った。
「あっ、あおいさん!
突然、登場したから驚いた!
あなた、忍術が使えるのっ?
変わった子ねー」
「忍術って……いつの時代の事ですか。
私、このベルトをつけていますから。
これは、瞬間移動ベルトです!
これで、家からピョーンって、やって来ました」
「へー、初めて見たわ!
確か、死神さんが持っているとかって、聞いたことがあるわ。
どうして、あおいさんが?」
「天界で、瞬間移動の練習会があったので、参加してベルトを貰いました。
アサオさんの頃は、練習会は無かったんですか?」
「ずーっと昔の事だからなー!そんな練習会なんて、無かったわ」
ずーっと昔って、何十年もって事?今、そんなに歳を取っているようには、見えないけど……。
そういえば、蓮さんも長い間、調査員の仕事をしているみたいだったけど、そんな年寄りには見えないなー!
もしかして、ここって、亡くなった当時の姿でいるのかな?
いや、リッチ君は成長しているぞ!
私も もう少し 成長して欲しい部分がある!
今度、その辺の所を秦広王様に聞いてみよう。
あおいは、そう考えながらT型の……しかも、黄色の建物の中にアサオと入って行ったのだった。
「アサオさん、ここの建物は見れば見るほど、変わっていますね。各門を旅してみましたけど、かなり個性的な建物ですよね。
T型って、天秤を意識しているんですよね。
それも、黄色って、凄くないですか?
目立ちますね!
所長は、堅物過ぎるのに……。
この前なんて、分銅係が分銅を枠から、ほんの少しはみ出して載せたら、1ミリも出すな!って、叱られていました!」
「そうね、堅物だけど。可愛い所もあるわよ。
今着ている黒い法服だけど、五官王様が、全員黄色の法服にしよう、と提案してみたそうなの。
当然、皆から駄目出しされて、暫くは落ち込んでいたわ。
天秤も好きで、つり合いが取れた時、均等になった時の五官王の表情は、見ものよ!
無言で、よっしゃーって、ポーズを取るんだから!」
「へー!そんな姿を私も見てみたいです。
あー、でも、暫く 白札用ですね。
残念」
……………………
白札用 罪状測定室にいる あおいは、天秤の重りである分銅を、皿に置く係になっていた。
白札用の部屋には、五官王の代わりに基本、測定係長 のアサギという男性が、測定結果を機械へ打ち込んでいたのだ。
「こら、分銅係!
次の人は50歳の男性だ!
そっちの分銅だぞ!
アサオ、しっかり教えろ!」
「はい!すみません。
あおいさん、50歳だから この分銅ですよ!
ここは、年代と性別で分銅が決められていますからね」
「はい!うっかりしていました!すみません」
慌てて分銅を入れ替えて、次の人のデーターを見る。
次こそは、間違えないようにしないと!
「あおいさん、誘導にOKを言って!」
「へっ?あ、はいっ!
スタンバイOKです」
あおいは、アサオに向かって、すみませんと言うように軽く会釈をして、次の分銅を用意する。
次の人は、85歳女性だ。
うっ、さっきのより重い分銅だ……。
「よっこらしょ」
あおいは、掛け声をかけて皿に載せた。
そして気づいた。
えっ、やだ私、まだ10代なのに、掛け声をかけてしまった!
思えば、ずっと同年代の人と交流をしていないから、おばさん化しているのかも!
気をつけよう。
「分銅係!何をもたもたしているんだ!
早くしろっ!次がつかえているんだぞ!」
「はい、すみません!」
あおいは、必死に力仕事を頑張るのであった。
……………………
「おはようございます」
今日は、いつもの花畑の隣にある土だけの畑で、働いている人達がいたのである。
「やあ、鳥さん、おはようございます。
今日、コウさんは休みだよ!」
孝蔵と同じベストを着たお爺さんが教えてくれた。
「そうなんですか、教えてくれて、ありがとうございました。
お仕事 頑張って下さい。では、失礼します」
「ああ、鳥さんも頑張って!」
「僕は、鶴です。はい、頑張ります」
よし、昨日、腹筋を鍛えたから大丈夫のはず!
坂道なんて、チョロいんだ!
ガーン、また、この教官!ミノル教官だ!
1号車、発車。
坂道をぐんぐん上がって、止まる、それからスムーズにアクセルを踏んで……
足をよ、横に移動させるんだ!素早く、くっう……。
グィーンとアクセルを踏めた!下るから、アクセルから足をそっと離す、ブレーキを少し踏んで……。
ゆっくりと坂を下る。
「凄い坂の場合は、ギアを下げるとスピードが落ちます。今は、ドライブでいいです」
それから、何回も坂道を上がって下ったのであった。
「よしっ!出来たじゃないか。では、次、くねくね道だ。S字のカーブばかりだから、気をつけなさい」
縁石に乗り上げたら、減点だから」
「えー、人間界にこんな道あるんですか?
物にぶつからないなら、こんな練習しなくてもいいじゃないですかー」
「お客さんを乗せて行くのに、物にぶち当たる様に走ったら、恥ずかしいです!
教える我々だって、恥ずかしいです!
運転のプロになるんでしょう?
文句を言わないで、練習しなさい。減点しましょうか?」
「嫌だ!だめ!減点しないでー!
わかりました、運転します」
まったく!こんなグニャグニャ道、嫌いだ!
ここで、ハンドルを切って。ガタッ!
あっ、しまった!
ここで、ハンドルを反対に。ガタッ!
うわっ、まずい!
ここでハンドルを……「まだ、切るな!はい、ここで、ハンドルを切る!」
グィーン!
わっ、1つ通れた!
「はい、ハンドル左に切れ!」
「はいっ!」
グィーン!
おお、通れた!
「次のカーブだ!はい、ここで右に切る……はい、
ここで左だ、そうだ、ゆっくり慎重にな。
次のカーブだぞぉ……」
ガタッガタッ!
縁石に乗り上げ止まってしまった。
「えー!教官、どーして、教えてくれなかったんですか?乗り上げちゃったじゃないかー」
「はっ?逆ギレですか?自分で判断して、運転しないといけないじゃないか!」
「はい、すみません。不合格ですか?
ですよね?」
「はい、そうですね。頑張りましょう。
けど、坂道発進を克服できたのは凄いですよ。
身体が小さいのに、よく頑張りましたね。
偉い!偉い!」
「はい、ありがとうございましたー!
また、後で乗りに来てもいいですか?」
「予約が取れたら、いいですよ」
練習コースを見ると、他に2台の教習車が走っていた。
皆んな、ドライバーを目指しているのだな!
ははは、あの人、車がギッツンギッツン止まったり動いたりしている。
向こうの人は、あの囲いの中に車を入れている!
ひー!難しそうだなー!
車の運転は、難しいけど習うのって、面白い。
運転免許証を取ったら、先生とお姉ちゃんとストークさんを乗せてあげるんだ!
ストークさんには秘密にしているから、運転したら、驚くだろうなー!
「では、また、後で来ます。さようなら」
一時帰宅の帰り道、花畑の脇を歩いているグループの後ろをオストリッチが歩いていた。
「皆さん、先程、事務所で聞いたのですが、コウさんが病気らしくて、明日も休むそうです」
女の人がグループの皆んなに話していた。
うん?明日も休む?あの お爺さんのことかな?
オストリッチは、聞き耳を立てる。
耳があるのか無いのか分からないが、注意深く聞いていた。
「様子は、わからないけれど、こちらの事は私達で進めておきましょう。
早く良くなるといいですね」
「はい、そうですね。ユウナさん」
さっき、話し掛けてくれたベストを着た お爺さんが返事をして、皆が頷いていた。
あの お爺さんが病気なの?
病気って、生きている人なの?
まさか、ここに生きている人は来ないはず……。
でも、なんだか心配。気になる。
そうだ、メモ帳に今までのメモは貼ってあるから、あそこの住所が書いてあるかな?
それで、あの家に行ってみよう。
あれ?待てよ?
違う、無いんだ!あの時は、従業員 冥界エレベーターに乗って行ったんだ!
オストリッチは、瞬間移動で事務センターへ行き、記憶を辿って従業員 冥界エレベーターを探す。
あった!
げっ、3機ある!
どれだったっけ?
確か端にあったと思うから……。
着いて、金庫の中なら合っているはず!
行ってみよう!
「アサオさん、おはようございます」
第4の門スタッフ専用通用口に到着した あおいは、教育係のアサオに会った。
「あっ、あおいさん!
突然、登場したから驚いた!
あなた、忍術が使えるのっ?
変わった子ねー」
「忍術って……いつの時代の事ですか。
私、このベルトをつけていますから。
これは、瞬間移動ベルトです!
これで、家からピョーンって、やって来ました」
「へー、初めて見たわ!
確か、死神さんが持っているとかって、聞いたことがあるわ。
どうして、あおいさんが?」
「天界で、瞬間移動の練習会があったので、参加してベルトを貰いました。
アサオさんの頃は、練習会は無かったんですか?」
「ずーっと昔の事だからなー!そんな練習会なんて、無かったわ」
ずーっと昔って、何十年もって事?今、そんなに歳を取っているようには、見えないけど……。
そういえば、蓮さんも長い間、調査員の仕事をしているみたいだったけど、そんな年寄りには見えないなー!
もしかして、ここって、亡くなった当時の姿でいるのかな?
いや、リッチ君は成長しているぞ!
私も もう少し 成長して欲しい部分がある!
今度、その辺の所を秦広王様に聞いてみよう。
あおいは、そう考えながらT型の……しかも、黄色の建物の中にアサオと入って行ったのだった。
「アサオさん、ここの建物は見れば見るほど、変わっていますね。各門を旅してみましたけど、かなり個性的な建物ですよね。
T型って、天秤を意識しているんですよね。
それも、黄色って、凄くないですか?
目立ちますね!
所長は、堅物過ぎるのに……。
この前なんて、分銅係が分銅を枠から、ほんの少しはみ出して載せたら、1ミリも出すな!って、叱られていました!」
「そうね、堅物だけど。可愛い所もあるわよ。
今着ている黒い法服だけど、五官王様が、全員黄色の法服にしよう、と提案してみたそうなの。
当然、皆から駄目出しされて、暫くは落ち込んでいたわ。
天秤も好きで、つり合いが取れた時、均等になった時の五官王の表情は、見ものよ!
無言で、よっしゃーって、ポーズを取るんだから!」
「へー!そんな姿を私も見てみたいです。
あー、でも、暫く 白札用ですね。
残念」
……………………
白札用 罪状測定室にいる あおいは、天秤の重りである分銅を、皿に置く係になっていた。
白札用の部屋には、五官王の代わりに基本、測定係長 のアサギという男性が、測定結果を機械へ打ち込んでいたのだ。
「こら、分銅係!
次の人は50歳の男性だ!
そっちの分銅だぞ!
アサオ、しっかり教えろ!」
「はい!すみません。
あおいさん、50歳だから この分銅ですよ!
ここは、年代と性別で分銅が決められていますからね」
「はい!うっかりしていました!すみません」
慌てて分銅を入れ替えて、次の人のデーターを見る。
次こそは、間違えないようにしないと!
「あおいさん、誘導にOKを言って!」
「へっ?あ、はいっ!
スタンバイOKです」
あおいは、アサオに向かって、すみませんと言うように軽く会釈をして、次の分銅を用意する。
次の人は、85歳女性だ。
うっ、さっきのより重い分銅だ……。
「よっこらしょ」
あおいは、掛け声をかけて皿に載せた。
そして気づいた。
えっ、やだ私、まだ10代なのに、掛け声をかけてしまった!
思えば、ずっと同年代の人と交流をしていないから、おばさん化しているのかも!
気をつけよう。
「分銅係!何をもたもたしているんだ!
早くしろっ!次がつかえているんだぞ!」
「はい、すみません!」
あおいは、必死に力仕事を頑張るのであった。
……………………
「おはようございます」
今日は、いつもの花畑の隣にある土だけの畑で、働いている人達がいたのである。
「やあ、鳥さん、おはようございます。
今日、コウさんは休みだよ!」
孝蔵と同じベストを着たお爺さんが教えてくれた。
「そうなんですか、教えてくれて、ありがとうございました。
お仕事 頑張って下さい。では、失礼します」
「ああ、鳥さんも頑張って!」
「僕は、鶴です。はい、頑張ります」
よし、昨日、腹筋を鍛えたから大丈夫のはず!
坂道なんて、チョロいんだ!
ガーン、また、この教官!ミノル教官だ!
1号車、発車。
坂道をぐんぐん上がって、止まる、それからスムーズにアクセルを踏んで……
足をよ、横に移動させるんだ!素早く、くっう……。
グィーンとアクセルを踏めた!下るから、アクセルから足をそっと離す、ブレーキを少し踏んで……。
ゆっくりと坂を下る。
「凄い坂の場合は、ギアを下げるとスピードが落ちます。今は、ドライブでいいです」
それから、何回も坂道を上がって下ったのであった。
「よしっ!出来たじゃないか。では、次、くねくね道だ。S字のカーブばかりだから、気をつけなさい」
縁石に乗り上げたら、減点だから」
「えー、人間界にこんな道あるんですか?
物にぶつからないなら、こんな練習しなくてもいいじゃないですかー」
「お客さんを乗せて行くのに、物にぶち当たる様に走ったら、恥ずかしいです!
教える我々だって、恥ずかしいです!
運転のプロになるんでしょう?
文句を言わないで、練習しなさい。減点しましょうか?」
「嫌だ!だめ!減点しないでー!
わかりました、運転します」
まったく!こんなグニャグニャ道、嫌いだ!
ここで、ハンドルを切って。ガタッ!
あっ、しまった!
ここで、ハンドルを反対に。ガタッ!
うわっ、まずい!
ここでハンドルを……「まだ、切るな!はい、ここで、ハンドルを切る!」
グィーン!
わっ、1つ通れた!
「はい、ハンドル左に切れ!」
「はいっ!」
グィーン!
おお、通れた!
「次のカーブだ!はい、ここで右に切る……はい、
ここで左だ、そうだ、ゆっくり慎重にな。
次のカーブだぞぉ……」
ガタッガタッ!
縁石に乗り上げ止まってしまった。
「えー!教官、どーして、教えてくれなかったんですか?乗り上げちゃったじゃないかー」
「はっ?逆ギレですか?自分で判断して、運転しないといけないじゃないか!」
「はい、すみません。不合格ですか?
ですよね?」
「はい、そうですね。頑張りましょう。
けど、坂道発進を克服できたのは凄いですよ。
身体が小さいのに、よく頑張りましたね。
偉い!偉い!」
「はい、ありがとうございましたー!
また、後で乗りに来てもいいですか?」
「予約が取れたら、いいですよ」
練習コースを見ると、他に2台の教習車が走っていた。
皆んな、ドライバーを目指しているのだな!
ははは、あの人、車がギッツンギッツン止まったり動いたりしている。
向こうの人は、あの囲いの中に車を入れている!
ひー!難しそうだなー!
車の運転は、難しいけど習うのって、面白い。
運転免許証を取ったら、先生とお姉ちゃんとストークさんを乗せてあげるんだ!
ストークさんには秘密にしているから、運転したら、驚くだろうなー!
「では、また、後で来ます。さようなら」
一時帰宅の帰り道、花畑の脇を歩いているグループの後ろをオストリッチが歩いていた。
「皆さん、先程、事務所で聞いたのですが、コウさんが病気らしくて、明日も休むそうです」
女の人がグループの皆んなに話していた。
うん?明日も休む?あの お爺さんのことかな?
オストリッチは、聞き耳を立てる。
耳があるのか無いのか分からないが、注意深く聞いていた。
「様子は、わからないけれど、こちらの事は私達で進めておきましょう。
早く良くなるといいですね」
「はい、そうですね。ユウナさん」
さっき、話し掛けてくれたベストを着た お爺さんが返事をして、皆が頷いていた。
あの お爺さんが病気なの?
病気って、生きている人なの?
まさか、ここに生きている人は来ないはず……。
でも、なんだか心配。気になる。
そうだ、メモ帳に今までのメモは貼ってあるから、あそこの住所が書いてあるかな?
それで、あの家に行ってみよう。
あれ?待てよ?
違う、無いんだ!あの時は、従業員 冥界エレベーターに乗って行ったんだ!
オストリッチは、瞬間移動で事務センターへ行き、記憶を辿って従業員 冥界エレベーターを探す。
あった!
げっ、3機ある!
どれだったっけ?
確か端にあったと思うから……。
着いて、金庫の中なら合っているはず!
行ってみよう!
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