甥っ子が野獣化してました

ふうじょん

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ある日 森の中 くまさんと

これから宜しく2

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ーーグゥーギュルルーーーー

サイが風呂に行ったのを見送った直後、俺の腹の虫が鳴き出した。

「そういや、朝から食ってねぇわー」

ゲームをやっていると結構よくある事で、食事もだが風呂、歯磨き、など色々忘れている。
虫を落ち着ける為に腹をさすりながら、キッチンに向かい、冷蔵庫を開ける。

「…炒飯にするか」

色々残り物をぶっ込んだいつもより多めに炒飯を作っていたら、サイがお風呂から出てきたようだ。

サイは腰にタオルを巻いただけの格好だった。髪の毛も上に上げていて、凄い色気ムンムンだった。
しかも、凄い良い体してやがる。甥っ子なのに。男でも惚れ惚れするような綺麗に割れた腹筋を撫でて、硬さを確かめる。
いやぁ、この体はやばいわ。あんまり触ってると俺のも触らせないといけなくなりそうで、ちょっと名残惜しいがサッと離れた。

ってか、16でヘルニア持ちってやばいだろ…ぷっ。俺よりやっぱおっさん化してる。

サイに部屋を案内したら、んまぁ、なんともまぁ、凄い良いのを見れました。
僧帽筋、広背筋、脊柱起立筋が凄い綺麗に筋肉が付いているものだから、思わず、はぁ~と感嘆の溜息が出てしまう。(俺、こんなに筋肉フェチだっけ?)
家は金持ちだし、性格も良さげだし、外見も良き…やっばぁ、俺の甥っ子、優良物件。
これはさぞモテるだろうな。…まぁ、この見た目だし、彼女も何人か居ただろう。海外だしな。
…叔父の俺、不憫。俺は彼女なんて何年居ない事か。しかも付き合ったっていっても高校三年の時に1ヶ月だけ。手を繋ぐだけで終わってしまって…。つまり、まぁ、今の今まで、そういう事。

完全に俺は想像の世界で甥っ子をプレイボーイだと思って若干八つ当たり気味に接してしまって、なんて大人気ないんだと思い直して、二人で炒飯を食べる。

「…向こうで友達沢山出来た?」

「うん、それなりにね。あ、心配しないでね?離れちゃったけど、スマホでやり取り出来るし。一応、3ヶ月に一回ぐらいは向こうで仕事だし。」

「そっか。ん?仕事?」

話しながら炒飯食べていたら、少し気になって聞いたら、友達は心配ないらしい。というか、高校生で仕事?

「父さんの仕事ー。ここで大学生になったら大学通いながら一つ会社任される事になってるから。」

「なっ…え!じ、16のお前に!?18で社長?」

「そだよー。シャッチョさーん!」

ふざけて言っているが、きついのでは?中々大変では?

「あ、そりゃさ、大変だと思うけど、僕、父さんの仕事好きだから。好きな仕事だから楽しいと思うんだよね。」

これから忙しくなるっていうのにワクワクしているらしい。目が輝いている。だったら、こっちが干渉するのは違う。応援するしかない。

「そっか、頑張れよ。なんかつらくなったら聞く。」

「うん、ありがとー。あと、おかわりー」

「食うの早っ」

にこにこと笑いながら綺麗に空になった皿を差し出されて、驚く。やっぱりこの図体だ。食うなー。
皿にフライパンに残った炒飯を全部入れてやり、ほらよ、と出すと、サイはまたパクパクと食べていく。

「…彼女とかは?出来た?」

ニヤッとしながら聞いてみた。実は1番これが聴きたかった。この見た目だから引手数多だろう。

「結構恋バナ好きだねぇ、駿兄ちゃん。…出来たことないよ。」

「は?嘘だろ…。お前、その見た目持ってるくせに?」

「何。その見た目って…。」

これには驚いた。まだ無いらしい。って事は童貞か。まだまだ大丈夫って訳か。こいつより先に早く童貞捨てなければ!俺は心の中でやしん
待て。こいつ、自分の見た目がかなり良いって気付いてない?あっちではこういうのはモテないのか?それとも純粋くん?

「お前、かなーり顔面偏差値、高いと思うけど。」

「あぁ、そのことね。うん、結構モテるよー。」

はいー、やっぱりモテてましたー。俺は少し残念で項垂れる。少しじゃないな、かなーり。

「…そうかよ。まぁ、まだ16歳だし、これからだな。」

チラッと見たら難しい顔をするサイに首を傾げる。

「んー、必要性感じないんだよねー。だって、恋人と出来る事って大体友達と出来る事だし、エッチとかしたくなったら、セフレ作ればいいし…。」

「…マジか…。え、最近まで中学生だったよな?」

きっと純粋な青年に育っていると勝手に思っていた。せ、せふれ?
驚いてあいた口が塞がらないとはこの事か、と身に感じる。

「向こうでは結構普通だよ?ちなみに、僕は童貞じゃないからね?」

くっ…甥っ子に全て負けている気がして、悔しい。奥歯を噛み締めて睨みつける。

「…駿兄ちゃんはいつ?」

「…は?な、何…」

やばい。こっちに質問が来てしまった。だらだらと全身に冷や汗が流れている気がする。

「いつ初エッチ?」

「そ、そんなん、覚えてねぇよ!こ、高校生ぐらいじゃね?」

甥っ子に馬鹿にされる訳にはいかないちょっと声がひっくり返ったけど、バレてないと信じたい。

「あ、やっぱり日本も同じぐらいなんだねー。」

にこにこと笑って返答が返ってきたから大丈夫なんだろう。良かった。ホッと胸を撫でおろしながら、食べ終わった食器を片付ける。
食器はサイが洗ってくれて良かった。ちょっと今の精神状態では皿を割りかねない。

心を落ち着けていると、隣にサイが座ってきた。やっぱり基本的には良い子なんだよなー、と笑顔を見ながら思っていたら口に出てしまっていたらしい。子供じゃない、と口を尖らすサイに、確かに思う反面、まだ子供の様な反応をするサイが可愛くて、頭を撫でていた。撫でて、気付いたが、昔と同じふわふわの髪の毛だった。触り心地が良い。
その後、俺の怒りの沸点を上げていたが、そのやりとりも何だか楽しかった。





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