「追放された神官見習い、迷宮で運命を書き換える~選択次第で未来が変わる因果律能力で神々に挑む~」

ソコニ

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第1章:「運命の目を持つ少年」 第3話

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朝日が特別室の窓から差し込み、リュークの疲れた顔を照らした。一晩中、五十五分ごとに祈りを捧げ続け、わずかな仮眠を取っただけだ。目の下には疲労の色が浮かんでいたが、使命の重要性を思えば些細なことだった。

「運命の流れよ、正しき道を進め…」

祈りを終えると、リュークは砂時計を丁寧に持ち上げ、朝の巡回に備えた。神器は一瞬たりとも目を離してはならないと言われていたが、最低限の身支度はしなければならない。

部屋の小さな洗面台で顔を洗っていると、扉がノックされた。

「朝食です」

女性の声だった。リュークは急いで砂時計を手に取り、扉を開けた。そこには見習い神官の少女、エマが朝食のトレイを持って立っていた。

「エマ?なぜ君が?」

「おはよう、リューク」彼女は微笑んだ。「神殿長の指示で、あなたの食事係を任されたの」

リュークは彼女を中に招き入れた。エマはトレイをテーブルに置き、好奇心いっぱいの目で部屋を見回した。

「すごい部屋ね。見習いが使うなんて前代未聞だわ」

「特別な事情なんだ」リュークは砂時計を祭壇に戻しながら答えた。

「噂は聞いたわ。あなたが運命の砂時計の管理を任されたって」エマは砂時計を見つめた。「本当なのね…」

「うん」

「どうしてあなたが選ばれたの?他にもっと上級の神官がたくさんいるのに」

リュークは肩をすくめた。「ガレス先生の推薦らしいんだ」

「へえ…」エマの視線が砂時計に固定されていた。「触ってみてもいい?」

リュークは一瞬躊躇した。「ごめん、それはダメだ。誰にも触れさせないよう厳命されているんだ」

エマの表情に一瞬、不満の色が浮かんだように見えたが、すぐに笑顔に戻った。

「もちろん、そうよね。規則は規則だもの」彼女はテーブルを指した。「食べなさい。冷めちゃうわ」

リュークはトレイに並ぶパン、チーズ、果物を見た。昨夜からほとんど食べていなかったので、空腹を感じていた。

「ありがとう」

「儀式まであと二日ね」エマは窓辺に歩み寄り、外を眺めた。「神殿中が慌ただしいわ。特に上級神官たちが」

リュークは食事をしながら砂時計から目を離さないよう気をつけていた。ガレスの言葉—「誰も信用するな」—が頭に浮かぶ。エマは友人だが、それでも…

「エルガスはどうしてる?」リュークは何気なく尋ねた。

エマの表情がわずかに曇った。「忙しそうよ。儀式の準備で神殿長の右腕として動き回ってるわ」

「彼も儀式に参加するんだな」

「ええ、今年から正式に上級補佐として」エマは少し躊躇いがちに続けた。「実は…彼、あなたのことをとても気にしてるみたい」

リュークは箸を止めた。「どういう意味だ?」

「なぜ下級見習いの君が、あんな重要な役目を任されたのかって。怒ってたわ」

「まあ、そうだろうな」リュークは苦笑した。エルガスが彼を快く思っていないのは周知の事実だった。「彼は僕が能力のない下級見習いだと思ってるからな」

「そうじゃなくて…」エマは言葉を選ぶように慎重に続けた。「彼、あなたの『運命の目』を知ってるみたいなの。そして、それを『穢れた能力』って呼んでたわ」

リュークは驚いた。彼の能力について知っているはずの人間は限られていた。エルガスがなぜ知っているのか?

「彼、こう言ってたわ。『運命を見る者は、運命を変える者となる。それは神への冒涜だ』って」

リュークは不安を感じた。エルガスは彼の能力を理由に敵視しているのか?

エマはリュークの様子を見て、慌てて言った。「ごめんなさい。余計なことを言っちゃったわね」

「いや、教えてくれてありがとう」リュークは真剣な表情で答えた。「この情報は重要かもしれない」

エマは何か言いかけたが、その時扉が勢いよく開いた。

「リューク・アスター!」

エルガス・セントフィールドが入ってきた。彼は上級神官の紫の帯を誇らしげに身につけ、冷たい目でリュークを見下ろしていた。

「エルガス様」リュークは立ち上がり、形式的に頭を下げた。

「エマ、ここで何をしている?」エルガスは少女に向かって尋ねた。声には明らかな苛立ちが含まれていた。

「食事を届けるように言われたから…」

「それなら任務は終わったはずだ。下がりなさい」

エマは困惑した表情でリュークを見た後、小さく頭を下げて部屋を出て行った。扉が閉まると、室内の空気が一気に緊張感で満たされた。

「運命の砂時計か」エルガスは祭壇に置かれた砂時計を見つめた。「なぜ父上がおまえのような下級見習いにこれを預けたのか、理解に苦しむ」

「神殿長様のご判断です」リュークは冷静に答えた。「私にはその理由を問う資格はありません」

「そうだな。おまえに資格などないのだから」エルガスは侮蔑的な微笑みを浮かべた。「だが、一つだけ教えよう。その『運命の目』は危険だ」

リュークは息を呑んだ。エルガスは彼の能力についてどこまで知っているのか?

「先代の記録によれば、運命を見る者は最後には狂気に陥るという。古の預言者たちの多くが発狂したのはそのためだ」

「それが何か?」

「おまえの目は穢れている」エルガスは一歩近づいた。「神々が定めた運命を覗き見る不遜な力だ。そのような者が神器に触れるなど、冒涜以外の何物でもない」

リュークは怒りを感じたが、平静を装った。「それは神殿長様やガレス先生も同じ意見ですか?」

「ガレス…」エルガスは名前を吐き出すように言った。「あの老人は時代遅れだ。父上が彼の言葉を信じるのは情に流されているだけだ」

エルガスは砂時計に歩み寄り、手を伸ばした。

「何をするつもりだ?」リュークは本能的に砂時計の前に立ちはだかった。

「触れはしない。見るだけだ」エルガスの声は油断させるような柔らかさを帯びていた。「砂時計の状態を確認する義務が私にはある」

リュークは警戒心を緩めなかった。「申し訳ありませんが、私以外誰も触れることを許可されていません」

「見るだけだと言っているだろう」エルガスの声が強まった。「それとも、神殿長の息子の言葉を疑うのか?」

リュークは一歩も引かなかった。「命令は明確です。どんな理由があっても、誰にも砂時計を渡さない」

エルガスの表情が一瞬で変わった。優しさのかけらもない冷たい目で、リュークを見据えた。

「よく覚えておけ、リューク・アスター。おまえの立場がどれほど危ういものか」彼は脅すように言った。「一歩間違えば、穢れた目を持つ者として追放どころではすまないぞ」

「それでも、任された責務は果たします」

両者は一触即発の緊張感の中で対峙していた。エルガスの目には明らかな怒りが燃えていたが、彼はついに引き下がった。

「儀式までの二日間、常に見張っている。最低でも一度は休息が必要だろう」エルガスは扉に向かいながら言った。「その時こそ、砂時計の真の管理者が誰であるか思い知らせてやる」

扉が音を立てて閉まると、リュークはようやく息を吐き出した。エルガスの脅しは明らかだった。彼は砂時計を狙っている—リュークにはそう思えた。

「運命の流れよ、正しき道を進め…」

祈りの言葉を再び唱えながら、リュークは砂時計を見つめた。青白い光の粒子が通常より速く動いているように見える。まるで砂時計自体が危険を感じているかのように。

***

その日の午後、リュークは砂時計を携えて神殿内を巡回していた。厳密には部屋で祈り続けるべきだったが、ガレス先生の言葉を思い出し、神殿内の動きを観察しようと決めたのだ。

「十分以上離れてはならない」というオラシオ神官の指示に従い、リュークは特別室から近い範囲を歩いていた。

聖域に続く廊下の突き当たりで、彼は小さな物音を聞いた。誰かの囁き声だ。警戒しながら近づくと、角を曲がったところで立ち止まった。

「…儀式の前に奪わなければならない」

オラシオ神官の声だった。リュークは息を殺して聞き耳を立てた。

「あの見習いが邪魔だ。どうやって砂時計を奪えばいい?」

別の声が答える。「あの少年は常に砂時計と一緒です。休息さえ取らないようです」

「儀式は明後日だ。時間がない」

「…薬を使いましょう。彼が眠っている間に…」

足音が近づき、リュークは急いで後ずさりした。壁のくぼみに隠れ、通り過ぎるのを待つ。オラシオ神官と、もう一人の神官が通り過ぎていくのが見えた。

「なんてこと…」

リュークは冷や汗をかいていた。オラシオ神官までもが砂時計を狙っているのか?彼は神殿長の側近ではなかったか?

不安を抱えながら特別室に戻ると、扉の前で待っていた人物がいた。エマだった。

「リューク!」彼女は驚いたように声を上げた。「どこにいたの?心配したわ」

「少し廊下を歩いていただけだ」リュークは部屋に入りながら答えた。エマも後に続いた。

「夕食を持ってきたの」彼女はテーブルを指した。確かにそこには食事のトレイが置かれていた。「あなた、顔色が悪いわ。何かあったの?」

リュークは誰を信じていいかわからなくなっていた。エマは幼いころからの友人だったが、ガレスの警告—「誰も信用するな」—が頭に浮かぶ。

「大丈夫、ちょっと疲れただけだ」

リュークは砂時計を祭壇に戻し、疲れた体をベッドの端に下ろした。昨夜からほとんど眠っていない。目は重く、体は鉛のように感じられた。

「少し休んだほうがいいわ」エマは心配そうに言った。「私が見ていてあげるから、少しだけでも」

魅力的な提案だった。リュークは本当に休息を必要としていた。だが…

「ありがとう、でも大丈夫だ」彼は微笑みを浮かべた。「職務だから」

エマは不満そうな表情を浮かべたが、それ以上は言わなかった。代わりに彼女はテーブルの食事を指さした。

「食べなさい。特別に厨房からいいものを持ってきたのよ」

リュークはテーブルに向かい、トレイの上の食事を見た。パン、肉の煮込み、野菜のスープ。確かに通常の見習い神官の食事よりも豪華だった。

「ありがとう」

リュークがスープを一口すすると、独特の苦みを感じた。普段と異なる味に眉をひそめる。

「どうしたの?」エマが尋ねた。

「このスープ、苦いな」

エマの表情が一瞬こわばったように見えた。「新しいハーブを使ったのよ。疲労回復に効くって」

新たな疑念がリュークの心に芽生えた。先ほど聞いた会話—「薬を使いましょう」—が脳裏に浮かぶ。まさか、エマまでもが…?

「そうか」リュークは自然を装い、スプーンを置いた。「ごめん、思ったより疲れてて食欲がないみたいだ。後で食べるよ」

「でも…」エマは異常なほど焦った表情を見せた。「冷めちゃうわ。今食べたほうがいいわよ」

リュークの疑念はさらに強まった。

「どうしたんだ、エマ?そんなに私に食べてほしいのか?」

「いえ、ただ…」彼女は言葉に詰まった。「あなたが元気になってほしいだけよ」

リュークは立ち上がり、彼女をじっと見つめた。「エマ、このスープに何か入れたのか?」

彼女の顔から血の気が引いた。「な、何を言ってるの?まさか私を疑ってるの?」

「答えてくれ」

緊張した沈黙が二人の間に流れた。エマの目に涙が浮かび、ついに彼女は肩を落とした。

「私のせいじゃないわ」彼女は震える声で言った。「エルガスに命じられたの。従わなければ、私を見習いから追放すると…」

リュークの胸に怒りと悲しみが込み上げた。「何を入れたんだ?」

「眠り薬よ」エマは顔を両手で覆った。「強力な眠り薬。最低でも十二時間は眠り続けるわ」

リュークは絶望的な気持ちになった。エマまでもが敵に回るとは。彼女は幼い頃からの友人だったのに。

「エルガスはスープを飲んだら私に知らせるよう言ったわ」エマは涙を流しながら続けた。「そうすれば彼が来て…砂時計を…」

「出て行ってくれ」リュークは静かに言った。

「リューク、私は…」

「今すぐに!」

エマは泣きながら部屋を飛び出した。リュークは扉を閉め、額を扉にもたれさせた。誰を信じればいいのか。どこにも味方はいないのか。

砂時計は青白い光を放ち、祭壇の上で輝いていた。リュークはそれを見つめ、決意を新たにした。

「神殿長様とガレス先生を裏切るわけにはいかない」

彼は食事トレイを片隅に寄せ、砂時計の前に再び跪いた。祈りを唱え続けながらも、頭の中では今後の対策を練っていた。

エルガス、オラシオ、そして他にも何人の神官が砂時計を狙っているのか。彼らの目的は何なのか。単なる権力争いか、それとも何か別の意図があるのか。

窓の外では雲が月を覆い、神殿が暗闇に沈んでいった。リュークの前には、まだ長い夜が続いていた。そして彼は、砂時計を守るために一人で立ち向かわなければならなかった。
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