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第6話「「異世界の社交界」潜入!貴族令嬢たちと対決」
しおりを挟む王都への旅は10日間続いた。フィリア王女の一行と共に、広大なグランツェル王国の領土を横断する旅だ。
旅の道中、俺はさらに「実用恋愛スキル」を磨く機会を得た。特に、セリアとの関係を深めることに注力した。ツンデレな騎士長は簡単には心を開かないが、少しずつ氷の壁が解けつつある。
「なぜ剣術を学ばないのだ?」ある夜の野営で、セリアが俺に尋ねた。「王都では護衛も必要になるだろう」
「確かにその通りですね」
「明日から基礎を教えよう」彼女は真剣な表情で言った。「早朝に準備しておけ」
そして翌朝から、セリアによる特訓が始まった。厳しくも的確な指導で、俺の体は悲鳴を上げたが、意外にもすぐに基本的な動きを習得できた。
「意外だな」セリアは驚いた様子で言った。「体の使い方を理解するのが早い」
『身体言語マスタースキルが剣術の基礎習得を加速しています』
どうやら「実用恋愛スキル」の一部が、戦闘技術の習得にも活かされるようだ。恋愛と戦いは似ている部分があるのかもしれない。
ルナは馬車の中でフィリアと薬草について熱心に話し合っていた。二人の関係も良好で、フィリアはルナの知識に感心している様子だった。
「遼」ある日、フィリアが俺を自分の馬車に招いた。「王都についてもっと教えておきたいことがあるわ」
彼女の話によると、王都グランツェルは「七つの丘の都」と呼ばれる巨大な都市で、中心には王宮があり、周囲に貴族の館が並んでいるという。
「王都の社交界は複雑よ」フィリアは真剣な表情で言った。「表向きは優雅だけど、内側では権力争いが絶えないの」
「注意します」
「それに」彼女は少し不満そうに言った。「到着したら、すぐに歓迎舞踏会が開かれるわ。新しい顧問を紹介する場よ」
「舞踏会ですか?」俺は少し緊張した。地球でも舞踏会なんて経験したことがない。
「大丈夫」フィリアは微笑んだ。「あなたなら上手くやれるわ」
旅の残りの日々で、フィリアとセリアから宮廷マナーや舞踏会での振る舞いについて学んだ。ルナも一緒に練習した。
『中級恋愛スキル「高度な立ち振る舞い」が習得可能になりました』
(使用する)
このスキルのおかげで、複雑な宮廷作法も自然と体に馴染んでいく。ダンスのステップも驚くほどスムーズに覚えられた。
旅の最終日、遠くに王都の姿が見えてきた。
「あれが王都グランツェルです」セリアが指差した。
息をのむような光景だった。七つの丘の上に広がる壮大な都市。中央の最も高い丘の上には輝く白い王宮が聳え立ち、その周りには美しい建物が広がっている。城壁に囲まれた王都は、まさに異世界の首都にふさわしい威厳と美しさを兼ね備えていた。
「壮観ですね」俺は感嘆の声を上げた。
「初めて見る人は皆そう言うわ」フィリアは少し誇らしげに言った。
王都の正門に近づくと、出迎えの騎士団が現れた。彼らはフィリア王女の帰還を祝福し、一行を城内へと案内した。
王都の中は予想以上に活気に満ちていた。美しく舗装された広い通りには様々な店が並び、華やかな服を着た市民たちが行き交う。魔法のランプが道を照らし、時折空を飛ぶ魔法の乗り物も見える。完全なファンタジー世界だ。
「ここが王宮区」フィリアが説明した。「この先が王宮よ」
王宮は近くで見るとさらに壮大だった。白い大理石で作られた巨大な建物は、金色の装飾が施され、まるで太陽の光を反射するように輝いている。
門前では高位の貴族たちがフィリアを出迎えた。彼らは俺とルナを不思議そうに見ていたが、王女が連れてきた相手として丁重に接していた。
「フィリア王女、ご帰還おめでとうございます」年配の貴族が深々と頭を下げた。「陛下がお待ちです」
「ありがとう、宰相」フィリアは優雅に頷いた。「彼らは私の新しい顧問、藤原遼と、薬草学の専門家ルナ・シルバーリーフよ」
宰相は一瞬驚いたような表情を見せたが、すぐに取り繕った。「歓迎いたします」
王宮の中に入ると、さらに豪華な内装が広がっていた。高い天井、美しいフレスコ画、金と銀の装飾。廊下には騎士や侍女たちが整然と並び、フィリアに敬意を示している。
「少し緊張するね」ルナが小声で言った。
「大丈夫」俺は彼女の手を軽く握った。「一緒だよ」
フィリアは王の謁見の間へ向かい、俺たちは別の部屋に案内された。
「王女様は陛下にご報告します」セリアが説明した。「あなたたちの部屋を用意させたので、そこで休んでください」
俺とルナに与えられた部屋は予想以上に豪華だった。広々とした居間と寝室、さらには風呂場まである。窓からは王都の素晴らしい景色が見える。
「信じられないわ」ルナは部屋を見回した。「こんな豪華な場所で暮らすなんて」
「現実感がないよね」
部屋に荷物を置いた後、侍女が俺たちを呼びに来た。
「王女様がお呼びです」
フィリアの私室に案内されると、彼女は豪華なドレスに着替えていた。王宮に戻ったことで、彼女のオーラがさらに増した気がする。
「二人とも落ち着いた?」フィリアが優しく尋ねた。
「はい、素晴らしい部屋をありがとうございます」俺は丁寧に答えた。
「明日の夜、歓迎舞踏会が開かれるわ」フィリアは言った。「そこであなたたちを正式に紹介するの。だから、それまでにいくつか準備が必要よ」
「何をすればいいですか?」
「まず、適切な服装ね」彼女は微笑んだ。「王宮の仕立て屋が来るわ。それと、基本的な宮廷作法の最終確認よ」
その日の夕方、俺とルナは王宮の仕立て屋による採寸を受けた。明日の舞踏会のための正装を仕立ててもらうという。
夜、王宮の中を少し散策していると、庭園でセリアを見かけた。彼女は騎士の鎧を脱ぎ、シンプルな服装になっていた。
「こんばんは、セリア」
彼女は少し驚いたが、すぐに落ち着いた様子になった。「藤原遼。王宮の雰囲気には慣れたか?」
「まだまだです」正直に答えた。「圧倒されています」
セリアは少し笑った。「そのような正直さが、王女様の心を掴んだのだろう」
「明日の舞踏会が少し心配で」
「大丈夫だ」セリアは珍しく優しい口調で言った。「基本を忘れなければ」
「ありがとう」
「それと」彼女は急に真剣な表情になった。「明日は多くの貴族が集まる。中には王女様に敵意を持つ者もいる。気をつけろ」
政治的な暗闘があるようだ。つまり、明日の舞踏会は単なる社交の場ではなく、政治的な場でもあるということか。
「アドバイスありがとう」
セリアは軽く頷いた。「おやすみ」
『セリアの好感度+5。現在の好感度:45/100』
ツンデレ騎士の心の壁は、少しずつ崩れているようだ。
翌日、舞踏会の準備に一日が費やされた。仕立てられた服は見事な出来栄えだった。俺は深い青色の上着に銀の刺繍が施された正装、ルナは淡い緑色のドレスで、彼女のハーフエルフとしての特徴を美しく引き立てている。
「似合ってるよ」俺はルナに言った。
「ありがとう」彼女は少し恥ずかしそうに微笑んだ。「遼もとても格好いいわ」
夕方になり、いよいよ舞踏会の時間が近づいてきた。俺たちは王宮の大広間に案内された。
そこは息をのむような華やかさだった。巨大なシャンデリアが天井から下がり、大理石の床は鏡のように磨き上げられている。壁には美しい絵画やタペストリーが飾られ、部屋の一角には演奏者たちが優雅な音楽を奏でていた。
「まるで夢みたいね」ルナが囁いた。
「うん」
大広間はすでに多くの貴族たちで賑わっていた。男性は正装に身を包み、女性たちは豪華なドレスを纏っている。彼らは俺たちを見て、小声で何かを囁き合っていた。
「緊張しないで」
振り返ると、セリアが立っていた。彼女も正装姿で、普段の騎士の鎧とは違い、エレガントな白と青の制服を着ていた。
「あなたたちはフィリア王女の客人よ。堂々としていなさい」
彼女の言葉に背筋が伸びる思いがした。
まもなく、式典が始まった。宮廷の役人が声高らかに宣言する。
「第三王女、フィリア・グランツェル・フォン・ライヒェンバッハ殿下のご入場です」
音楽が華やかになり、フィリアが入場してきた。彼女は息をのむほど美しかった。淡い紫色のドレスに身を包み、頭には小さな王冠が輝いている。
彼女の後ろには、王と思われる威厳ある男性と、第一王女、第二王女と思われる女性たちが続いた。
フィリアが中央に立ち、一同に挨拶をした後、俺とルナを呼んだ。
「こちらが私の新しい顧問、藤原遼と、薬草学の専門家ルナ・シルバーリーフです」
俺たちが前に出ると、ざわめきが広間に広がった。
王は穏やかな表情で俺たちを見た。「フィリアの判断を信頼しよう。二人とも、グランツェル王国へようこそ」
「ありがとうございます、陛下」俺は深々と頭を下げた。
これで正式な紹介は終わり、舞踏会が本格的に始まった。貴族たちが次々とダンスの輪に加わる中、俺とルナは少し離れたところで様子を見ていた。
「緊張する…」ルナが小声で言った。
「平気だよ」俺は彼女の手を取った。「一緒に踊ろうか」
初めのダンスは、俺とルナで踊ることにした。「初級ダンス術」のスキルが活きて、なんとか様になるステップを踏むことができた。
ダンスの後、いくつかのグループが俺たちに近づいてきた。
「藤原殿、ご紹介いたします」年配の貴族が言った。「私はヴァルター・フォン・アイゼンハイム伯爵です」
「お目にかかれて光栄です」
「フィリア王女の新しい顧問とは、どういった経緯で?」
質問の裏には明らかな警戒心が感じられた。ここで「相手の価値観分析」スキルを使ってみる。
『分析結果:対象は伝統と血筋を重視。部外者に対する警戒心が強い。同時に知識と教養も尊重する傾向あり』
この分析を元に対応を調整する。
「私は東方からの旅人で、偶然フィリア王女様と出会う機会に恵まれました。王女様は私の異文化に関する知識を評価してくださったようです」
「東方とは?」伯爵は興味を示した。
「はるか東の島国から参りました。文化や習慣が大きく異なる地域です」
「興味深い」伯爵は少し警戒を解いた。「いつか東方の文化について聞かせてください」
そこへ、伯爵の娘と思われる若い女性が近づいてきた。
「父上、紹介してください」
「ああ、こちらは娘のイザベラ」
「お目にかかれて光栄です」俺は丁寧に頭を下げた。
イザベラは20代前半の美しい女性で、金色の巻き毛と青い瞳が特徴的だった。
「藤原様、一曲いかがですか?」彼女は笑顔で誘ってきた。
これは断れない状況だ。ルナに申し訳なさそうな表情を見せてから、イザベラとのダンスに応じた。
「東方の方がこんなに優雅にダンスできるとは驚きです」イザベラが言った。
「王女様とセリア隊長に特訓していただきました」
「まあ、セリア騎士がですか?彼女は厳格なことで有名なのに」
ダンスの間、イザベラは様々な質問をしてきた。私の出身地、王女との出会い、そして今後の予定について。表面上は社交的な会話だが、実際には探りを入れられているようだった。
『中級恋愛スキル「戦略的距離感」が習得可能になりました』
(使用する)
このスキルで、相手との適切な距離を保ちながらも好印象を与える対応ができるようになった。
「藤原様は今後、王都に滞在されるのですか?」イザベラが尋ねた。
「はい、王女様の顧問として務めさせていただきます」
「素晴らしいわ」彼女は微笑んだ。「ぜひ父の領地にも遊びにいらしてください。案内しますわ」
明らかな接近の意図を感じる。フィリアの警告通り、政略的な思惑があるのだろう。
ダンスが終わると、次々と貴族の娘たちが俺にダンスを申し込んできた。王女の新しい顧問という立場が、思った以上に注目を集めているようだ。
一方、ルナも何人かの貴族の息子たちに囲まれていた。彼女のエキゾチックな美しさが人気を集めているようだ。
「人気者ね」
振り返ると、フィリアが立っていた。
「王女様」俺は頭を下げた。
「この場では公式に話さないと」彼女は微笑んだ。「一曲いかがかしら?」
王女との踊りは大きな名誉だ。広間の視線が一斉に俺たちに向けられた。
「光栄です」
フィリアとのダンスは、今までのどのダンスとも違った。彼女の優雅な動きに合わせて踊るのは容易ではなかったが、「高度な立ち振る舞い」のスキルが役立った。
「上手ね」フィリアが小声で言った。「皆、驚いているわ」
「素晴らしい先生がいましたから」
彼女は微笑んだ。「イザベラ・フォン・アイゼンハイムには気をつけて。彼女の父は反王女派の中心人物なの」
「なるほど」
「あと、赤いドレスの女性も」フィリアが目で指示した。「ヴィクトリア・フォン・ローゼンマーク。第一王女の側近よ。彼女も危険」
政治的な派閥があるようだ。舞踏会は単なる社交の場ではなく、権力闘争の舞台でもあるということか。
「慎重に行動します」
ダンスが終わると、俺はルナの元に戻った。彼女も様々な貴族と交流していたようだ。
「楽しんでる?」
「うん」ルナは少し興奮した様子だった。「みんな薬草の知識に興味を持ってくれるわ。特にエルフの治療法について」
これは良い展開だ。ルナが自分の居場所を見つけられそうだ。
舞踏会が進むにつれ、俺は多くの貴族たちと言葉を交わした。「相手の価値観分析」と「カリスマ的会話術」を駆使して、それぞれに適した対応を心がけた。
しかし、全員が友好的というわけではなかった。特に、第一王女の側近たちは明らかに警戒的だった。
「東方からの謎の顧問か」ヴィクトリアと名乗る女性が冷ややかに言った。「フィリア王女はいつも奇妙な人物を拾ってくるわね」
挑発に乗らないよう注意しながら、穏やかに対応する。
「王女様のご厚意に感謝しています」俺は丁寧に答えた。「王国のために少しでもお役に立てれば幸いです」
「東方の文化では、主君への忠誠はどう考えるのかしら?」彼女の質問には明らかな罠がある。
『分析結果:対象は言質を取ろうとしている。何かを引き出そうとしている』
「私たちの文化では、忠誠とは盲目的な服従ではなく、相互の信頼と尊敬に基づくものだと考えます」俺は慎重に答えた。「主君の最善を願い、時には諫言も厭わないことが真の忠誠だと」
ヴィクトリアは少し驚いたような表情をした。「興味深い考えね」
彼女は他の質問をしようとしたが、ちょうどその時、舞踏会の最後を告げる鐘が鳴った。
「さて、今日はここまでかしら」彼女は少し不満そうに言った。「また機会があれば、東方の文化について詳しく聞かせてもらいたいわ」
舞踏会が終わり、俺とルナが自室に戻る途中、セリアが近づいてきた。
「よくやった」彼女は珍しく褒めた。「初めての宮廷舞踏会にしては上出来だ」
「ありがとう、セリア」
「特にヴィクトリアの質問への対応は見事だった」彼女は真剣な表情で言った。「彼女は第一王女の情報収集役だ。あなたから何か引き出そうとしていたのだろう」
「気づきました」
セリアは少し笑った。「人を見る目があるな」
彼女は少し間を置いてから、続けた。「明日から本格的な仕事が始まる。心の準備をしておけ」
「どんな仕事ですか?」
「フィリア王女が説明するだろう」セリアは言った。「おやすみ」
『セリアの好感度+5。現在の好感度:50/100』
部屋に戻ると、ルナが興奮した様子で話しかけてきた。
「遼、信じられない!王宮の薬草師長が私の知識に感心してくれて、明日から薬草園で働かないかって誘われたの!」
「それは素晴らしいね」
「うん!」ルナは嬉しそうに続けた。「エルフの薬草知識を王都の医療に活かせるかもしれないって」
ルナも自分の居場所を見つけつつあるようだ。俺たち二人とも、この異世界で新しい道を歩み始めている。
「それにしても」ルナは少し恥ずかしそうに言った。「遼、今日はすごかったよ。貴族の娘たちがみんな遼のことを見ていたわ」
「気のせいだよ」
「違うわ」ルナは真剣な顔をした。「あの舞踏会でも、遼は特別な存在だった。王女様と踊っていた時は、まるで王子様みたいだったわ」
王子様?現世では考えられない評価だ。これも「実用恋愛スキル」の効果なのか、それとも…
「ルナ、今日は疲れただろうから、ゆっくり休んで」
「うん、おやすみ」ルナは微笑んで自分の部屋へ向かった。
俺は一人、窓辺に立って王都の夜景を眺めながら考え込んだ。舞踏会での出来事、貴族たちとの駆け引き、そして明日から始まる「本格的な仕事」。
「実用恋愛スキル」は、単なる恋愛テクニックではなく、人間関係全般、そして政治的な場面でも役立つ総合的なスキルだ。そして俺はそれを駆使して、この異世界で自分の立場を確立しつつある。
かつて非モテだった俺が、今や王族の側近として、貴族社会に足を踏み入れている。これが「異世界モテ革命」の始まりなのかもしれない。
就寝前、俺は今日習得した新しいスキルを確認した。
『中級恋愛スキル「戦略的距離感」習得完了。効果:相手との適切な心理的・物理的距離を保ちながら、好印象を与える技術』
さらに、ハーレム形成状況も自動的に表示された。
『現在のハーレム形成度:50%
メンバー:ルナ(100/100)、マリア(80/100)、シルヴィア(50/100)、フィリア(80/100)、セリア(50/100)』
少し恥ずかしいが、これが現状なのだろう。明日からは、さらに政治的な場面でも「実用恋愛スキル」を活用する機会が増えそうだ。
そして俺は、この異世界での可能性に期待しながら、眠りについた。
(続く)
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