8 / 15
第8話:復讐計画の始まり
しおりを挟む魔王城の作戦室に、リリエルと魔王ヴァルゼス、そして側近の魔族たちが集まっていた。中央のテーブルには、王国の詳細な地図が広げられている。
「聖剣は王宮の神殿の奥、『聖光の間』に保管されている」
リリエルは地図上の一点を指差した。彼女の指先から紫がかった光が漏れ、地図上にその場所が浮かび上がる。
「この神殿には、私が聖女だった頃に設置した結界がある。常時六人の聖騎士が守っていて、さらに『偽聖女』ルミエルが定期的に結界を強化しているはずよ」
「それをどう突破する?」魔族の参謀格であるガルヴァンが尋ねた。彼は青い肌と角を持つ知略に長けた魔族だった。
リリエルは冷たく微笑んだ。
「結界は聖女の血で作られている」彼女は自分の手のひらを見た。「つまり、私の血でしか解除できない」
「ふむ」魔王が興味深そうに頷いた。「だがそれでは、お前が直接行く必要がある」
「ええ」リリエルは静かに言った。「だから私が潜入します」
魔族たちの間に動揺が走った。魔王妃が自ら危険な任務に赴くというのは前代未聞だった。
「陛下、魔王妃様を危険に晒すのは——」ガルヴァンが懸念を示した。
「黙れ」魔王が彼を遮った。彼の金色の瞳がリリエルを鋭く見つめる。「本気か?」
「ええ」リリエルは凛とした表情で答えた。「私自身の手で奪いたいの。それに、私が姿を現すことで、王国の混乱も大きくなるでしょう?」
魔王はしばらく沈黙した後、ゆっくりと頷いた。
「分かった。だが一人では行かせない」彼は言い切った。「俺が共に行く」
それは明らかな過保護だった。魔王自らが潜入任務に同行するなど、通常なら考えられないことだ。しかし、彼のリリエルへの執着は常軌を逸していた。
「必要ありません」リリエルは冷静に反論した。「あなたが来れば目立ちます。潜入が難しくなる」
「俺が行かないならば、精鋭を率いて行け」魔王の声は譲歩の余地がなかった。「お前を一人で危険に晒すわけにはいかない」
リリエルは少し考え、頷いた。
「分かりました。少数の精鋭を連れていきます」
「俺は...」魔王は言いかけたが、リリエルが彼の腕に手を置いた。
「あなたには王国の外から支援をお願いします」彼女は柔らかな声で言った。魔王にだけ聞こえるように。「緊急時の撤退路を確保するために」
魔王は不満そうな表情を浮かべたが、やがて渋々と頷いた。彼女の論理に反論できなかったのだ。
「分かった」彼は低い声で言った。「だが、これを持っていけ」
魔王は懐から黒い結晶を取り出した。それは彼の魔力が込められた通信用の結晶だった。
「何かあれば、すぐに俺を呼べ」彼はリリエルの手に結晶を握らせた。「少しでも危険を感じたら、迷わず使え」
リリエルは結晶を受け取り、頷いた。
「では、作戦の詳細を詰めましょう」彼女は再び地図に向き直った。「私たちは夜に潜入します。新月の日を選んだわ」
彼女の計画は緻密だった。聖女として過ごした経験から、王宮の警備体制や結界の仕組みを熟知していた。その知識を活かした完璧な計画だった。
「偽聖女ルミエルは毎週金曜日に聖剣に祈りを捧げる」リリエルは説明を続けた。「しかし彼女には本当の聖女の力がないから、聖剣は彼女に応えない。それが彼女の弱点よ」
「では、その時を狙う?」ガルヴァンが尋ねた。
「いいえ」リリエルは冷たく微笑んだ。「彼女がいない時を選ぶわ。彼女の不在が、王国の弱さを証明することになる」
その策略性に、魔族たちは感心した様子で頷いた。
「聖剣を奪った後、どうする?」魔王が尋ねた。
リリエルの唇が冷たく歪んだ。
「王国の祝祭の日を狙います」彼女は言った。「かつての聖女、今は魔王妃となった私が、聖剣を手に王都に現れる...民衆の混乱と恐怖を想像してみて」
その提案に、魔王は高らかに笑った。
「素晴らしい」彼は言った。「お前の闇の策略は美しい」
リリエルは静かに頷いた。彼女の計画は単なる聖剣の強奪ではなく、王国の民に心理的打撃を与えるための綿密な計画だった。かつての彼女なら考えられないほど冷酷な策略だ。
「では、三日後の夜に実行する」魔王が宣言した。「準備を整えよ」
魔族たちは一斉に頭を下げ、部屋を後にした。残されたのはリリエルと魔王のみ。
「本当に一緒に行かなくていいのか?」魔王が彼女の肩を掴んだ。彼の声には珍しく不安が混じっていた。
「ええ」リリエルは彼の金色の瞳を見つめた。「あなたを心配させるつもりはありません。必ず成功させます」
魔王は彼女を強く抱きしめた。その腕には、彼女を決して手放したくないという思いが込められていた。
「お前がいなくなれば、俺は狂う」彼は彼女の耳元で囁いた。「必ず戻ってこい」
リリエルはその言葉に身震いした。彼の狂気めいた愛情は時に彼女を戸惑わせたが、同時に安心感も与えた。誰かにここまで必要とされるという感覚は、聖女時代には知らなかったものだった。
「必ず戻ります」彼女は小さく呟いた。「あなたのもとへ」
---
三日後、リリエルは潜入のための準備を整えていた。
黒く密着した装束は、魔力を抑制する特殊な素材でできており、彼女の魔力を外部から感知されにくくする効果があった。背中の小さな翼は魔法で隠され、左目の下の刻印も化粧で覆われていた。
「これで準備は整いました」
リリエルに同行する精鋭部隊の隊長、レイヴンが報告した。彼は影のように動ける暗殺術に長けた魔族だった。
「よし」リリエルは頷いた。「では出発する」
魔王が彼女のもとに歩み寄った。彼は彼女の頬に手を当て、真剣な表情で言った。
「約束しろ。危険を感じたら即座に撤退することを」
リリエルは彼の手に自分の手を重ね、静かに頷いた。
「約束します」
魔王は彼女の額にキスをし、不満そうな表情で一歩退いた。彼女を行かせることは、彼にとって相当な苦痛だったようだ。
「行ってきます」リリエルは彼に短く別れを告げた。
レイヴンと三人の魔族暗殺者を伴い、リリエルは王国へと向かった。彼らは魔力を使って夜の闇に紛れ、長距離を一気に移動する。
王都セントグラールの外壁に到着したのは、夜も更けた頃だった。街は寝静まり、わずかな明かりだけが窓から漏れている。
「ここから気配を消す」リリエルは命じた。「私の後について来て」
彼女は聖女時代に知り得た秘密の通路を使って城内へと潜入した。その記憶は完璧で、迷うことなく彼らを導いた。
「さすが元聖女様」レイヴンが小声で感心した。「警備の盲点を全て把握されている」
リリエルは無言で進み続けた。この城で過ごした日々、そして彼女が裏切られた日々の記憶が蘇る。しかし、彼女の心に湧くのは悲しみではなく、冷たい怒りだけだった。
彼らは順調に神殿の外壁まで辿り着いた。そこには予想通り、六人の聖騎士が立っていた。
「ここからは私が」リリエルは小声で言った。「騎士たちの意識を奪う」
彼女は手のひらを前に向け、紫がかった光を放った。その光が静かに広がり、聖騎士たちを包み込む。彼らは気付くことなく、静かに倒れた。
「見事です」レイヴンが称賛した。
リリエルはさらに神殿の中へと進んだ。内部の結界は、彼女が予想した通りの形だった。
「ここからは私一人で行く」彼女はレイヴンたちに命じた。「ここで待機して」
レイヴンは一瞬躊躇ったが、彼女の確固とした態度に頷き、仲間と共に神殿の入り口で待機することにした。
リリエルは一人で先に進み、聖光の間の扉の前に立った。
扉には複雑な結界が張られている。彼女自身が設置を手伝った結界だ。
「懐かしいわね」彼女は冷たく微笑んだ。「でも、もう私は聖女じゃない」
リリエルは自分の手のひらを短剣で切り、血を扉に塗った。
「開け」
彼女の言葉とともに、結界が光を放って溶けていった。彼女の血が、結界を解除する鍵となったのだ。
扉が開き、聖光の間の内部が現れた。中央の台座に、聖剣が鎮座していた。
七色に輝く刀身と、純白の柄を持つ聖剣。それは王国の守護神器であり、真の聖女にのみ使用を許された神聖な武器だった。
リリエルはゆっくりと聖剣に近づいた。彼女の心には奇妙な感情が湧き上がる。かつて彼女は毎日この剣に祈りを捧げていた。
「私を覚えているかしら?」彼女は聖剣に語りかけた。「裏切られた聖女...今は闇を選んだ私を」
彼女が聖剣に手を伸ばすと、剣が微かに光を放った。それは彼女を拒絶するものではなく、むしろ認識するかのような光だった。
「そう...あなたも私が真の聖女だと知っていたのね」
リリエルは聖剣を手に取った。予想外のことが起きた。聖剣が彼女の手の中で、赤と紫の光を放ち始めたのだ。まるで彼女の新たな力に反応するかのように。
「これは...」
彼女が困惑していると、突然、神殿の警報が鳴り響いた。
「魔王妃様!」レイヴンが慌てて聖光の間に駆け込んできた。「敵が来ます!大勢の聖騎士が接近しています!」
リリエルは冷静さを取り戻し、聖剣を鞘に収めて背負った。
「撤退するわ。私の後について来て」
彼らは急いで神殿を後にした。しかし、出口には既に聖騎士たちが集結し始めていた。
「鼠捕りね」リリエルは冷たく言った。「別ルートで脱出しましょう」
彼女は城の裏側にある秘密の通路へと一行を導いた。しかし、そこにも既に騎士たちが待ち構えていた。
「囲まれたか」レイヴンが剣を抜いた。「戦いますか?」
「いいえ」リリエルは冷静に答えた。「私が相手をする」
彼女は暗黒剣を抜き、聖騎士たちに向き合った。彼女の左手から紫の光が漏れ出し、闇の力が周囲に満ちる。
「止まれ!」聖騎士の隊長が叫んだ。「聖剣を返せ、魔の者ども!」
「魔の者?」リリエルは冷たく笑った。「私を忘れたの?」
彼女は顔を覆っていた布を取り去った。左目の下の刻印が露わになる。
「リ...リリエル様?」騎士隊長が驚愕の声を上げた。「あなたは処刑されたはずでは...」
「死んでいないわ」リリエルは冷酷に言った。「あなたたちが簡単に見捨てた聖女は、今、魔王の妻として帰ってきたのよ」
騎士たちは震え上がった。彼らの多くは、以前彼女に仕えていた者たちだった。
「なぜ...聖剣を?」
「これは元々私のもの」リリエルは聖剣を背から取り出し、掲げた。「ルミエルには使えないわ。彼女は偽物だから」
彼女が聖剣を持っても光が消えないこと、むしろ反応している様子に、騎士たちは困惑した表情を浮かべた。
「どけなさい」リリエルは命じた。「さもなければ...」
彼女の手から紫の光が強まった。騎士たちは恐怖で後ずさりした。
「彼女を通せ」騎士隊長が震える声で命じた。「今は手出しできない...」
騎士たちは不本意ながらも道を開けた。リリエルとレイヴンたちは、彼らの間を悠然と通り抜けた。
城を出ると、彼らは急いで王都を後にした。
「魔王様に連絡を」リリエルはレイヴンに指示した。
レイヴンが通信結晶を使うと、すぐに魔王の声が響いた。
「リリエル!無事か?」
「ええ」リリエルは聖剣を手に持ち、満足げに答えた。「聖剣を手に入れました。今、帰還途中です」
「よし」魔王の声には安堵が滲んでいた。「東の森で待機している。急いで来い」
彼らは約束の場所で魔王と合流した。魔王はリリエルを見るなり、彼女を抱きしめた。
「無事で良かった」彼の声には珍しく感情が滲んでいた。「もう二度とこんな危険な任務は許さん」
リリエルは彼の腕の中で、かすかに微笑んだ。
「見てください」彼女は聖剣を差し出した。「私たちの最初の勝利です」
魔王は聖剣を見つめ、その色の変化に驚いた様子だった。
「聖剣が...お前の力に反応している」
「ええ」リリエルは頷いた。「聖剣は『光と闇の均衡』のために作られたもの。私のような存在には親和性が高いのかもしれません」
魔王は満足げに頷き、彼女の頬に触れた。
「お前は予想以上だ」彼は言った。「俺の最高の妻だ」
彼女はその言葉に少し頬を赤らめながらも、冷静さを取り戻した。
「次は王国の民に、真実を知らせる時よ」彼女の瞳に冷たい光が宿った。「偽聖女の正体を暴き、私を裏切った者たちに復讐を」
魔王はそんな彼女の姿に、満足げに微笑んだ。
「お前の闇は日に日に美しくなる」彼は言った。「復讐の炎に照らされて」
リリエルは聖剣を見つめながら、冷たく微笑んだ。これは彼女の復讐の始まりに過ぎなかった。
かつて彼女を裏切った者たちが、どれほどの恐怖と絶望を味わうことになるか——彼女はそれを思い描いて、心の奥深くで喜びを感じていた。
聖女の心は確実に死に、その体には闇落ちした復讐の女が宿っていた。
99
あなたにおすすめの小説
使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。気長に待っててください。月2くらいで更新したいとは思ってます。
聖女を怒らせたら・・・
朝山みどり
ファンタジー
ある国が聖樹を浄化して貰うために聖女を召喚した。仕事を終わらせれば帰れるならと聖女は浄化の旅に出た。浄化の旅は辛く、聖樹の浄化も大変だったが聖女は頑張った。聖女のそばでは王子も励ました。やがて二人はお互いに心惹かれるようになったが・・・
【完結】追放された子爵令嬢は実力で這い上がる〜家に帰ってこい?いえ、そんなのお断りです〜
Nekoyama
ファンタジー
魔法が優れた強い者が家督を継ぐ。そんな実力主義の子爵家の養女に入って4年、マリーナは魔法もマナーも勉学も頑張り、貴族令嬢にふさわしい教養を身に付けた。来年に魔法学園への入学をひかえ、期待に胸を膨らませていた矢先、家を追放されてしまう。放り出されたマリーナは怒りを胸に立ち上がり、幸せを掴んでいく。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
追放された私の代わりに入った女、三日で国を滅ぼしたらしいですよ?
タマ マコト
ファンタジー
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。
白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。
しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。
王妃リディアの嫉妬。
王太子レオンの盲信。
そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。
「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」
そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。
彼女はただ一言だけ残した。
「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」
誰もそれを脅しとは受け取らなかった。
だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。
追放したんでしょ?楽しく暮らしてるのでほっといて
だましだまし
ファンタジー
私たちの未来の王子妃を影なり日向なりと支える為に存在している。
敬愛する侯爵令嬢ディボラ様の為に切磋琢磨し、鼓舞し合い、己を磨いてきた。
決して追放に備えていた訳では無いのよ?
「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
悪役令嬢に仕立て上げたいなら、ご注意を。
潮海璃月
ファンタジー
幼くして辺境伯の地位を継いだレナータは、女性であるがゆえに舐められがちであった。そんな折、社交場で伯爵令嬢にいわれのない罪を着せられてしまう。そんな彼女に隣国皇子カールハインツが手を差し伸べた──かと思いきや、ほとんど初対面で婚姻を申し込み、暇さえあれば口説き、しかもやたらレナータのことを知っている。怪しいほど親切なカールハインツと共に、レナータは事態の収拾方法を模索し、やがて伯爵一家への復讐を決意する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる