日常、そして恋

知世

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出会い

部活動が盛んです

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―入学二日目の今日は、午前は体育館で委員会と部活動のオリエンテーション、午後は教室で自己紹介とクラスの委員や係などを決める事になっていた。
桜乃学園では、委員会か部活動、どちらかをしないといけない決まりになっていて、オリエンテーションで活動内容と年間スケジュールを詳しく教えてもらえたんだ。
委員会は、生徒会、風紀委員会、学級委員会、広報委員会、放送委員会、保健委員会、体育委員会、文化委員会、図書委員会、美化委員会の10個で、生徒会と風紀委員会以外は、各クラス2人ずつ。
生徒会は三年生か二年生だけで4人、多くても5人。
風紀委員会は32人。ちなみに、書類整理をするのは4人で、他の人たちは学園内の見回りをしているんだって。
運動部は、空手、弓道、剣道、サッカー、柔道、水泳、卓球、テニス、バスケットボール、バレーボール、野球、陸上。
文化部は、演劇、華道、茶道、書道、写真、吹奏楽、美術、化学、生物、天文。
運動部は12個、文化部は10個。
部活動が盛んなのは知っていたけど、その数にはびっくりしたな。
オリエンテーションは、配られたプリントを見ながら口頭説明を受けて、実際に活動している様子も映像で見せてもらったよ。
それに加えて、一部の運動部は公式試合、写真部は作品が紹介された。
空手部は冬お兄ちゃん、剣道部は生徒会長さん、テニス部は副会長さんの公式試合だったんだ。写真部は最優秀作品として展示された会計さんの写真だった。
冬お兄ちゃんは上段回し蹴り―突き技よりも蹴り技が得意なんだ―、生徒会長さんは大きな面打ち、副会長さんはスマッシュをきめて、試合に勝っていた。
凄いなぁ…こんなに綺麗にきまるのは、とても上手だからだと思う。―カッコいいな。
会計さんの作品は魅力的なものばかりで、目を奪われた。桜雲(おううん)―桜の花が一面に咲きつづいて、遠方からは白雲のように見えること―、黄昏の海、紅葉した山、夜明けの雪景色…。美しい風景写真に、深く感動したんだ。―どれも、素敵だったなぁ。



オリエンテーションが終わった後、校内にある食堂で、ご飯を済ませた。
校内の食堂は、屋根付きのテラスの代わりに、二階があること以外は、寮と同じだったよ。
お昼休みの間、オリエンテーションの感想や部活と委員会について話したんだ。
僕と透くんは書道部、樹くんはバスケットボール部、勇気くんと瀬戸くんは体育委員会に入りたいことが分かった。
僕は中学生の時も部活動に入っていて、書道が好きなんだ。透くんもなんだって。男子生徒で書道部なのは珍しいから、凄く嬉しかったなぁ。―僕の中学校では、書道部は女の子が殆どで、男の子は滅多にいなかったんだ。
樹くんがバスケットボール部だと知って、秋が話してた先輩だと分かった。―秋人もバスケットボール部で、部活やチームメートの色んな話を聞かせてくれたんだけど、その中でもキャプテンの樹先輩については一番多かったから、すぐに気付いたんだ。…今夜秋にメールしよう。
勇気くんと瀬戸くんは入りたい部活はないけど、体を動かすのは好きだから体育委員になる、って言ってた。
瀬戸くん―瀬戸 敦(せと あつし)くんはちょっと強面なつり目のカッコいい人で、シンプルな銀のピアスを耳につけている。
中学の時から友達なんだ。学校は違うけどな、と勇気くんが話してくれた。
二人がお友達だと聞いたところで、予鈴が鳴った。
それから、午後の授業が始まって、勇気くんと瀬戸くんは希望通り体育委員になっていた。

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