俺とお前、信者たち【本編完結済み/番外編更新中】

知世

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番外編(小ネタ、小話、小説)

[if]甘え方と甘やかし方[社×奏]

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お、お久しぶりです…(震え声)

すみません!

何故か急に書けなくなってしまったので、こんな遅くなりました

社派の方には申し訳ない…

その代わり、社だけ、小ネタではなく、小説になりました


甘え方と甘やかし方

膝枕バージョン(基本的に、社は腕枕しない。言われたら、喜んでする)

奏と攻めたちで、こういう夢を見たので、形にしました(誰得?)

膝枕をしたり、されたり、腕枕をされたりする、ただそれだけの小ネタです(社のみ、小説)

既に付き合っている設定で、ほのぼのか、イチャイチャ(甘々)


最後にお知らせがあります





「…奏…」

よろよろ、と効果音がつきそうな足取りで、社がゆっくり近付いてくる。

―疲れてるな、大丈夫か。

そう声を掛けそうになったが、

いや、大丈夫じゃないな。疲れ果ててる。

愚問だと思い、やめた。

疲れている人に、余計な会話は負担にしかならない。

恋人が相手でも、分かりきったことを言われて、答えるのは、億劫だろう。

早く休んだ方が良いのは明らかだが、呼ばれた以上、何か用があるに違いない。

「お疲れ様。…どうした?」

優しく聞こえるように、意識して、いつもより穏やかな声で問い掛ける。

何かしてほしいことがあるのなら、極力叶えてあげたい。

「………させてくれ」

「ん?」

「甘えさせてくれ…」

「え。あ、うん。いいけど…具体的には、何をすればいい?」

甘えさせるって、どうすればいいんだ?

「膝を貸してほしい」

即答…。でも、良かった。それなら、俺にもできる。

「いいよ。おいで」

「ありがとう」

社は全体的にのろのろ動き(疲れてる社には悪いけど、生まれたての動物みたいで可愛い、と思ったのは内緒だ)、そぉっと頭を俺の足に乗せた。

仰向けで横になり、目を閉じた社の顔を見つめる。

「……膝枕なんて、幼稚園児以来だ」

「そうなのか?」

「ああ。…そもそも、昔から母さんにしてもらいたいとは、一ミリも思わなかった。気恥ずかしいし、居た堪れないからな」

「へぇ…でも、そうか。そういうものかもしれないな(俺も多分、母さんが生きてても、膝枕してもらいたいとは思わないな。してあげると言われたら、きっぱり拒絶はしないけど、やんわり拒否くらいはするかも)」

「…だけど、奏になら…奏には、してもらいたかった」

「? 何で?」

「俺は奏が好きだから。…好きだから、きっと、甘えたいのだと思う」

目を閉じたまま、どこかぼんやりとしている声で、社は静かに呟く。

眠いのかもしれない。

「好きなだけ、甘えていいよ」

俺が頭を優しく撫でると、

「では、遠慮なく。…もう少し、このままで、いさせてくれ」

嬉しそうに笑って、それからは、口も閉ざした。

社の頭を撫でながら、ぼんやり考える。

…お互い忙しかったとはいえ、春休み中、一度も連絡しなかったのは、失敗だったな…。

学会用の論文を完成させるって言ってたから、多分、というか、絶対、連日夜更かし―悪ければ徹夜と仮眠―の睡眠不足、食事も忘れたんだろう。

…社は一人にすると、研究のことに夢中になって、すぐに睡眠と食事を忘れるからな…時間の感覚も狂うし…。

驚異的な集中力は凄いけど、体調には気を付けてほしい。

「…あ」

俺が考え事をしている間に、社は眠ってしまったようだ。

微笑を浮かべた、安らかな寝顔を見て、俺も頬が緩む。

「おやすみ、自由」

囁いて、おでこにキスすると、心なしか笑みが深くなった、気がした。





今回が「初めて膝枕をしてもらった時」の話です(社が自然と起きるまで待った奏の足は、確実に痺れた。悶絶して涙目になった奏を見て、申し訳なさと嬉しさと愛しさで、胸がいっぱいになった社が、落ち着いた頃に抱き締める、までがセットだと思ってます)

この後からは、疲れたら、してもらうようになります(月に一回くらい)

ただし、足が痺れる前に、そっと下ろされる

奏も、たまにしてもらう(月一であるか、ないか)


社は疲れたら甘えたくなるタイプ(奏は疲れたら一人になりたい。本音を言うと、会話すら面倒で、とりあえず寝たい。話し掛けられたら、普通に接するけど。不機嫌にはならないが、途中で寝落ちする。寝落ちする確率は、疲労の度合いと時間に比例する)

奏は寂しいと甘えたくなるタイプ(社は寂しいと話がしたい。いつも通り会話するうちに、寂しさはなくなるから)

甘えたくなるタイミングが違う二人


本当は、他にも書いていたのですが、長い上に、今回のテーマとは関係なかった為、カットしました

お蔵入りは勿体ない(気がする)ので、いつか完成させるつもりです


今回の話には関係ないですが、お知らせしたいことがあります

ゆっくりですが、『俺』と『転生俺』の加筆修正をします

話の順番を入れ替えれるなら、『俺』は一話だけ変えたいです(確認しないと…)

加筆修正したものには、タイトルの横に書きます

「ハロウィン」の加筆では各CPのベッド事情について触れたりもするので、そういう話題が苦手な方は、お気を付けてください(予め注意書きはします。プラトニック派は逃げて!)

加筆修正が全て終わったら、もう一度お知らせを更新します

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