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1章 おむつがバレる
8. 午後の授業
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午後の授業が始まると、裕太は自分の席に戻り、しばらくは何も感じないようにしようと必死になった。心の中では、昼寝中の出来事が頭をぐるぐる回り続けていた。おねしょが漏れてしまったこと、そしてそれが誰にも気づかれなかったかどうか、それが何よりも気がかりだった。
「どうしてこんなことになっちゃったんだろう……」
裕太は視線を前方に向け、授業に集中しようとした。しかし、どうしても心ここにあらずで、先生の話が耳に入ってこなかった。自分の身体に感じるわずかな違和感が、集中を妨げていた。新しいおむつを履いたとはいえ、まだ少し違和感が残っている。小さな湿った感触が、気になって仕方がなかった。
「大丈夫、誰にも気づかれちゃいない……」
自分に言い聞かせるように、裕太は何度もその言葉を繰り返した。だが、目の端にちらっと映るリナの姿に、無意識に視線が向かってしまう。彼女は相変わらず、ノートを取る手を止めることなく、時折裕太の方に視線を送ってくる。
「リナ……」
裕太はその視線に気づくたびに、胸が締め付けられるような感覚を覚えた。リナが自分をじっと見ているわけではないことは分かっている。だが、その目線の先に自分がいることが、妙に気になって仕方がなかった。何度も視線を合わせないようにしようとしたが、どうしても気になってしまう。
リナは、どこか冷静で無感情な顔をしている。彼女の顔には、裕太が気にするような表情は見られない。ただ、時折、ふっとその目が裕太に向けられる。そのたびに裕太は心臓が一拍早く打つような気がして、思わず視線をそらしてしまう。
「お願い、気づかないで……」
その一言が、心の中で繰り返される。もしリナに気づかれたらどうしよう。おむつのことも、昼寝中におねしょが漏れたことも。もしそれが全てバレてしまったら――
「なに、緊張してんだよ……」
ふとした瞬間、裕太は自分が座っている席を微かに感じる。お尻に当たる椅子の硬さ、そしてその下にあるおむつの膨らみ。教室の冷房で少し肌寒い空気が、なおさらその膨らみを意識させる。
その時、再びリナの視線が自分に向けられたことに気づいた。今度は少し長く、じっと見ているような気がした。
「まさか……気づいてるのか?」
裕太の心臓は一気に速く打ち始めた。呼吸も荒くなり、少し顔が熱くなったような気がした。リナの目が、まるで裕太の秘密を見抜いているかのように感じられた。その目は、鋭さを持っていて、何かを探っているようにも見えた。
「いや、違う……きっと、気のせいだ」
裕太は自分を必死に落ち着かせようとした。リナが気づくわけがない。だが、胸の中の不安はどうしても消えなかった。リナは誰かに話すような子ではないと思うが、それでもどうしても不安な気持ちが抑えきれない。
授業が進むにつれ、裕太は一度もリナと目を合わせることができなかった。頭の中で次々と不安な考えが湧いては消えていく。それらを必死に押さえ込みながら、なんとか授業を終わらせようとしたが、どこかでリナが見ているような気がして、全く集中できなかった。
---
午後の授業が終わる直前、裕太は自分の席で身動きが取れなくなったような気がした。先生の話す内容も、頭に入ってこなかった。視線はリナに引き寄せられるが、何も言わずに普通に授業を受けているように見える。
「……やっぱり、気づいてないよな?」
裕太は何度も心の中で自分に問いかける。しかし、その答えが出ることはなかった。彼の心の中には、リナの存在があまりにも大きくなりすぎていた。
そして、とうとう帰りのホームルームの時間がやってきた。チラリと見たリナは、まだ普通にノートを閉じて、バッグを整理しているだけだった。
「今日は何もなかった……」
裕太はその事実を、少しだけ安心しながら噛み締めたが、まだ心の中ではその不安が完全には消えていなかった。
「どうしてこんなことになっちゃったんだろう……」
裕太は視線を前方に向け、授業に集中しようとした。しかし、どうしても心ここにあらずで、先生の話が耳に入ってこなかった。自分の身体に感じるわずかな違和感が、集中を妨げていた。新しいおむつを履いたとはいえ、まだ少し違和感が残っている。小さな湿った感触が、気になって仕方がなかった。
「大丈夫、誰にも気づかれちゃいない……」
自分に言い聞かせるように、裕太は何度もその言葉を繰り返した。だが、目の端にちらっと映るリナの姿に、無意識に視線が向かってしまう。彼女は相変わらず、ノートを取る手を止めることなく、時折裕太の方に視線を送ってくる。
「リナ……」
裕太はその視線に気づくたびに、胸が締め付けられるような感覚を覚えた。リナが自分をじっと見ているわけではないことは分かっている。だが、その目線の先に自分がいることが、妙に気になって仕方がなかった。何度も視線を合わせないようにしようとしたが、どうしても気になってしまう。
リナは、どこか冷静で無感情な顔をしている。彼女の顔には、裕太が気にするような表情は見られない。ただ、時折、ふっとその目が裕太に向けられる。そのたびに裕太は心臓が一拍早く打つような気がして、思わず視線をそらしてしまう。
「お願い、気づかないで……」
その一言が、心の中で繰り返される。もしリナに気づかれたらどうしよう。おむつのことも、昼寝中におねしょが漏れたことも。もしそれが全てバレてしまったら――
「なに、緊張してんだよ……」
ふとした瞬間、裕太は自分が座っている席を微かに感じる。お尻に当たる椅子の硬さ、そしてその下にあるおむつの膨らみ。教室の冷房で少し肌寒い空気が、なおさらその膨らみを意識させる。
その時、再びリナの視線が自分に向けられたことに気づいた。今度は少し長く、じっと見ているような気がした。
「まさか……気づいてるのか?」
裕太の心臓は一気に速く打ち始めた。呼吸も荒くなり、少し顔が熱くなったような気がした。リナの目が、まるで裕太の秘密を見抜いているかのように感じられた。その目は、鋭さを持っていて、何かを探っているようにも見えた。
「いや、違う……きっと、気のせいだ」
裕太は自分を必死に落ち着かせようとした。リナが気づくわけがない。だが、胸の中の不安はどうしても消えなかった。リナは誰かに話すような子ではないと思うが、それでもどうしても不安な気持ちが抑えきれない。
授業が進むにつれ、裕太は一度もリナと目を合わせることができなかった。頭の中で次々と不安な考えが湧いては消えていく。それらを必死に押さえ込みながら、なんとか授業を終わらせようとしたが、どこかでリナが見ているような気がして、全く集中できなかった。
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午後の授業が終わる直前、裕太は自分の席で身動きが取れなくなったような気がした。先生の話す内容も、頭に入ってこなかった。視線はリナに引き寄せられるが、何も言わずに普通に授業を受けているように見える。
「……やっぱり、気づいてないよな?」
裕太は何度も心の中で自分に問いかける。しかし、その答えが出ることはなかった。彼の心の中には、リナの存在があまりにも大きくなりすぎていた。
そして、とうとう帰りのホームルームの時間がやってきた。チラリと見たリナは、まだ普通にノートを閉じて、バッグを整理しているだけだった。
「今日は何もなかった……」
裕太はその事実を、少しだけ安心しながら噛み締めたが、まだ心の中ではその不安が完全には消えていなかった。
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