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【314 ロビン 対 帝国軍】
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合流した魔法使い達を加え、ロビンの隊はおよそ五千の軍勢になった。
だが、迎え撃つ帝国軍は一万五千と三倍の数を有している。戦いはカエストゥスが圧倒的に不利だった。
正面から突撃すれば、帝国の複合魔道具 六芒魔星の餌食になる。
だが、吹雪は強く見晴らしが悪いと言っても、身を隠せる場所など無く、帝国もサーチでこちらの動きを把握しているだろう事から、とても攻めこめる状態ではなかった。
そこでロビンが取った策はあまりに無謀と思えるものだった。
「フルトン様、カエストゥス軍ですが、何者かが・・・・・一人で近づいて来ております」
帝国でサーチをかけている青魔法使いが、悩むような口振りで報告をする。
「・・・一人、ですと?」
「は、はい。何度も確認しましたが、一人です。まだ距離は300メートル程開いておりますが、一人です」
怪訝な声を出し、鋭く睨みつけるフルトンに、青魔法使いは身を震わせた。
ジャキル・ミラーが死亡し、まだ一時間も経っていない。
だが、その一時間にも満たない僅かな時間で、新たな指揮官となったステイフォン・フルトンは、人が変わったかと思う程の変貌を遂げていた。
「・・・ほぅ、どうやら間違いないようですね。六芒魔星を見た上で単騎で来る。おそらくロビンでしょう。よろしい、返り討ちにしてあげましょう」
言葉使いこそいつもと変わらない丁寧なものだったが、その言葉一つ一つに凄みがあった。そしてなにより顔付が変わっていた。
いつもミラー後ろにいて影が薄く、サポートに徹している印象があったが、今のフルトンからは、万の軍勢を率いる強者としての威厳がある。
「ロビン、なぜ一人で来たか・・・分かりますよ。確かにあなた一人ならば、六芒魔星を躱せるでしょう。それにあれは魔力を込めて発動できる状態にするまでに、多少の時間がかかります。そう乱発できるものではありません。あなたの狙いは混戦状態に持ち込み、六芒魔星を封じる事・・・くっくっく・・・舐められたものです」
前線に立っていたフルトンは、脇に控えている黒魔法使いと青魔法使いに目を向ける。
「たった一人でこれだけの数を相手に勝てると思ってるのか!行け!カエストゥスの思い上がりを叩き潰してやるんだ!」
フルトンの怒号で、黒魔法使いと青魔法使いがロビン向け放たれた。
来る!
自分に向け放たれる殺気を感じ取った瞬間、ロビンはその身に炎の竜を纏った。
上級黒魔法 灼炎竜
周囲の雪を一瞬で溶かし、巨大な咆哮を上げるかのように、炎の竜は激しく勢いよく燃え上がる。
185cmあるロビンの背より、はるか高く大きなその竜は、ロビンの三倍以上は裕にあるだろう。
ロビンの灼炎竜が姿を見せた時、吹雪を貫き、ロビンに向け放たれた魔法は、中級黒魔法 爆裂空破弾。
拳の倍以上あるだろう破壊の魔力を込めた光の球が、ロビンを捉え大きな爆発音を上げる。
「よし、休むな!撃ち続けろ!」
ロビンと帝国の魔法使いとの距離は50メートルは離れていた。この強い吹雪の中では姿を視認する事は難しい。
だが、帝国は青魔法使いがサーチでロビンの位置を捉え、黒魔法使いが攻撃を行う。
吹雪を目くらましに利用した連携をとっていた。
攻撃が命中した事を確認した帝国の黒魔法使いは、そこで手を休める事なく、次々と魔法を撃ち放っていく。
爆発による煙がロビンを覆い、ロビン自身の姿は確認できないが、空高く上がり勢い衰える事のない灼炎竜が、ロビンの生存を教えていた。
「クソッ!これだけ撃ってまだ生きてるってのか!?」
「あの灼炎竜が結界のように魔法を防いでいるんだ・・・どうする?」
「中級魔法じゃラチがあかねぇ!俺が光源爆裂弾で終わらせてやる!」
何発も何十発も魔法を撃ちこんだが、一向にロビンの消えない灼炎竜を見て、帝国の魔法使いの一人がその両手に全魔力を集中させていく。
「馬鹿!お前フルトン様の許可なく上級魔法は・・・」
「魔力の温存か!?知った事か!ここでロビンをやればそれでお終いなん・・・」
最後まで言い終わらない内に、その黒魔法使いは炎の竜に吞み込まれた。
「おいおい・・・灼炎竜を前にして緊張感が足りねぇんじゃねぇのか?」
爆発による煙をかき消し、無傷のロビンが姿を現した。
降り積もった雪も灼炎竜が通り過ぎた後は、その地肌をあらわにし、赤茶色の土が見える。
7~8メートルはあろう炎の竜は、そのままの暴れ狂い、帝国の魔法使いに襲い掛かった。
「・・・強い。話しに聞いていた以上だな・・・一人で出てくるだけの事はある」
その強さはフルトンが想定していた以上だった。
ロビンの灼炎竜は帝国の青魔法兵が張った結界でさえ破壊し、勢いのままに縦横無尽に暴れまわっている。
帝国兵の抵抗もむなしく、その炎は触れるもの全てを焼き尽くしていた。
炎の竜が次々に帝国兵を飲み込むその姿に、帝国兵の一部にはすでに戦意を喪失する者まで出始めていた。
「ふん、こんなものか?俺一人で勝てそうだぞ?」
当然だが、ロビンにも魔法はぶつけられている。
だが、ロビンの纏う灼炎竜によって、全て阻まれている。
たった一人で帝国兵一万五千を前に推し進めているロビンの姿は、本当に同じ人間かと思わせる程の圧倒的だった。
「俺がやる!てめぇらはどけッツ!」
仲間の帝国兵を押しのけ、前線に一人の男が現れる。
「おお!ディミトリー!」
「ディミトリーだ!灼炎竜のディミトリーだ!」
ディミトリーと呼ばれるその男は、ロビンにも引けを取らない大柄で勇ましい男だった。
ディミトリーの登場で、それまで押されていた帝国兵が沸き立ち、高い士気が戻る。
「灼炎竜ってのはなぁぁぁ!大きさと数で魔法使いの実力が分かるんだよ!」
ディミトリーの体が炎を纏う。
出現した灼炎竜はロビンよりも大きく、その数は10体。
その炎の竜に巻き込まれないように、帝国兵は一斉に後ろへ下がった。
「俺の灼炎竜は最長10メートル!一度に10体を操れる!ロビンッツ!てめぇはどうだ!?まさか、そんな小せぇ竜一体だけかぁ!?」
ディミトリーがその手を向けると、10体の灼炎竜は大きな咢を開けロビンを呑みこまんと、火の粉をまき散らし襲いかかった。
「・・・ふん」
ロビンはその身を喰らわんと迫る灼炎竜に対し、眉一つ動かす事はなかった。
ゆっくりと手を前に向けると、一体の灼炎竜で迎え撃った。
「馬鹿が!たった一体で俺の灼炎竜を防げると思ってんのかぁぁぁ!?」
「俺の灼炎竜は15メートルだ」
突如、自分の灼炎竜を大きく上回ったロビンの竜を目にし、ディミトリーは驚愕した。
予想外の大きさだったが、すぐに頭を切り替えた。
師団長には敵わないとしても、自分は帝国でも指折りの黒魔法使いだという自信がある。
カエストゥスのロビンの噂は聞いていた。
確かにここまでの戦いぶりは見事というしかない。
たった一人ですでに帝国兵を千人は焼き払っている。
たった一体。
いかに自分の竜より大きかったとしても、10 体 1である。負ける事など考えられなかった。
だが・・・・・
「二流が・・・数が多ければ勝てると思っているのか?」
ロビンの灼炎竜はたった1体で、襲い来る10体の灼炎竜を一方的に喰らい蹂躙していった。
ディミトリーの灼炎竜は全く相手にならなかった。
ロビン一人に圧倒されていた帝国兵達は、ディミトリーに希望を見出していたが、そのあまりに大きな戦闘力の差を見せつけられ、ただ茫然としているしかなかった。
「数を増やせば攻撃範囲は広がる。だが、それだけ魔力は分散する。本当の実力者は一対一で竜を分散させる事などせんよ」
ディミトリーの竜を全て吞み込むと、ロビンは茫然と立ち尽くすディミトリーの前に、ゆっくりと歩き立った。
「・・・う、あぁ・・」
蛇に睨まれた蛙。覆しようのない実力差。
絶対的な捕食者を前にし、ディミトリーは口を開けるが言葉を出せず、微かなうめき声を絞り出す事がやっとだった。
「・・・お前如きが灼炎竜を語るな」
ロビンの灼炎竜に呑まれ、ディミトリーは叫び声を上げる間もなく焼き尽くされた。
ロビンの戦いぶりに、後方で待機していたカエストゥス軍は勢いづいた。
ビボルが敗れ、軍の大半が壊滅させられ、誰の頭にも敗北の二文字が浮かんでいたが、ロビンは指揮官としても一人の戦士としても、戦う道を示した。
圧倒的な数の不利をものともせず、たった一人で戦うその姿に次々と声が上がる。
「い、いける!いけるぞ!」
「さすが団長だ!あの灼炎竜をあんなにあっさりと」
「これなら勝てる!」
カエストゥスの士気は十分に高まった。
反して、帝国兵は上位の実力者であったろうディミトリーをあっさりと倒され、一度持ち直した気力に再び陰りが出る。
帝国の動きが止まった。
ここだ!
ロビンは力で帝国の動きを封じた。そしてその力は自軍にも伝わり、戦う勇気を与えた。
ロビンの狙い、近接に持ち込み六芒魔星を封じる。
勝負所の際はここだ!
「全軍突撃だァッツ!」
声を張り上げ、合図を送った。
だが、迎え撃つ帝国軍は一万五千と三倍の数を有している。戦いはカエストゥスが圧倒的に不利だった。
正面から突撃すれば、帝国の複合魔道具 六芒魔星の餌食になる。
だが、吹雪は強く見晴らしが悪いと言っても、身を隠せる場所など無く、帝国もサーチでこちらの動きを把握しているだろう事から、とても攻めこめる状態ではなかった。
そこでロビンが取った策はあまりに無謀と思えるものだった。
「フルトン様、カエストゥス軍ですが、何者かが・・・・・一人で近づいて来ております」
帝国でサーチをかけている青魔法使いが、悩むような口振りで報告をする。
「・・・一人、ですと?」
「は、はい。何度も確認しましたが、一人です。まだ距離は300メートル程開いておりますが、一人です」
怪訝な声を出し、鋭く睨みつけるフルトンに、青魔法使いは身を震わせた。
ジャキル・ミラーが死亡し、まだ一時間も経っていない。
だが、その一時間にも満たない僅かな時間で、新たな指揮官となったステイフォン・フルトンは、人が変わったかと思う程の変貌を遂げていた。
「・・・ほぅ、どうやら間違いないようですね。六芒魔星を見た上で単騎で来る。おそらくロビンでしょう。よろしい、返り討ちにしてあげましょう」
言葉使いこそいつもと変わらない丁寧なものだったが、その言葉一つ一つに凄みがあった。そしてなにより顔付が変わっていた。
いつもミラー後ろにいて影が薄く、サポートに徹している印象があったが、今のフルトンからは、万の軍勢を率いる強者としての威厳がある。
「ロビン、なぜ一人で来たか・・・分かりますよ。確かにあなた一人ならば、六芒魔星を躱せるでしょう。それにあれは魔力を込めて発動できる状態にするまでに、多少の時間がかかります。そう乱発できるものではありません。あなたの狙いは混戦状態に持ち込み、六芒魔星を封じる事・・・くっくっく・・・舐められたものです」
前線に立っていたフルトンは、脇に控えている黒魔法使いと青魔法使いに目を向ける。
「たった一人でこれだけの数を相手に勝てると思ってるのか!行け!カエストゥスの思い上がりを叩き潰してやるんだ!」
フルトンの怒号で、黒魔法使いと青魔法使いがロビン向け放たれた。
来る!
自分に向け放たれる殺気を感じ取った瞬間、ロビンはその身に炎の竜を纏った。
上級黒魔法 灼炎竜
周囲の雪を一瞬で溶かし、巨大な咆哮を上げるかのように、炎の竜は激しく勢いよく燃え上がる。
185cmあるロビンの背より、はるか高く大きなその竜は、ロビンの三倍以上は裕にあるだろう。
ロビンの灼炎竜が姿を見せた時、吹雪を貫き、ロビンに向け放たれた魔法は、中級黒魔法 爆裂空破弾。
拳の倍以上あるだろう破壊の魔力を込めた光の球が、ロビンを捉え大きな爆発音を上げる。
「よし、休むな!撃ち続けろ!」
ロビンと帝国の魔法使いとの距離は50メートルは離れていた。この強い吹雪の中では姿を視認する事は難しい。
だが、帝国は青魔法使いがサーチでロビンの位置を捉え、黒魔法使いが攻撃を行う。
吹雪を目くらましに利用した連携をとっていた。
攻撃が命中した事を確認した帝国の黒魔法使いは、そこで手を休める事なく、次々と魔法を撃ち放っていく。
爆発による煙がロビンを覆い、ロビン自身の姿は確認できないが、空高く上がり勢い衰える事のない灼炎竜が、ロビンの生存を教えていた。
「クソッ!これだけ撃ってまだ生きてるってのか!?」
「あの灼炎竜が結界のように魔法を防いでいるんだ・・・どうする?」
「中級魔法じゃラチがあかねぇ!俺が光源爆裂弾で終わらせてやる!」
何発も何十発も魔法を撃ちこんだが、一向にロビンの消えない灼炎竜を見て、帝国の魔法使いの一人がその両手に全魔力を集中させていく。
「馬鹿!お前フルトン様の許可なく上級魔法は・・・」
「魔力の温存か!?知った事か!ここでロビンをやればそれでお終いなん・・・」
最後まで言い終わらない内に、その黒魔法使いは炎の竜に吞み込まれた。
「おいおい・・・灼炎竜を前にして緊張感が足りねぇんじゃねぇのか?」
爆発による煙をかき消し、無傷のロビンが姿を現した。
降り積もった雪も灼炎竜が通り過ぎた後は、その地肌をあらわにし、赤茶色の土が見える。
7~8メートルはあろう炎の竜は、そのままの暴れ狂い、帝国の魔法使いに襲い掛かった。
「・・・強い。話しに聞いていた以上だな・・・一人で出てくるだけの事はある」
その強さはフルトンが想定していた以上だった。
ロビンの灼炎竜は帝国の青魔法兵が張った結界でさえ破壊し、勢いのままに縦横無尽に暴れまわっている。
帝国兵の抵抗もむなしく、その炎は触れるもの全てを焼き尽くしていた。
炎の竜が次々に帝国兵を飲み込むその姿に、帝国兵の一部にはすでに戦意を喪失する者まで出始めていた。
「ふん、こんなものか?俺一人で勝てそうだぞ?」
当然だが、ロビンにも魔法はぶつけられている。
だが、ロビンの纏う灼炎竜によって、全て阻まれている。
たった一人で帝国兵一万五千を前に推し進めているロビンの姿は、本当に同じ人間かと思わせる程の圧倒的だった。
「俺がやる!てめぇらはどけッツ!」
仲間の帝国兵を押しのけ、前線に一人の男が現れる。
「おお!ディミトリー!」
「ディミトリーだ!灼炎竜のディミトリーだ!」
ディミトリーと呼ばれるその男は、ロビンにも引けを取らない大柄で勇ましい男だった。
ディミトリーの登場で、それまで押されていた帝国兵が沸き立ち、高い士気が戻る。
「灼炎竜ってのはなぁぁぁ!大きさと数で魔法使いの実力が分かるんだよ!」
ディミトリーの体が炎を纏う。
出現した灼炎竜はロビンよりも大きく、その数は10体。
その炎の竜に巻き込まれないように、帝国兵は一斉に後ろへ下がった。
「俺の灼炎竜は最長10メートル!一度に10体を操れる!ロビンッツ!てめぇはどうだ!?まさか、そんな小せぇ竜一体だけかぁ!?」
ディミトリーがその手を向けると、10体の灼炎竜は大きな咢を開けロビンを呑みこまんと、火の粉をまき散らし襲いかかった。
「・・・ふん」
ロビンはその身を喰らわんと迫る灼炎竜に対し、眉一つ動かす事はなかった。
ゆっくりと手を前に向けると、一体の灼炎竜で迎え撃った。
「馬鹿が!たった一体で俺の灼炎竜を防げると思ってんのかぁぁぁ!?」
「俺の灼炎竜は15メートルだ」
突如、自分の灼炎竜を大きく上回ったロビンの竜を目にし、ディミトリーは驚愕した。
予想外の大きさだったが、すぐに頭を切り替えた。
師団長には敵わないとしても、自分は帝国でも指折りの黒魔法使いだという自信がある。
カエストゥスのロビンの噂は聞いていた。
確かにここまでの戦いぶりは見事というしかない。
たった一人ですでに帝国兵を千人は焼き払っている。
たった一体。
いかに自分の竜より大きかったとしても、10 体 1である。負ける事など考えられなかった。
だが・・・・・
「二流が・・・数が多ければ勝てると思っているのか?」
ロビンの灼炎竜はたった1体で、襲い来る10体の灼炎竜を一方的に喰らい蹂躙していった。
ディミトリーの灼炎竜は全く相手にならなかった。
ロビン一人に圧倒されていた帝国兵達は、ディミトリーに希望を見出していたが、そのあまりに大きな戦闘力の差を見せつけられ、ただ茫然としているしかなかった。
「数を増やせば攻撃範囲は広がる。だが、それだけ魔力は分散する。本当の実力者は一対一で竜を分散させる事などせんよ」
ディミトリーの竜を全て吞み込むと、ロビンは茫然と立ち尽くすディミトリーの前に、ゆっくりと歩き立った。
「・・・う、あぁ・・」
蛇に睨まれた蛙。覆しようのない実力差。
絶対的な捕食者を前にし、ディミトリーは口を開けるが言葉を出せず、微かなうめき声を絞り出す事がやっとだった。
「・・・お前如きが灼炎竜を語るな」
ロビンの灼炎竜に呑まれ、ディミトリーは叫び声を上げる間もなく焼き尽くされた。
ロビンの戦いぶりに、後方で待機していたカエストゥス軍は勢いづいた。
ビボルが敗れ、軍の大半が壊滅させられ、誰の頭にも敗北の二文字が浮かんでいたが、ロビンは指揮官としても一人の戦士としても、戦う道を示した。
圧倒的な数の不利をものともせず、たった一人で戦うその姿に次々と声が上がる。
「い、いける!いけるぞ!」
「さすが団長だ!あの灼炎竜をあんなにあっさりと」
「これなら勝てる!」
カエストゥスの士気は十分に高まった。
反して、帝国兵は上位の実力者であったろうディミトリーをあっさりと倒され、一度持ち直した気力に再び陰りが出る。
帝国の動きが止まった。
ここだ!
ロビンは力で帝国の動きを封じた。そしてその力は自軍にも伝わり、戦う勇気を与えた。
ロビンの狙い、近接に持ち込み六芒魔星を封じる。
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