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第一章 気まぐれな白き虎
05話 ボロボロの二人組
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【大精霊の宿木亭】と書かれた木製看板は優によって旅館の入口頭上に設置された。流れるような木目と深い色味が、森の風景にしっとりと馴染んでいる。
ジンはというと食後の運動がてら森を散策しに出かけた。今度は遭難しないよう木に切り傷をつける等マーキングをしながら。
「旅館といえば看板犬とかも欲しいよな」
旅館における看板猫・看板犬の存在は、新規のお客様・リピート利用のお客様をもたらす福の神と言われている。しかし優にとってお客様を増やしたいからという目的ではなく単に旅館といえばこんなイメージだろうという思いつきで発言したに過ぎない。
「やっぱり異世界ならではの動物が良いよな」
ドラゴンやユニコーン、カーバンクルあたりが良い。
「看板動物募集中の張り紙出しとこ」
瞬きの間に書き上げた募集ポスターをA型看板に貼り付け旅館の入口付近に設置する。相手側が文字を読める読めないかは別にして一種のエクステリアとして旅館の見た目をより華やかにすることが目的だったりする。
「よし!夕飯の支度でもしようかなっと……ん?」
後ろからズズズっと何かを引きずる音が聞こえた。
振り返ると木の間からジンさんがひょこりと顔を出しその後ろからお互いに肩を組んで歩くボロボロな2名の男女がいた。
「ユウ!すまないが部屋を一つ貸してくれないか?」
緊急事態発生である。
怪我人2名を医務室へと案内しお家魔法の一つ《大精霊の救急箱》を用いて打撲箇所には湿布を、擦り傷には消毒液と絆創膏で処置を施した。すると処置した場所が白く淡い光に包まれると絆創膏と湿布が肌に溶け込み一瞬のうちに全ての傷が治ってしまった。
「これが大精霊様の御業か」
「あ、ありがとう御座います」
2名は驚きのあまり口をあんぐりと開けるがそれを成した当の本人も驚きのあまり硬直してしまった。
なにこれ。絆創膏と湿布どこにいっちゃったの?逆に怖いんだけど。あくまで魔法ではあるから治りに関しては早いのかなと思っていたけど、こんな早く治るだなんて予想外だ。
優は平然を装い二人を客室【ベゴニア】へ案内した。
「すごい!本当にここで泊まって良いのか?」
「私たち実は死んだんじゃない?」
二人は客室の内装を見て感嘆する。
「靴はちゃんと脱いでね」
「はい」っと元気な返事をし早速とばかり客室へ入って行った。
「夕食は18時00ごろを予定してるからフロント脇にある宴会場大広間に来てください」
「本当に何から何までありがとうございます」
「貴方は俺たちの命の恩人だ」
素直な感謝に頬を赤く染める優は「お礼ならジンさんに」と一言添えぺこりとお辞儀をし退出した。
その後、優はジンさんのいる客室【ルピナス】へ向かいジンさんから事のあらましを聞いた。
曰く、彼らは冒険者ギルド【暁の星】に所属しているAランク冒険者でAランクモンスターであるキングボアの討伐依頼を引き受けこの森にやってきたらしい。
「討伐が完了し、城塞都市クラークへ帰る途中2匹目のキングボアに襲われたらしい」
「番だったって事だね」
「そうだ。そのキングボアの片割れに不意を突かれたと言っていたな」
「よく生きてたよね。ジンさんが助けてあげたの?」
「たまたま、あいつ等が襲われているところに遭遇してな」
「手ぶらで出て行ったよね?」
「一応俺はSランク冒険者だからな。キングボア程度なら素手で充分だ」
そういえばこの人高位ランクの冒険者とか言ってたっけ?
「ジンさんって実はすごいんだね」
「ハハ、まぁな」
複雑そうな表情で苦笑をこぼすジンを見て優は彼の「称賛されるべき人じゃない」という言葉が脳裏に浮かんだ。それでも、すごいことを成し遂げた人にすごいと言えないのはすこし悲しい。褒められるのは誰だって嬉しいはずだからだ。でも、これ以上はやめとこう。嫌われたらなんか嫌だし。
「そうだ。冒険者について色々聞きたいな」
優は話を変え、当時の約束通りジンさんから冒険者について聞き出す。
「あぁ、約束だからな。一から説明してやろう」
ジンは、冒険者やギルドについて詳しく説明してくれた。
まず、冒険者ギルドとは全体の機関及び冒険者ギルドを統括する自治組織である全機関統括議院に認められた独立組織のことを意味するらしい。ちなみに大陸規模の自治組織であるため全機関統括議院はかなりの権威を有している。そして、冒険者はダンジョンの攻略及び様々な依頼に対する成功報酬を収入源とし言わば便利屋みたいなものとして世間から認知されている。因みにかなり人気度の高い職種だ。
ここセントレイヤ大陸に存在する正規のギルドの数は200を超えており、各国々にはトップギルドと言われる冒険者ギルドが存在している。
・暁の星 ライベリア王国
・暴嵐の牙 風の国アルスフィード
・自由の翼 スカイハイ共和国
・巨神の足跡 巨王国ディナーグ
・福福 小人の国エケ
・匠 鍛治の国へファイスト
・不壊の剣 獣王国バラムハート
・終わりなき詩 本の国シューペリア
・真実の眼 ダブラード王国
・悪魔のツノ 魔帝国クロウリー
・精霊の戯れ 精霊法王国ティアーラ
・海竜の鱗 海洋国家ジベラール
・聖導 聖皇国アルターニ
この13のギルドが現在のトップギルドとなっている。
あの二人がトップギルドと言われるギルドの一つに所属していたことにはとても驚いたがジンさんも【悪魔のツノ】所属と聞いてさらに驚いたよ。とは言っても所属すること自体は誰にでもできるらしい。
しかし、上位のギルドになるほどランクが上がりにくくなっているため所属する時は注意が必要だ。ランクを上げるには依頼の達成数等の実績を積まなければならないがトップギルドの依頼となると難しいものが多い。他所のギルドではSランク推奨の依頼がトップギルドになるとBランク推奨の依頼として受理される。因みに所属替えも可能だが移籍するギルドに応じてランクの降格や昇格をされることもあるらしい。それがトップギルドの場合自身の現時点のランクから2段階の降格が義務付けられている。
「えーと、つまり冒険者になるには何処かのギルドに所属しなきゃいけないんだね」
「そうなるな。他所のギルドの依頼を受けれないようにするために必要なんだ。受けて良いのは自身の所属するギルドが提示する依頼のみ。まぁ、安全面の配慮って奴だな」
昔は何処のギルドでも依頼を受けれていたらしいがあまりにも死傷者の数が多過ぎたためより依頼難易度の細分化を図ったようだ。その結果、多くの独立したギルドが誕生し今のような複雑なランク規定が定められているのだそうだ。
「僕も冒険者になりたいんだけど初心者専用のギルドってあります?というか大精霊でもなれますか?」
「なれるぞ。大精霊が冒険者になる事例は珍しくはあるが過去にいなかったわけじゃないからな。それとDランクまでなら何処のギルドでも同じ難易度設定されてるからそれまでは近場のギルドに所属すれば良いと思うぞ。例えば、あの二人組が所属する【暁の星】とか良いんじゃないか?」
「ここから近いの?」
「【暁の星】は城塞都市クラークに本拠地を置いてあるからな。此処からすぐだ。因みに俺もクラークからこの森に来たんだぜ?」
「なのに遭難したんですか」
「地図が逆さまだって気づいた時にはもう遅かったんだ」
よく今まで生きてこられたのか不思議だ。方向音痴もそこまでいったら最早呪いの域だと思うんだけど。
「ジンさんはこの森にどういった要件で来られたんですか?」
「とある秘宝を探すためだな。ハハ、冒険者らしいだろ?まぁ酒場で聞いた噂話だから当てにはならんが……」
秘宝か……なんか良い響きだ。ファンタジーって感じでとてもワクワクする。
「あると良いですね」
「あぁ」
ふと、時計を見るとすでに16時を過ぎていることに気づいた優は冒険者についての話を一旦切り上げる。
「もう16時なんで夕飯の支度をしてきますね」
「またなんか聞きたいことがあればいつでもいってくれ」
「はい」
優はルピナスをあとにし台所へ向かった。
ジンはというと食後の運動がてら森を散策しに出かけた。今度は遭難しないよう木に切り傷をつける等マーキングをしながら。
「旅館といえば看板犬とかも欲しいよな」
旅館における看板猫・看板犬の存在は、新規のお客様・リピート利用のお客様をもたらす福の神と言われている。しかし優にとってお客様を増やしたいからという目的ではなく単に旅館といえばこんなイメージだろうという思いつきで発言したに過ぎない。
「やっぱり異世界ならではの動物が良いよな」
ドラゴンやユニコーン、カーバンクルあたりが良い。
「看板動物募集中の張り紙出しとこ」
瞬きの間に書き上げた募集ポスターをA型看板に貼り付け旅館の入口付近に設置する。相手側が文字を読める読めないかは別にして一種のエクステリアとして旅館の見た目をより華やかにすることが目的だったりする。
「よし!夕飯の支度でもしようかなっと……ん?」
後ろからズズズっと何かを引きずる音が聞こえた。
振り返ると木の間からジンさんがひょこりと顔を出しその後ろからお互いに肩を組んで歩くボロボロな2名の男女がいた。
「ユウ!すまないが部屋を一つ貸してくれないか?」
緊急事態発生である。
怪我人2名を医務室へと案内しお家魔法の一つ《大精霊の救急箱》を用いて打撲箇所には湿布を、擦り傷には消毒液と絆創膏で処置を施した。すると処置した場所が白く淡い光に包まれると絆創膏と湿布が肌に溶け込み一瞬のうちに全ての傷が治ってしまった。
「これが大精霊様の御業か」
「あ、ありがとう御座います」
2名は驚きのあまり口をあんぐりと開けるがそれを成した当の本人も驚きのあまり硬直してしまった。
なにこれ。絆創膏と湿布どこにいっちゃったの?逆に怖いんだけど。あくまで魔法ではあるから治りに関しては早いのかなと思っていたけど、こんな早く治るだなんて予想外だ。
優は平然を装い二人を客室【ベゴニア】へ案内した。
「すごい!本当にここで泊まって良いのか?」
「私たち実は死んだんじゃない?」
二人は客室の内装を見て感嘆する。
「靴はちゃんと脱いでね」
「はい」っと元気な返事をし早速とばかり客室へ入って行った。
「夕食は18時00ごろを予定してるからフロント脇にある宴会場大広間に来てください」
「本当に何から何までありがとうございます」
「貴方は俺たちの命の恩人だ」
素直な感謝に頬を赤く染める優は「お礼ならジンさんに」と一言添えぺこりとお辞儀をし退出した。
その後、優はジンさんのいる客室【ルピナス】へ向かいジンさんから事のあらましを聞いた。
曰く、彼らは冒険者ギルド【暁の星】に所属しているAランク冒険者でAランクモンスターであるキングボアの討伐依頼を引き受けこの森にやってきたらしい。
「討伐が完了し、城塞都市クラークへ帰る途中2匹目のキングボアに襲われたらしい」
「番だったって事だね」
「そうだ。そのキングボアの片割れに不意を突かれたと言っていたな」
「よく生きてたよね。ジンさんが助けてあげたの?」
「たまたま、あいつ等が襲われているところに遭遇してな」
「手ぶらで出て行ったよね?」
「一応俺はSランク冒険者だからな。キングボア程度なら素手で充分だ」
そういえばこの人高位ランクの冒険者とか言ってたっけ?
「ジンさんって実はすごいんだね」
「ハハ、まぁな」
複雑そうな表情で苦笑をこぼすジンを見て優は彼の「称賛されるべき人じゃない」という言葉が脳裏に浮かんだ。それでも、すごいことを成し遂げた人にすごいと言えないのはすこし悲しい。褒められるのは誰だって嬉しいはずだからだ。でも、これ以上はやめとこう。嫌われたらなんか嫌だし。
「そうだ。冒険者について色々聞きたいな」
優は話を変え、当時の約束通りジンさんから冒険者について聞き出す。
「あぁ、約束だからな。一から説明してやろう」
ジンは、冒険者やギルドについて詳しく説明してくれた。
まず、冒険者ギルドとは全体の機関及び冒険者ギルドを統括する自治組織である全機関統括議院に認められた独立組織のことを意味するらしい。ちなみに大陸規模の自治組織であるため全機関統括議院はかなりの権威を有している。そして、冒険者はダンジョンの攻略及び様々な依頼に対する成功報酬を収入源とし言わば便利屋みたいなものとして世間から認知されている。因みにかなり人気度の高い職種だ。
ここセントレイヤ大陸に存在する正規のギルドの数は200を超えており、各国々にはトップギルドと言われる冒険者ギルドが存在している。
・暁の星 ライベリア王国
・暴嵐の牙 風の国アルスフィード
・自由の翼 スカイハイ共和国
・巨神の足跡 巨王国ディナーグ
・福福 小人の国エケ
・匠 鍛治の国へファイスト
・不壊の剣 獣王国バラムハート
・終わりなき詩 本の国シューペリア
・真実の眼 ダブラード王国
・悪魔のツノ 魔帝国クロウリー
・精霊の戯れ 精霊法王国ティアーラ
・海竜の鱗 海洋国家ジベラール
・聖導 聖皇国アルターニ
この13のギルドが現在のトップギルドとなっている。
あの二人がトップギルドと言われるギルドの一つに所属していたことにはとても驚いたがジンさんも【悪魔のツノ】所属と聞いてさらに驚いたよ。とは言っても所属すること自体は誰にでもできるらしい。
しかし、上位のギルドになるほどランクが上がりにくくなっているため所属する時は注意が必要だ。ランクを上げるには依頼の達成数等の実績を積まなければならないがトップギルドの依頼となると難しいものが多い。他所のギルドではSランク推奨の依頼がトップギルドになるとBランク推奨の依頼として受理される。因みに所属替えも可能だが移籍するギルドに応じてランクの降格や昇格をされることもあるらしい。それがトップギルドの場合自身の現時点のランクから2段階の降格が義務付けられている。
「えーと、つまり冒険者になるには何処かのギルドに所属しなきゃいけないんだね」
「そうなるな。他所のギルドの依頼を受けれないようにするために必要なんだ。受けて良いのは自身の所属するギルドが提示する依頼のみ。まぁ、安全面の配慮って奴だな」
昔は何処のギルドでも依頼を受けれていたらしいがあまりにも死傷者の数が多過ぎたためより依頼難易度の細分化を図ったようだ。その結果、多くの独立したギルドが誕生し今のような複雑なランク規定が定められているのだそうだ。
「僕も冒険者になりたいんだけど初心者専用のギルドってあります?というか大精霊でもなれますか?」
「なれるぞ。大精霊が冒険者になる事例は珍しくはあるが過去にいなかったわけじゃないからな。それとDランクまでなら何処のギルドでも同じ難易度設定されてるからそれまでは近場のギルドに所属すれば良いと思うぞ。例えば、あの二人組が所属する【暁の星】とか良いんじゃないか?」
「ここから近いの?」
「【暁の星】は城塞都市クラークに本拠地を置いてあるからな。此処からすぐだ。因みに俺もクラークからこの森に来たんだぜ?」
「なのに遭難したんですか」
「地図が逆さまだって気づいた時にはもう遅かったんだ」
よく今まで生きてこられたのか不思議だ。方向音痴もそこまでいったら最早呪いの域だと思うんだけど。
「ジンさんはこの森にどういった要件で来られたんですか?」
「とある秘宝を探すためだな。ハハ、冒険者らしいだろ?まぁ酒場で聞いた噂話だから当てにはならんが……」
秘宝か……なんか良い響きだ。ファンタジーって感じでとてもワクワクする。
「あると良いですね」
「あぁ」
ふと、時計を見るとすでに16時を過ぎていることに気づいた優は冒険者についての話を一旦切り上げる。
「もう16時なんで夕飯の支度をしてきますね」
「またなんか聞きたいことがあればいつでもいってくれ」
「はい」
優はルピナスをあとにし台所へ向かった。
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