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細マッチョな先輩と恋人同士になった件(ソレイユルート)
★ そんなつもりじゃなかったんだけれども
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ソレイユの目はまた俺を見てくれているようで見ていないような。どこかぼんやりとしていながらも、飢えた獣のように野性味のあるギラギラとした光を宿している。
俺の足を容易く抱えたまま、器用に片手で近くに転がっていたチューブを拾い上げた。
開きっぱなしだったキャップの口を下にして、狙いを定めたのは彼の股の間でそそり勃っている雄。キレイに割れて、彫刻のように隆起した腹筋を隠さんばかりに大きく反り上がっている竿に向かって、その中身を躊躇うことなく絞り出していく。
彼にしては雑に、容器を握り潰さんばかりに強く握り締めながら。
ぶちゅ、ぶちゅと不細工な音を立てながらローションが彼の雄へと降り注いでいく。相変わらず多すぎなんじゃと思ってしまう量だ。事実、塗り拡げてしまわなくとも、伝い落ちていく分だけですでに太い竿の先から根本までがテラテラと艶めいてしまっている。
けれども、真剣な目をした恋人から、万が一にでもシュンを傷つけたくはないんだよ、なんて言われてしまっているのだ。何も言えない。言う気も起きない。
シーツにまで伝い落ち始めたところで、ソレイユにとっての十分をようやく満たしたんだろう。握った跡が残ってしまうくらいに潰れたチューブが、またベッドの端へと放るように転がされた。
自由になった手のひらが、トロトロに濡れてしまっている竿をそっと握り込んだ。伝い落ちかけているローションを満遍なく塗り拡げていく様子は、いつ見ても彼が自分自身を慰めているかのように見えてしまう。
見てはいけない。そんな罪悪感を感じてしまっているにも関わらず、目が離せない。生々しい粘着質な音が鳴ってしまっている彼の手元を、その手の中の雄の準備が整えられていく様を、食い入るように見つめてしまう。
「っ……は、ぁ……」
ソレイユの口から熱っぽい吐息が漏れる。堪えているような声が色っぽい。表情も。眉間には僅かにシワが寄ってしまっていて、でも苦しそうには見えなくて。どちらかと言えば切なそうで。
……疼いてきてしまう。ついさっきまで、彼から解してもらっていた尻の穴が、何だかムズムズしてしまって。
はたと目が合った。少し潤んだオレンジ色の瞳が、俺を捉えて微笑んだ。
「フフ……そんな、物欲しそうな顔しなくても……すぐにあげるよ……」
「っ……し、してた?」
「うん……可愛かったよ……今すぐに襲いたくなっちゃうくらいに……」
「そ、それは……」
「大丈夫……まだ今は、ちゃんと我慢するからさ……」
まだ今は。普通の時に聞いたら大したことのない、何気ない言葉が俺の胸をますます激しく高鳴らせていく。
……ってことは、今後は襲ってくれちゃうちゃうようになるかもしれないってことだよね? 確定してくれてるんだよね?
心の中で大騒ぎしてしまっていたのだ。顔にも何かしら出てしまっていたんだろう。ソレイユが何やら重たい溜め息をついた。微笑んでいたハズの瞳が、何やらじとりと細められている。
拗ねたように尖らせた唇が、吐き捨てるように呟いた。
「ほんっと、可愛いな……そんな無邪気に喜ばないでよね……」
「だ、だって……」
「あーもーストップ!! 絶対に、また可愛いこと言うつもりでしょ!? ほんっとムリ!! 今はムリだからっ!!」
そんなつもりじゃなかったんだけれども。
俺の足を容易く抱えたまま、器用に片手で近くに転がっていたチューブを拾い上げた。
開きっぱなしだったキャップの口を下にして、狙いを定めたのは彼の股の間でそそり勃っている雄。キレイに割れて、彫刻のように隆起した腹筋を隠さんばかりに大きく反り上がっている竿に向かって、その中身を躊躇うことなく絞り出していく。
彼にしては雑に、容器を握り潰さんばかりに強く握り締めながら。
ぶちゅ、ぶちゅと不細工な音を立てながらローションが彼の雄へと降り注いでいく。相変わらず多すぎなんじゃと思ってしまう量だ。事実、塗り拡げてしまわなくとも、伝い落ちていく分だけですでに太い竿の先から根本までがテラテラと艶めいてしまっている。
けれども、真剣な目をした恋人から、万が一にでもシュンを傷つけたくはないんだよ、なんて言われてしまっているのだ。何も言えない。言う気も起きない。
シーツにまで伝い落ち始めたところで、ソレイユにとっての十分をようやく満たしたんだろう。握った跡が残ってしまうくらいに潰れたチューブが、またベッドの端へと放るように転がされた。
自由になった手のひらが、トロトロに濡れてしまっている竿をそっと握り込んだ。伝い落ちかけているローションを満遍なく塗り拡げていく様子は、いつ見ても彼が自分自身を慰めているかのように見えてしまう。
見てはいけない。そんな罪悪感を感じてしまっているにも関わらず、目が離せない。生々しい粘着質な音が鳴ってしまっている彼の手元を、その手の中の雄の準備が整えられていく様を、食い入るように見つめてしまう。
「っ……は、ぁ……」
ソレイユの口から熱っぽい吐息が漏れる。堪えているような声が色っぽい。表情も。眉間には僅かにシワが寄ってしまっていて、でも苦しそうには見えなくて。どちらかと言えば切なそうで。
……疼いてきてしまう。ついさっきまで、彼から解してもらっていた尻の穴が、何だかムズムズしてしまって。
はたと目が合った。少し潤んだオレンジ色の瞳が、俺を捉えて微笑んだ。
「フフ……そんな、物欲しそうな顔しなくても……すぐにあげるよ……」
「っ……し、してた?」
「うん……可愛かったよ……今すぐに襲いたくなっちゃうくらいに……」
「そ、それは……」
「大丈夫……まだ今は、ちゃんと我慢するからさ……」
まだ今は。普通の時に聞いたら大したことのない、何気ない言葉が俺の胸をますます激しく高鳴らせていく。
……ってことは、今後は襲ってくれちゃうちゃうようになるかもしれないってことだよね? 確定してくれてるんだよね?
心の中で大騒ぎしてしまっていたのだ。顔にも何かしら出てしまっていたんだろう。ソレイユが何やら重たい溜め息をついた。微笑んでいたハズの瞳が、何やらじとりと細められている。
拗ねたように尖らせた唇が、吐き捨てるように呟いた。
「ほんっと、可愛いな……そんな無邪気に喜ばないでよね……」
「だ、だって……」
「あーもーストップ!! 絶対に、また可愛いこと言うつもりでしょ!? ほんっとムリ!! 今はムリだからっ!!」
そんなつもりじゃなかったんだけれども。
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