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勇者御一行2
しおりを挟む「ちっ!城が遠いなっ!もうシャナとニアは王の間についているだろうか?」
「そうね、、シャナ達は城の方へ走っていったから運が良ければついているかもしれないな。」
2人は少女に負担がかからないよう声量に気をつけながら走る。
城に近づくと、何やら5階付近が騒がしい。
「、、、なんだか嫌な予感がするんだが。」
「、、奇遇ね、わたしも嫌な予感がしてきたぞ。」
「おいっ!こっちにも賊がいるぞ!外にいぞげ!」
「えっ?抱えられているのは、、、追いかけろっ!急げっ!!」
5階で駆けていた兵の1人に外にいるのに気付かれ1階にいる兵もだんだん集まってきた。
「このままじゃ捕まってしまうっ!モルト合流は無理だっ!逃げるぞっ!」
「ちっ!この子を抱えたままじゃ無理だな、、」
ちらっと腕の中を確認するとこの騒ぎの中、未だにスヤスヤと寝ている。
全く、呑気で少し呆れてしまう。
「わぁぁぁぁぁああああああ・・・・」
「……………」
「「「「待てっ!早まるなぁあああああああっっっ!」」」」
ガシャアァンと大きな音が5階から聞こえる。
直後、上から2つの影が落ちてきた。
「ひゃあっ!なんとか着地できたわね笑笑」
不恰好ながらもなんとか足から着地できたのはシャナであった。
「……うむ。5階からなど造作もない……」
スタッと綺麗に着地したのはニアである。
「モルトっ!今魔王は戦争に出陣していて城に入はいないみたいっ!」
「数も多いし、今すぐ脱出しよう!」
4人は勢いよくさらにスピードを上げて逃げていった。
◆
現在城の中は賊が入り暴れたことによって滅茶苦茶になってしまっている。
そんな中1人の兵からの報告を聞いたアマンダは激怒していた。
「何ですってっっ!!賊の男がビアンカ様を抱えて逃走したですってっっ!!」
花園で大人しくしていたお嬢様が何故攫われる事態に陥ってしまったのかよくわからなかったが、粗方、花園で遭遇し寝ていたか気絶させられたかして抱えられてしまったのだろう。
あの花園は外部の人間は入れても出られない仕組みになっていたから油断していた。ビアンカ様を
抱えて花園を走っていたならば話は別だ。
そんなことも考えられなかったとは侍女失格である。魔王様になんて申し開きをすれば良いのやら、、
今すぐにでも連絡しなければっ!!
アマンダは急ぎ手紙を書き魔王様がいる戦地へと伝書怪鳥を飛ばした。
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