熱砂の過保護なプリンスの秘宝(R18)

カヨワイさつき

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アレ?

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チャプ、チャプ。
グチュ、グチュ。
水の音…荒い息づかい。
「……。」
チュパ、チュパ。
何かに吸いつかれている。
だがそれが嫌でない自分がいる。
あたたかい……。
身体が、ムズムズする……。
…はぁ、はぁ…んっ、はぁ…。
ダメ…もう無理……。
ゆらゆらする感じに、痛みが和らぐような感じ。
だけど、痛いような気持ちいいような
違和感ある不思議な感覚。
誰かが、助けてくれたんだよな?
倒れていた自分に気づいてくれて、誰かが…。
ここは、病院じゃないよな?
でも…やはり倒れたんだよな?夢?

チュパ、チュパ。チュル、
「あっ…あっん……。」
若い頃に感じたあの、性欲が戻ってきたのか?
ここ数年…いや、かなり昔にプロの方に
してもらたのが、初めてだったし、
同居していたときには、あの有名なセリフ
「私と仕事、どっちが大事?」
と言われ、自分が仕事を選んだのは確かだ。
仕事しないと何をしたらいいのか
わからないし、経済的に潤うほうが
断然いいと思っていたからだ。
だが翌日、会社から帰宅すると
ほぼカラになった部屋で、ただただ
呆然とするしかなかった。
電気のかさまでなく、電気をつけても
つくはずもなく暗いまま床にごろ寝した。
寝に帰るためだけになった部屋を引き払って、
今の狭いボロアパートに引っ越した。
家具はベッドだけって感じの部屋だ。
あまり料理はしないので、調理器具や
食器も安物を少しだけ購入しただけの
寂しい部屋。
経験ほぼ皆無に等しい53歳。

先程から、あやしい水音と
女性のあえぎ声、荒くなる息遣いが
ダイレクトに聞こえている。
エロい動画でも、つけっぱなしだったかな?
いやいや、仕事中だったはずだし、
めまいが起きて、熱さや痛みを感じて、
意識が……。
ここは……?
ヤバイ…まだ、頭が痛い…。
でも、もぉ、ダ…ダメ…。
き、気持ちいい…イキそう。
「…あっ…んっ…はぁ、あっ、そこっ…やっ。」
胸を舐められているのか?
刺激を受けた身体がこんなに
気持ちいいだなんて、知らなかった。
「@#&/g?」
「ん?…何?」
んっ?あれ?
グニュ、グニュ。
そ、そんなとこ…えっ、で、でも、
何?そこ…気持ちいい。
今まで感じた事がない感覚に戸惑いながら
声をあげてしまった。
「んぁぁ…やっ…。」
あれ?あれ?
のぼせ上がりそうなくらい頭が沸騰しそうだ。

「#&/a@?」
外国語?
むにゅ。
口に何か…柔らかい…ま、まさか?
クチュ、クチュ。むにゅ。
胸を揉まれる感触の後に、唇に何かがあたり
柔らかなものが、口の中に入り込んできた。
あまりの心地良さに、息を忘れそうになる。
甘たるい口付けを、乾きが癒えるように
何度も何度も繰り返していた。
まるで水を求めるかのように、柔らかな
濡れているものを吸い続けていた。
「もう…@/#&,?」
「…んっ?んっはぁ…。」
クチュ。ピチャ
あたたかな何かが、流れ込む感覚がした。
「…んっ?」
こくっ。
「いい子だ。」
「……。」
はっ?いい子?誰が?
53歳の頭をなでなで?
しかも落ち着く低音の声、男性に
頭を撫でられているのか?

「気がついたかな?言葉は、通じるように
したはずだが、大丈夫かな?」
「通じるようにした?…えっ?」
「あまり出来る者はいないが、たまたま
私が使える魔法だったから、異国の
君にしただけだよ。」
魔法?どういう事なんだ?
でも、言葉が通じるならいい事だけど…。
「あ、あの……。」
「んっ?なんだい?」
「た、助けていただき、ありがとうございます?」
「あれ?最後は、疑問形か……。ふふっ。」
笑い声も、色っぽい感じで大人の
笑い方だった。

「あの、なかなか目が開かず見えないんですが
ここは、どこなんですか?」
この質問の答えに、驚く事になり、
また、気を失う事になってしまった。
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