神様の手違いで、おまけの転生?!お詫びにチートと無口な騎士団長もらっちゃいました?!

カヨワイさつき

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召喚された聖女様?とおまけの私。
気持ち悪い陛下を引きつけながら、
私たちを助けてくれた聖女様は、
本当に美人で心も綺麗な人だった。
女の私から見ても、かっこよくて
心もきれいで、しかも美人。魅力的、
そして不思議な人だった。

それに比べ私は、神様らしき人に会った
にもかかわらず、召喚直後にお城から
追放されてしまった。
人生初の馬車に載せられ、目の前には
目つきが鋭い人物。
陛下に意見しようとしたけど、
グッと堪えていた人だった。
ずっと見られてるし、居心地悪い……。

私の格好といえば…。足には何かの植物の
葉っぱをツルで巻き付けただけの靴?
ちょっと違和感ある靴下のような
履き心地だった。
暑くもなく寒くもない気候。
白っぽい柔らかな布に穴を開けたような
カポっと着る様な、薄茶色。よく言えば
ムラ染の様なワンピース風の服装だった。
裾になる程濃くなる茶色い色は、まるで
土汚れのようにも見える。
念のため、臭くないかこっそり匂ってみた。
クンクン。
土の匂い?深緑の匂い?
臭くはない気がするけど、自分の体臭は
わからないって聞くし……。
チラ見すると、さらに鋭い目になった
気がした。
なんだか凹み。
もう、目の前の騎士を見る気はない。

無言のままで馬車で揺られながら、お尻が
本格的に痛くなってきた頃、教会に着いた。
本当に教会ですか?と疑いたくなるような、
ほぼ半壊した建物だった。
継ぎ接ぎだらけの小さな布や、大きめの
葉っぱなどが屋根代わりのところもあり、
壁らしきものはあるけど、ボロボロに
崩れかけており、私の力でも簡単に
壊せそうなところばかりだった。
ほぼほぼ建物として機能していない場所に、
神父さんらしき男性1人と、シスターだろうか?
濃い目の布地を継ぎ接ぎした服を
身に付けた女性2人。
数人の痩せた子供たちも、同じような
状態で出迎えてくれたのだった。

私自身、神父さんから聞かれるまで
自分の名前がない事に気づかなかった。
そう言えば、私には前世の記憶は
あるものの、性別も名前もわからなかった。
ただ今回は女性であり年齢は13歳だと
言うことだけわかっていた。
鎧姿の騎士に連れられ、馬車を降り
お出迎えしてくれている人達のもとに
乾いた土の上を歩いて行った。
優しい笑顔の人たちだった。
鎧姿の騎士たちと別室にされ、修道女…
シスターたちに、水場で身体を
清められた時……。
「あらあら。」
「まぁ。」
「可愛らしいお顔。」
「詳しい事情はわかりませんが…
ここでは皆平等で、皆に安心できる
場所を提供したいと私たちは毎日、神に
お祈りを捧げています。」
「……。」

神様があの、神様でない事を祈ります…。
つい、心の中で思ってしまった。
シスター達の話を要約すると、お城から
騎士様に連れられた私は、やむ得ない
事情で、みすぼらしい姿とボサボサの
髪をして姿を偽って、正体を隠している
と解釈されてしまったのだった。

それからの毎日は、生活に支障が
出ない程度のギリギリ見える長さに
前髪を整えて、頭からすっぽりと
修道服に身を包み過ごしたのだった。
あのでっぷり肥えた陛下から、いくら
もらったかは謎だけど、何十人もの
騎士たちが代わるがわる、教会を
修繕?立て直し、今まで使っていた
布張りの掘建て小屋は、臨時の
炊き出し場に変わっていた。

王都から外れたこの街はスラム街
だったようで、突然押しかけた私たちを
騎士団と聖女様が来たと、
密かに伝わっていったのだった。

全てはドジで少し変なナルシストの神様の
手違いでおまけの転生とおまけのチート?
あれ?チートなのかなぁ?
言葉は通じるから、言葉のチートかな?
確かに、言葉通じるのはありがたいわ。
文字も読める、書く事はまだ試して
いないけど、出来たらいいなぁと思う。

あの聖女様のように、きれいな人なら…。
だめ、多くを臨んではダメ。
今度こそ、何かにぶつからないように
気をつけないとね。
幸せになれるかなぁ?
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