神様の手違いで、おまけの転生?!お詫びにチートと無口な騎士団長もらっちゃいました?!

カヨワイさつき

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 サファイアの宝石言葉は「成功」「誠実」
「慈愛」そして神父様が、初めて逢った日に
名前がない私につけてくれた、
大切な名前だった。
髪の色は濃い茶色、瞳の色は紫色の私。
わざと裏方の仕事を貰いながら、ベールで
髪や顔を隠しながら生きていた。
野菜が多く入ったスープが、メインの
食事。この野菜は、ある意味私が
品種改良したようなものだった。

ここに来て、"畑"と呼ばれていた乾いた土は
耕した様子もなく、ひょろっとした食べれる
草?が植えられている状態だった。
たまに、貴重なお水が与えられるだけだった。
見かねた私は、畑作りをしてみた。
くわもスコップもないので、手短な木で
ガリガリと固い地面を掘り、1メートルも
ない位の小さな小さなウネを作った畑に
枯れた草や葉っぱをまぜて、"食べれる草"を
植えたのだった。
食器や手を洗ったあとの、使い古した
お水を惜しげもなく与えたのだった……。
効果は翌日に出た。
興奮気味にやってきたシスターたちと
畑に行くと、ひょろっとした数種類の草は、
成長し、3倍位の大きさになっていた。
さらに1週間後には、根菜類?葉物野菜、
キャベツに似た球状の野菜になっていた。
"奇跡"だと騒がれ、スラム街が一気に
注目を浴びた瞬間だった。

私はまだ、この時に"狙われている"事に
気づかなかった。
畑を耕すっという概念がないので、
とうぜん、クワなどの農作業に使える道具が
なかったので、地面に農耕道具を書いて
説明したり、もっと楽に畑が耕せることや、
間隔を開けて、種類別に植えたり、
可能な限り神父さんやシスター、
子ども達に教えたのだった。

この教会には赤ちゃんを含め10歳以下の
子どもが12人いた。はじめ来た時の私は、
赤ちゃんのお世話や小さな子どもたちの
相手をしていたのだった。
歌を歌ったり、寝る前のお話などしていた。
ある程度大きな子ども達は、食べれそうな
物を探したり、水汲み、繕いもの、修繕
色々な仕事をしていた。
私ができる事が、子守りや小さな子どもの
お世話くらいしか役に立てなかったのだ。

このままお世話屋になるのも申し訳ないと
思い、考え出せたのが畑を作る事だった。
この時の私は小さな子どもたちを
侮っていたのだ。
水やりと草抜き程度のお手伝いしか
出来ないと思っていたのだった。

3歳になる男の子は目を輝かせながら、
"食べ物を増やための道具"を作る事や
畑を耕す事などに興味を持っていた。
他の子も、同じような目をしていた。
見様見真似で、廃材で作ったスコップ
クワやスキ様な道具を子どもたちは
作ってしまったのだった。
それらは、私の小さな手にも使いやすい
農耕道具だった。

「サファイアさん、新しい畑の作り方を
町の人たちに教えてもいいかな?
各自に作ってもらえば、このスラムは
もっと変われるはず……。」
「はい、毎日お祈りしてくれている
町の人に教えてあげてください。」
「ありがとうございます。サファイアさんと
サファイアさんを遣わして頂いた神に
感謝します。」

そう言いながら、教会に来た町の人に、
新しい畑作りを教えていったのだった。
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