『完結』人見知りするけど 異世界で 何 しようかな？

第159話 チュリンとファニー

チュリンとファニーが、成人すると、
今まで以上に、それなりに、
お誘いが、急増しました。

身分、財産、下心を持ったものが、
ほとんどでした。

「グランお父様より、強い人がいいけど、
高望みはダメだから、せめて、私より、
強い人が、良いわ。」
「チュリン、グランお父様より強いのは、
こころお母様よ。」
「違うの、ファニー。私が言いたい事は、
力と、中身が、強い人よ。」
「だから、両方とも最強なのは、
こころお母様よ。」
………。

タンザとカイトは、
口をはなめなかった。
たしかに、グラン様は、こころ様が、
カタログの、仕事に、夢中になり、
こころ様を構いたいグラン様が、
抱きついた時に、
「グラン様、邪魔です。」って
言われ、泣いてたなぁ。

「あーあ。タンザとなら、めんどくさい、
結婚も、別にしても良いのになあ。」
………。
「チュリン、タンダが、かわいそうよ。
チュリンの"お尻にしく"んでしょ。」
僕は、チュリンの、お尻から、
目が離せなくなった。

「こころお母様みたいに、
グランお父様のお膝に乗るって事？」
「うーん。ファニーも、わかんないわ。」
………。

僕は、タンザ。護衛です。
身分違いだけど、淡い恋心を
チュリン様に、抱いてます。
僕は、チュリン様なら、違う意味の、
お尻にしかれても、良いかもって、
思ってしまいました。