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第183話 スラム街翌日
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昨日の、ぐるぐる巻きにした男には、
ギルド長のマサも、手を焼いていたらしい。
日雇い労働者のまとめ役だったらしい男は、
ただ同然で、働かしたり、子どもを使って
他所から来た冒険者などに、わざと
物乞いをさせ、同情をひき、もらったものを
横取りしたりしていたらしい。
話を聞くだけでも、ヘドが出るヤツだった。
ジョルジュは、笑っていた。
なぜ、ジョルジュを見てしまったんだろ?
見なければよかった。
すごく、黒い笑みだった。
「たしか、マジョルカ島も、強制施設も、
いっぱい、いっぱいだったよなぁ。」
「まずは、炊き出し、植樹、保護、最低限、
この3つは、したいが、植樹の際、穴掘り
畑を耕すのに、力がいるな。あぁー。
ダダ同然に、使えれる男、どこかに、
転がってないかな?トロイやつは、ムチで、
打ってもかまわない、男、どこか近くに
転がってないかな。」
ジョルジュは、かなり、怒ってるな。
「ジョルジュ、一応、コレは、貴重な、
労働力だから、最低限の事は、
してやったらいいと思うが、
あー、任せるわ。とりあえず、凶悪な、
笑顔は、やめてくれ。」
「凶悪な笑顔?グランは、失礼だなぁ。
あっ、コレには、最低限の睡眠と、
最低限の食事は、あげるから、
心配しなくていいよ。あはっ。」
ジョルジュは、笑っていた。
ギルド長や、周りの者は、ジョルジュの
発言や、笑顔に、ひきつっていた。
「ギルド長のマサさん、まずは、
炊き出しからしたいので数人、手伝って
いただきたいいんですが、可能ですか?」
「今日と、明日、応援の者が、来るまでの
間だけでも、できれば、ボランティアで、
手伝っていただける人がいたら、
うれしいんですが?」
「ここは、ギルドだから、いくらでも、
人はいるぜ。報酬は、炊き出しの、
ご飯で充分過ぎるくらいで、すぐ、
人は、集まるぜ。」
「助かる。炊き出し出来る所や、木を
植えていい、場所も、教えてほしい。」
「おう。わかった。木は何本だ」
数百本は植えたい、と言う事や、数種類
種も、あることを、伝えると、ギルド長の
まささんは、プルプル震えだした。
木の数が、少なかったか。
「申し訳ない、スラム街周辺の、村や街にも
植えたかったから、また、追い追い、
追加するから、取り急ぎ、これで、
我慢してくれ。」
「いや、違う。逆だ。ありがとう。」
「逆?」
俺と、ジョルジュは、顔を見合わせた。
「今までは、貴族とかが、偉そうに、
押し付けがましい態度で、寄付とか、
言って、どこに着ていくんだ?っていう
服や、ひやかしや、日持ちしない飯とか
だったから、本気で、考えて、くれてるのが、
半信半疑だったんだ。」
「すまない、ありがとう。」
ギルド長のマサの目が、潤んでいた。
「あと、ギルド長のマサさん、じゃなく、
マサって呼び捨てに、してくれ。」
「なんか、あんたらは、たぶん、
かなりのお偉いさんだろ?お偉いさん
じゃなくても、あんたらには、
呼び捨てに、してほしい。
ジョルジュさん、グランさん、頼む。」
……。
「マサ、あらためて、よろしく。」
ギルド長のマサも、手を焼いていたらしい。
日雇い労働者のまとめ役だったらしい男は、
ただ同然で、働かしたり、子どもを使って
他所から来た冒険者などに、わざと
物乞いをさせ、同情をひき、もらったものを
横取りしたりしていたらしい。
話を聞くだけでも、ヘドが出るヤツだった。
ジョルジュは、笑っていた。
なぜ、ジョルジュを見てしまったんだろ?
見なければよかった。
すごく、黒い笑みだった。
「たしか、マジョルカ島も、強制施設も、
いっぱい、いっぱいだったよなぁ。」
「まずは、炊き出し、植樹、保護、最低限、
この3つは、したいが、植樹の際、穴掘り
畑を耕すのに、力がいるな。あぁー。
ダダ同然に、使えれる男、どこかに、
転がってないかな?トロイやつは、ムチで、
打ってもかまわない、男、どこか近くに
転がってないかな。」
ジョルジュは、かなり、怒ってるな。
「ジョルジュ、一応、コレは、貴重な、
労働力だから、最低限の事は、
してやったらいいと思うが、
あー、任せるわ。とりあえず、凶悪な、
笑顔は、やめてくれ。」
「凶悪な笑顔?グランは、失礼だなぁ。
あっ、コレには、最低限の睡眠と、
最低限の食事は、あげるから、
心配しなくていいよ。あはっ。」
ジョルジュは、笑っていた。
ギルド長や、周りの者は、ジョルジュの
発言や、笑顔に、ひきつっていた。
「ギルド長のマサさん、まずは、
炊き出しからしたいので数人、手伝って
いただきたいいんですが、可能ですか?」
「今日と、明日、応援の者が、来るまでの
間だけでも、できれば、ボランティアで、
手伝っていただける人がいたら、
うれしいんですが?」
「ここは、ギルドだから、いくらでも、
人はいるぜ。報酬は、炊き出しの、
ご飯で充分過ぎるくらいで、すぐ、
人は、集まるぜ。」
「助かる。炊き出し出来る所や、木を
植えていい、場所も、教えてほしい。」
「おう。わかった。木は何本だ」
数百本は植えたい、と言う事や、数種類
種も、あることを、伝えると、ギルド長の
まささんは、プルプル震えだした。
木の数が、少なかったか。
「申し訳ない、スラム街周辺の、村や街にも
植えたかったから、また、追い追い、
追加するから、取り急ぎ、これで、
我慢してくれ。」
「いや、違う。逆だ。ありがとう。」
「逆?」
俺と、ジョルジュは、顔を見合わせた。
「今までは、貴族とかが、偉そうに、
押し付けがましい態度で、寄付とか、
言って、どこに着ていくんだ?っていう
服や、ひやかしや、日持ちしない飯とか
だったから、本気で、考えて、くれてるのが、
半信半疑だったんだ。」
「すまない、ありがとう。」
ギルド長のマサの目が、潤んでいた。
「あと、ギルド長のマサさん、じゃなく、
マサって呼び捨てに、してくれ。」
「なんか、あんたらは、たぶん、
かなりのお偉いさんだろ?お偉いさん
じゃなくても、あんたらには、
呼び捨てに、してほしい。
ジョルジュさん、グランさん、頼む。」
……。
「マサ、あらためて、よろしく。」
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