『完結』人見知りするけど 異世界で 何 しようかな?

カヨワイさつき

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第202話 別行動

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グラン目線

朝方、俺は子ども達と、また、
離れる為、寝顔を目に焼き付けた。
この仕事が終わったら、もうすぐ、
カイザの成人の年だ。
カイザに家督を譲り、隠居生活を
したいものだ。
たくさんの子どもと、保護施設の
子ども達。使用人も入れると、数百人
規模の大家族だ。
早く、大仕事を終わらせたい。

俺は、こころを抱きしめた。
「グラン様。」
「ゆっくり、休め。」
頑張り過ぎて、朝方、気を失うように、
こころは、寝てしまった、
回復薬を、口移しで与えると、少しだけ
目を開け「行ってくる。」と言うと、
寂しそうに、微笑んで、「グラン様、
愛してます。いってらっしゃいませ。」
と言われ、口付けを、また、
交わしてしまった。
ぎゅー。
ちゅ。
危うく、予定時刻より、大幅に遅れる
ところだった。
危ない。危ない。

昨夜のうちに済ませた書類と、
現状報告を城に知らせていた。
早朝、その返信と、昨日依頼した
許可証を発行してもらった。
ジョルジュに、連絡を入れたあと、
数台の荷馬車に、物資を詰め、数台の
馬車とともに、スラム街に転移した。

入れ替わりに、スラム街から、アーザ邸に
第三弾の転移を行い、連絡が、入り次第、
第四弾が、出発する段取りだ。

ジョルジュに、昨日の録画玉を見せながら、
搜索の許可をもらい、数人を引き連れ、
探りを入れた。内部にも、入り込まさせ、
ある者は商人、ある者は使用人に変装し、
証拠集めをした。

幸い、使用人の入れ替わりが、激しいので
一気に数人雇われたが、怪しまれる事が
なかった。
雑用係、台所、洗濯、護衛、各職種に
ギルドを通した募集だったが、最短で
1日、いや、半日で、逃げ出した者が
いると、使用人の噂で聞いた。
ツギハギだらけの擦り切れた、メイド服。
他の使用人も、どこか古ぼけた服装。
メイドに、お触り、使用人に、暴行。

どこか行く時には、付き添いの者に、
ギラギラした、趣味の悪すぎる服を
強要させられていた。
体裁を整えたつもりなんだろうが、
最悪な服装だ。
あいつは、目が悪いのか?
感覚が、おかしいのか?
あんなのを着せられるなら、まだ、
義理の父、女装神様の格好のが、
不思議な事に、まともな格好に見えた。

使用人や護衛に対しての、最悪な服装
強要だけでも、罪状になりそうだ。
擦り切れな、ツギハギだらけの服も
まともに、みえる館だった。
館内も、ギラギラ、趣味の悪い、
わけわからない置物や、絵画が、
あちこちに、飾られていた。
一日いただけで、ある意味、狂いそうだ。

あと少し。

こころ目線

朝、まどろみの中、グラン様の笑顔が
見えた。私は、嬉しくて、抱きしめようと
したけど、隣側が、冷たくなっていました。
さみしい。
なぜか私は、急にグラン様が、
心配で心配で、たまらなくなりました。
グラン様が、ご無事でありますように。
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