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5、お茶会は緊張の連続
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本日はお日柄もよく、え~とお日様が
サンサンと活躍し過ぎてます。
少しポカポカして暑い?!
キレイな水色、爽やかな水色
されど水色、俺の心も……。
絹なのか着心地抜群な水色のドレスは
お日様のもと涼しげにあるのだけど
身体に沿う様にデザインされているので
密着性バツグンの長袖に幾重にもなった
スカート部分と、とある所は蒸れ群れで
不快指数100%を楽々と超えていた。
俺様ことマリー(中身は俺)の心とはうらはらに
お空にはキレイな青空が広がり、しかも
お日様一つに対して白い月が3つもあります。
ローアルの月、モーネの月、リューナの月
と呼ばれ、3ヶ月ごとに月の呼び方が変わるのだ。
ロアールの1月から3月……春
リエーターの1月から3月…夏
モーネの1月から3月………秋
リューナの1月から3月……冬
といった感じの日本よりはゆるやかな
四季があるのだ。
四季の最初の文字をとり"ロリモリ"。
今はリエーターの1月に入ったところで
"初夏"にあたる季節、少し身体を動かせば
汗ばむ季節に突入したのだ。
"初夏"を楽しむお茶会という感じなのか
淡い服を身につけている10歳前後の子どもが
うじゃうじゃいた。うん。うじゃうじゃだ。
服の色が、かぶりまくりな人がら多いのだが
こんなにも多種多様なデザインがあるんだと
改めて思ってしまった。
この時期のお茶会の服装に使う色は
淡い色となっているらしく、知らなかった
とはいえ、同じような色が100人位いると
まさしく圧巻だった。
うーん、子どもだけで100人位はいるよね?
着席形なのか立食形なのかは、勉強不足で
わからないが人生初、異世界のお茶会は
華やかだった。テーブルの上のお菓子類や
サンドイッチ類はどれも一口サイズで
品よく盛られていた。
お腹がなりそうなくらい美味しそうだ。
食べていいんだよね?
早く食べたい、もう食べたい
やばいおなかが……なりそう……。
此度のお茶会は、身内で固まる事はなく
白いテーブルクロスがかかった円卓に
俺たち4人はバラバラに配置されたのだった。
そして8人~10人前後に振り分けられていた。
俺は兄上たちが俺が着く席までわざわざ
ついてきてくれたのだった。
「皆様、私(わたくし)ベルウッド侯爵家長男、
オスカル・シア・ベルウッドと申します。
本日は、2番目の妹マリーが体調不良で
ご迷惑をおかけするかもしれませんが
何卒よろしくお願い申し上げます。」
「まぁ、(あの)ベルウッド侯爵家の?!
初めまして、私(わたくし)公爵家の次女
エリカ・トレミエールですわ。
よろしくですわ。妹様の体調不良ですが
大丈夫なんですか?」
とトレミエール公爵令嬢はオスカル兄上に
問いかけたが答えたのはローズ姉上だった。
公爵令嬢の耳元で扇子を広げ何かを
囁いていた。
たぶん初潮を迎えた事とかだろう?!
「マリー、体調が悪いんだからどうしても
我慢出来ない時は、遠慮なく私たちを
呼ぶんだよ?」
と、優しく微笑み頭を撫でてくれた。
オスカル兄上、俺もう我慢というか
お腹すいたし喉もカラカラ、なんだか
ボーッとするし出席は果たしたので
もう帰りたいです。はい、ダメですよね……。
俺たちより身分が高い公爵令嬢も
いるこの円卓にいるメンバーに
胸に手を当て公爵令嬢に頭を下げた後、
テーブルにいる皆にも頭を下げ挨拶をした。
「オスカル様、ローズ様、マリー様の
体調はこの私(わたくし)エリカが
しっかり見ますわ。」
「トレミエール公爵令嬢、感謝します。
ありがとうございます。」
兄上と姉上、そしてキオナ(中身はまり姉)は
それぞれに微笑みをかえしていた。
トレミエール公爵令嬢も俺同様
暑くなってきたからか、頬を赤くそめていた。
兄上たち美男美女だよなぁ。
マリーとキオナの双子も美男美女だが
どちらかというとかわいいって感じだ。
俺の他に席についているのは、
*エリカ・トレミエール……公爵家の次女
*ペルス・ガルデニア……伯爵家の長男
*イリス・クロキュス………子爵家の長女
*ペルス・ネージュ…………子爵家の次男
*ジャン・シアーヌ………男爵家家の次男
*カメリア………エンタカ海産問屋の次女
*アドニス……………タカモモ商会の長男
12歳から9歳まで参加しているらしいが
皆、なんだか大人びてるよね?
9歳児はどこだろうか?
わかったとしても、なんだか自分より
身体的には大きい気がする。
双子は小さく生まれやすいらしいし
身長は、諦めた方がいいのかな?
前世でいえば小学生の年代だが、どうみても
中学生か高校生年代にしか見えない。
俺たち双子がかなり小さいのか?
ジャン・シアーヌという男爵家家の次男と
カメリアというエンタカ海産問屋の次女は
11歳でオスカル兄上たちと同学年に
なるんだが…頭一つ分の身長、負けた。
そいいえばシアーヌ男爵領は海に面していた、
よね?エンタカ海産問屋のカメリアさんも
女性特有の豊かなバストに、引き締まった
ウエスト…海の幸を食べたら大きくなるのか?
魚、カルシウム?!
帰ったら父上と母上に相談案件だ。
魚介類を多く食事に取り入れたい!!
・・・
ベルディアー王国のアネモーヌ王妃主催の
お茶会は穏やかに進んだ。
あはは、おほほ、うふふと話は進み
とうとう俺たちがいる円卓に超超超がつくほどの
美女が現れた。
深緑の髪色に青と白の花を飾った、まるで
森に住む精霊か、お花の女神様って感じの王妃様だ。
濃いめの青い瞳と、青空に負けないくらいの
青いドレスがアネモーヌ王妃様にとても似合っていた。
「……精霊か、お花の女神様……。私たちよら」
「あらぁ、うふふ改めまして、ね。
そちらはベルウッド侯爵家のマリー嬢ね。」
「?!改め…は、初めまして!ベルウッド
侯爵家の次女マリーと申します。よ、
よろしくお願いします!!」
もしかして、俺の内心ダダ漏れか
呟(つぶや)いてしまったのか?
かみかみだし恥ずかしい!!
その後は、アネモーヌ王妃は微笑みを絶やさず
優雅な手つきでお茶を淹れ、実質的に
お茶会は始まったのだった。
それぞれに話を聞いたりしていた
アネモーヌ王妃は次の席に行ってしまった。
「アネモーヌ王妃様、キレイな方ね。」
ポツリと誰かがこぼした言葉に、俺たちの
席に着いていた人たちは、確かめてはないが
全員頷(うなず)いていたと思う。
花の香りがする美味しい紅茶を
がぶ飲みしたいのを、ぐっとこらえ
マナーの鬼化した母上や姉上たちに
仕込まれたとおり、優雅に飲み干した?!
あれ?飲み干したらダメだった、のか?!
やばい。
「まあ、ベルウッド侯爵のマリー様
喉が乾いておられたのかしら?」
「……す、すみません。緊張してしまい
マナーとか飛んでしまいました。
お見苦しい所をお見せしてしまい、
申し訳ございません。」
「「「「「……。」」」」」
なぜか、息をのむ音もした気がしたが、
不作法な俺の行為に、みんな呆れて
しまったのだろう。あーぁ、穴ほって
もぐりたいが、そんな事できないから
早く帰ってこのドレスからラフなドレスに
着替えたい。ガッツリご飯(魚料理)食べて
ベッドに潜り込みたい!!
どのくらい呆(ほう)けてしまったのだろうか?
目の前に麗しい美男美女がいた。
王太子殿下のオザーム・フゥーリー・ベルブック様と
王女殿下であるルカ・ジュネ・ベルブック様だ。
「オスカルたちから体調不良と
聞いていたが大丈夫か?」
「そうねぇ、確かに顔色が悪いわ。」
「……だ、だ…大丈夫です!えーと
お腹、そうお腹が空き過ぎたので
え~と元気がないだけなので、食べれば
大丈夫ですわ。」
「ふっ、そうなのか?それではこちらをどうぞ。」
王太子殿下自ら、1口サイズのサンドイッチを
さらに小さく切り目の前に出されてしまった。
「美味しそう。」
何も考えず、パクっと食べてしまった。
「……!!」
その後も残りのサンドイッチ食べていた。
「オザームお兄様ばかり、ずるいですわ。
マリー様、こちらスコーンも美味しいですわよ。」
「ありがとうございます。美味しそう。
いただきます!!」
「「!!」」
「……かわいい。」
誰かが漏らした言葉はマリーには届かなかった。
サンサンと活躍し過ぎてます。
少しポカポカして暑い?!
キレイな水色、爽やかな水色
されど水色、俺の心も……。
絹なのか着心地抜群な水色のドレスは
お日様のもと涼しげにあるのだけど
身体に沿う様にデザインされているので
密着性バツグンの長袖に幾重にもなった
スカート部分と、とある所は蒸れ群れで
不快指数100%を楽々と超えていた。
俺様ことマリー(中身は俺)の心とはうらはらに
お空にはキレイな青空が広がり、しかも
お日様一つに対して白い月が3つもあります。
ローアルの月、モーネの月、リューナの月
と呼ばれ、3ヶ月ごとに月の呼び方が変わるのだ。
ロアールの1月から3月……春
リエーターの1月から3月…夏
モーネの1月から3月………秋
リューナの1月から3月……冬
といった感じの日本よりはゆるやかな
四季があるのだ。
四季の最初の文字をとり"ロリモリ"。
今はリエーターの1月に入ったところで
"初夏"にあたる季節、少し身体を動かせば
汗ばむ季節に突入したのだ。
"初夏"を楽しむお茶会という感じなのか
淡い服を身につけている10歳前後の子どもが
うじゃうじゃいた。うん。うじゃうじゃだ。
服の色が、かぶりまくりな人がら多いのだが
こんなにも多種多様なデザインがあるんだと
改めて思ってしまった。
この時期のお茶会の服装に使う色は
淡い色となっているらしく、知らなかった
とはいえ、同じような色が100人位いると
まさしく圧巻だった。
うーん、子どもだけで100人位はいるよね?
着席形なのか立食形なのかは、勉強不足で
わからないが人生初、異世界のお茶会は
華やかだった。テーブルの上のお菓子類や
サンドイッチ類はどれも一口サイズで
品よく盛られていた。
お腹がなりそうなくらい美味しそうだ。
食べていいんだよね?
早く食べたい、もう食べたい
やばいおなかが……なりそう……。
此度のお茶会は、身内で固まる事はなく
白いテーブルクロスがかかった円卓に
俺たち4人はバラバラに配置されたのだった。
そして8人~10人前後に振り分けられていた。
俺は兄上たちが俺が着く席までわざわざ
ついてきてくれたのだった。
「皆様、私(わたくし)ベルウッド侯爵家長男、
オスカル・シア・ベルウッドと申します。
本日は、2番目の妹マリーが体調不良で
ご迷惑をおかけするかもしれませんが
何卒よろしくお願い申し上げます。」
「まぁ、(あの)ベルウッド侯爵家の?!
初めまして、私(わたくし)公爵家の次女
エリカ・トレミエールですわ。
よろしくですわ。妹様の体調不良ですが
大丈夫なんですか?」
とトレミエール公爵令嬢はオスカル兄上に
問いかけたが答えたのはローズ姉上だった。
公爵令嬢の耳元で扇子を広げ何かを
囁いていた。
たぶん初潮を迎えた事とかだろう?!
「マリー、体調が悪いんだからどうしても
我慢出来ない時は、遠慮なく私たちを
呼ぶんだよ?」
と、優しく微笑み頭を撫でてくれた。
オスカル兄上、俺もう我慢というか
お腹すいたし喉もカラカラ、なんだか
ボーッとするし出席は果たしたので
もう帰りたいです。はい、ダメですよね……。
俺たちより身分が高い公爵令嬢も
いるこの円卓にいるメンバーに
胸に手を当て公爵令嬢に頭を下げた後、
テーブルにいる皆にも頭を下げ挨拶をした。
「オスカル様、ローズ様、マリー様の
体調はこの私(わたくし)エリカが
しっかり見ますわ。」
「トレミエール公爵令嬢、感謝します。
ありがとうございます。」
兄上と姉上、そしてキオナ(中身はまり姉)は
それぞれに微笑みをかえしていた。
トレミエール公爵令嬢も俺同様
暑くなってきたからか、頬を赤くそめていた。
兄上たち美男美女だよなぁ。
マリーとキオナの双子も美男美女だが
どちらかというとかわいいって感じだ。
俺の他に席についているのは、
*エリカ・トレミエール……公爵家の次女
*ペルス・ガルデニア……伯爵家の長男
*イリス・クロキュス………子爵家の長女
*ペルス・ネージュ…………子爵家の次男
*ジャン・シアーヌ………男爵家家の次男
*カメリア………エンタカ海産問屋の次女
*アドニス……………タカモモ商会の長男
12歳から9歳まで参加しているらしいが
皆、なんだか大人びてるよね?
9歳児はどこだろうか?
わかったとしても、なんだか自分より
身体的には大きい気がする。
双子は小さく生まれやすいらしいし
身長は、諦めた方がいいのかな?
前世でいえば小学生の年代だが、どうみても
中学生か高校生年代にしか見えない。
俺たち双子がかなり小さいのか?
ジャン・シアーヌという男爵家家の次男と
カメリアというエンタカ海産問屋の次女は
11歳でオスカル兄上たちと同学年に
なるんだが…頭一つ分の身長、負けた。
そいいえばシアーヌ男爵領は海に面していた、
よね?エンタカ海産問屋のカメリアさんも
女性特有の豊かなバストに、引き締まった
ウエスト…海の幸を食べたら大きくなるのか?
魚、カルシウム?!
帰ったら父上と母上に相談案件だ。
魚介類を多く食事に取り入れたい!!
・・・
ベルディアー王国のアネモーヌ王妃主催の
お茶会は穏やかに進んだ。
あはは、おほほ、うふふと話は進み
とうとう俺たちがいる円卓に超超超がつくほどの
美女が現れた。
深緑の髪色に青と白の花を飾った、まるで
森に住む精霊か、お花の女神様って感じの王妃様だ。
濃いめの青い瞳と、青空に負けないくらいの
青いドレスがアネモーヌ王妃様にとても似合っていた。
「……精霊か、お花の女神様……。私たちよら」
「あらぁ、うふふ改めまして、ね。
そちらはベルウッド侯爵家のマリー嬢ね。」
「?!改め…は、初めまして!ベルウッド
侯爵家の次女マリーと申します。よ、
よろしくお願いします!!」
もしかして、俺の内心ダダ漏れか
呟(つぶや)いてしまったのか?
かみかみだし恥ずかしい!!
その後は、アネモーヌ王妃は微笑みを絶やさず
優雅な手つきでお茶を淹れ、実質的に
お茶会は始まったのだった。
それぞれに話を聞いたりしていた
アネモーヌ王妃は次の席に行ってしまった。
「アネモーヌ王妃様、キレイな方ね。」
ポツリと誰かがこぼした言葉に、俺たちの
席に着いていた人たちは、確かめてはないが
全員頷(うなず)いていたと思う。
花の香りがする美味しい紅茶を
がぶ飲みしたいのを、ぐっとこらえ
マナーの鬼化した母上や姉上たちに
仕込まれたとおり、優雅に飲み干した?!
あれ?飲み干したらダメだった、のか?!
やばい。
「まあ、ベルウッド侯爵のマリー様
喉が乾いておられたのかしら?」
「……す、すみません。緊張してしまい
マナーとか飛んでしまいました。
お見苦しい所をお見せしてしまい、
申し訳ございません。」
「「「「「……。」」」」」
なぜか、息をのむ音もした気がしたが、
不作法な俺の行為に、みんな呆れて
しまったのだろう。あーぁ、穴ほって
もぐりたいが、そんな事できないから
早く帰ってこのドレスからラフなドレスに
着替えたい。ガッツリご飯(魚料理)食べて
ベッドに潜り込みたい!!
どのくらい呆(ほう)けてしまったのだろうか?
目の前に麗しい美男美女がいた。
王太子殿下のオザーム・フゥーリー・ベルブック様と
王女殿下であるルカ・ジュネ・ベルブック様だ。
「オスカルたちから体調不良と
聞いていたが大丈夫か?」
「そうねぇ、確かに顔色が悪いわ。」
「……だ、だ…大丈夫です!えーと
お腹、そうお腹が空き過ぎたので
え~と元気がないだけなので、食べれば
大丈夫ですわ。」
「ふっ、そうなのか?それではこちらをどうぞ。」
王太子殿下自ら、1口サイズのサンドイッチを
さらに小さく切り目の前に出されてしまった。
「美味しそう。」
何も考えず、パクっと食べてしまった。
「……!!」
その後も残りのサンドイッチ食べていた。
「オザームお兄様ばかり、ずるいですわ。
マリー様、こちらスコーンも美味しいですわよ。」
「ありがとうございます。美味しそう。
いただきます!!」
「「!!」」
「……かわいい。」
誰かが漏らした言葉はマリーには届かなかった。
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