異世界に来ちゃったよ!?

いがむり

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第2章

(37)計画準備!

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ソフィアはミーヒャと共に“魂の可視化”の練習をしていた。

「中心から全体に流れるように……」

「流れる…ように…………出来たかも!」

「うん、出来てるよ!」

ミーヒャは魔法が使えるとはずだけど、初めてのような顔をしてる。

「ねぇミーヒャ、魔法もこんな感じでしょ?」

「ん~、魔法はこういうことしなくても出来るよ~?」

「えっ!?」

まさかの天才肌ですか!

「失礼します。お着替えをお持ち致しました」

「はーい!」

入って来たのはさっきの女の人とは違う2人多分これで全員の顔を見たんだよね。

「ありがとうございま…………」

貰った着替えはドレスと呼ぶにはあまりに裾が短く、透け透けのものだった。

「ソフィア?」

「…………私この後、何があるんだっけ」

「忘れたの?夜伽だよ」

よ、夜伽……どの夜伽だろう。看病の方?お通夜の方?それとも夜の……

「夜の方だ……絶対」

あの貴族の顔を思い出すだけでも身の毛がよだつのに、夜伽なんて嫌!…………でも、これはチャンスかもしれない。

「…………ミーヒャ、私の計画…手伝ってくれる?」

「ん~、ソフィアがここにいてくれるならいいよ?」

「ありがとう、ミーヒャ。これであなた達を逃がせます!」

2人は一瞬笑みが見えたけど、すぐに目元を下げる。

「しかし、我々は首に枷がついております。これを外さなければ外には出られません」

「ミーヒャ……枷って、解除するのもかけた人自身が?」

「そうだよ?」

「そっか…………なら、魔力って他人のものと同調したら解呪出来る?」

「他人のは無理だよ。でも、今なら出来ると思うよ~」

「本当?」

「うん、ソフィアは今豚貴族の奴隷だからね~」

これなら、出来るかも……!

「……よし、私の計画聞いてくれる?」

ミーヒャも2人も頷いた。












私の計画は、夜伽をすると見せかけて魔力を同調させる。出来たらミーヒャに貴族を眠らせてもらって、奴隷の女の人全員ににここへ来てもらう。来たら、私が解呪する。

「そして、転移の陣を作っておきますからそれで飛んで下さい」

「ソフィア、なんであれ使わないの?」

「今の私じゃ時間がかかってしまうの。陣は以前習ったからまだはっきり覚えてる。転移先も私が知ってる安全だと分かってるところだから大丈夫」

それに、転移の陣はミーヒャと練習してるときにコップを転移させて成功したから出来るはず!

「ソフィア様は……その後どうなさるのですか」

「大丈夫、策はありますから!それより、今晩全員集まれますか?」

「はい。全員何もございません」

「良かった……では、あの貴族が私の所に行った15分くらい後で来てくれますか?」

「はい」

「それでは、また後で。ですね」

「……失礼致します」

返事は変わらなかったけど、入って来たときとは表情がまるで違ったように見えた。

「……さて、始めよっか!」

私はカーペットの裏をめくる。5人用の陣ともなると結構大きくなるから、ペンや筆では書けない。かといって床を削るとなると音で気づかれてしまう。どうしたら……

「ソフィア、怪我してる!」

ミーヒャが指さしたのは私のただれている腕。ポーションが効かなかったのか、血が垂れて………………

「そうだよ!血だよ」

ソフィアは垂れた血を指に付けて床に書き出した。

「これなら乾かせば消えないし、音も出ないからバレない!」










1時間くらいかかったけど、どうにか陣は完成。

「あとは、乾くのを待ってぇっ……」

私は立ち上がると目眩がした。同時にミーヒャが青年の姿になって、支えてくれた。

「っ、ソフィア!」

「大丈夫、ちょっとクラっときただけ。血を大分使ったからね」

ミーヒャは私を椅子に座らせる。

「ありがとう…………ねぇ、ミーヒャ」

「何?」

「どうして私を手伝ってくれるの?」

「ソフィアがここにいてくれるから!」

「ここ以外だって一緒にいるよ?」

「ううん、ここがいい」

ミーヒャがそう言ったとき、少し寂しそうな顔をしていた。

「……」

「ソフィア、もう少ししたら豚貴族が来るよ!」

私が黙っているとミーヒャは元の明るさに戻ってた。

「着替えなきゃ!」

ソフィアが着替え終わる頃には、夜伽の30分前まで迫っていた。
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