【完結】数学教員の 高尾 さん

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花村先生とシャワー

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花村先生んちの風呂場は、広いし、掃除が行き届いていて、ピカピカ光っていた。日本酒でくらくらする頭で「こんなところまで美しいってすごいな」とぼんやり思った。
俺がぼんやりしている中、花村先生はポイ、ポイ、と俺の服を脱がせていく。その作業でさえ手際がいい。歳の離れた兄?の手伝いをしていたというのは本当なんだろう。

そして俺はいつの間にかパンツ一丁になっていた。

「・・・う゛わ!は、花村先生、タオル!腰に、タオル巻かせてくれ!うう・・・」

「大きな声出すと、酔いが回りますよ?恥ずかしいんですか?大丈夫ですよ。」

「そ、そうじゃなくて、いや、は、恥ずかしいのもあるけど、って、うわぁ!!!」

俺の必死の抵抗も虚しく、花村先生は俺の前に跪き、パンツを一気に足首までずり下ろした。ちょうど花村先生の目線の高さに俺のがある。しばしの沈黙の後、花村先生がぼそっと呟いた。

「え、何これ。可愛い。最高。」

「・・・へあ?」

花村先生は俺の極小ちんこをガン見している。割と近距離で。俺はこんな可愛い美青年に見られてしまった、というショックと羞恥心で身体が固まり、何も言葉が出てこない。

そんな俺を放置して、花村先生はしばらく舐めるように俺の極小を見た後「・・・さ、シャワー浴びましょうね。高尾先生は座ってるだけでいいですから!」とまた手際よく俺の身体を良い香りのするシャンプーとボディーソープで念入りに洗ってくれた。もちろん極小もである。
洗われる最中に「うひゃっ」と思わず声が漏れたが、花村先生はまた俺の極小をガン見していて俺の反応に気付いていなかったようだった。


そして身体を拭くだけにとどまらず、ご丁寧にドライヤーで髪まで乾かしてくれて、俺と花村先生のシャワータイムは終わったのだった。そして俺をこれまたデカいベッドの置かれた寝室に案内すると「じゃ、俺もシャワー浴びてきますから。・・・まだ寝ないでくださいね」と言い残し、寝室から出ていった。

そして俺は羞恥心で悶え苦しんだ。








「・・・寝ないでね、って言ったのに。いけない人だなぁ。」



悶え苦しんていたはずの俺はいつの間にか寝てしまっていた。お腹もいっぱい、身体もすっきり、綺麗でふかふかのベッドに寝かされた。いや、誰だって寝るだろ。
そんな俺に向かって、シャワーから戻ってきた花村先生がニヤニヤして近付いてきていたことに俺は全く気づかなかったのである。
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