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番外編
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迎えにきた魔法鳥は何と羽が青色に発光する珍しい個体で、俺は柄にもなく声を出してはしゃいでしまった。
会場は予想通り学校の敷地内。
馬車なんかいらねーだろ、と思って断ったがこの学校馬鹿みたいに広いんだった。
それにしても約四年間過ごした学舎にまさかこんな秘密の会場があるとは・・・何とも夢のある話。ピノに話せばきっと喜びまわる。
ドレスコードは特に無し。
一般的なジャケットにパンツスタイルか、むしろ制服のローブで行こうとした俺に『全く面白くねーな』とダメ出しを入れたピノの勧めで、西方の民族衣装の要素を取り入れた服装になった。
濃紺色の上下セットアップ。
上着の立ち襟は銀糸で民族模様が刺繍され、同色で揃えたパンツの両サイドも同様だ。
装飾品はあの、ピアスだけ。
髪は下ろしたままだと幼すぎるとピノの失礼なアドバイスのもと、後ろに流すことにして、寮の部屋を出発した。
今回初めて知ったことだが、ピノの実家は大きな商会で服や雑貨を主に取り扱っているそうだ。
最近他国の民族要素を取り入れた服を販売していて、街では割と評判が良いらしい。
・・・気づいたか?
俺はピノの策略に嵌り、まんまと広告塔にされたんだ。アホそうに見えて、商売に関しては貪欲な奴。そういうとこ、嫌いじゃない。
そんなことを考えながら、辛抱強く魔法鳥の後をついてくと俺の身長の三倍はありそうな大きな扉の前に着いた。
途中で後ろを振り向くとすでにぐにゃりと空間が歪んでいて、場所の特定ができないように特殊な魔法がかかっていた。
意を決して扉に手をかざす。
すると俺をまるで引き入れるかのように、勝手に扉が開いていった。
一気に煌びやかな光景が視界に飛び込んできて、慣れない俺は本当に目が眩む。
宙に浮かぶ夥しい数のランプ。
ビュッフェ形式の豪華な食事。
キラッキラに着飾った紳士淑女たち。
「・・・・・・帰りてぇ・・・」
着いた途端に本音が漏れる。
どうやら少し出遅れた。扉が思いっきり開いたことで、一気に視線がこっちに集まってめちゃくちゃジロジロ見られたし。
これは間違いなく、俺が苦手な社交の場。
すでに楽しそうに踊ってる奴らだっている。
距離近ぇ~、貴族怖ぇ~、ダンス怖ぇ~。
・・・・・・とりあえず腹減った。飯食いたい。
ちょうど通りかかった給仕からグラスを受け取り、会場の端にある席に座る。
俺以外誰も座ってない。
・・・当たり前か。ここは交流の場なんだから、初めから座る奴なんて早々いないだろ。
グラスには甘い飲み物が入っていた。
これをちびちび飲んで、何か適当につまんで、端の端の端で大人しくしてよう。
そうやって時間潰せばこの茶番劇(夜会)もすぐ終わる。
誰にも見られないように下を向いてハアっと息を吐いて気合いを入れる。顔を上げると、正面に知らない男が立っていて、俺はビクゥッと大袈裟なほど体が揺れてしまった。
目が合ったのに何も言わない男・・・・・・というか、少年?年下?
俺より背が低く、線が細い。
結んでる金髪も長いから、ドレスを着たら女にも見えそう。
瞳は晴れた日の青空のような色で、まん丸だ。もう少し成長すれば、さぞおモテになる美少年だな~・・・なんて。
「・・・・・・あの、俺に何か用っすか・・・?」
微動だに動かない美少年に声を掛ける。
驚いたのか、さっきの俺みたいに大きく体を揺らした後、すーはーすーはーと息を吸い、俺の隣の椅子に座ると、なんとグラスを持っていない方の俺の手を握りしめてきた。
手汗びしょびしょじゃん。
「あ、あ、あ、あの!!!四年のベンジャミン、さんですよね?!」
「?!お、おう。」
「ぼ、僕、二年のジョエルと、言います。えっと、平民なので、家名はなくて、で、その、あの・・・・・・っ、」
「・・・・・・?」
みるみるうちに赤くなっていく耳。
なーんか、既視感あんだよな~。
おどおどしてて、ちっこくて、目がくりくりしてて・・・・・・・・・・・・・・・あ。
こいつ孤児院に居た子犬のペコにそっくりだ。
「・・・・・・と、・・・・・・さい・・・」
「んん?」
「だ、だから・・・・・・っ、そのっ・・・」
「・・・・・・?」
「ぼ、僕と!!お友達になってください!!!」
「おわっ!!」
一世一代の告白のような気合いの入った申し出は会場内に響き渡った。
一気に視線が集まって、あちらこちらからひそひそ声が聞こえてくる。
俺は慌ててグラスを置き、こいつの小さな手を引いて夜のバルコニーへ必死に逃げたのだった。
会場は予想通り学校の敷地内。
馬車なんかいらねーだろ、と思って断ったがこの学校馬鹿みたいに広いんだった。
それにしても約四年間過ごした学舎にまさかこんな秘密の会場があるとは・・・何とも夢のある話。ピノに話せばきっと喜びまわる。
ドレスコードは特に無し。
一般的なジャケットにパンツスタイルか、むしろ制服のローブで行こうとした俺に『全く面白くねーな』とダメ出しを入れたピノの勧めで、西方の民族衣装の要素を取り入れた服装になった。
濃紺色の上下セットアップ。
上着の立ち襟は銀糸で民族模様が刺繍され、同色で揃えたパンツの両サイドも同様だ。
装飾品はあの、ピアスだけ。
髪は下ろしたままだと幼すぎるとピノの失礼なアドバイスのもと、後ろに流すことにして、寮の部屋を出発した。
今回初めて知ったことだが、ピノの実家は大きな商会で服や雑貨を主に取り扱っているそうだ。
最近他国の民族要素を取り入れた服を販売していて、街では割と評判が良いらしい。
・・・気づいたか?
俺はピノの策略に嵌り、まんまと広告塔にされたんだ。アホそうに見えて、商売に関しては貪欲な奴。そういうとこ、嫌いじゃない。
そんなことを考えながら、辛抱強く魔法鳥の後をついてくと俺の身長の三倍はありそうな大きな扉の前に着いた。
途中で後ろを振り向くとすでにぐにゃりと空間が歪んでいて、場所の特定ができないように特殊な魔法がかかっていた。
意を決して扉に手をかざす。
すると俺をまるで引き入れるかのように、勝手に扉が開いていった。
一気に煌びやかな光景が視界に飛び込んできて、慣れない俺は本当に目が眩む。
宙に浮かぶ夥しい数のランプ。
ビュッフェ形式の豪華な食事。
キラッキラに着飾った紳士淑女たち。
「・・・・・・帰りてぇ・・・」
着いた途端に本音が漏れる。
どうやら少し出遅れた。扉が思いっきり開いたことで、一気に視線がこっちに集まってめちゃくちゃジロジロ見られたし。
これは間違いなく、俺が苦手な社交の場。
すでに楽しそうに踊ってる奴らだっている。
距離近ぇ~、貴族怖ぇ~、ダンス怖ぇ~。
・・・・・・とりあえず腹減った。飯食いたい。
ちょうど通りかかった給仕からグラスを受け取り、会場の端にある席に座る。
俺以外誰も座ってない。
・・・当たり前か。ここは交流の場なんだから、初めから座る奴なんて早々いないだろ。
グラスには甘い飲み物が入っていた。
これをちびちび飲んで、何か適当につまんで、端の端の端で大人しくしてよう。
そうやって時間潰せばこの茶番劇(夜会)もすぐ終わる。
誰にも見られないように下を向いてハアっと息を吐いて気合いを入れる。顔を上げると、正面に知らない男が立っていて、俺はビクゥッと大袈裟なほど体が揺れてしまった。
目が合ったのに何も言わない男・・・・・・というか、少年?年下?
俺より背が低く、線が細い。
結んでる金髪も長いから、ドレスを着たら女にも見えそう。
瞳は晴れた日の青空のような色で、まん丸だ。もう少し成長すれば、さぞおモテになる美少年だな~・・・なんて。
「・・・・・・あの、俺に何か用っすか・・・?」
微動だに動かない美少年に声を掛ける。
驚いたのか、さっきの俺みたいに大きく体を揺らした後、すーはーすーはーと息を吸い、俺の隣の椅子に座ると、なんとグラスを持っていない方の俺の手を握りしめてきた。
手汗びしょびしょじゃん。
「あ、あ、あ、あの!!!四年のベンジャミン、さんですよね?!」
「?!お、おう。」
「ぼ、僕、二年のジョエルと、言います。えっと、平民なので、家名はなくて、で、その、あの・・・・・・っ、」
「・・・・・・?」
みるみるうちに赤くなっていく耳。
なーんか、既視感あんだよな~。
おどおどしてて、ちっこくて、目がくりくりしてて・・・・・・・・・・・・・・・あ。
こいつ孤児院に居た子犬のペコにそっくりだ。
「・・・・・・と、・・・・・・さい・・・」
「んん?」
「だ、だから・・・・・・っ、そのっ・・・」
「・・・・・・?」
「ぼ、僕と!!お友達になってください!!!」
「おわっ!!」
一世一代の告白のような気合いの入った申し出は会場内に響き渡った。
一気に視線が集まって、あちらこちらからひそひそ声が聞こえてくる。
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