イケメンの年下上司に同棲を迫られています。

七海さくら/浅海咲也(同一人物)

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06. 有言実行の男

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 それからオレがどうなったかといえば、お察しの通りである。
 「男が服を贈るのは、それを脱がせるため」とか何とか言いながら、それはそれは嬉しそうに丁寧に全てを脱がされた。
 さんざんイかされあえがされまくり、気絶するまで抱き潰された。その上、朝はキスで起こされてそのまま組みかれ、挙句あげくの果てにはホテルに連泊れんぱくすることになってしまって、今に至る。
 除夜の鐘を聞きつつ神社へ向かうために服を着ていることがムズムズするとか、ホントに勘弁かんべんしてほしい。
 つまりどういう事かというと、ホテルに居る間はほとんど服を着させてもらえなかったのだ。もちろん食事はとった。ルームサービスで。食事中にバスローブを羽織はおるくらいで、それ以外はほとんど全裸ぜんらに近いというか……。

(もうすぐ三十路みそじでインドア派なんだよ、オレは!)

 手を繋ぎながら隣を歩く理仁の素知らぬふりしたイケメン顔を、うらめしく思ったのは初めてかもしれない。
 いつもいつもこの顔にほだされてしまうけど、この顔は好きだけど、クリスマスディナーの後から大晦日おおみそかの昼間まで、ずっとえっちなことしてるとか本当にどうにかしていただきたい!
 朝のキスはもちろんディープなやつだったし、食事も雛鳥ひなどりよろしく給餌きゅうじされてました!
 結局何泊したのかよく分からないのはダメだと思う。

(用意されたこの服も、新品なのになぜかサイズぴったりだし……)

 まあ、スーツをセミオーダーで作られてた時点で、オレの服のサイズなんて申告するまでもないのは理解できる。……理解できてしまうのが問題な気もするが。
 2人で行こうと言った二年詣にねんもうでというイベントが無かったら、今もまだホテルに居たのだろうかと、ふと考えたら怖くなった。
 いや、監禁かよとか思ったけど、本当に監禁なの?

「礼旺? 大丈夫?」

 立ち止まってしまったオレを心配してか、理仁が顔を覗き込んでくる。

「あ、ごめん……」
「休憩しようか。ちょうどコンビニあるし、肉まん食べる?」

 そう言いながら、理仁はすぐ目の前にあったコンビニの方へとオレを誘導する。入ってすぐ左側にイートインスペースがあって、その椅子にオレを座らせると、理仁は「すぐ戻るから待ってて」と言ってレジに向かった。
 オレはその後ろ姿を見送りながら、思わず両手で顔をおおった。

(あ~~、もう。そういうとこ~~!)

 つい数時間前までめちゃくちゃに抱かれて、本当に身体は限界だと思う。全身ギシギシするし。正直うしろはまだ挿入はいってる感じがするし肌は敏感になってるし、全身に余韻よいんが残っていて本当に困るんだ。
 けど、歩く歩幅とかペースとか合わせてくれたり、こうやって気遣ってくれたりするのは嬉しいなと思う反面で、慣れてんな、と思ったりして少し情緒不安定になることは今日に限らず割とある。

(だって優しくされたら嬉しいけど、他の人にもしてたと思ったら腹立つじゃん!)

 それに、とにかく恥ずかしいのだ。向けられる真っ直ぐな好意に、慣れていないから。
 だってまだ2か月だ。なにもかもが初めてのことだらけで、どうしたらいいのか分からなくなることなんて日常茶飯事にちじょうさはんじなのだ。

「お待たせ、礼旺。肉まんとピザまん、どっちがいい?」
「ピザまん」
「じゃあ、はい、こっち」
「ん、ありがと」

 ほら、こういうところ。ムカつくのに本当に憎めない。幸せそうにニコニコ笑顔を向けられたら、そりゃ、まいっか! ってなるでしょ!
 諦めに近い境地きょうちでひとつため息をついて、ちらりと理仁を見る。

「……ピザまん、半分食べるか?」
「いいの? じゃあこっちも半分あげるね」

 高校生くらいの時に、友達とこんなふうに分けて食べたな、などとぼんやりと思い出して小さく笑った。
 そんなふうにして、ゆっくりゆっくり辿り着いた神社は、オレから言わせてもらえば『激混げきこみ』だった。
 え、みんな年越しってこんなに活動してるの? ここに来るまでも割と歩いてる人とかいたけど、夜中だぞ? と、神社の境内けいだいにいる人たちの多さに驚いている。
 今までがこういったことに無縁むえんすぎたせいもあるが、ちょっとしたカルチャーショックだ。だって賽銭箱さいせんばこまで行くのにずらりと並んでる姿なんて、そう見かけるものじゃないと思う。

「これ並ぶのか?」
「そうだねぇ。神様にはご挨拶しないと」
「……ソウデスネ」

 雪でも降りそうなくらい寒い中、大人しく並んで順番を待つ。いや、神社で並ぶとか人生初なんですが?

「お賽銭って金額とか決まってる?」
「特に決まってはいないけど、5円玉とか50円玉は意味的にも良いらしいよ。逆に、10円と500円は厳禁げんきん
「なんで?」
「10円は『とおえん』で『縁が遠くなる』、500円は『これ以上の効果はない』から」
「なるほど」
「あとは語呂合ごろあわせとかかなぁ」
「語呂合わせ」

 オウム返しにすると、理仁はくすくす笑いながら解説を始める。

「あくまでも覚えてる範囲だけど。25円で『二重にご縁』、115円で『いいご縁』とか、485円だと『四方八方からご縁』っていう感じ。逆に良くないのもあって、33円は『散々な目にあう』でしょ。それから、『ろくなご縁がない』『なんのご縁もない』『やっぱりご縁がない』『苦しいご縁にあう』『当分ご縁がない』」
「待て待て。5円玉に上乗せするとろくな事にならないな?」

 えーと、『ろくなご縁』ってことは65円? あと75円と85円と、95円。『当分ご縁がない』のは105円? いや15円か? どっちだ?

「面白いよね。お札も大丈夫らしいけど、無難なところで5円とか50円、あとは100円とかでも良いと思うよ」
「ん、了解」

 お賽銭って奥が深いんだな。今回は一応『初詣はつもうで』だし、縁起も良いらしいってことで50円玉を財布から出して、ようやく辿り着いた賽銭箱に投げ入れた。
 二礼二拍手にれいにはくしゅ。まずは日々の生活のお礼と、家内安全と穏やかに過ごせるように祈願する。それから一礼いちれい
 顔を上げたら流れるように理仁に促されて列を離れると、少しほっとする。なんというか、ひと仕事終えた感じ。

「甘酒もらえるみたいだけど、飲む?」
「飲む」

 理仁が少し先にある、学校の運動会の時によく見たような白いテントを指差して言ったから即答した。とにかく寒い。年の瀬の深夜の気温を舐めてたかもしれない。温かい飲み物がいただけるなら有難くいただこう。
 2人で並んでテントの方へ行くと大きな鍋がいくつもあって、氏子うじこさんと思われる少し年配の女性たちが笑顔で声をかけながら甘酒を配ってくれていた。受け取った甘酒を紙コップごと両手で包むように持ち、じんわりとその温かさに幸せを感じる。
 ゆっくりと口をつけて飲んだ甘酒は、今まで飲んだ中でいちばん美味しいと感じるくらい、身体にしみ渡った。

「はー、美味しい……」

 安堵するみたいな吐息と一緒に、意図いとせず言っていた。

「あ、そろそろ日付け変わるね」
「えっ」
「あと3分ってとこかな」

 腕時計で確認しながら理仁が言うから、いよいよという感じがしてくる。今年は本当にいろいろな事があったな、と振り返れば、前の会社が倒産した7月以降は怒涛どとうのように過ぎた日々だった。

「今年は本当にお世話になりました」

 なんとなく言っておきたくて、ちょっとかしこまってペコリと頭を下げた。

「お世話になったの俺の方じゃない?」
「そんなことないと思う」

 理仁が相変わらず機嫌良さそうに笑って言うから即座そくざに否定する。
 転職からこっち、世話になりっぱなしだと思う。まぁちょっと、理仁にも強引な所があった事は否定はしないけれど。ちょっと振り回されたりもしたけれど。それでもお互い様と言うよりは、オレの方が世話になってる部分は多い。
 そう思うのだが、理仁はなんだか納得してないようだ。

「今はそういうことにしておくね」
「なんか引っかかる言い方だな」
「そんな事ないよ」

 うーん、なんだろう。なんだか気になるけど、その時、周りでカウントダウンが始まって有耶無耶うやむやになってしまう。

「30! 29! 28! 27!」

 30秒前からカウントダウンなのか。こういうのも初めてで、なんだかテンション上がるな。ちょっと楽しいかも。周りの人たちもすごく楽しそうだ。少しずつ声も大きくなってる。
 なるほど、こういう感じなのか。さすがに一緒にカウントダウンするのはハードルが高いけど、この雰囲気は嫌いじゃないな。
 そうしてカウントがゼロになると同時に「ハッピーニューイヤー!」の声と拍手。オレはまだ甘酒を飲み終わってなかったので、拍手は出来なかったけど。

「礼旺、あけましておめでとう。今年もよろしくね」
「あっ、あけましておめでとう。こちらこそ、本年もよろしくお願いします」

 隣にいた理仁に新年の挨拶をされて、反射的に返したら少しかたい言い方になってしまった。うう、慣れない。

「それ飲み終わったら、年明け初のおみくじ引きに行こうか」
「え……。凶とか出たらどうしよう」
「意外と悪くないんだよ。その後は気を付けてれば運勢は上がるらしいから」
「あー、そういう?」

 となると、大吉は良くないのか? いや、そんなことないな、大吉は大吉だな。まぁとにかく甘酒を飲みきってしまおうと、手の中のぬくもりに未練を残しつつ、紙コップを空にする。それはそのまま理仁がひょいと取り上げてゴミ箱へと捨てに行ってしまう。本当に流れるようにそういう事するよな。

「礼旺、おいで」

 誘われるままそちらに行けば、するりと腰を抱かれてギョッとする。

「理仁……っ!」
「大丈夫。誰も見てないよ」

 そういう問題じゃないんだが!
 けど、もはや何を言っても無駄な気がして、抵抗をやめることにする。
 この時のオレはまだ知らなかった。
 結局、本当に年末年始休暇が終わる前日まで自宅に帰れなくなることを。

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