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2章 異世界転移は駄目神の思惑
2-14 俺、獣人の国へ向かうそうです①
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ガリオンに調達してもらった物資を抱えて、シオンたちが待つ場所へ向かう。思ったよりも好意的でかなりの量の日用品を揃えてくれていた。勿論代金はちゃんと支払ったぞ。おかげで手持ちのお金がほとんどなくなってしまったが。
「エリン、ご苦労さん、問題なかった? って、なんか1人増えてない?」
ケインがエリンを労いながら疑問を口にした。気づいてしまったか……。
「私はコテツ。ハジメの旅について行くことになった。これからよろしくお願い」
「おお、そうなのか。そういう私たちもコテツ君と同じ立場のようなものだ。よろしく」
(何か1人増えてるし! ハジメは自由行動をすると子供を拾ってくるスキルでもついているんですか? 私はそんなスキルつけた覚えがないんですけど!)
そんなこと言う無し。俺だって今回は予想外すぎたわ。まさか、少し話しただけで、ついてくるなんて思わなかったし。不可抗力ってやつだ。
「ハジメ~、おかえりなさい~」
ココに率いられて獣人の子供たちがやってきた。出会った頃、少し体調の悪かった子も元気になったようだ。
「ココ、ただいま。みんなご飯は食べたか? 服とか生活に必要なものを仕入れてきたよ」
「ご飯食べたよ」
「本当に、私たちのために……ありがとうございます」
メルが代表してお礼を言ってきた。他のみなも嬉しそうだ。ゲイルだけは少し不機嫌そうな顔をしているが、お前はそれでいい。
「さて、みんなに仲間を紹介する。新しく俺たちと一緒に旅をするコテツだ。よろしく頼む」
「コテツ、よろしく。得意なのは鍛冶」
「コテツ君、鍛冶屋なの? それじゃ、研ぎとか私たちの剣の整備をお願いできる感じ?」
「任せて」
「やった! これでしばらく街に通わなくてもよくなった!」
ケインは自分たちの武器をコテツが整備できると知って嬉しそうだ。アイルも喜んでいる。短剣を使っているからだろう。ココの持ってるサバイバルナイフもたぶん整備しないとだよな~。
そんなことを考えていたら、コテツがココのナイフを凝視していた。
「それでハジメ、ココが持ってるコレ何?」
「うん? これか? サバイバルナイフだな。ココ見せてやってくれ」
そう言えば、ナイフもちょっと作り方は違うけど日本刀に通じるものがあるんだよな。
コテツがココからナイフを受け取って、革製の鞘から刀身を引き抜く。ギラリと姿を現す刃に目を見開き、指で刀身を撫でる。そして、プルプルと震え出したと思ったらナイフを片手に詰め寄ってきた。
「こ、この完成度……作ったのは誰? ハジメ、作ったの誰?」
「このナイフ、強度といい、切れ味といい、性能いいよね~。私もほしいよ」
あぶねぇぇぇ、その前にナイフ降ろせよ! 俺にナイフ突き付けないでくれ! ケインもナイフ見てないでコテツを止めてくれ!
「俺は手に入れただけで、誰が作ったのかは知らない!」
「……なんだ、これ作ったヒトの技術はすごい。私でも同じものを作れるかわからない」
そんなに凄いのか? 取り寄せカタログにあったやつだぞ? 誰が作ったとか、特に表示されていないよな? 普通の量産品じゃないのか?
(そのナイフは結構業物ですよ~、作った人も優れた技術者ですし、量産品じゃなくて鍛造1品物ですし。取り寄せ補正で強化されてますしね~)
シオンの説明で新事実判明。結構凄いやつらしい。
「そんなに欲しいなら…………ほれ、これをやるから、そっちはココに返してやってくれ」
同じ物を『取り寄せ』をしてコテツに渡す。コテツの技術向上になればいいし、もしかしたら同じようなものを作れるようになるかもしれないしな。先行投資ってやつだ。
コテツはすごい勢いで俺からサバイバルナイフをひったくると、周りの事はそっちのけで刀身をじろじろと観察し始めた。これはしばらく戻ってきそうもないな。おっと、こっちはココに返そう。
コテツは放っておいて、子供たちに買ってきた日用品の説明をして、神殿内に保管する。いつでも使っていいからな。しかし、買ってきた服は誰一人着ようとしなかった。
……何で?
「エリン、ご苦労さん、問題なかった? って、なんか1人増えてない?」
ケインがエリンを労いながら疑問を口にした。気づいてしまったか……。
「私はコテツ。ハジメの旅について行くことになった。これからよろしくお願い」
「おお、そうなのか。そういう私たちもコテツ君と同じ立場のようなものだ。よろしく」
(何か1人増えてるし! ハジメは自由行動をすると子供を拾ってくるスキルでもついているんですか? 私はそんなスキルつけた覚えがないんですけど!)
そんなこと言う無し。俺だって今回は予想外すぎたわ。まさか、少し話しただけで、ついてくるなんて思わなかったし。不可抗力ってやつだ。
「ハジメ~、おかえりなさい~」
ココに率いられて獣人の子供たちがやってきた。出会った頃、少し体調の悪かった子も元気になったようだ。
「ココ、ただいま。みんなご飯は食べたか? 服とか生活に必要なものを仕入れてきたよ」
「ご飯食べたよ」
「本当に、私たちのために……ありがとうございます」
メルが代表してお礼を言ってきた。他のみなも嬉しそうだ。ゲイルだけは少し不機嫌そうな顔をしているが、お前はそれでいい。
「さて、みんなに仲間を紹介する。新しく俺たちと一緒に旅をするコテツだ。よろしく頼む」
「コテツ、よろしく。得意なのは鍛冶」
「コテツ君、鍛冶屋なの? それじゃ、研ぎとか私たちの剣の整備をお願いできる感じ?」
「任せて」
「やった! これでしばらく街に通わなくてもよくなった!」
ケインは自分たちの武器をコテツが整備できると知って嬉しそうだ。アイルも喜んでいる。短剣を使っているからだろう。ココの持ってるサバイバルナイフもたぶん整備しないとだよな~。
そんなことを考えていたら、コテツがココのナイフを凝視していた。
「それでハジメ、ココが持ってるコレ何?」
「うん? これか? サバイバルナイフだな。ココ見せてやってくれ」
そう言えば、ナイフもちょっと作り方は違うけど日本刀に通じるものがあるんだよな。
コテツがココからナイフを受け取って、革製の鞘から刀身を引き抜く。ギラリと姿を現す刃に目を見開き、指で刀身を撫でる。そして、プルプルと震え出したと思ったらナイフを片手に詰め寄ってきた。
「こ、この完成度……作ったのは誰? ハジメ、作ったの誰?」
「このナイフ、強度といい、切れ味といい、性能いいよね~。私もほしいよ」
あぶねぇぇぇ、その前にナイフ降ろせよ! 俺にナイフ突き付けないでくれ! ケインもナイフ見てないでコテツを止めてくれ!
「俺は手に入れただけで、誰が作ったのかは知らない!」
「……なんだ、これ作ったヒトの技術はすごい。私でも同じものを作れるかわからない」
そんなに凄いのか? 取り寄せカタログにあったやつだぞ? 誰が作ったとか、特に表示されていないよな? 普通の量産品じゃないのか?
(そのナイフは結構業物ですよ~、作った人も優れた技術者ですし、量産品じゃなくて鍛造1品物ですし。取り寄せ補正で強化されてますしね~)
シオンの説明で新事実判明。結構凄いやつらしい。
「そんなに欲しいなら…………ほれ、これをやるから、そっちはココに返してやってくれ」
同じ物を『取り寄せ』をしてコテツに渡す。コテツの技術向上になればいいし、もしかしたら同じようなものを作れるようになるかもしれないしな。先行投資ってやつだ。
コテツはすごい勢いで俺からサバイバルナイフをひったくると、周りの事はそっちのけで刀身をじろじろと観察し始めた。これはしばらく戻ってきそうもないな。おっと、こっちはココに返そう。
コテツは放っておいて、子供たちに買ってきた日用品の説明をして、神殿内に保管する。いつでも使っていいからな。しかし、買ってきた服は誰一人着ようとしなかった。
……何で?
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