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2章 異世界転移は駄目神の思惑
2-13 俺、日本の面影を見つけるようです
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バザーで露店を冷やかしていたら、日本の小太刀を見つけたでござる。
「まずは自己紹介をしよう、俺はハジメという。エリュシオン神殿から各地へ巡礼に行く途中でダブリスに寄らせてもらった」
「13代目コテツ……」
コテツ、虎徹ね……益々何かつながりがありそうだ。絶対に無関係じゃないはず。13代目ってことは俺と同じような人間がいた可能性がある? シオンを連れてこればよかったな……。
「むしろ俺のほうが聞きたいな、アレは俺の国では日本刀という呼び名だ。刀身の長さと形状によって太刀、脇差、小太刀、短刀などに分けられている。斬ると突くことに特化した殺傷武器だ。あれは独自の技術がないと作ることができない」
「……ここからの話は秘密。ハジメ以外には聞かせられない」
そう言うとエリンとガリオンを見る。俺からも頼むと、2人は家の外に出て行った。2人きりになるとコテツが話し始めた。
「ニホントウを知っているなら、ハジメは初代様に何らかの縁があるはず。初代様は名を表に出すことを禁忌として隠せと言われた。そして私たちは代々その掟を頑なに守ってきた。どれだけ言い繕おうとも、私たちの打つ刀は人を殺すための道具。人を殺すことを決して誉と思うな」
考え方がすさまじく日本人くさい、完全に職人だろ。それから俺たちは10分くらい日本の事やお互いの情報を交換して、最後にぽつりと
「私はハジメについて行くことにした」
どうしてそうなる!?
しょうがないのでコテツを連れてガリオンの店に戻る。あそこは工房じゃないのか? と聞いたら住んでいただけで特に何もないそうだ。さくっと解約して引き払ったそうだ。家具も何もなかったしな。身の回りの荷物もでかいリュック1つだけ、どうやって生活してるんだよ……。
さて、ガリオンに物資調達とバザーの案内のお礼として何を教えるか悩む。以前、サスラでやったお料理教室のような手の込んだものは時間の関係で教えることができない。
「私は行商をしているので、なるべく保存の効くものがいいですね。以前、少し食べさせて頂いた干し肉はとても柔らかく美味しくて、私の干し肉の概念が壊れました。あのようなものが他にもありませんかね?」
保存の効くものね……カロ〇ーメイトとかか? でも、作り方とか詳しくは知らないぞ。ショートブレッドと同じ感じか? うーん、悩んでいてもしょうがないから、現物を出して考えるか。
「ん? これは? ものすごく細かい模様の箱ですね。それに質感が木じゃない? それにこの中の袋は何で出来ているのかさっぱりわかりません……」
さっそくガリオンが食いついてきた。
「これは中の物を保護するための外装です。材質は紙ですね。で、中にはこのような袋が入っておりまして、この中身は食べ物です」
紙の箱とアルミの袋は作れないから中身だけ説明しよう。
「箱や袋は特殊な製造方法なので私にもわかりません。材料も恐らく調達できないでしょう。ガリオンさんに見せたいのはこの中身の食べ物です」
見慣れた細長い直方体の食べ物が姿を現す。言わずと知れたアレだ。
「まぁ食べてみてください。結構おいしいですよ。水が欲しくなるかもしれませんが」
俺に言われて、半信半疑でガリオンが口にする。
「ハジメ様、こ、これは……」
一口食べて、ガリオンが驚愕する。これが意外と美味しいんだよな。口の中がモソモソするから、水が欲しくなるけど。
「小麦の粉にバターと甘味料を混ぜて焼き固めたものです。混ぜた後に冷暗所でしばらく寝かせるのが美味しくなるコツですね。30日以上は持つと思います。それ以上は包装の仕方も考えないといけません」
「うーむ、甘みか……ここまで甘くなくても保存食としてはいけそうだ」
ガリオンはどうやったら商品になりそうか考え始めた。どうやら彼の琴線に触れることができたようだ。あとは彼に任せよう。
「まずは自己紹介をしよう、俺はハジメという。エリュシオン神殿から各地へ巡礼に行く途中でダブリスに寄らせてもらった」
「13代目コテツ……」
コテツ、虎徹ね……益々何かつながりがありそうだ。絶対に無関係じゃないはず。13代目ってことは俺と同じような人間がいた可能性がある? シオンを連れてこればよかったな……。
「むしろ俺のほうが聞きたいな、アレは俺の国では日本刀という呼び名だ。刀身の長さと形状によって太刀、脇差、小太刀、短刀などに分けられている。斬ると突くことに特化した殺傷武器だ。あれは独自の技術がないと作ることができない」
「……ここからの話は秘密。ハジメ以外には聞かせられない」
そう言うとエリンとガリオンを見る。俺からも頼むと、2人は家の外に出て行った。2人きりになるとコテツが話し始めた。
「ニホントウを知っているなら、ハジメは初代様に何らかの縁があるはず。初代様は名を表に出すことを禁忌として隠せと言われた。そして私たちは代々その掟を頑なに守ってきた。どれだけ言い繕おうとも、私たちの打つ刀は人を殺すための道具。人を殺すことを決して誉と思うな」
考え方がすさまじく日本人くさい、完全に職人だろ。それから俺たちは10分くらい日本の事やお互いの情報を交換して、最後にぽつりと
「私はハジメについて行くことにした」
どうしてそうなる!?
しょうがないのでコテツを連れてガリオンの店に戻る。あそこは工房じゃないのか? と聞いたら住んでいただけで特に何もないそうだ。さくっと解約して引き払ったそうだ。家具も何もなかったしな。身の回りの荷物もでかいリュック1つだけ、どうやって生活してるんだよ……。
さて、ガリオンに物資調達とバザーの案内のお礼として何を教えるか悩む。以前、サスラでやったお料理教室のような手の込んだものは時間の関係で教えることができない。
「私は行商をしているので、なるべく保存の効くものがいいですね。以前、少し食べさせて頂いた干し肉はとても柔らかく美味しくて、私の干し肉の概念が壊れました。あのようなものが他にもありませんかね?」
保存の効くものね……カロ〇ーメイトとかか? でも、作り方とか詳しくは知らないぞ。ショートブレッドと同じ感じか? うーん、悩んでいてもしょうがないから、現物を出して考えるか。
「ん? これは? ものすごく細かい模様の箱ですね。それに質感が木じゃない? それにこの中の袋は何で出来ているのかさっぱりわかりません……」
さっそくガリオンが食いついてきた。
「これは中の物を保護するための外装です。材質は紙ですね。で、中にはこのような袋が入っておりまして、この中身は食べ物です」
紙の箱とアルミの袋は作れないから中身だけ説明しよう。
「箱や袋は特殊な製造方法なので私にもわかりません。材料も恐らく調達できないでしょう。ガリオンさんに見せたいのはこの中身の食べ物です」
見慣れた細長い直方体の食べ物が姿を現す。言わずと知れたアレだ。
「まぁ食べてみてください。結構おいしいですよ。水が欲しくなるかもしれませんが」
俺に言われて、半信半疑でガリオンが口にする。
「ハジメ様、こ、これは……」
一口食べて、ガリオンが驚愕する。これが意外と美味しいんだよな。口の中がモソモソするから、水が欲しくなるけど。
「小麦の粉にバターと甘味料を混ぜて焼き固めたものです。混ぜた後に冷暗所でしばらく寝かせるのが美味しくなるコツですね。30日以上は持つと思います。それ以上は包装の仕方も考えないといけません」
「うーむ、甘みか……ここまで甘くなくても保存食としてはいけそうだ」
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