37 / 41
第二章 謎の組織、聖王国へ使者として赴く
悪事37 謎の組織、ラティス聖王国で夜盗の襲撃を受ける
しおりを挟む
ラティス聖王国に入国し、その日の夜に事件は起こった。
この日も『統領』たち3人は、男だけで火を囲んで夜営をしていた。
「ガルたちは冒険者とやらなんだよな? その冒険者って何だ?」
「ボスさん、冒険者を知らないってマジか? いや、島で生活していたなら知らなくてもしょうがないか。冒険者っていうのはな……」
この世界における冒険者の定義は、ギルドという機関に所属する傭兵部隊……と言えば聞こえは良いが、実際は何でも屋という位置づけである。
主な仕事内容は幅広く、通称魔獣と呼ばれる特殊な生物の討伐、食肉の確保、建築用の木材や石材の確保、鍛冶職などへ提供する鉱物などの確保、農業地の開拓や護衛、商人の護衛など多岐にわたる。
いずれの仕事もギルドで仕事の斡旋を一括管理しており、ギルド員が冒険者の資質を見ながら各仕事を依頼することになる。また、仕事の関係上、ギルド証を所持していれば加盟国間を行き来することも容易に出来る。
「ほら、これがギルド証だ。古代魔導帝国のなんとかっていう技術で作られてるみたいで仕組みはわからんけど、本人以外に反応しない身分証明書みたいなものだな」
階級は純粋に力量。
ギルド証には個人のステータスを数値化し、階級を色で表示する謎のシステムがあるのだが、これは古代魔導帝国において軍人が己の技量を把握するためのものだったと言われている。尚、力量の表示分類はF赤、E橙、D黄、C緑、B青、A藍、S紫の7等級で色分けされる。
「こうすると、ほら青くなっただろ? 俺の階級はBランクってわけだ。ステータスのほうは、俺は盾役だから体力系が高くて魔力系が低いって評価だな。あ、俺は別に構わないけど、他の人はギルド証を見せたがらないと思うから、無理やり見ようとはしないでやってくれ」
見せてくれたガルのギルド証の評価は体力・筋力・判断力の数値が高く、知力・魔力の数値が低かった。しかし、他の数値に比べて低いというだけで、それがどの程度の物なのかがわからない。
(総合レベル52、ランクB。体力64、筋力68、判断力57、知力40、魔力25……これって一体どうやって評価してるんだ? 謎すぎるぞ。『教授』に解析してほしいところだが、問題はどうやって現物を手に入れるかだな。人から盗んだり奪ったりするわけにもいかんし)
その他にも何個も表示があるのだが、『統領』には読めない字で書いてあるので内容の判別ができなかった。
「ちなみに、そのギルドとやらで登録すれば、私も冒険者になれるのか?」
「少し試験があるけど、ボス殿なら楽勝だと思う。個人の強さは一定以上必要だけど、それ以前に依頼に対して誠実に行動できる人間性のほうが重視される傾向がある。それを見極める試験」
ガルたちが言うには冒険者は信頼が全てで、いくら個人的な技量が高くとも性格に難がある人間は冒険者には成れないという。
場合によっては国家間を移動しながら依頼をすることもある。その際に無用なトラブルを量産するような人間では仕事にならないのである。
「思ったより現実的な職業だった……」
「そりゃそうさ。冒険者には色々な権利が認められてるんだから、行使する側にも相応の責任があって当然だろ? それが理解できないやつは危なくてギルドに入れられない。ボスさんだって自分勝手やって人の話を聞かない人間なんて仲間に要らないだろ?」
『統領』は内心汗をかいていた。自分の仲間は、自分に管理できているだろうか、と。
元々、『統領』たちは1つの物事に特化した人間ばかりが集まって出来た集団である。そのため、かなり癖の強い……というか普通には使いづらい人材が多い。
『参謀』と『怪人』はまだ良い、彼らは理性的なので自身で制御できるのだから。
問題なのは『教授』と『医者』で、この2人は自分に興味があるかないかで物事に対するモチベーションが100か0という極端差を持つ。
ガルが言う、自分勝手やって人の話を聞かない人間の代表とも言える存在なのである。
(ま、まぁ、別に冒険者になるわけじゃないから良いか。私が最後まであいつらの面倒を見ればいいだけの話だしな。うん)
「ん? こんな時間に来客とは珍しいな。それもかなりの団体様のようだ」
「おいおい、こんな場所で夜盗とか、マジかよ」
「これくらいの数なら俺たちで問題ない。でも、一応リリーたちに知らせる」
『統領』が気づくと同時に、ガルとギルもそれぞれ反応して動き出した。
近づいてくる気配を探ると、だいたい10人くらいで徒歩ということがわかった。
「む……2手に分かれたか? だが、この分かれ方は悪手じゃないか?」
「リリーたちに伝えてきた。で、ガルに任せるって」
「まぁ、大丈夫だけどよぉ。頼られてるのか、サボりなのかわかんねぇな」
推定夜盗の10人は目視できるかギリギリの範囲で留まり、そのうちの2人だけが『統領』たちのところへ近づいてくるのが見て取れた。
「ガル、ギル殿、ここは私に任せてもらっていいか?」
「どうも普通の夜盗じゃなさそうだし、話ができるならボスさんに任せるわ」「同意」
2人とも襤褸切れのようなローブを頭から被っていて顔は見えない。
「お、お前たち! 命が惜しかったら、持っている食べ物と水をよこせ!」
襲撃者たちは兎のような小動物しか殺せないような粗末なナイフを握り、ぷるぷると身体を振るわせて精一杯の威嚇を見せる。
「ふむ、よこせと言われて、黙って渡すようなバカはいないぞ? まぁ、少し落ち着け。武器を下ろして、話をしよう。何か事情があるなら聞いてやる」
「俺の話を聞いていたのか!? 命が大事なら、食料を置いて行けと言ったんだ!」
相当切羽詰まっているのだろうか。
襲撃者たちは『統領』の話にも耳を貸さずに苛立ちを募らせていた。
「少しは頭を使え。こっちの男の武器の長さを見てみろ。お前たちのナイフが届く前に大剣で身体が半分になるぞ?」
「イピピ……怖いよぉ。ぼくたちが大人に敵うわけないってぇ。それに、こんなことしたらこっちが逆に殺されちゃうよぉ」
「バカ! 俺たちが諦めたら、ウーナたちはどうなる!?」
『統領』は最初からわかっていた。
襤褸切れで見えないが襲撃者たちの中身は、子供だったのだ。
子供たちだけで構成された夜盗が、『統領』たち大人に食料と水を要求している。
それが意味することは、1つしかなかった。
この日も『統領』たち3人は、男だけで火を囲んで夜営をしていた。
「ガルたちは冒険者とやらなんだよな? その冒険者って何だ?」
「ボスさん、冒険者を知らないってマジか? いや、島で生活していたなら知らなくてもしょうがないか。冒険者っていうのはな……」
この世界における冒険者の定義は、ギルドという機関に所属する傭兵部隊……と言えば聞こえは良いが、実際は何でも屋という位置づけである。
主な仕事内容は幅広く、通称魔獣と呼ばれる特殊な生物の討伐、食肉の確保、建築用の木材や石材の確保、鍛冶職などへ提供する鉱物などの確保、農業地の開拓や護衛、商人の護衛など多岐にわたる。
いずれの仕事もギルドで仕事の斡旋を一括管理しており、ギルド員が冒険者の資質を見ながら各仕事を依頼することになる。また、仕事の関係上、ギルド証を所持していれば加盟国間を行き来することも容易に出来る。
「ほら、これがギルド証だ。古代魔導帝国のなんとかっていう技術で作られてるみたいで仕組みはわからんけど、本人以外に反応しない身分証明書みたいなものだな」
階級は純粋に力量。
ギルド証には個人のステータスを数値化し、階級を色で表示する謎のシステムがあるのだが、これは古代魔導帝国において軍人が己の技量を把握するためのものだったと言われている。尚、力量の表示分類はF赤、E橙、D黄、C緑、B青、A藍、S紫の7等級で色分けされる。
「こうすると、ほら青くなっただろ? 俺の階級はBランクってわけだ。ステータスのほうは、俺は盾役だから体力系が高くて魔力系が低いって評価だな。あ、俺は別に構わないけど、他の人はギルド証を見せたがらないと思うから、無理やり見ようとはしないでやってくれ」
見せてくれたガルのギルド証の評価は体力・筋力・判断力の数値が高く、知力・魔力の数値が低かった。しかし、他の数値に比べて低いというだけで、それがどの程度の物なのかがわからない。
(総合レベル52、ランクB。体力64、筋力68、判断力57、知力40、魔力25……これって一体どうやって評価してるんだ? 謎すぎるぞ。『教授』に解析してほしいところだが、問題はどうやって現物を手に入れるかだな。人から盗んだり奪ったりするわけにもいかんし)
その他にも何個も表示があるのだが、『統領』には読めない字で書いてあるので内容の判別ができなかった。
「ちなみに、そのギルドとやらで登録すれば、私も冒険者になれるのか?」
「少し試験があるけど、ボス殿なら楽勝だと思う。個人の強さは一定以上必要だけど、それ以前に依頼に対して誠実に行動できる人間性のほうが重視される傾向がある。それを見極める試験」
ガルたちが言うには冒険者は信頼が全てで、いくら個人的な技量が高くとも性格に難がある人間は冒険者には成れないという。
場合によっては国家間を移動しながら依頼をすることもある。その際に無用なトラブルを量産するような人間では仕事にならないのである。
「思ったより現実的な職業だった……」
「そりゃそうさ。冒険者には色々な権利が認められてるんだから、行使する側にも相応の責任があって当然だろ? それが理解できないやつは危なくてギルドに入れられない。ボスさんだって自分勝手やって人の話を聞かない人間なんて仲間に要らないだろ?」
『統領』は内心汗をかいていた。自分の仲間は、自分に管理できているだろうか、と。
元々、『統領』たちは1つの物事に特化した人間ばかりが集まって出来た集団である。そのため、かなり癖の強い……というか普通には使いづらい人材が多い。
『参謀』と『怪人』はまだ良い、彼らは理性的なので自身で制御できるのだから。
問題なのは『教授』と『医者』で、この2人は自分に興味があるかないかで物事に対するモチベーションが100か0という極端差を持つ。
ガルが言う、自分勝手やって人の話を聞かない人間の代表とも言える存在なのである。
(ま、まぁ、別に冒険者になるわけじゃないから良いか。私が最後まであいつらの面倒を見ればいいだけの話だしな。うん)
「ん? こんな時間に来客とは珍しいな。それもかなりの団体様のようだ」
「おいおい、こんな場所で夜盗とか、マジかよ」
「これくらいの数なら俺たちで問題ない。でも、一応リリーたちに知らせる」
『統領』が気づくと同時に、ガルとギルもそれぞれ反応して動き出した。
近づいてくる気配を探ると、だいたい10人くらいで徒歩ということがわかった。
「む……2手に分かれたか? だが、この分かれ方は悪手じゃないか?」
「リリーたちに伝えてきた。で、ガルに任せるって」
「まぁ、大丈夫だけどよぉ。頼られてるのか、サボりなのかわかんねぇな」
推定夜盗の10人は目視できるかギリギリの範囲で留まり、そのうちの2人だけが『統領』たちのところへ近づいてくるのが見て取れた。
「ガル、ギル殿、ここは私に任せてもらっていいか?」
「どうも普通の夜盗じゃなさそうだし、話ができるならボスさんに任せるわ」「同意」
2人とも襤褸切れのようなローブを頭から被っていて顔は見えない。
「お、お前たち! 命が惜しかったら、持っている食べ物と水をよこせ!」
襲撃者たちは兎のような小動物しか殺せないような粗末なナイフを握り、ぷるぷると身体を振るわせて精一杯の威嚇を見せる。
「ふむ、よこせと言われて、黙って渡すようなバカはいないぞ? まぁ、少し落ち着け。武器を下ろして、話をしよう。何か事情があるなら聞いてやる」
「俺の話を聞いていたのか!? 命が大事なら、食料を置いて行けと言ったんだ!」
相当切羽詰まっているのだろうか。
襲撃者たちは『統領』の話にも耳を貸さずに苛立ちを募らせていた。
「少しは頭を使え。こっちの男の武器の長さを見てみろ。お前たちのナイフが届く前に大剣で身体が半分になるぞ?」
「イピピ……怖いよぉ。ぼくたちが大人に敵うわけないってぇ。それに、こんなことしたらこっちが逆に殺されちゃうよぉ」
「バカ! 俺たちが諦めたら、ウーナたちはどうなる!?」
『統領』は最初からわかっていた。
襤褸切れで見えないが襲撃者たちの中身は、子供だったのだ。
子供たちだけで構成された夜盗が、『統領』たち大人に食料と水を要求している。
それが意味することは、1つしかなかった。
0
あなたにおすすめの小説
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした
むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる 「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら世界中がパニックになってますが?
あとりえむ
ファンタジー
【5話ごとのサクッと読める構成です!】
世界を救ったのは、聖剣ではなく「洗剤」でした。
「君のやり方は古いんだよ」 不当な理由でS級クランを追放された、ベテラン清掃員・灰坂ソウジ(38歳)。 職を失った彼だったが、実は彼にはとんでもない秘密があった。 呪いのゴーグルのせいで、あらゆる怪物が「汚れ」にしか見えないのだ。
・神話級ドラゴン
⇒ 換気扇の頑固な油汚れ(洗剤で瞬殺)
・深淵の邪神
⇒ トイレの配管詰まり(スッポンで解決)
・次元の裂け目
⇒ 天井の雨漏りシミ(洗濯機で丸洗い)
「あー、ここ汚れてるな。チャチャッと落としておくか」
本人はただ業務として掃除をしているだけなのに、その姿は世界中で配信され、人類最強の英雄として崇められていく! 可愛い元ダンジョン・コアや、潔癖症の聖女も入社し、会社は今日も大忙し。 一方、彼を追放した元クランは、汚れ(モンスター)に埋もれて破滅寸前で……?
「地球が汚れてる? じゃあ、一回丸洗いしますか」 最強の清掃員が、モップ片手に世界をピカピカにする、痛快・勘違い無双ファンタジー!
【免責事項】
この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
※こちらの作品は、カクヨムと小説家になろうでも公開しています。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』
チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。
その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。
「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」
そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!?
のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~
月城 友麻
ファンタジー
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』
恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。
戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。
だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】
導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。
「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」
「誰も本当の私なんて見てくれない」
「私の力は……人を傷つけるだけ」
「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」
傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。
しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。
――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。
「君たちを、大陸最強にプロデュースする」
「「「「……はぁ!?」」」」
落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。
俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。
◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる