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第121話 狼とぬいぐるみ
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マッサージが終わってしばらくすると、またマナトさんが部屋に訪ねてきた。
さっそくこの国の動物を見せてもらえるらしい。ルシウスも誘って城の裏手に案内される。
立派な厩舎には僕が知るより大きな体躯の牛や馬が収容されており、毛並みは美しく健康状態はすこぶる良さそうだ。一緒に面倒を見てもらっているロシナンテは個室を与えられていたが、他の馬より一等小さく、城では一番の大柄だったのが嘘のようだ。
「どうしたらこんなに大きく育つのだろう……」
「与えている餌の作り方も、世話をしている者にまとめさせましょう」
「助かります」
「ロシナンテさんは当番の者が掃除をしやすいよう隅に寄ってくれたりして、利発でとても優しいと聞いております。さすがベル様の愛馬でいらっしゃる」
「ふふ。いつからそんなにいい子になったの? お前……」
僕が部屋に入って近寄ると嬉しそうに頬擦りしてくる。体臭も少し抑えめになった気がする。いいものを食べさせてもらっているのだろうな。
「ゆっくりと休んでね」
束の間の再会を終えて、厩舎を通り抜ける。
さらに裏手には広大な芝生が広がっており、そこには十数頭の狼のような動物が駆け回っている。僕らの存在に気付くと、互いに寄り添って遠巻きに見つめてきた。
「あれが「犬」です。ここにいるのは番犬としての仕事ができるシェパード、ドーベルマンが主ですね」
「へえ、あれが……」
長く真っ直ぐ天に伸びた三角の耳。警戒深い瞳はこちらを探るように片時も目を離さず、すでにただの家畜とは全く別の風格を漂わせている。僕とルシウスはその威圧感に気圧されながら、ただただその見慣れない生き物を食い入るように観察していた。
「牛や馬より小さい……けど、強そう……!」
「ヒエ~、牙が鋭い」
「何もしなければ噛みませんよ。きちんと躾けられています」
犬の世話係であるエプロン姿の男が号令をかけると、一斉に僕らの前に横一列に並ぶ。そして笛に合わせて順番に跳び上がったり、地面に伏せたり……すごい、なんという知能の高さだろう。
「犬は優秀です。しかも人間に従順だ。愛すべき我々のパートナーですよ」
マナトさんの呼び声に一頭の犬が側に寄る。そして付き従うように、下に向けられた手の平に頭をすり寄せて座った。
「すごい……犬って本当に賢いんですね」
「子犬が産まれたら何頭か献上いたしますよ。訓練士も派遣させましょう」
「そんな、いいんですか?」
「どこに出しても恥ずかしくない血統のものばかりです。きっとルアサンテ王国でも良く働いてくれることでしょう」
こんな動物、皆驚くだろうな。だけどすぐに生活に馴染むような気もしている。なにしろ賢いもの。子どもたちが喜ぶ姿が目に浮かぶようだ。
…………僕の子どもたちも、可愛がるだろうな…………皆、元気かな…………。
「続いて、セイラ様の愛犬をご紹介いたします」
マナトさんの声にハッと意識が引き戻される。
僕らは城内に戻って、入った事のない奥まで連れていかれる。マナトさんが突き当たりの部屋の前で立ち止まった。
「少々こちらでお待ちくださいね。あの、失礼いたします……」
扉にノックをしてマナトさんだけが入っていった。その途端に、傍らのルシウスが手を握ってくる。
「なに?」
「……あんまデレデレすんなよなー」
「は?」
「あの男だよ。ずいぶん甘やかされてるじゃん」
それはお前が夜しか部屋に来てくれないからだ。言ってやりたかったけど、僕らの痴話喧嘩の引き合いにマナトさんを出すこと自体、彼に失礼だ。だってマナトさんは、下心とかじゃなく、完全なる善意で僕に親切にしてくれているんだから……。
ルシウスの浅はかな考えに少しの嫌悪を覚える。だけど、
「なあベルぅー。今夜も部屋行くからな?」
拗ねたように唇を尖らせる表情を見ると、そんな負の感情は吹き飛んでしまった。
可愛いんだから。大の男のくせに、甘え上手で……僕はいつも、その幼さに絆されてしまう……。
手を握り返して微笑みかける。一瞬でルシウスの耳が赤くなって、目が潤んで、僕のことを好きで好きで仕方ないと言わんばかりの蕩ける笑顔で見返されて、ああ、やっぱり手放せないなと、悟る。
「お待たせしました」
扉が開く。僕はあえて隠し立てせず、自然とルシウスの手を解いた。奴も気持ちが満たされたみたいで、もうムキになることはなく、素直に離してくれた。
マナトさんは気付いただろうか。視線を真っ直ぐと僕の目に向けたまま、いつも通り穏やかに目を細めるものだから、相変わらずその真意は読めない。
「こちらがセイラ様の私室になります。どうぞ」
「え、え、マジ? 王女様の?」
「よろしいのですか……!?」
「どうぞ。トルテ様もいらっしゃいます」
トルテ。そういえば僕の子どもの一人はこの国に一緒に来ていた。いや、どうもトルテは子どもというよりは、親友のような感覚で、心配とかそういう範疇とは明らかに別のところにいる。
大体あの子だって、母親である僕のことなんて知らんぷりで、新しくできたお友達の部屋に入り浸っているのだし……だから、僕が少しくらい彼女の存在を忘れてしまっていたって、仕方のないことだと……思う。
なんて、誰にするでもない言い訳を心の中でぼやいているうちに、扉が開かれた。鏡台ではトルテが我が物顔で髪を整えている。そしてベッドではセイラちゃんが、小さな毛玉を抱えてちょこんと座っていた。
「こちらが我が国の姫様の愛犬・リトルでございます」
「リトル……」
名前通り、セイラちゃんの膝に収まるほどに小さなその茶色い体は、言われないと犬であると気付けなかった。セイラちゃんがそれを撫でると、ふいと顔を上げて犬の体を成す。
茶色のクルクルとした毛並みに、大きく垂れ下がった耳。目尻も垂れ下がっていてとても愛らしい。……これが生き物なのか?
目の前でハッハッと呼吸をしているというのに、僕は目を疑った。いやだって。先程の猟犬や番犬とはいでたちが違いすぎる。どう見ても別の生き物……というかぬいぐるみにしか見えない。愛らしすぎる。
「リトルに会いにきてくれて、ありがとう……」
ニコ、と遠慮がちにセイラちゃんが微笑む。一方のトルテはふてぶてしい顔つきで寄り添う僕とルシウスを一瞥し、興味なさそうに視線を鏡に戻してしまった。
「こちらこそありがとうございます。なんて愛らしい……人形かと思いました」
「よく言われるんですよね」
「ねー」
上から覗き込むマナトさんに、セイラちゃんは懐っこく相槌を打つ。マナトさん、姫様ともこんなに親しげなんだな。
「抱っこ、しますか?」
「え!? い、いいんですか? というか僕、抱っこできるかな……」
正直犬と触れ合ったことがないので、噛まれやしないか、病気を持ってはいないだろうかと失礼な考えで尻込みしてしまった。
そんな僕の心を読んだように、トルテがセイラちゃんの膝からひょいとリトルちゃんを抱き上げて、僕の前に立つ。嘲笑うような表情は相変わらず、可愛くて可愛くない。
「怖いんでしょう」
「こ、怖くないよ」
「じゃあ手を出して」
「うん……」
リトルちゃんはつぶらな瞳で僕をじっと見つめている。その目つきにまるで凶暴性はない。きっと、大丈夫だ。
おそるおそる手を伸ばす。指先をリトルちゃんが嗅いで、僕は冷たく濡れた感触に少し怯む。それでも我慢して様子を見ていると、ペロリ。温かな舌が舐めてくれた。
「わ……」
つぶらな瞳に見つめられて、胸がキュウウウンと縮む。赤ちゃんの時のトルテをあやしていた時以来の、衝動だ。
「かわいい……」
「抱っこしてみれば?」
「えっ、えっ」
押し付けられるがままに、受け取ってしまった。えっと、赤ちゃんのサイズだから、同じように抱っこすれば、いいのかな……。
お尻に手を添えて縦抱きにすると、今度は頬を舐められた。懐っこいんだな。少し獣臭さはあるけど……この愛らしさがあれば、そんなものまったく気にならない。
「ふわふわだぁ……」
思いきって頬擦りしてみる。リトルちゃんは嫌がらずにじっとしていてくれた。ハッハッと小刻みに息を吐くから、柔い身体が息づく感触が伝わってきて、小さな命の重みがより愛おしくなる。
「あ~~僕もこんな子と一緒に暮らしたいなあ……」
体臭も慣れればお日様の匂いのようで心地よかった。勧められた椅子に座って思う存分、リトルちゃんを堪能した。
こちらを凝視しているルシウスが「かぁわいい……」とデレデレした顔でつぶやいて、隣のトルテに冷ややかに見つめられているのには、あえて、気づかないフリをした。
さっそくこの国の動物を見せてもらえるらしい。ルシウスも誘って城の裏手に案内される。
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「どうしたらこんなに大きく育つのだろう……」
「与えている餌の作り方も、世話をしている者にまとめさせましょう」
「助かります」
「ロシナンテさんは当番の者が掃除をしやすいよう隅に寄ってくれたりして、利発でとても優しいと聞いております。さすがベル様の愛馬でいらっしゃる」
「ふふ。いつからそんなにいい子になったの? お前……」
僕が部屋に入って近寄ると嬉しそうに頬擦りしてくる。体臭も少し抑えめになった気がする。いいものを食べさせてもらっているのだろうな。
「ゆっくりと休んでね」
束の間の再会を終えて、厩舎を通り抜ける。
さらに裏手には広大な芝生が広がっており、そこには十数頭の狼のような動物が駆け回っている。僕らの存在に気付くと、互いに寄り添って遠巻きに見つめてきた。
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「へえ、あれが……」
長く真っ直ぐ天に伸びた三角の耳。警戒深い瞳はこちらを探るように片時も目を離さず、すでにただの家畜とは全く別の風格を漂わせている。僕とルシウスはその威圧感に気圧されながら、ただただその見慣れない生き物を食い入るように観察していた。
「牛や馬より小さい……けど、強そう……!」
「ヒエ~、牙が鋭い」
「何もしなければ噛みませんよ。きちんと躾けられています」
犬の世話係であるエプロン姿の男が号令をかけると、一斉に僕らの前に横一列に並ぶ。そして笛に合わせて順番に跳び上がったり、地面に伏せたり……すごい、なんという知能の高さだろう。
「犬は優秀です。しかも人間に従順だ。愛すべき我々のパートナーですよ」
マナトさんの呼び声に一頭の犬が側に寄る。そして付き従うように、下に向けられた手の平に頭をすり寄せて座った。
「すごい……犬って本当に賢いんですね」
「子犬が産まれたら何頭か献上いたしますよ。訓練士も派遣させましょう」
「そんな、いいんですか?」
「どこに出しても恥ずかしくない血統のものばかりです。きっとルアサンテ王国でも良く働いてくれることでしょう」
こんな動物、皆驚くだろうな。だけどすぐに生活に馴染むような気もしている。なにしろ賢いもの。子どもたちが喜ぶ姿が目に浮かぶようだ。
…………僕の子どもたちも、可愛がるだろうな…………皆、元気かな…………。
「続いて、セイラ様の愛犬をご紹介いたします」
マナトさんの声にハッと意識が引き戻される。
僕らは城内に戻って、入った事のない奥まで連れていかれる。マナトさんが突き当たりの部屋の前で立ち止まった。
「少々こちらでお待ちくださいね。あの、失礼いたします……」
扉にノックをしてマナトさんだけが入っていった。その途端に、傍らのルシウスが手を握ってくる。
「なに?」
「……あんまデレデレすんなよなー」
「は?」
「あの男だよ。ずいぶん甘やかされてるじゃん」
それはお前が夜しか部屋に来てくれないからだ。言ってやりたかったけど、僕らの痴話喧嘩の引き合いにマナトさんを出すこと自体、彼に失礼だ。だってマナトさんは、下心とかじゃなく、完全なる善意で僕に親切にしてくれているんだから……。
ルシウスの浅はかな考えに少しの嫌悪を覚える。だけど、
「なあベルぅー。今夜も部屋行くからな?」
拗ねたように唇を尖らせる表情を見ると、そんな負の感情は吹き飛んでしまった。
可愛いんだから。大の男のくせに、甘え上手で……僕はいつも、その幼さに絆されてしまう……。
手を握り返して微笑みかける。一瞬でルシウスの耳が赤くなって、目が潤んで、僕のことを好きで好きで仕方ないと言わんばかりの蕩ける笑顔で見返されて、ああ、やっぱり手放せないなと、悟る。
「お待たせしました」
扉が開く。僕はあえて隠し立てせず、自然とルシウスの手を解いた。奴も気持ちが満たされたみたいで、もうムキになることはなく、素直に離してくれた。
マナトさんは気付いただろうか。視線を真っ直ぐと僕の目に向けたまま、いつも通り穏やかに目を細めるものだから、相変わらずその真意は読めない。
「こちらがセイラ様の私室になります。どうぞ」
「え、え、マジ? 王女様の?」
「よろしいのですか……!?」
「どうぞ。トルテ様もいらっしゃいます」
トルテ。そういえば僕の子どもの一人はこの国に一緒に来ていた。いや、どうもトルテは子どもというよりは、親友のような感覚で、心配とかそういう範疇とは明らかに別のところにいる。
大体あの子だって、母親である僕のことなんて知らんぷりで、新しくできたお友達の部屋に入り浸っているのだし……だから、僕が少しくらい彼女の存在を忘れてしまっていたって、仕方のないことだと……思う。
なんて、誰にするでもない言い訳を心の中でぼやいているうちに、扉が開かれた。鏡台ではトルテが我が物顔で髪を整えている。そしてベッドではセイラちゃんが、小さな毛玉を抱えてちょこんと座っていた。
「こちらが我が国の姫様の愛犬・リトルでございます」
「リトル……」
名前通り、セイラちゃんの膝に収まるほどに小さなその茶色い体は、言われないと犬であると気付けなかった。セイラちゃんがそれを撫でると、ふいと顔を上げて犬の体を成す。
茶色のクルクルとした毛並みに、大きく垂れ下がった耳。目尻も垂れ下がっていてとても愛らしい。……これが生き物なのか?
目の前でハッハッと呼吸をしているというのに、僕は目を疑った。いやだって。先程の猟犬や番犬とはいでたちが違いすぎる。どう見ても別の生き物……というかぬいぐるみにしか見えない。愛らしすぎる。
「リトルに会いにきてくれて、ありがとう……」
ニコ、と遠慮がちにセイラちゃんが微笑む。一方のトルテはふてぶてしい顔つきで寄り添う僕とルシウスを一瞥し、興味なさそうに視線を鏡に戻してしまった。
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「よく言われるんですよね」
「ねー」
上から覗き込むマナトさんに、セイラちゃんは懐っこく相槌を打つ。マナトさん、姫様ともこんなに親しげなんだな。
「抱っこ、しますか?」
「え!? い、いいんですか? というか僕、抱っこできるかな……」
正直犬と触れ合ったことがないので、噛まれやしないか、病気を持ってはいないだろうかと失礼な考えで尻込みしてしまった。
そんな僕の心を読んだように、トルテがセイラちゃんの膝からひょいとリトルちゃんを抱き上げて、僕の前に立つ。嘲笑うような表情は相変わらず、可愛くて可愛くない。
「怖いんでしょう」
「こ、怖くないよ」
「じゃあ手を出して」
「うん……」
リトルちゃんはつぶらな瞳で僕をじっと見つめている。その目つきにまるで凶暴性はない。きっと、大丈夫だ。
おそるおそる手を伸ばす。指先をリトルちゃんが嗅いで、僕は冷たく濡れた感触に少し怯む。それでも我慢して様子を見ていると、ペロリ。温かな舌が舐めてくれた。
「わ……」
つぶらな瞳に見つめられて、胸がキュウウウンと縮む。赤ちゃんの時のトルテをあやしていた時以来の、衝動だ。
「かわいい……」
「抱っこしてみれば?」
「えっ、えっ」
押し付けられるがままに、受け取ってしまった。えっと、赤ちゃんのサイズだから、同じように抱っこすれば、いいのかな……。
お尻に手を添えて縦抱きにすると、今度は頬を舐められた。懐っこいんだな。少し獣臭さはあるけど……この愛らしさがあれば、そんなものまったく気にならない。
「ふわふわだぁ……」
思いきって頬擦りしてみる。リトルちゃんは嫌がらずにじっとしていてくれた。ハッハッと小刻みに息を吐くから、柔い身体が息づく感触が伝わってきて、小さな命の重みがより愛おしくなる。
「あ~~僕もこんな子と一緒に暮らしたいなあ……」
体臭も慣れればお日様の匂いのようで心地よかった。勧められた椅子に座って思う存分、リトルちゃんを堪能した。
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