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第二十話
決断と再出発
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海を見ていた。
…ザザー…ザブン…ザザー…ザブン…
8月13日。お盆真っ盛りの海。少し波が荒い。老夫婦が一組み、親子連れが二組。そしてあたし。これだけしか、この浜辺にはいない。昨日、あれだけ雨が降ったのだ。来る筈だった台風は、方向が大きくズレた。だから今朝からやたら暑い。打って変わって今日は快晴だ。きっとクラゲがいっぱい発生しているだろう。
あたしは空想好きだから、可愛いクラゲに囲まれたイルカ。そしてイルカと泳ぐ人魚等を想像してしまう。
今朝、実家を出て来た。もう、ほとんど実家に帰る事もないだろう。今まで、両親としっかり話し合い、理解し合わなくてはならないものだと思い込んでいた。けれども、どう頑張ってみても理解し合えない場合もある。そもそも、全てを分かり合える人なんて、きっとほとんどいない。人は、一人一人違うから。違って当たり前だから。
それでも互いが互いを理解し合おうとする姿勢は、持っていて良い。それが分かち合い、親密への近道だ。
しかし人は、親密になればなるほど相手の全てを理解している、と錯覚しがちだが、これは錯覚である事は心の片隅においておいた方が良いと思う。相手の全てを分かり合うなど、傲慢に過ぎない。何故なら、一人として同じ人間はいないから。だからこそ、個人を尊重する、という価値観が生まれていくのだ。これは、親子でも恋人でも夫婦でも友達でも、同じ事が言えると思う。
今、当麻とこの海で待ち合わせをしている。早く家を出たくて、朝7時には出てきてしまった。待ち合わせ時間まであと2時間10分もある
…ザザー…ザブン…ザザー…ザブン…
潮騒のメロディを聞きながら、過去を振り返った。あれは、あたしが肺炎で入院した時の事だ。今にして思えば、これが両親とあたしの関係を象徴していたのだと思う。その時、健康だけが取り柄だったあたしは、珍しく風邪が長引いていた。あの時のあたしは、当麻と萌恵が両想いだと思い込んでいて。二人が波打ち際で遊ぶのを、離れた場所。今座っているこの場所から眺めていた。
ザザー…ザブン…ザザー…ザブン…
規則正しいリズムを繰り返す波。
……なんだか、頭が痛くてボーッとする。体も怠い。帰りたいなー……
ザザー…ザブン…ザザー…ザブン…
機械的にただ波を見つめていた。
「菜々、菜々!!」
あたしの肩をゆすり、真剣な眼差しであたしを見つめる当麻の声で我に返った。トクンと鼓動が高鳴り、彼の真剣な眼差しに、思わずときめいてしまう。だが、次の言葉で一気に現実に戻される。
「大変だ! 萌恵が酷い熱だ!!」
慌てて立ち上がったあたしの目に飛び込んだのは、当麻の背中でぐったりしている萌恵の姿。
「萌恵っ!!」
まるで冷水を頭から浴びせられたように、硬直した。萌恵の額に手を当てる。酷く熱い。
「どうしよう、あたしのせいだ。こんなになるまで気づいてやれなかったなんて……」
……あたしの風邪が、移ったのかも? どうしよう……
自責の念で頭が真っ白になった。
「落ち着けよ!! まず、家に連絡して家族に迎えに来て貰え!」
当麻は強い口調で諭す。そうだ!あたしったら何を慌てて。すぐに、携帯で母親に連絡した。
ザザー…ザブン…ザザー…ザブン…
波は規則正しく寄せては返す。両親の車は、あたし達の目の前にすぐにやって来た。バタン。母親は車が停止するなり「萌恵!」と一声あげつつ車から転がり出て来る。そして当麻が背負う萌恵の額に手を当てる。あたしに鋭い視線を向け、
「あなたがついていながら!」
と冷たく言い放つと、すぐに当麻に向き合い、
「当麻君、うしろに乗って! 悪いけど、萌恵を膝枕して貰えるかしら」
と指示を出す。
「はい! 勿論です!」
当麻はハキハキ答え、運転席から降りた父親と共に萌恵をしっかりと支えつつ車に乗り込む。母親は助手席に。父親は運転席に。当麻は後ろで寝かせた萌恵の膝枕をして。そして車は走り出した。あたしに何も告げずに。
そう、萌恵を寝かせるから、あたしが乗る場所が無い。緊急事態だから、あたしにまで構ってる時間が無い。ただ、それだけの事だ。でも……。
「あなたがついていながら」
母親の言葉は、氷柱みたいにあたしの胸に突き刺さった。ダメなあたし。妹の面倒は、信頼して任せて貰えていたのに。
でも、あたしだって風邪気味だったもん!と言い返したい自分。相反する自分の心の声が、余計に疲弊させた。
……なんだかもう、体に力が入らない。色々考えるのも疲れた……
歩いて帰る気力も湧かなくて、再び砂浜に腰を下ろした。今日は日曜日。初夏とあって、家族で遊びに来て居る人達もちらほら出てきている。
……いいなぁ。ワンちゃん連れかぁ。楽しそうだ……
膝を抱えながら、ぼんやりとそんな事を思う。
ザザー…ザブン…ザザー…ザブン…
規則的に宇宙のリズムを刻む波の音。あたしは目を閉じる。そこから先の記憶は途切れた。
この出来事は本当に分かりやすく両親とあたしの関係を象徴している。これから忙しくなる。まずは保育実習。
なんだかんだすぐ二年になって。そしてもう卒業だ。実習が終わった後は就職先をリサーチだ。幸いな事に、短大を卒業するまで資金の援助はしてくれるらしい。これだけでも本当に有り難い事だ。もし本当の毒親なら、ここまではしてくれないだろう。あたしは、本当に恵まれていると思う。それなのに、今までのあたしは悲劇のヒロインを気取っていた。勝手に卑屈になって。その癖、相手の気に入るように振る舞って。
本当の自分を生きる。少し前に大ヒットした歌のテーマだったが、自分軸で生きる決意の歌だと思う。
今まで他人軸で生きてきた人に取って、これは実はかなり勇気がいる事なのだ。自分軸とは即ち、自分の自由意思の元に生き、何があっても自己責任、という事だ。これが他人軸なら、人や周りのせいにして逃げたり、或いはどうせ自分なんて、と殻に閉じこもるか。ある意味楽なのだ。
だけどあたしは、自分の人生をしっかり歩みたい。だから決めたのだ。……あたしは………
「菜々子、お待たせ!」
その時当麻がやってきた。
…ザザー…ザブン…ザザー…ザブン…
8月13日。お盆真っ盛りの海。少し波が荒い。老夫婦が一組み、親子連れが二組。そしてあたし。これだけしか、この浜辺にはいない。昨日、あれだけ雨が降ったのだ。来る筈だった台風は、方向が大きくズレた。だから今朝からやたら暑い。打って変わって今日は快晴だ。きっとクラゲがいっぱい発生しているだろう。
あたしは空想好きだから、可愛いクラゲに囲まれたイルカ。そしてイルカと泳ぐ人魚等を想像してしまう。
今朝、実家を出て来た。もう、ほとんど実家に帰る事もないだろう。今まで、両親としっかり話し合い、理解し合わなくてはならないものだと思い込んでいた。けれども、どう頑張ってみても理解し合えない場合もある。そもそも、全てを分かり合える人なんて、きっとほとんどいない。人は、一人一人違うから。違って当たり前だから。
それでも互いが互いを理解し合おうとする姿勢は、持っていて良い。それが分かち合い、親密への近道だ。
しかし人は、親密になればなるほど相手の全てを理解している、と錯覚しがちだが、これは錯覚である事は心の片隅においておいた方が良いと思う。相手の全てを分かり合うなど、傲慢に過ぎない。何故なら、一人として同じ人間はいないから。だからこそ、個人を尊重する、という価値観が生まれていくのだ。これは、親子でも恋人でも夫婦でも友達でも、同じ事が言えると思う。
今、当麻とこの海で待ち合わせをしている。早く家を出たくて、朝7時には出てきてしまった。待ち合わせ時間まであと2時間10分もある
…ザザー…ザブン…ザザー…ザブン…
潮騒のメロディを聞きながら、過去を振り返った。あれは、あたしが肺炎で入院した時の事だ。今にして思えば、これが両親とあたしの関係を象徴していたのだと思う。その時、健康だけが取り柄だったあたしは、珍しく風邪が長引いていた。あの時のあたしは、当麻と萌恵が両想いだと思い込んでいて。二人が波打ち際で遊ぶのを、離れた場所。今座っているこの場所から眺めていた。
ザザー…ザブン…ザザー…ザブン…
規則正しいリズムを繰り返す波。
……なんだか、頭が痛くてボーッとする。体も怠い。帰りたいなー……
ザザー…ザブン…ザザー…ザブン…
機械的にただ波を見つめていた。
「菜々、菜々!!」
あたしの肩をゆすり、真剣な眼差しであたしを見つめる当麻の声で我に返った。トクンと鼓動が高鳴り、彼の真剣な眼差しに、思わずときめいてしまう。だが、次の言葉で一気に現実に戻される。
「大変だ! 萌恵が酷い熱だ!!」
慌てて立ち上がったあたしの目に飛び込んだのは、当麻の背中でぐったりしている萌恵の姿。
「萌恵っ!!」
まるで冷水を頭から浴びせられたように、硬直した。萌恵の額に手を当てる。酷く熱い。
「どうしよう、あたしのせいだ。こんなになるまで気づいてやれなかったなんて……」
……あたしの風邪が、移ったのかも? どうしよう……
自責の念で頭が真っ白になった。
「落ち着けよ!! まず、家に連絡して家族に迎えに来て貰え!」
当麻は強い口調で諭す。そうだ!あたしったら何を慌てて。すぐに、携帯で母親に連絡した。
ザザー…ザブン…ザザー…ザブン…
波は規則正しく寄せては返す。両親の車は、あたし達の目の前にすぐにやって来た。バタン。母親は車が停止するなり「萌恵!」と一声あげつつ車から転がり出て来る。そして当麻が背負う萌恵の額に手を当てる。あたしに鋭い視線を向け、
「あなたがついていながら!」
と冷たく言い放つと、すぐに当麻に向き合い、
「当麻君、うしろに乗って! 悪いけど、萌恵を膝枕して貰えるかしら」
と指示を出す。
「はい! 勿論です!」
当麻はハキハキ答え、運転席から降りた父親と共に萌恵をしっかりと支えつつ車に乗り込む。母親は助手席に。父親は運転席に。当麻は後ろで寝かせた萌恵の膝枕をして。そして車は走り出した。あたしに何も告げずに。
そう、萌恵を寝かせるから、あたしが乗る場所が無い。緊急事態だから、あたしにまで構ってる時間が無い。ただ、それだけの事だ。でも……。
「あなたがついていながら」
母親の言葉は、氷柱みたいにあたしの胸に突き刺さった。ダメなあたし。妹の面倒は、信頼して任せて貰えていたのに。
でも、あたしだって風邪気味だったもん!と言い返したい自分。相反する自分の心の声が、余計に疲弊させた。
……なんだかもう、体に力が入らない。色々考えるのも疲れた……
歩いて帰る気力も湧かなくて、再び砂浜に腰を下ろした。今日は日曜日。初夏とあって、家族で遊びに来て居る人達もちらほら出てきている。
……いいなぁ。ワンちゃん連れかぁ。楽しそうだ……
膝を抱えながら、ぼんやりとそんな事を思う。
ザザー…ザブン…ザザー…ザブン…
規則的に宇宙のリズムを刻む波の音。あたしは目を閉じる。そこから先の記憶は途切れた。
この出来事は本当に分かりやすく両親とあたしの関係を象徴している。これから忙しくなる。まずは保育実習。
なんだかんだすぐ二年になって。そしてもう卒業だ。実習が終わった後は就職先をリサーチだ。幸いな事に、短大を卒業するまで資金の援助はしてくれるらしい。これだけでも本当に有り難い事だ。もし本当の毒親なら、ここまではしてくれないだろう。あたしは、本当に恵まれていると思う。それなのに、今までのあたしは悲劇のヒロインを気取っていた。勝手に卑屈になって。その癖、相手の気に入るように振る舞って。
本当の自分を生きる。少し前に大ヒットした歌のテーマだったが、自分軸で生きる決意の歌だと思う。
今まで他人軸で生きてきた人に取って、これは実はかなり勇気がいる事なのだ。自分軸とは即ち、自分の自由意思の元に生き、何があっても自己責任、という事だ。これが他人軸なら、人や周りのせいにして逃げたり、或いはどうせ自分なんて、と殻に閉じこもるか。ある意味楽なのだ。
だけどあたしは、自分の人生をしっかり歩みたい。だから決めたのだ。……あたしは………
「菜々子、お待たせ!」
その時当麻がやってきた。
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