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リオン 2
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凄腕の研究員に改造される事が決まってから1週間後の事。
終に、その時がやって来た。
手術室には凄腕研究員と俺、そして今日改造人間にされる予定の子が1人。次の手術は24時間後に予定されているから、それまでここには俺達3人しかいない。
2人同時の手術はあまり経験がないらしいけど、たっぷりと時間があるんだから最悪1人ずつの改造でも間に合う。
「本当に……良いんですか?知ってるでしょ?改造人間の扱いが……いかに酷いのか」
あぁ、自覚してたんだ。それを知れて少しだけ安心したよ。
施設の方針さえ変われば、まだ捨てたものじゃないかもね。じゃあ施設は潰すんじゃなくて占拠する?
とは言っても改造された時点で俺も改造人間と言う道具の1つになるんだから、研究員とトラップに怯える日々を過ごさなきゃならない。
本番は、階級を上げて前線に出てからだ。
戦いのセンスが良ければ飛び級もあるけど、今まで研究員として過ごしていた俺に戦いのセンスがあるとは思えない。
せいぜいテストに落ちないよう努力する程度の事しか出来ないか。
まぁ、前線に出た後の事を考えるには丁度良い時間になりそうだ。
「良いよ。始めようか」
手術台の上に寝転がると、隣の台の上では不安そうな顔をした子が俺の方を見ていて、かなり小さな声で……いや、実際に声は出ていなかったのかも知れないけど、確かに口が“助けて”と動いた。
この子はどうやら無理矢理ここに送られてきたようだ。
助けてあげたいのは山々だよ?でも、無理なんだよ……この台の上に上がった時点で、キミは改造人間だ。もちろん、俺もね。
「目が覚めたら同級生だよ、よろしくね。大丈夫、あそこにいる人の腕は一流だから、失敗なんてありえない」
何処かに不備があっても、それをどうにか出来るまでは手術を止めないんだ。絶対に材料を無駄にしないって目標を掲げてる熱心な研究員だからね。
そんな研究員だから、俺の改造を頼んだんだ。
「怖いよ……」
か細い声で訴えかけてくる子は、終には泣き出してしまった。
「始めます」
そんな事などお構いなく始まる手術。
麻酔が効いて意識が徐々に遠くなる中で、俺はどうにか励ましの言葉はないものかと探して、ポンと浮かんだ言葉をそのまま口にした。
「今よりも……激しく暴れられる体に……なるだけ、だよ……」
スゥっと心地良い眠気に包まれて意識が奥深くに潜り込む。それでも体を切り刻まれている感触?皮膚が引っ張られている感じがある。
痛みは全くないけど、嫌な感じで、時々ズルリと何かが体から取り外されるような……骨に直接何か打ち込まれるような、ガンガンとした衝撃もある。
これ、途中で麻酔切れないよね?
あー駄目だ駄目だ、妙な事を考えたら本当になる確率って結構高いし、もっと他の事を考えなきゃ……あれ?結構意識ハッキリしてるっぽいけど、これ、本当に麻酔……いやいやだから駄目だって!そうだ、こういう空いた時間にこれからの事を考えるべきだよ。
えっと……。
なんだっけ。
なんだ、まだ意識はボンヤリしてるじゃないか。このまま、このままの状態を維持させよう。
手術が終わった後は傷口が回復する程の時間は眠ったままになるから、今こうして意識が戻りつつあるのは、もしかしたら術後だからって事も考えられるかも?
だとしたら、今感じている嫌な感触が妙だ。
痛くないから大丈夫と割り切って乗り越えるしかないが、麻酔が切れ……ない!切れないよー麻酔なんか全然切れないからねー。
あぁ、もう……意識すればする程麻酔の事が頭から離れないよ。
もっと良い事を考えようじゃないか。
えっと……。
そう、俺は今改造人間になろうとしている所。もしかしたらもうなっているのかも?とにかく、目が覚めたらCFクラスで、数字の名前が付けられる。
何番かな?
タイキの名前は確か……NO,1523だっけ。凄いよねー単純に考えたら1523人もの子が改造人間にされたって事だもん。
記念すべきNO,1は誰だったんだろう?
まぁ……誰だかは知らないけど、とんでもない失敗手術だった。月にいる人間でも知っているレベルの有名な話。
世紀の大イベントとして、5人の研究員が5人の子を使って手術をした。
ロボットと戦える救世主の誕生とか言ってさ、ネットテレビで手術の様子は生放送されたんだ。放送まで後何日、とか大々的に盛り上げてね。
とは言っても流石に術中の研究員の顔がメインだったし、材料の子達が見えないように手術台には囲いがされてたけど……それでも充分に伝わった筈だ。
あの、酷い有様が。
今でも手術の成功率は100%ではないのに、初めての実験的な手術が成功する訳がなく、5人の子は誰1人として改造人間にはなれずに肉の塊にされた……生きながらにして、少しづつ。
途中からは麻酔まで切れちゃって、そこで生放送は終了。予定されていた放送終了の時間が来るまで施設案内のPVが繰り返し繰り返し放送されるという異常な事になった。
放送が終わった後に殺到した問い合わせの内容は、材料の子を案ずるものではなく、改造人間が完成したのかどうかの確認が多かった。そこで施設の偉いさんはネット中継で堂々と嘘をついた。
1体は成功した。しかし目覚めるには時間がかかるので数ヶ月待って欲しい。ってね。
目覚めるのに時間がかかるのは事実ではあるが、成功していないものを成功したと発表してしまった訳だから、そこから数日間次から次へと材料の子が無駄に殺され続けた。
こうして始めて改造人間の手術を成功させた研究員が現れる……それが、今俺の手術をしているこの研究員。その手術の成功率は驚愕の100%で、1人として材料を無駄にはしていない唯一の研究員でもある。
そうだったね、キミは凄腕の研究員だ。
安心したら、何だか眠たくなってきたよ……。
不快な冷たさで目を開けると、そこは薄暗い部屋の中だった。
金属剥き出しの台の上に寝転がされている俺の周りには、同じように台の上で寝ている何人もの……目覚める前の改造人間達がいる。
上半身を起こして少し待ってみるが、特に誰もやってこないし、支持的なものも特にはない。ここからどうすれば良いのか……元研究員だった俺には分かるけど、その前に確認したい事があって、部屋の中を歩き回って寝ている改造人間の顔を1人1人じっくりと確認した。
いた……この子だ。
同じ日に手術を受けた子。
目覚めたら同じクラスだって声をかけたんだから、一緒にクラス移動したいんだけど、まだ目覚めそうにないな……寝た振りでもして待たせてもらおうかな?
いや……監視カメラには動き回る俺の姿はしっかりハッキリ映ってる筈だから、二度寝したら不良品とされる可能性もある?
この子が目覚めるまで待たせてくれって訴えてみても「反抗した」なんて事にされたら嫌だしなぁ……。
「……なにをやってるんですか?」
しばらくウロウロしていると、部屋の隅にあるスピーカーから聞き覚えのある声が聞こえてきた。
俺を改造してくれた凄腕研究員の声。
んー……呼び名が長い。こんな事なら名前を聞いとくべきだった。
あ、名前。
「ねぇ、キミ。俺の名前は何になったのかな?後、キミの名前は?」
タイキが1523だったから……1530くらいかな?まぁ、どんな名前を付けられてもしっくりとはこないんだろうけどね。自己紹介する時がきたとしても本名を名乗りそうだよ。
「777、ですよ。俺の名前なんか知ってどうするんですか?」
思いの他スグに返ってきた言葉には、名乗りませんって明確な意思を感じさせる。改造人間に名乗ってはいけないって決まりはなかったと思うんだけど?
「まぁ……教えたくないなら良いんだけど、777ってどういう事なのかな?」
NO,1777ならまだしも、何故3桁?数字戻ってるし、無断に縁起良さそうだし。
「この世に誕生した始めての改造人間がNO,17。そこから7の付く改造人間は特別なんです。貴方は、これ以上ないほどの特別な改造人間だから……」
特別、ねぇ……。
その特別扱いが何処まで通用するのかは分からないけど、多少の事では廃棄処分にならないって考えても良いのだろうか?
いいや、改造人間になったんだから、研究員に何も期待しない方が身のためだろう。目立つ行動は極力とらない……NO,777の時点で物凄い注目度だろうけど!
「……ここは……」
すぐ隣から物凄く小さな声がしたので隣を見ると、同級生の子が目を開けていた。
良かった、これで一緒に移動出来る。
「おはよ。具合はどう?あ、この子の名前は?」
天井に向かって声をかけるがさっきのような返事はなく、代わりに、
「NO,777、NO,1531、CFクラスに行け」
とか言う形式的で、硬い声が聞こえてきた。
ウィーンと開いたドアを抜けると、殆ど1本道で食堂に辿り付く。ここを真っ直ぐ行けばS級クラスがあって、斜めに向かえばA。Bは向こう側の通路の右奥で、Cは向こう側の通路の左奥。食堂には分かりやすく看板が立っているから、始めて来る子でも迷子にならずにクラス移動が出来る。
Cクラスに向かい、そこから更にF~Sのクラスに分かれるんだけど、それも迷わないようにとちゃんと矢印が付いてる。
こうして全く迷う事もなくCFクラスに到着した俺達は、早速体力テストを受ける事になった。
1531君は月育ちで、俺は地球育ち。たったそれだけだと言うのに、体力にはかなりの差が付いた。
月で育った子達は重力の関係でヒョロリとしている事が多くて、筋力が低いんだ。だから、ただの研究員だった俺でもCFクラスでは体力のある方という可笑しな事になった。
これなら、改造人間になるべきは地球にいる研究員達……なんて声に出したら廃棄かな。
まぁ、俺が体力で上位に立っていられるのも始めのうちだけなんだろうけどね。
終に、その時がやって来た。
手術室には凄腕研究員と俺、そして今日改造人間にされる予定の子が1人。次の手術は24時間後に予定されているから、それまでここには俺達3人しかいない。
2人同時の手術はあまり経験がないらしいけど、たっぷりと時間があるんだから最悪1人ずつの改造でも間に合う。
「本当に……良いんですか?知ってるでしょ?改造人間の扱いが……いかに酷いのか」
あぁ、自覚してたんだ。それを知れて少しだけ安心したよ。
施設の方針さえ変われば、まだ捨てたものじゃないかもね。じゃあ施設は潰すんじゃなくて占拠する?
とは言っても改造された時点で俺も改造人間と言う道具の1つになるんだから、研究員とトラップに怯える日々を過ごさなきゃならない。
本番は、階級を上げて前線に出てからだ。
戦いのセンスが良ければ飛び級もあるけど、今まで研究員として過ごしていた俺に戦いのセンスがあるとは思えない。
せいぜいテストに落ちないよう努力する程度の事しか出来ないか。
まぁ、前線に出た後の事を考えるには丁度良い時間になりそうだ。
「良いよ。始めようか」
手術台の上に寝転がると、隣の台の上では不安そうな顔をした子が俺の方を見ていて、かなり小さな声で……いや、実際に声は出ていなかったのかも知れないけど、確かに口が“助けて”と動いた。
この子はどうやら無理矢理ここに送られてきたようだ。
助けてあげたいのは山々だよ?でも、無理なんだよ……この台の上に上がった時点で、キミは改造人間だ。もちろん、俺もね。
「目が覚めたら同級生だよ、よろしくね。大丈夫、あそこにいる人の腕は一流だから、失敗なんてありえない」
何処かに不備があっても、それをどうにか出来るまでは手術を止めないんだ。絶対に材料を無駄にしないって目標を掲げてる熱心な研究員だからね。
そんな研究員だから、俺の改造を頼んだんだ。
「怖いよ……」
か細い声で訴えかけてくる子は、終には泣き出してしまった。
「始めます」
そんな事などお構いなく始まる手術。
麻酔が効いて意識が徐々に遠くなる中で、俺はどうにか励ましの言葉はないものかと探して、ポンと浮かんだ言葉をそのまま口にした。
「今よりも……激しく暴れられる体に……なるだけ、だよ……」
スゥっと心地良い眠気に包まれて意識が奥深くに潜り込む。それでも体を切り刻まれている感触?皮膚が引っ張られている感じがある。
痛みは全くないけど、嫌な感じで、時々ズルリと何かが体から取り外されるような……骨に直接何か打ち込まれるような、ガンガンとした衝撃もある。
これ、途中で麻酔切れないよね?
あー駄目だ駄目だ、妙な事を考えたら本当になる確率って結構高いし、もっと他の事を考えなきゃ……あれ?結構意識ハッキリしてるっぽいけど、これ、本当に麻酔……いやいやだから駄目だって!そうだ、こういう空いた時間にこれからの事を考えるべきだよ。
えっと……。
なんだっけ。
なんだ、まだ意識はボンヤリしてるじゃないか。このまま、このままの状態を維持させよう。
手術が終わった後は傷口が回復する程の時間は眠ったままになるから、今こうして意識が戻りつつあるのは、もしかしたら術後だからって事も考えられるかも?
だとしたら、今感じている嫌な感触が妙だ。
痛くないから大丈夫と割り切って乗り越えるしかないが、麻酔が切れ……ない!切れないよー麻酔なんか全然切れないからねー。
あぁ、もう……意識すればする程麻酔の事が頭から離れないよ。
もっと良い事を考えようじゃないか。
えっと……。
そう、俺は今改造人間になろうとしている所。もしかしたらもうなっているのかも?とにかく、目が覚めたらCFクラスで、数字の名前が付けられる。
何番かな?
タイキの名前は確か……NO,1523だっけ。凄いよねー単純に考えたら1523人もの子が改造人間にされたって事だもん。
記念すべきNO,1は誰だったんだろう?
まぁ……誰だかは知らないけど、とんでもない失敗手術だった。月にいる人間でも知っているレベルの有名な話。
世紀の大イベントとして、5人の研究員が5人の子を使って手術をした。
ロボットと戦える救世主の誕生とか言ってさ、ネットテレビで手術の様子は生放送されたんだ。放送まで後何日、とか大々的に盛り上げてね。
とは言っても流石に術中の研究員の顔がメインだったし、材料の子達が見えないように手術台には囲いがされてたけど……それでも充分に伝わった筈だ。
あの、酷い有様が。
今でも手術の成功率は100%ではないのに、初めての実験的な手術が成功する訳がなく、5人の子は誰1人として改造人間にはなれずに肉の塊にされた……生きながらにして、少しづつ。
途中からは麻酔まで切れちゃって、そこで生放送は終了。予定されていた放送終了の時間が来るまで施設案内のPVが繰り返し繰り返し放送されるという異常な事になった。
放送が終わった後に殺到した問い合わせの内容は、材料の子を案ずるものではなく、改造人間が完成したのかどうかの確認が多かった。そこで施設の偉いさんはネット中継で堂々と嘘をついた。
1体は成功した。しかし目覚めるには時間がかかるので数ヶ月待って欲しい。ってね。
目覚めるのに時間がかかるのは事実ではあるが、成功していないものを成功したと発表してしまった訳だから、そこから数日間次から次へと材料の子が無駄に殺され続けた。
こうして始めて改造人間の手術を成功させた研究員が現れる……それが、今俺の手術をしているこの研究員。その手術の成功率は驚愕の100%で、1人として材料を無駄にはしていない唯一の研究員でもある。
そうだったね、キミは凄腕の研究員だ。
安心したら、何だか眠たくなってきたよ……。
不快な冷たさで目を開けると、そこは薄暗い部屋の中だった。
金属剥き出しの台の上に寝転がされている俺の周りには、同じように台の上で寝ている何人もの……目覚める前の改造人間達がいる。
上半身を起こして少し待ってみるが、特に誰もやってこないし、支持的なものも特にはない。ここからどうすれば良いのか……元研究員だった俺には分かるけど、その前に確認したい事があって、部屋の中を歩き回って寝ている改造人間の顔を1人1人じっくりと確認した。
いた……この子だ。
同じ日に手術を受けた子。
目覚めたら同じクラスだって声をかけたんだから、一緒にクラス移動したいんだけど、まだ目覚めそうにないな……寝た振りでもして待たせてもらおうかな?
いや……監視カメラには動き回る俺の姿はしっかりハッキリ映ってる筈だから、二度寝したら不良品とされる可能性もある?
この子が目覚めるまで待たせてくれって訴えてみても「反抗した」なんて事にされたら嫌だしなぁ……。
「……なにをやってるんですか?」
しばらくウロウロしていると、部屋の隅にあるスピーカーから聞き覚えのある声が聞こえてきた。
俺を改造してくれた凄腕研究員の声。
んー……呼び名が長い。こんな事なら名前を聞いとくべきだった。
あ、名前。
「ねぇ、キミ。俺の名前は何になったのかな?後、キミの名前は?」
タイキが1523だったから……1530くらいかな?まぁ、どんな名前を付けられてもしっくりとはこないんだろうけどね。自己紹介する時がきたとしても本名を名乗りそうだよ。
「777、ですよ。俺の名前なんか知ってどうするんですか?」
思いの他スグに返ってきた言葉には、名乗りませんって明確な意思を感じさせる。改造人間に名乗ってはいけないって決まりはなかったと思うんだけど?
「まぁ……教えたくないなら良いんだけど、777ってどういう事なのかな?」
NO,1777ならまだしも、何故3桁?数字戻ってるし、無断に縁起良さそうだし。
「この世に誕生した始めての改造人間がNO,17。そこから7の付く改造人間は特別なんです。貴方は、これ以上ないほどの特別な改造人間だから……」
特別、ねぇ……。
その特別扱いが何処まで通用するのかは分からないけど、多少の事では廃棄処分にならないって考えても良いのだろうか?
いいや、改造人間になったんだから、研究員に何も期待しない方が身のためだろう。目立つ行動は極力とらない……NO,777の時点で物凄い注目度だろうけど!
「……ここは……」
すぐ隣から物凄く小さな声がしたので隣を見ると、同級生の子が目を開けていた。
良かった、これで一緒に移動出来る。
「おはよ。具合はどう?あ、この子の名前は?」
天井に向かって声をかけるがさっきのような返事はなく、代わりに、
「NO,777、NO,1531、CFクラスに行け」
とか言う形式的で、硬い声が聞こえてきた。
ウィーンと開いたドアを抜けると、殆ど1本道で食堂に辿り付く。ここを真っ直ぐ行けばS級クラスがあって、斜めに向かえばA。Bは向こう側の通路の右奥で、Cは向こう側の通路の左奥。食堂には分かりやすく看板が立っているから、始めて来る子でも迷子にならずにクラス移動が出来る。
Cクラスに向かい、そこから更にF~Sのクラスに分かれるんだけど、それも迷わないようにとちゃんと矢印が付いてる。
こうして全く迷う事もなくCFクラスに到着した俺達は、早速体力テストを受ける事になった。
1531君は月育ちで、俺は地球育ち。たったそれだけだと言うのに、体力にはかなりの差が付いた。
月で育った子達は重力の関係でヒョロリとしている事が多くて、筋力が低いんだ。だから、ただの研究員だった俺でもCFクラスでは体力のある方という可笑しな事になった。
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