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私のおばあちゃんはくしゃくしゃ笑って、毎日同じことを言うの。
『村が平和なのも神様のおかげね』って。
今日だっていつも見たいに笑ってくれると思ってた。
でも
りんが起きるずっと前におばあちゃんは起きているはずなのに、今日はまだ居間に現れない。
りんはお腹の虫をグーグー鳴らしながら、トコトコとおばあちゃんの部屋へと向かった。
木で作られた古い廊下は悲鳴を上げる。
りんはふと足を止めると、辺りはしんと不気味なほどに静まりかえっていた。
「?」
いつもの見慣れた家なのに、何故か違う場所に見える。
そっとりんは振り返って後ろにある玄関の方を見つめた。
いつも通りの玄関
曇りガラスで作られたドアはしっかりと鍵が閉められており、靴棚の上に置かれた狸の置物も、観葉植物もいつもの場所にある。
見慣れた光景を確認した後、りんは止めた足をおばあちゃんの部屋へ動かし始めた。
コンコン
………
いつもなら『入っておいで』という優しい声が、今日は聞こえない。
コンコン
再度叩いてみるが、やはり返事は来なかった。
「おばあちゃん、りん、入ってもいい?」
………
待てど待てど返事が来ない。
もしかしたら何処かへ出かけてしまったのだろうか。
そう思いながらも、りんは『入るね』と言って扉を開けた。
開けた先で真っ先に見たもの。
それは布団のふくらみ。
どうやらおばあちゃんはまだ眠っているようだ。
その様子を見てほっとするりん。
近寄っておばあちゃんの肩をゆらゆら揺すった
「おばあちゃん朝だよ?りんお腹すいちゃった」
ゆらゆらゆら
けれど、おばあちゃんはいっこうにこちらを向いてはくれない。
りんはおばあちゃんの正面へ移動して、顔を覗き込んだ。
『村が平和なのも神様のおかげね』って。
今日だっていつも見たいに笑ってくれると思ってた。
でも
りんが起きるずっと前におばあちゃんは起きているはずなのに、今日はまだ居間に現れない。
りんはお腹の虫をグーグー鳴らしながら、トコトコとおばあちゃんの部屋へと向かった。
木で作られた古い廊下は悲鳴を上げる。
りんはふと足を止めると、辺りはしんと不気味なほどに静まりかえっていた。
「?」
いつもの見慣れた家なのに、何故か違う場所に見える。
そっとりんは振り返って後ろにある玄関の方を見つめた。
いつも通りの玄関
曇りガラスで作られたドアはしっかりと鍵が閉められており、靴棚の上に置かれた狸の置物も、観葉植物もいつもの場所にある。
見慣れた光景を確認した後、りんは止めた足をおばあちゃんの部屋へ動かし始めた。
コンコン
………
いつもなら『入っておいで』という優しい声が、今日は聞こえない。
コンコン
再度叩いてみるが、やはり返事は来なかった。
「おばあちゃん、りん、入ってもいい?」
………
待てど待てど返事が来ない。
もしかしたら何処かへ出かけてしまったのだろうか。
そう思いながらも、りんは『入るね』と言って扉を開けた。
開けた先で真っ先に見たもの。
それは布団のふくらみ。
どうやらおばあちゃんはまだ眠っているようだ。
その様子を見てほっとするりん。
近寄っておばあちゃんの肩をゆらゆら揺すった
「おばあちゃん朝だよ?りんお腹すいちゃった」
ゆらゆらゆら
けれど、おばあちゃんはいっこうにこちらを向いてはくれない。
りんはおばあちゃんの正面へ移動して、顔を覗き込んだ。
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