君の声を聴かせて~声フェチの人には聞かせたくないんですけどっ!~

如月 そら

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ご趣味は……?

ご趣味は……?②

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後ろからの蓮根の声は色っぽく掠れていて、思いのほか、結衣に熱を伝える。
「え……」

振り返ると先程までの余裕が嘘のような苦笑で、蓮根が結衣を見ていたのだ。

「僕ももう限界なんです」
カチャ……というベルトを外す金属音がやけに結衣の耳に響く。

そこで改めて、蓮根はまだ脱いでもいなかったんだ……と結衣は思う。

「足を閉じて。多分これだけ濡れていれば大丈夫だから」

そのまま、ね?と囁かれて、結衣は涙で潤んだ目で蓮根を見る。

蓮根が結衣の唇に唇を重ねる。
淡く舌先で、唇をつつかれると、思わず唇をあけてしまって。
蓮根を受け入れ、そのままキスは濃厚になってゆく。

するりと足の間に硬くて、温かいものが差し入れられた。
「結衣さん、目は閉じないで。僕のことを見て」

「……っん」
見つめてくる熱のある瞳。

「そのまま見てて下さい」
「ふっ……あ……」

それを動かされるだけでも、結衣の気持ちの良いところは刺激されて、下肢から聞こえる粘着質な音は激しさを増してゆく。

耳元に、はっ……あ……と蓮根の荒い息が響いて、結衣も声を抑えられない。
気持ち良さそうなその声には、結衣も刺激されてしまう。

見ていてと言うから、必死に見つめると熱くて艶のある表情で真っ直ぐ見つめ返され、視線が絡まるとお互いしか見えない。

愛おしげで1秒も見逃すまいとするくらい熱心な視線で、その瞳で見られるだけで頬が熱くなる。

「……っすごくいいですよ、結衣さん……」
    

初めての感覚で、怖かったり感じすぎたり、どうしたらいいのか分からないこともあるけれど、蓮根はこんな時にしっかり結衣と身体をくっつけ、その体温を伝えて両手をしっかり握ってくれる。
    
その大きな手と身体で包み込まれると安心感があり、蓮根の熱さを感じて同じ気持ちなんだと思う。

「んっ……あ、だめ……」
堪えきれない絶頂に結衣の身体が震える。
「結衣さん、こっち見て。見ながらイッて」

結衣は自分の呼吸が荒くなるのを感じて、片手でソファの背に手をついている蓮根の指を掴み、逆の手で蓮根の首の後ろに手を当てる。

「可愛い。結衣さん、すごく綺麗です。イって下さいっ……。っ……!僕も出そうだ」
「…っ! んんっ……りょう、まさんっあ…っ!」

結衣が身体を大きく仰け反らせ、脱力してソファに沈み込むと、その身体に蓮根の吐き出した熱が掛かる。

結衣はゆっくり目を開けた。
ふ、と近付いてきた蓮根が結衣に笑いかけてキスを落とす。

「んっ……」
それにも、結衣は甘い声で返した。

「結衣さん……」
頬をふんわりと撫でられる。

「すごく……エロいです。写真撮ってもいいですか?」

はっ!?
「いいわけないでしょ」
「ちょ……結衣さん、起き上がらないで。僕のものが身体を垂れて、ますますヤバ……」

「もうっ! なに言ってるんですか!? 写真とかダメだから!」
「自分用です!」

「なに、威張ってるんです! 何用でもそもそもダメです」
「お願いします。そうしたら会えなくても我慢しますから」
「使うとか言う人はダメ!」

「写メくらい良くないですか?」
「有り得ませんから!」
    
気付いたら、蓮根はすでに携帯を片手に持っている。
「もうっ!」

こうなったら!


駐車場になっている半地下には、奥にお泊まり用の部屋があると蓮根が案内してくれた。

小さいけれどキッチン、冷蔵庫、パントリー、シャワールーム、ベッド、と一通りは揃っている。
間取りはいわゆる1DKで、ドアを開けた直ぐに、キッチン、ダイニングがあり、ベッドルームはその奥だ。

そこでシャワーを浴びて、スッキリした結衣はスラックスの汚れを落としていた。

先程は最後の手段として、思い切り抱きついたのだ。
抱きついたら写真は撮れないし、一瞬にして、それどころではない雰囲気になり、結衣としてはしてやったりだった。

シャツは洗えるが、スラックスはクリーニングに出すにしても簡単に汚れは落としておきたい。
濡れタオルで、ポンポンと叩いていく。
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