122 / 276
本編・第三部
151
しおりを挟む
はらり、はらりと。春の風に吹かれて、淡いピンクの雪が降り注いでいるような。まるで優しい夢の中にいるような。とても幻想的な光景が目の前に広がっていた。魅入られるようにその風景に釘付けになる。
「……先輩?」
少し先の桜の大木の下でレジャーシートを敷いている三木ちゃんが、立ったままの私を振り返った。肩のあたりで切り揃えられた髪は、今日は毛先がくるりとカールされている。その毛先がふわりと膨らんで。
「あ、ごめん……すごく綺麗で見惚れちゃってた」
三木ちゃんの声で我に返り、足を動かして手に持った買い物袋を敷かれたレジャーシートの上に置いた。スニーカーを脱いでレジャーシートに座り込んで、買い物袋の中に詰められていた飲み物を取り出していくと、レジャーシートの上にはらはらと桜の花びらが舞い落ちていく。その光景に、ゆっくりと真上の大木を見上げる。
私のその行動に、三木ちゃんが得意気な顔を向けながら私に視線を合わせた。
「ほんと、ここの桜キレイですよね~!実家が料亭で毎年この時期になると仕出しの配達に来てますから、お花見歓迎会って聞いた時に、会場は真っ先にココにしようって思ったんですぅ~」
満足そうに笑顔を浮かべて、右の手のひらで手早くレジャーシートの皺を伸ばしていく三木ちゃんの横顔は、まさに音符が飛んでいるような、今にも歌い出しそうな雰囲気で。その表情を見ている私も、つられて笑顔になっていく。
「そういえば、昨日は書類見つかった?」
割り箸を纏めている輪ゴムをパチンと解きながら、三木ちゃんに視線を合わせて問いかける。すると、三木ちゃんが楽しそうな雰囲気のまま、「見つかりました!」と、いつもの溌剌とした声で返事をしてくれる。
その様子に、何となく。三木ちゃんに嬉しい何かがあったのだろう、と気が付いて。
「……ね、三木ちゃん。何かいいことあった?」
いつも、三木ちゃんには予想外の方向から揶揄われているから。ホワイトデーの時もそうだったし、昨日の夕方も『定時で上がれたのだから彼氏さんとゆっくりしてください』なんて言われたし。これくらいは許されるよね、と。ちょっとした仕返しのつもりで、割り箸を持ったまま、三木ちゃんから向けられるような悪戯っぽい微笑みを意識して視線を向ける。
「え、ぇ!?」
三木ちゃんが明らかに動揺したように、ぱっちりした目をぱちくりとさせた。そうして、焦ったように私に視線を合わせる。
「せ、先輩っ……何言ってるんですか、もうっ」
耳を赤くさせて、ぱしぱしと私の腕を軽く叩いていく三木ちゃん。その様子に、きっとこれは『恋している顔』だとなんとなく感じた。
「もしかして、好きな人と進展した?」
ふふふ、と、揶揄うように視線を向ける。三木ちゃんの勝気な瞳が、僅かに揺れて。かぁっと頬が赤くなった。
「……ちょっとだけ!ですから!本当に、先輩に報告するようなことじゃなくってっ」
三木ちゃんの慌てた様子に、思わず笑みが零れる。
好きな人に振られた、と言っていたあの瞬間の三木ちゃんの表情がずっと心に残っていた。だから、三木ちゃんの恋がうまくいけばいいな、と、心の底から思う。
「好きな人って、どんな人なの?」
そう問いかけながら、さっき適当に並べた飲み物と仕出し弁当を等間隔にレジャーシートの上に配置する。今日はお花見を兼ねた歓迎会、ということで、三木ちゃんのご実家の仕出し弁当を注文することにした。
目の前に置かれていくお弁当に、どんなおかずが入っているのか先に見てしまいたい欲が溢れてくるけれど。みんなが揃ってからのお楽しみにしようと自分を諫める。
「……雪、みたいなひとです」
ぽつり、と、三木ちゃんが手元に視線を落として、仕出し弁当を入れていた保冷バッグを畳んでいく。その声色は、少し切なそうで。それでも、愛おしそうで。思わず、手を止めて三木ちゃんの顔を見つめた。
「………雪みたいに…溶けてこの世界から居なくなっちゃいそうなひとだなって、初めは思ってました。こう……全部を諦めて、風に流されて。ひらひらと私の手からすり抜けていくような……そんなひとで」
ぽつぽつと言葉を紡ぐ三木ちゃん。ふわり、と、風が吹き抜けて。桜の甘い香りが広がって、レジャーシートの上に落ちてきた桜の花びらが舞い上がっていく。
「……でも、溶けて居なくなったんじゃなくて、溶けて『水』になったりして生きているひとなんだなって思いました。水はお湯にも蒸気にも、なんにでもなれるでしょう?なので、雪みたいなひと、です」
そう呟いて。三木ちゃんが、やわらかく。花が綻ぶように笑った。その笑顔は、本当に『恋』をしている顔で。見ている私でさえ、心が温かくなっていく。
三木ちゃんが表現した、三木ちゃんの『好きな人』。普段は冷静で寡黙で…雪のように穏やかだけれど、いざとなると熱く滾り、水を通り越してお湯のようになるひとなのだろう、と、想像した。
「………本当に、そのひとのことが好きなのね?」
くすりと笑顔を向けながら、三木ちゃんの勝気な瞳を見つめた。私の一言に、三木ちゃんがふたたび顔を赤くして、口をぱくぱくと動かしていく。その仕草に、ふふ、と笑みを漏らして。
「……いい報告が聞けるのを楽しみにしてる」
首筋まで真っ赤にした三木ちゃんが、恥ずかしそうに視線を逸らす。
「が、頑張りますぅ……」
キラリ、と。三木ちゃんの首筋のネックレスが、春の木漏れ日を浴びて、繊細に煌めいた。
やがて通関部のメンバーが続々と到着して、わいわいと声が上がる。そうして、田邉部長の姿が見えて。
「お疲れ様です」
全員で声を揃えて、田邉部長を迎え入れる。その声に、田邉部長が穏やかに笑った。
「うん、お疲れ様。一瀬、休みの日に申し訳ないのだけれど、仕事の話しがある」
田邉部長が手元の鞄から封筒を取り出して、私に差し出してくる。その封筒を受け取り、開けていいですかと視線で問いかけると、田邉部長が首を縦に振った。
「農産品にかかる貿易のシンポジウムだ。私と大迫で出席する予定にしていたのだけれど、どうもその日に業務会が開かれそうでね。私の代わりに大迫と一緒に行ってきてくれないか」
極東商社内の各部所を纏める部長が集合して、今決算期の方針等を確定させる会議。それがちょうどそのシンポジウムが開催される5月2日の午後に開かれるらしい。翌日からゴールデンウィークが始まるから通関も集中するし、その上月次処理の真っ只中ではあるけれど、そういう事情があるなら農産チームの私が行くしかないだろう。了承の言葉を口にして、南里くんに視線を合わせる。
「……というわけだから。月末月初、南里くんに回す仕事が増えるかもしれないけれど、お願いね」
「わかりました」
南里くんがくりくりした瞳を私に向けて、しっかりと返答してくれる。その声色に頼もしさを感じながら、封筒から資料出してぱらぱらと捲った。
大迫係長の補足によると極東商社の農産販売部からも数名出席するとのこと。シンポジウムの後に交流食事会が行われると記載があり、その交流会にも出席するように、とのことだった。
(……この日、夕食は要らないって智に言っておかないと)
そう考えながら、受け取った資料を鞄に仕舞うと。
「さて、それでは通関部歓迎会を始めまーす!」
1課の徳永さんが歓迎会の始まりの音頭をとって、メンバーが口々に「乾杯」と声をあげていった。
はらはらと。甘い香りが漂う中、桜の花びらが舞い落ちていく。
三木ちゃんの実家の料亭が手掛けた仕出し弁当は絶品だった。一品の量は少量だけれど品数が多く、目の前に小鉢がたくさん広がっているような仕出し弁当だった。
案の定、南里くんが三木ちゃんの隣に座ろうとしていたのを私が無理矢理間に入ったのはご愛嬌だろう。私を挟んで左右に三木ちゃんと南里くんがいる状態で、居心地はよろしくなかったけれども。私を片桐さんからいつも守ってくれていた三木ちゃんに、これくらいは返してあげたかった。
歓迎会も中盤になり、1課の徳永さんが、私の右隣に座っている南里くんの前に、とすん、と座り込んで。
「南里くん。ちょっと込み入ったこと聞きたいんだけど。南里くんって、昔……瀬野って苗字じゃなかった?」
徳永さんの問いに、南里くんがくりくりした目を見張って大きく息を吸った。
「え……あ、はい。そうです。幼稚園を卒園する頃に、母方の家を継ぐために父が養子縁組したので、俺もおのずと苗字が変わりまし………え?」
南里くんの表情がさぁっと変わる。そうして、徳永さんをじっと見つめて。
「……萌華…ちゃん?」
ぽつり、と。南里くんが徳永さんの下の名前を呼んだ。
「……先輩?」
少し先の桜の大木の下でレジャーシートを敷いている三木ちゃんが、立ったままの私を振り返った。肩のあたりで切り揃えられた髪は、今日は毛先がくるりとカールされている。その毛先がふわりと膨らんで。
「あ、ごめん……すごく綺麗で見惚れちゃってた」
三木ちゃんの声で我に返り、足を動かして手に持った買い物袋を敷かれたレジャーシートの上に置いた。スニーカーを脱いでレジャーシートに座り込んで、買い物袋の中に詰められていた飲み物を取り出していくと、レジャーシートの上にはらはらと桜の花びらが舞い落ちていく。その光景に、ゆっくりと真上の大木を見上げる。
私のその行動に、三木ちゃんが得意気な顔を向けながら私に視線を合わせた。
「ほんと、ここの桜キレイですよね~!実家が料亭で毎年この時期になると仕出しの配達に来てますから、お花見歓迎会って聞いた時に、会場は真っ先にココにしようって思ったんですぅ~」
満足そうに笑顔を浮かべて、右の手のひらで手早くレジャーシートの皺を伸ばしていく三木ちゃんの横顔は、まさに音符が飛んでいるような、今にも歌い出しそうな雰囲気で。その表情を見ている私も、つられて笑顔になっていく。
「そういえば、昨日は書類見つかった?」
割り箸を纏めている輪ゴムをパチンと解きながら、三木ちゃんに視線を合わせて問いかける。すると、三木ちゃんが楽しそうな雰囲気のまま、「見つかりました!」と、いつもの溌剌とした声で返事をしてくれる。
その様子に、何となく。三木ちゃんに嬉しい何かがあったのだろう、と気が付いて。
「……ね、三木ちゃん。何かいいことあった?」
いつも、三木ちゃんには予想外の方向から揶揄われているから。ホワイトデーの時もそうだったし、昨日の夕方も『定時で上がれたのだから彼氏さんとゆっくりしてください』なんて言われたし。これくらいは許されるよね、と。ちょっとした仕返しのつもりで、割り箸を持ったまま、三木ちゃんから向けられるような悪戯っぽい微笑みを意識して視線を向ける。
「え、ぇ!?」
三木ちゃんが明らかに動揺したように、ぱっちりした目をぱちくりとさせた。そうして、焦ったように私に視線を合わせる。
「せ、先輩っ……何言ってるんですか、もうっ」
耳を赤くさせて、ぱしぱしと私の腕を軽く叩いていく三木ちゃん。その様子に、きっとこれは『恋している顔』だとなんとなく感じた。
「もしかして、好きな人と進展した?」
ふふふ、と、揶揄うように視線を向ける。三木ちゃんの勝気な瞳が、僅かに揺れて。かぁっと頬が赤くなった。
「……ちょっとだけ!ですから!本当に、先輩に報告するようなことじゃなくってっ」
三木ちゃんの慌てた様子に、思わず笑みが零れる。
好きな人に振られた、と言っていたあの瞬間の三木ちゃんの表情がずっと心に残っていた。だから、三木ちゃんの恋がうまくいけばいいな、と、心の底から思う。
「好きな人って、どんな人なの?」
そう問いかけながら、さっき適当に並べた飲み物と仕出し弁当を等間隔にレジャーシートの上に配置する。今日はお花見を兼ねた歓迎会、ということで、三木ちゃんのご実家の仕出し弁当を注文することにした。
目の前に置かれていくお弁当に、どんなおかずが入っているのか先に見てしまいたい欲が溢れてくるけれど。みんなが揃ってからのお楽しみにしようと自分を諫める。
「……雪、みたいなひとです」
ぽつり、と、三木ちゃんが手元に視線を落として、仕出し弁当を入れていた保冷バッグを畳んでいく。その声色は、少し切なそうで。それでも、愛おしそうで。思わず、手を止めて三木ちゃんの顔を見つめた。
「………雪みたいに…溶けてこの世界から居なくなっちゃいそうなひとだなって、初めは思ってました。こう……全部を諦めて、風に流されて。ひらひらと私の手からすり抜けていくような……そんなひとで」
ぽつぽつと言葉を紡ぐ三木ちゃん。ふわり、と、風が吹き抜けて。桜の甘い香りが広がって、レジャーシートの上に落ちてきた桜の花びらが舞い上がっていく。
「……でも、溶けて居なくなったんじゃなくて、溶けて『水』になったりして生きているひとなんだなって思いました。水はお湯にも蒸気にも、なんにでもなれるでしょう?なので、雪みたいなひと、です」
そう呟いて。三木ちゃんが、やわらかく。花が綻ぶように笑った。その笑顔は、本当に『恋』をしている顔で。見ている私でさえ、心が温かくなっていく。
三木ちゃんが表現した、三木ちゃんの『好きな人』。普段は冷静で寡黙で…雪のように穏やかだけれど、いざとなると熱く滾り、水を通り越してお湯のようになるひとなのだろう、と、想像した。
「………本当に、そのひとのことが好きなのね?」
くすりと笑顔を向けながら、三木ちゃんの勝気な瞳を見つめた。私の一言に、三木ちゃんがふたたび顔を赤くして、口をぱくぱくと動かしていく。その仕草に、ふふ、と笑みを漏らして。
「……いい報告が聞けるのを楽しみにしてる」
首筋まで真っ赤にした三木ちゃんが、恥ずかしそうに視線を逸らす。
「が、頑張りますぅ……」
キラリ、と。三木ちゃんの首筋のネックレスが、春の木漏れ日を浴びて、繊細に煌めいた。
やがて通関部のメンバーが続々と到着して、わいわいと声が上がる。そうして、田邉部長の姿が見えて。
「お疲れ様です」
全員で声を揃えて、田邉部長を迎え入れる。その声に、田邉部長が穏やかに笑った。
「うん、お疲れ様。一瀬、休みの日に申し訳ないのだけれど、仕事の話しがある」
田邉部長が手元の鞄から封筒を取り出して、私に差し出してくる。その封筒を受け取り、開けていいですかと視線で問いかけると、田邉部長が首を縦に振った。
「農産品にかかる貿易のシンポジウムだ。私と大迫で出席する予定にしていたのだけれど、どうもその日に業務会が開かれそうでね。私の代わりに大迫と一緒に行ってきてくれないか」
極東商社内の各部所を纏める部長が集合して、今決算期の方針等を確定させる会議。それがちょうどそのシンポジウムが開催される5月2日の午後に開かれるらしい。翌日からゴールデンウィークが始まるから通関も集中するし、その上月次処理の真っ只中ではあるけれど、そういう事情があるなら農産チームの私が行くしかないだろう。了承の言葉を口にして、南里くんに視線を合わせる。
「……というわけだから。月末月初、南里くんに回す仕事が増えるかもしれないけれど、お願いね」
「わかりました」
南里くんがくりくりした瞳を私に向けて、しっかりと返答してくれる。その声色に頼もしさを感じながら、封筒から資料出してぱらぱらと捲った。
大迫係長の補足によると極東商社の農産販売部からも数名出席するとのこと。シンポジウムの後に交流食事会が行われると記載があり、その交流会にも出席するように、とのことだった。
(……この日、夕食は要らないって智に言っておかないと)
そう考えながら、受け取った資料を鞄に仕舞うと。
「さて、それでは通関部歓迎会を始めまーす!」
1課の徳永さんが歓迎会の始まりの音頭をとって、メンバーが口々に「乾杯」と声をあげていった。
はらはらと。甘い香りが漂う中、桜の花びらが舞い落ちていく。
三木ちゃんの実家の料亭が手掛けた仕出し弁当は絶品だった。一品の量は少量だけれど品数が多く、目の前に小鉢がたくさん広がっているような仕出し弁当だった。
案の定、南里くんが三木ちゃんの隣に座ろうとしていたのを私が無理矢理間に入ったのはご愛嬌だろう。私を挟んで左右に三木ちゃんと南里くんがいる状態で、居心地はよろしくなかったけれども。私を片桐さんからいつも守ってくれていた三木ちゃんに、これくらいは返してあげたかった。
歓迎会も中盤になり、1課の徳永さんが、私の右隣に座っている南里くんの前に、とすん、と座り込んで。
「南里くん。ちょっと込み入ったこと聞きたいんだけど。南里くんって、昔……瀬野って苗字じゃなかった?」
徳永さんの問いに、南里くんがくりくりした目を見張って大きく息を吸った。
「え……あ、はい。そうです。幼稚園を卒園する頃に、母方の家を継ぐために父が養子縁組したので、俺もおのずと苗字が変わりまし………え?」
南里くんの表情がさぁっと変わる。そうして、徳永さんをじっと見つめて。
「……萌華…ちゃん?」
ぽつり、と。南里くんが徳永さんの下の名前を呼んだ。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
あなたに溺れて
春宮ともみ
恋愛
俺たちの始まりは傷の舐めあいだった。
プロポーズ直前の恋人に別れを告げられた男と、女。
どちらからとなく惹かれあい、傷を舐めあうように時間を共にした。
…………はずだったのに、いつの間にか搦めとられて身動きが出来なくなっていた。
---
「愛と快楽に溺れて」に登場する、水野課長代理と池野課長のお話し。
◎バッドエンド。胸が締め付けられるような切ないシーンが多めになります。
◎タイトル番号の横にサブタイトルがあるものは他キャラ目線のお話しです。
◎作中に出てくる企業、情報、登場人物が持つ知識等は創作上のフィクションです。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
フッてくれてありがとう
nanahi
恋愛
【25th Anniversary CUP】にて、最終ランキング3位に入りました。投票してくださった皆様、読んでくださった皆様、ありがとうございました!
「子どもができたんだ」
ある冬の25日、突然、彼が私に告げた。
「誰の」
私の短い問いにあなたは、しばらく無言だった。
でも私は知っている。
大学生時代の元カノだ。
「じゃあ。元気で」
彼からは謝罪の一言さえなかった。
下を向き、私はひたすら涙を流した。
それから二年後、私は偶然、元彼と再会する。
過去とは全く変わった私と出会って、元彼はふたたび──
ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~
菱沼あゆ
恋愛
念願のランプのショップを開いた鞠宮あかり。
だが、開店早々、植え込みに猫とおばあさんを避けた車が突っ込んでくる。
車に乗っていたイケメン、木南青葉はインテリアや雑貨などを輸入している会社の社長で、あかりの店に出入りするようになるが。
あかりには実は、年の離れた弟ということになっている息子がいて――。
過去1ヶ月以内にエタニティの小説・漫画・アニメを1話以上レンタルしている
と、エタニティのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にエタニティの小説・漫画・アニメを1話以上レンタルしている
と、エタニティのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。