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本編・第三部
【幕間】ほんの、些細な気持ち。 ~ side 真梨
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小林が玄関の鍵を開ける音がして。先輩をもてなした色鮮やかな小鉢たちが入ったスーツケースを手に持ったまま、私は小林の背中を追って玄関に身体を滑り込ませた。
「おじゃまし…ま、!?」
私が玄関を締め終わると同時に、勢いよく手首を掴まれて、壁に押し付けられた。その勢いに一瞬、呼吸が止まる。
首筋に、チリチリと軽い痛みが走る。その痛みが、今まで小林が付けたことがなかった…所有痕をつけられる痛み、と気が付くのに数十秒時間を要した。
「ちょ、ちょっと、急になにっ」
もうすぐ5月。今年は例年に比べて満開が遅かった桜もほとんど散ってしまって、穏やかだった春も終焉を迎えた。季節の変わり目になってきたから、鎖骨が見えるくらいのトップスを着ていたのが仇になった…ような気がする。
わけがわからなかった。
南里の件があって、ああやって会社で抱き締められてからも、小林は私に自分から触れてくることはなかった。私に先輩を重ねた小林なりの、償い、なのだろうと。
傷の舐め合いだと思わせる気はない、と、小林は口にしてくれた。それは、とても嬉しくもあった。小林の胸の奥底に先輩がいることはわかっていても、小林は小林なりに私と向き合ってくれている、ということを実感したから。
でも、それでも。所有痕をつけるほどに、そして、こんな急なタイミングで、私のことを求められる意味がわからなかった。
「こ、ばやし……ほ、んとに、ど、したの…」
チリチリと、断続的な軽い痛みが刺していく。小林の唇から漏れ出る小さな吐息にあてられて、私の呼吸も乱れていく。
「……俺の名前は、呼んでくれないんですね」
小林が私の首筋に顔をうずめたまま、小さく呟いた。
「………は…?」
名前?ついさっき、呼んだばかりでは。意味がわからない。
「ちょっと…小林?なに、わけわかんないこと言ってるの?」
「……わからないですか?俺が、言ってる意味」
その言葉に、ほんの少しの怒気が含まれていて。私は思わず息を止める。
顔をうずめたままの小林が、どんな表情をしているのも。紡がれたその言葉の意味も。まったく、わからない。
今日はいつも通り先輩とふたりで残業して。残業を終えて、私たちの関係が始まったあの交差点で待ち合わせて。一緒に、小林の家に帰ってきた。なんてことない、日常の風景だった、はず。小林を怒らせるようなことは…していない、はずなのだから。
「………わからないわよ…」
小さなため息を吐きながら、そう呟くと。すっと、小林が顔をあげた。
黒曜石のような、その甘く黒い瞳に。形容しがたい、複雑な光が宿っていた。私の目の前に、小林の整った顔があって。体温が、心拍数が一気に上昇していく。
あれからこんなに顔を近づけられることもなかった。だって、あのじれったい告白をされて、私が強引に口付けてから。一切、そういうことは、していないのだから。
「……まだ、わかりません?」
じっと。小林が、私を見つめている。
頭の中は、今日の出来事を反芻している自分と、目の前に迫る愛おしいひとの、複雑な表情を読み取ろうと懸命になっている自分で、分離しているような感覚だった。
「………俺の名前は?」
「……は?」
なにを言っているのだ、こいつは。思わず『こいつ』呼ばわりしてしまうくらい、わけがわからなかった。
「…小林」
「違います」
いや、違わないだろう。なんだその即答振りは。
「……ちょっと。変なものでも食べた?大丈夫?」
意味のわからない小林の態度に眉を顰めながら、思わず小林の身体の心配をしてしまう。私の問いを無視して、小林が再度口を開いた。
「俺の名前は、呼んでくれないんですね。……あいつの名前は、呼ぶのに」
そう、小林が小さく呟いて。その言葉に。パチン、と、脳内でパズルのピースがはまる感覚が、弾けた。
「………もう一度聞きます。俺の、名前は?」
今日。先輩と小林と商談をしていた響介と鉢合わせして。響介と立ち話をしていたあの光景が、脳裏に蘇って……目を見開いた。
「ちょ…っと、あんた、もしかして」
小林の、瞳に宿る、光。
その光が、嫉妬の焔、という、推測に。やっと、辿り着いた。
「………だめ、ですか?浅田に、妬いたら」
じっと。小林が、私を見つめている。その様子に、私は慌てて言葉を紡いだ。
「ちょちょちょ、ちょっと待ってっ、響介はただの親戚よ?」
そう。私にとって、響介は、ただの親戚。竹馬の友に過ぎない。竹馬の友、というよりは…本当の兄弟のように毎日とにかくふざけあっていた仲だから。だから、私も響介も、互いにこれっぽっちもそんな感情を抱いていない。そんな響介に対して、小林が妬く意味がわからなかった。
そもそも響介には大学時代から続く彼女がいるし、6月には彼らの結婚式だ。そんな目で見たことは、神に誓ってない。
「響介なんて、6歳も歳上で、本当に兄弟みたいに育ってきただけで、小林に誤解されるような、そんな関係じゃないわよ?」
小林が、握ったままの私の手首に力を入れた。痛みが走って、思わず顔を顰める。
「……俺のこと、煽ってますか?『彼氏』の名前よりほかの男の名前を先に呼ぶ、なんてことをして」
「……っ、」
『彼氏』。その言葉に、胸がぎゅっと締め付けられるような、むず痒い感覚があった。今まで……敢えて、意識してこなかったから。
「……まだ、わかりませんか?俺は、傷の舐め合いと思わせる気は、ない、と。あの日も、この前も。言いましたよね?」
黒曜石のような黒い瞳に、強い意志を宿して。小林の瞳が、真っ直ぐに、私を―――貫いた。
傷の舐め合いだと思わせる気は、ない。確かに、その言葉は、2度。小林の口から聞いた。
「そっ、それはっ……わかってるけどっ」
わかっている、つもりだった。口下手で不器用な小林の気持ちは。私は、わかっているはずだった。
でも。私は―――小林の、本当の気持ちを。私を『恋人』と認識している、という、その気持ちを。
本当の意味で……わかってなんか、いなかった。
「……再従兄弟、なんて、もはや、他人、です」
噛んで含めるように、まるで小さな子供に言い聞かせるかのように。小林がゆっくりと、一言一言を区切りながら言葉を紡いで。私の耳元に、その薄い唇をそっと寄せた。
「俺の、名前は?」
右の耳元で。低く、囁かれる。いつもの小林ではないような……まるで別人のような小林の様子に、混乱したまま、小林の名前を口にした。
「っ……た…たつ、き……」
しばらくの沈黙があって。耳元で、小林がふっと息を漏らした。
「……もう少し、噛まないように言えるようになってくださいね。真梨さん」
『真梨さん』、と。初めて、呼ばれた。ただ、名前を呼ばれただけなのに。言いようのない感情がせりあがってきて。耳まで赤くなっていくのが、自分でもわかった。
「っ……小林のくせに、生意気っ…」
私が悔し紛れにその言葉を吐いた瞬間、小林が勢いよく顔をあげて。
「あ、戻った。やっぱり真梨さん、俺を煽ってます?」
その黒曜石のような黒い瞳が、私を鋭く貫いた。
「っ……も、ほんと、あんたってば生意気よっ」
跳ねる心臓に気がつかないフリをして、小林から逃れようと身体を捩りながら悪態をつく。
「っていうか制服から見えたらどうしてくれんのっ」
所有痕を付けられた位置は正確には分からないけれど、制服はスキッパーブラウスだから……見えてしまうかも。周囲にも先輩にも恋人はいないと言い張っているから、これが見えてしまえば言い逃れも出来なくなってしまう。そう考えながら、高い位置にあるその黒曜石のような瞳をキツく睨みあげた。
すると、小林が。ふっと…口の端を吊り上げる。
「……俺のモノっていう印が見えるくらいが、色々と鈍感な真梨さんにはちょうどいいと思います」
「……はっ!?」
じれったいやつだと、思っていたのに。
鈍いやつだと、思っていたのに。
「真梨さんって、自分が会社でどんな風に見られてるのかって気付いてないですよね。割と他部所の人からそういう目で見られてますから。それから、南里の件。徳永の事があったからなんとかなったものの。……俺、これでも毎日ヒヤヒヤしてるんですけど?」
衝撃的な言葉を紡ぐ小林を呆然と見上げていると、ふっと。小林が、ふたたび口の端を歪めた。
「あぁ、あと。俺に黙って一瀬さんを泊めたことも、俺は怒っています。真梨さんを仕事以外で独占していいのは俺だけなのに」
いつもは…私が、小林を振り回していたはずなのに。
「だから。この際、色々と鈍感な真梨さんに。俺のこの些細な気持ちを……そろそろわかっていただこうかなと思いまして」
私の方が……この関係をリード、してきていたはずのに。
「……あなたには。俺の印があるくらいが、ちょうどいいんです」
そうして、くすり、と。小林が、満足そうに笑って。その長い指で私の首筋を、そっとなぞった。
(ど…どうして。こうなったの……)
目の前にある黒曜石のような瞳を見上げても。
どうして、こうなったのか。
私には、全く。全く、わからなかった。
「おじゃまし…ま、!?」
私が玄関を締め終わると同時に、勢いよく手首を掴まれて、壁に押し付けられた。その勢いに一瞬、呼吸が止まる。
首筋に、チリチリと軽い痛みが走る。その痛みが、今まで小林が付けたことがなかった…所有痕をつけられる痛み、と気が付くのに数十秒時間を要した。
「ちょ、ちょっと、急になにっ」
もうすぐ5月。今年は例年に比べて満開が遅かった桜もほとんど散ってしまって、穏やかだった春も終焉を迎えた。季節の変わり目になってきたから、鎖骨が見えるくらいのトップスを着ていたのが仇になった…ような気がする。
わけがわからなかった。
南里の件があって、ああやって会社で抱き締められてからも、小林は私に自分から触れてくることはなかった。私に先輩を重ねた小林なりの、償い、なのだろうと。
傷の舐め合いだと思わせる気はない、と、小林は口にしてくれた。それは、とても嬉しくもあった。小林の胸の奥底に先輩がいることはわかっていても、小林は小林なりに私と向き合ってくれている、ということを実感したから。
でも、それでも。所有痕をつけるほどに、そして、こんな急なタイミングで、私のことを求められる意味がわからなかった。
「こ、ばやし……ほ、んとに、ど、したの…」
チリチリと、断続的な軽い痛みが刺していく。小林の唇から漏れ出る小さな吐息にあてられて、私の呼吸も乱れていく。
「……俺の名前は、呼んでくれないんですね」
小林が私の首筋に顔をうずめたまま、小さく呟いた。
「………は…?」
名前?ついさっき、呼んだばかりでは。意味がわからない。
「ちょっと…小林?なに、わけわかんないこと言ってるの?」
「……わからないですか?俺が、言ってる意味」
その言葉に、ほんの少しの怒気が含まれていて。私は思わず息を止める。
顔をうずめたままの小林が、どんな表情をしているのも。紡がれたその言葉の意味も。まったく、わからない。
今日はいつも通り先輩とふたりで残業して。残業を終えて、私たちの関係が始まったあの交差点で待ち合わせて。一緒に、小林の家に帰ってきた。なんてことない、日常の風景だった、はず。小林を怒らせるようなことは…していない、はずなのだから。
「………わからないわよ…」
小さなため息を吐きながら、そう呟くと。すっと、小林が顔をあげた。
黒曜石のような、その甘く黒い瞳に。形容しがたい、複雑な光が宿っていた。私の目の前に、小林の整った顔があって。体温が、心拍数が一気に上昇していく。
あれからこんなに顔を近づけられることもなかった。だって、あのじれったい告白をされて、私が強引に口付けてから。一切、そういうことは、していないのだから。
「……まだ、わかりません?」
じっと。小林が、私を見つめている。
頭の中は、今日の出来事を反芻している自分と、目の前に迫る愛おしいひとの、複雑な表情を読み取ろうと懸命になっている自分で、分離しているような感覚だった。
「………俺の名前は?」
「……は?」
なにを言っているのだ、こいつは。思わず『こいつ』呼ばわりしてしまうくらい、わけがわからなかった。
「…小林」
「違います」
いや、違わないだろう。なんだその即答振りは。
「……ちょっと。変なものでも食べた?大丈夫?」
意味のわからない小林の態度に眉を顰めながら、思わず小林の身体の心配をしてしまう。私の問いを無視して、小林が再度口を開いた。
「俺の名前は、呼んでくれないんですね。……あいつの名前は、呼ぶのに」
そう、小林が小さく呟いて。その言葉に。パチン、と、脳内でパズルのピースがはまる感覚が、弾けた。
「………もう一度聞きます。俺の、名前は?」
今日。先輩と小林と商談をしていた響介と鉢合わせして。響介と立ち話をしていたあの光景が、脳裏に蘇って……目を見開いた。
「ちょ…っと、あんた、もしかして」
小林の、瞳に宿る、光。
その光が、嫉妬の焔、という、推測に。やっと、辿り着いた。
「………だめ、ですか?浅田に、妬いたら」
じっと。小林が、私を見つめている。その様子に、私は慌てて言葉を紡いだ。
「ちょちょちょ、ちょっと待ってっ、響介はただの親戚よ?」
そう。私にとって、響介は、ただの親戚。竹馬の友に過ぎない。竹馬の友、というよりは…本当の兄弟のように毎日とにかくふざけあっていた仲だから。だから、私も響介も、互いにこれっぽっちもそんな感情を抱いていない。そんな響介に対して、小林が妬く意味がわからなかった。
そもそも響介には大学時代から続く彼女がいるし、6月には彼らの結婚式だ。そんな目で見たことは、神に誓ってない。
「響介なんて、6歳も歳上で、本当に兄弟みたいに育ってきただけで、小林に誤解されるような、そんな関係じゃないわよ?」
小林が、握ったままの私の手首に力を入れた。痛みが走って、思わず顔を顰める。
「……俺のこと、煽ってますか?『彼氏』の名前よりほかの男の名前を先に呼ぶ、なんてことをして」
「……っ、」
『彼氏』。その言葉に、胸がぎゅっと締め付けられるような、むず痒い感覚があった。今まで……敢えて、意識してこなかったから。
「……まだ、わかりませんか?俺は、傷の舐め合いと思わせる気は、ない、と。あの日も、この前も。言いましたよね?」
黒曜石のような黒い瞳に、強い意志を宿して。小林の瞳が、真っ直ぐに、私を―――貫いた。
傷の舐め合いだと思わせる気は、ない。確かに、その言葉は、2度。小林の口から聞いた。
「そっ、それはっ……わかってるけどっ」
わかっている、つもりだった。口下手で不器用な小林の気持ちは。私は、わかっているはずだった。
でも。私は―――小林の、本当の気持ちを。私を『恋人』と認識している、という、その気持ちを。
本当の意味で……わかってなんか、いなかった。
「……再従兄弟、なんて、もはや、他人、です」
噛んで含めるように、まるで小さな子供に言い聞かせるかのように。小林がゆっくりと、一言一言を区切りながら言葉を紡いで。私の耳元に、その薄い唇をそっと寄せた。
「俺の、名前は?」
右の耳元で。低く、囁かれる。いつもの小林ではないような……まるで別人のような小林の様子に、混乱したまま、小林の名前を口にした。
「っ……た…たつ、き……」
しばらくの沈黙があって。耳元で、小林がふっと息を漏らした。
「……もう少し、噛まないように言えるようになってくださいね。真梨さん」
『真梨さん』、と。初めて、呼ばれた。ただ、名前を呼ばれただけなのに。言いようのない感情がせりあがってきて。耳まで赤くなっていくのが、自分でもわかった。
「っ……小林のくせに、生意気っ…」
私が悔し紛れにその言葉を吐いた瞬間、小林が勢いよく顔をあげて。
「あ、戻った。やっぱり真梨さん、俺を煽ってます?」
その黒曜石のような黒い瞳が、私を鋭く貫いた。
「っ……も、ほんと、あんたってば生意気よっ」
跳ねる心臓に気がつかないフリをして、小林から逃れようと身体を捩りながら悪態をつく。
「っていうか制服から見えたらどうしてくれんのっ」
所有痕を付けられた位置は正確には分からないけれど、制服はスキッパーブラウスだから……見えてしまうかも。周囲にも先輩にも恋人はいないと言い張っているから、これが見えてしまえば言い逃れも出来なくなってしまう。そう考えながら、高い位置にあるその黒曜石のような瞳をキツく睨みあげた。
すると、小林が。ふっと…口の端を吊り上げる。
「……俺のモノっていう印が見えるくらいが、色々と鈍感な真梨さんにはちょうどいいと思います」
「……はっ!?」
じれったいやつだと、思っていたのに。
鈍いやつだと、思っていたのに。
「真梨さんって、自分が会社でどんな風に見られてるのかって気付いてないですよね。割と他部所の人からそういう目で見られてますから。それから、南里の件。徳永の事があったからなんとかなったものの。……俺、これでも毎日ヒヤヒヤしてるんですけど?」
衝撃的な言葉を紡ぐ小林を呆然と見上げていると、ふっと。小林が、ふたたび口の端を歪めた。
「あぁ、あと。俺に黙って一瀬さんを泊めたことも、俺は怒っています。真梨さんを仕事以外で独占していいのは俺だけなのに」
いつもは…私が、小林を振り回していたはずなのに。
「だから。この際、色々と鈍感な真梨さんに。俺のこの些細な気持ちを……そろそろわかっていただこうかなと思いまして」
私の方が……この関係をリード、してきていたはずのに。
「……あなたには。俺の印があるくらいが、ちょうどいいんです」
そうして、くすり、と。小林が、満足そうに笑って。その長い指で私の首筋を、そっとなぞった。
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