96 / 97
(第三部)第三章 囚われの王子を助けに行く姫
08 当たり前の日常
しおりを挟む
地面で寝たせいで風邪をひいてしまった。
樹はあれからしばらく寝込んでいた。
行方不明者や病人を出してしまったサマーキャンプは、当然ながら途中で引き上げになった。行方不明の子供たちが見つかり、世間では「集団誘拐事件」とニュースになったそうだが、すぐに噂は下火になる。
一連の事件は異世界に関わる話だ。
傷口が自然治癒するように、世界には時空の歪みを回復する力がある。人々の間から自然と異世界に関連する記憶は消えていく。まるで何事もなかったかのように、事件は無かったことになった。
樹と共に事件の中心にいた朱里や武も、最初の頃こそ、冒険を思い出してはしゃいでいたようだが、段々実感がなくなってきているようだ。
おそらく一緒に冒険した級友も、最終的には記憶が無くなってしまうのだろう。
そして樹自身も。
寝込んでいる間、異世界の世界樹の元へ渡ることはできなかった。
回復して起き上がれるようになっても、夜に見る夢は普通の夢で、異世界には繋がらない。
流星の夜からずっと、目をつむっても世界樹の緑は現れなかった。
やっぱりな、と樹は思う。
この結末をどこかで予感していた。
きっかけは、最後の戦いで隕石龍に光の翅を傷付けられたことだろう。
翅を傷付けられたことで、精霊としての能力を発揮できなくなっているのだ。普通は宿っている植物の中で眠って傷を癒すのだが、地球にいる人間の樹にそれはできない。
日々を重ねるごとに、異世界は遠くなっていく。
あんなに鮮やかだった世界樹の記憶が、時間が流れるにつれてセピア色に褪せていった。
誰も世界樹のそびえ立つ異世界の事を知らない。 樹も世界樹に行けなくなった今、異世界が存在するという確証さえ持てなくなる。
このまま大人になってしまうのだろう。
そして、世界樹の精霊としての記憶もなくしてしまうのだ。
「アウルに、最後にお別れが言いたかったな」
樹は残暑厳しい青空を見上げて呟いた。
今日はサマーキャンプで一緒だった近藤武に誘われて、プールに行く予定だった。
サマーキャンプは事件で台無しになってしまったので、代わりにどこかに遊びに行きたいと武は主張した。日中の公園でキャッチボールしようという誘いは丁重に断った。汗を流して駆け回るなんて樹の柄じゃない。
水着やタオルの一式を持って、樹は待ち合わせの駅前へと歩いているところだった。
「兄ちゃん、一人言かよ。だっせえ」
ひねくれた二つ年下の弟が、耳ざとく樹の言葉を聞き付けて言う。
弟の青葉は生意気で、兄の樹にことあるごとに張り合ってくる。
本当は連れてきたくなかったのだが、両親に弟の面倒を見るように言われて、仕方なく同行させているのだ。
「今、僕を馬鹿にしたのは、この口か? この口なんだな!」
「ひゃおおお、あにきにょ、ばけ!!」
樹は弟のほっぺたを引っ張って苛めた。
しかし懲りない青葉はまだ文句を言っている。
「よっ、各務! 何やってるんだ」
「見て分からないか」
待ち合わせ場所から樹の姿を見つけて、武が寄ってくる。
樹は真面目な顔で答えた。
「兄弟喧嘩に決まってるだろ」
「むぐむがっ」
武は呆気にとられたが、すぐに顔を輝かせて言う。
「へえ、良いなー! 俺は一人っ子だから兄弟喧嘩とか憧れるんだ。これが兄弟喧嘩かー」
「……」
興味深そうに観察されて、樹は弟のほっぺたを引っ張る手を止めた。
黙りこんだ樹の代わりに静かに弟の青葉が発言する。
「兄ちゃん、この人、気持ち悪い」
青葉は思ったことを素直に言う性格だった。
年下の少年の感想にショックを受けた武は胸を押さえる。
「い、今のはグサッときたー」
「このくらいで傷付いてたら、弟は飼えないよ近藤」
「飼うって動物じゃあるまいし」
「甘いな、近藤……」
武は「可愛い弟」が現実は「制御不能な猛獣」と知って二重にショックを受けた。樹はそんな武を生暖かい目で眺める。
「早く行こうよ、兄ちゃん。いつまでも日光に当たってたら干からびちゃう」
「そうだな」
「……お前ら実は仲が良いだろ」
弟に急かされて樹はバックを背負い直す。
別に青葉と仲が悪い訳ではない。仲が良い兄弟だからこそ、仲良しアピールする必要は全くないのだ。ちなみに本気で喧嘩をすると、殴る蹴るが入るのでこんなに可愛いやり取りにならない。
武がじとっとした目で見てくるが、樹は無視して駅へと歩き出す。
こうして、合流した樹たちは連れ立ってプールに向かった。
時々、気になった場所に走って行ってしまう青葉の面倒を見つつ、三人で適当に遊ぶ。
予定よりも少し早い時間に、心配性の武の母親が迎えに来た。
「いつも武と遊んでくれてありがとう。ところで樹くん、うちに寄ってスイカを食べていかない? 余ってるのよ」
青葉がスイカと聞いて食べたそうにしたので、樹は武の母親の誘いに乗ることにした。
武の家でスイカをご馳走になる。
「……そういや、朱里に会ったか?」
樹は、顔いっぱいでスイカにかぶりつく弟の顔に付いたスイカの種が何となく気になっていた。手から腕に伝ったスイカの汁で、服が汚れそうだ。
級友の少女の話題を振ってきた武に、生返事をする。
「朱里ちゃんがどうしたの?」
「あいつ、真面目になってた……」
「は?」
「スカートはいて眼鏡かけて、なんか、お嬢さんみたいな」
「眼鏡……」
樹は自分の新品の眼鏡のふちを軽くなぞる。
後で詳しい事を聞かせて、と言っていた朱里の台詞を思い出した。あれから、まともに会っていないが……説明が面倒なのでこのまま放っておこう。
今はまだ異世界との別離に痛むこの心も、夏が終わる頃にはいくらか穏やかになっているはずだ。時間が全てを解決する。変わるものと、変わらないものを混ぜてバランスを取りながら、日々は少しずつ進んでいる。
ありふれた日常を、樹はこれからも生きていくのだ。
樹はあれからしばらく寝込んでいた。
行方不明者や病人を出してしまったサマーキャンプは、当然ながら途中で引き上げになった。行方不明の子供たちが見つかり、世間では「集団誘拐事件」とニュースになったそうだが、すぐに噂は下火になる。
一連の事件は異世界に関わる話だ。
傷口が自然治癒するように、世界には時空の歪みを回復する力がある。人々の間から自然と異世界に関連する記憶は消えていく。まるで何事もなかったかのように、事件は無かったことになった。
樹と共に事件の中心にいた朱里や武も、最初の頃こそ、冒険を思い出してはしゃいでいたようだが、段々実感がなくなってきているようだ。
おそらく一緒に冒険した級友も、最終的には記憶が無くなってしまうのだろう。
そして樹自身も。
寝込んでいる間、異世界の世界樹の元へ渡ることはできなかった。
回復して起き上がれるようになっても、夜に見る夢は普通の夢で、異世界には繋がらない。
流星の夜からずっと、目をつむっても世界樹の緑は現れなかった。
やっぱりな、と樹は思う。
この結末をどこかで予感していた。
きっかけは、最後の戦いで隕石龍に光の翅を傷付けられたことだろう。
翅を傷付けられたことで、精霊としての能力を発揮できなくなっているのだ。普通は宿っている植物の中で眠って傷を癒すのだが、地球にいる人間の樹にそれはできない。
日々を重ねるごとに、異世界は遠くなっていく。
あんなに鮮やかだった世界樹の記憶が、時間が流れるにつれてセピア色に褪せていった。
誰も世界樹のそびえ立つ異世界の事を知らない。 樹も世界樹に行けなくなった今、異世界が存在するという確証さえ持てなくなる。
このまま大人になってしまうのだろう。
そして、世界樹の精霊としての記憶もなくしてしまうのだ。
「アウルに、最後にお別れが言いたかったな」
樹は残暑厳しい青空を見上げて呟いた。
今日はサマーキャンプで一緒だった近藤武に誘われて、プールに行く予定だった。
サマーキャンプは事件で台無しになってしまったので、代わりにどこかに遊びに行きたいと武は主張した。日中の公園でキャッチボールしようという誘いは丁重に断った。汗を流して駆け回るなんて樹の柄じゃない。
水着やタオルの一式を持って、樹は待ち合わせの駅前へと歩いているところだった。
「兄ちゃん、一人言かよ。だっせえ」
ひねくれた二つ年下の弟が、耳ざとく樹の言葉を聞き付けて言う。
弟の青葉は生意気で、兄の樹にことあるごとに張り合ってくる。
本当は連れてきたくなかったのだが、両親に弟の面倒を見るように言われて、仕方なく同行させているのだ。
「今、僕を馬鹿にしたのは、この口か? この口なんだな!」
「ひゃおおお、あにきにょ、ばけ!!」
樹は弟のほっぺたを引っ張って苛めた。
しかし懲りない青葉はまだ文句を言っている。
「よっ、各務! 何やってるんだ」
「見て分からないか」
待ち合わせ場所から樹の姿を見つけて、武が寄ってくる。
樹は真面目な顔で答えた。
「兄弟喧嘩に決まってるだろ」
「むぐむがっ」
武は呆気にとられたが、すぐに顔を輝かせて言う。
「へえ、良いなー! 俺は一人っ子だから兄弟喧嘩とか憧れるんだ。これが兄弟喧嘩かー」
「……」
興味深そうに観察されて、樹は弟のほっぺたを引っ張る手を止めた。
黙りこんだ樹の代わりに静かに弟の青葉が発言する。
「兄ちゃん、この人、気持ち悪い」
青葉は思ったことを素直に言う性格だった。
年下の少年の感想にショックを受けた武は胸を押さえる。
「い、今のはグサッときたー」
「このくらいで傷付いてたら、弟は飼えないよ近藤」
「飼うって動物じゃあるまいし」
「甘いな、近藤……」
武は「可愛い弟」が現実は「制御不能な猛獣」と知って二重にショックを受けた。樹はそんな武を生暖かい目で眺める。
「早く行こうよ、兄ちゃん。いつまでも日光に当たってたら干からびちゃう」
「そうだな」
「……お前ら実は仲が良いだろ」
弟に急かされて樹はバックを背負い直す。
別に青葉と仲が悪い訳ではない。仲が良い兄弟だからこそ、仲良しアピールする必要は全くないのだ。ちなみに本気で喧嘩をすると、殴る蹴るが入るのでこんなに可愛いやり取りにならない。
武がじとっとした目で見てくるが、樹は無視して駅へと歩き出す。
こうして、合流した樹たちは連れ立ってプールに向かった。
時々、気になった場所に走って行ってしまう青葉の面倒を見つつ、三人で適当に遊ぶ。
予定よりも少し早い時間に、心配性の武の母親が迎えに来た。
「いつも武と遊んでくれてありがとう。ところで樹くん、うちに寄ってスイカを食べていかない? 余ってるのよ」
青葉がスイカと聞いて食べたそうにしたので、樹は武の母親の誘いに乗ることにした。
武の家でスイカをご馳走になる。
「……そういや、朱里に会ったか?」
樹は、顔いっぱいでスイカにかぶりつく弟の顔に付いたスイカの種が何となく気になっていた。手から腕に伝ったスイカの汁で、服が汚れそうだ。
級友の少女の話題を振ってきた武に、生返事をする。
「朱里ちゃんがどうしたの?」
「あいつ、真面目になってた……」
「は?」
「スカートはいて眼鏡かけて、なんか、お嬢さんみたいな」
「眼鏡……」
樹は自分の新品の眼鏡のふちを軽くなぞる。
後で詳しい事を聞かせて、と言っていた朱里の台詞を思い出した。あれから、まともに会っていないが……説明が面倒なのでこのまま放っておこう。
今はまだ異世界との別離に痛むこの心も、夏が終わる頃にはいくらか穏やかになっているはずだ。時間が全てを解決する。変わるものと、変わらないものを混ぜてバランスを取りながら、日々は少しずつ進んでいる。
ありふれた日常を、樹はこれからも生きていくのだ。
3
あなたにおすすめの小説
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。