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(第二部)第三章 ここからもう一度
01 世界の変化
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樹は精霊の力を使って、詩乃という少女の痕跡を辿った。
世界の狭間の暗闇をくぐり抜ける。
辿り着いた先は、静かな湖畔だった。
「詩乃!」
澄み切った湖面を背景に佇む少女。
風を受けて彼女の短い栗色の髪が揺れている。
間違いない、英司の幼馴染の詩乃だ。
英司が慌てて彼女に駆け寄る。
詩乃の回りにいる男達の姿が目に入っていないらしい。
「誰だ、怪しい奴め!」
詩乃を取り囲む、洋風の鎧を着た男達数人が、剣を抜いて構える。
幼馴染の元に向かった英司は、途中で道を遮られ立ち止まった。
樹は彼等を後ろから観察しながら、眼鏡に手をあてて考える。
詩乃が通ってきた異世界への通路はどうやら、ランダムな場所と時間に繋がってしまっていたらしい。ここはどこで、彼女を取り囲む男達は何者だろう。
情報が不足している。
「アウル、一旦、僕らから離れて情報収集してくれないか」
『ふむ。心得た』
肩にとまるフクロウに頼むと、フクロウは了解の返事をして、羽ばたいて空に舞い上がる。ついで樹は、きょとんとしている傍らのエルフの少女を見下ろした。
「ソフィー、じっとしてろよ」
「はい!」
返事だけは一人前だが、彼女には前科がある。
樹はソフィーを離さないように気を付けながら、英司の後ろに立つ。
男達の囲みの中で、詩乃が声を上げた。
「待って! その人達は私の友達なの!」
上出来な説明だ。
男達の緊張が緩んだ。
「お前達は何者だ?」
その問いかけに、英司はどう答えるべきか悩んでいるようだ。
英司は振り返って「どうする?」と視線で樹に聞いてきた。
樹は代表して口を開く。
「……僕達は迷子です」
「迷子だと?」
「森を歩いていたら、知らない場所に出てしまって。ここはどこでしょうか」
大真面目に言うと、男達は戸惑って武器を降ろした。
「ここはエターニア王国のツェンベルン近郊だが」
聞いたことの無い地名だ。
英司は樹を見て首を横に振った。どうやら英司も知らないらしい。
「来い。本当に迷子かどうか、取り調べるぞ」
やっぱりそうなるか。
面倒なことになったと思いながら、樹は大人しく男達に従って知らない場所へと歩き出した。
知り合いだとお互い主張したのにも関わらず、詩乃だけ別の場所に連れていかれてしまった。
樹たちは、大きな建物の鍵のついた一室に閉じ込められた。
本気を出せば抜け出すのは造作も無いのだが。
「状況が分からないのに、下手に動かない方がいい」
樹はそう言って、気が急いている様子の英司を宥めた。
「だけど詩乃は」
「じゃあ彼女を今から助けにいくとして。英司、君は精霊を召喚して戦えるか」
それは、何の気なしに聞いた言葉だった。
樹は、英司が元勇者として一般人と戦えるのか、聞いたつもりだった。
しかし英司からは予想外の返事が戻ってきた。
「おかしいんだ、樹。この世界に来た時はいつも、契約している精霊と繋がってる感覚があるのに、今はその感覚が無い」
精霊を召喚できない。
勇者を辞めたせいだろうかと悩む英司に、樹はひとまず……眼鏡を拭くことにした。
「何をやってるんだよ、樹」
「精神を落ち着けるためだ」
マイペースな樹の様子に、英司は冷静さを取り戻したらしい。
部屋の家具などを観察しはじめる。
「お腹空きました。ご飯が食べたいですぅ」
ソフィーが嘆いたが差し入れの気配は無い。
樹たちはしばらく閉じ込められた部屋で休憩することにした。
夜になり、偵察に出ていたフクロウのアウルが帰ってきた。
部屋の小窓は人間が通り抜けるには狭いが、フクロウが通れないほどではない。
高い位置にある明り取りの窓から、よっこらせっとアウルが翼を折りたたんで入ってくる。
「おかえり」
『ただいまじゃ、イツキ。色々と分かったぞ』
「聞かせてくれ」
茶色い羽毛をモコモコさせたフクロウは、部屋の椅子の背もたれ部分にとまってプーっと羽を膨らませた。
『まず……今のこの世界じゃが、イツキ達が地球に戻った時から、約百年が経過しておる』
「百年?!」
『左様。そして、栄華を誇った人間の大国のうち三つ、ロステン王国、セイファート帝国、ハナファ古王国が滅び、代わりに台頭した新しい大国が、今おるエターニア王国なのじゃ』
「国が……滅びた……だって?!」
どうやら百年ほどで、世界は様変わりしたらしい。
『それと……シノじゃが、この国の王宮にいるようじゃぞ』
「は? なんでこんなところに?!」
『この国の王に気に入られたそうじゃ』
なんだそれは、と頭髪をかきむしる英司。
一方の樹は、詩乃が無事であることに安心する。
「アウル先生!」
ソフィーが「はい!」と元気よく手を上げた。
『なんじゃ』
「ご飯が食べたいです!」
その時、ちょうど誰かのお腹が鳴ったので、誰もエルフの少女に突っ込めなくなった。
確かに異世界に転移してから食事を取っておらず、皆、お腹が空いている。
『……何か食べ物を探して持ってこよう』
「色々世話を掛けてすまない、アウル」
『何を言っておる、イツキの世話をするのはワシの役目じゃ。お前が小さかった頃を思い出すのう』
「……」
フクロウのアウルは、樹の幼い頃をよく知っているのだ。
樹は微妙に恥ずかしい気分になった。
こうして、面倒見の良いアウルは、部屋と外を往復して樹たちに食べ物を持って来てくれた。
小さな木の実だが無いよりましである。
樹たちはアウルの持ってきてくれた木の実を齧った。
食べながら、樹はソフィーに聞く。
「ソフィーは自分の契約精霊を喚び出せるか?」
「はい、大丈夫です! 喚び出しましょうか?」
「ぜったい火事を起こすから止めてくれ」
ソフィーは、契約精霊の火狐ココンを召喚しようとする。
樹は慌てて彼女を止めた。
火事になれば脱出できるかもしれないが、まだこの国の人々が敵と決まった訳でもないのに、騒ぎを起こすのはよろしくない。
「俺が契約精霊を召喚できないのはやっぱり、勇者を辞めたせいか」
英司は暗い顔だ。
フクロウがほうほうと鳴いた。
『精霊との契約はお主個人のものじゃ。勇者だからではなく、他に理由があるかもしれんぞ』
「他に理由?」
思い付かないと首をひねる英司に、樹は慰めの言葉を送った。
「まあどっちにしても英司の精霊魔法を使えるようにしなくちゃな。精霊魔法が使えない英司なんて、イチゴの乗ってないショートケーキか、砂糖を入れ忘れた生クリームみたいなものだ」
「なんで例えが菓子ばっかなんだ……しかも結局ひでえ」
「エイジさん、大丈夫です! いざとなったら私、頑張ります!」
「あー、ソフィーちゃんは頑張らなくていいよ」
短い付き合いだが、英司もソフィーの天然さは知っている。
意気込むソフィーを全員でそれとなく止めた。
しかし英司が戦闘不能なのは実際困ったものである。樹も戦えるが、世界樹の精霊の力は特殊で、対人戦には向いていない。そしてソフィーは、暴走して何をするか分からない。
荒事になった場合に備え、英司の精霊魔法を取り戻した方が良いのかもしれない。
世界の狭間の暗闇をくぐり抜ける。
辿り着いた先は、静かな湖畔だった。
「詩乃!」
澄み切った湖面を背景に佇む少女。
風を受けて彼女の短い栗色の髪が揺れている。
間違いない、英司の幼馴染の詩乃だ。
英司が慌てて彼女に駆け寄る。
詩乃の回りにいる男達の姿が目に入っていないらしい。
「誰だ、怪しい奴め!」
詩乃を取り囲む、洋風の鎧を着た男達数人が、剣を抜いて構える。
幼馴染の元に向かった英司は、途中で道を遮られ立ち止まった。
樹は彼等を後ろから観察しながら、眼鏡に手をあてて考える。
詩乃が通ってきた異世界への通路はどうやら、ランダムな場所と時間に繋がってしまっていたらしい。ここはどこで、彼女を取り囲む男達は何者だろう。
情報が不足している。
「アウル、一旦、僕らから離れて情報収集してくれないか」
『ふむ。心得た』
肩にとまるフクロウに頼むと、フクロウは了解の返事をして、羽ばたいて空に舞い上がる。ついで樹は、きょとんとしている傍らのエルフの少女を見下ろした。
「ソフィー、じっとしてろよ」
「はい!」
返事だけは一人前だが、彼女には前科がある。
樹はソフィーを離さないように気を付けながら、英司の後ろに立つ。
男達の囲みの中で、詩乃が声を上げた。
「待って! その人達は私の友達なの!」
上出来な説明だ。
男達の緊張が緩んだ。
「お前達は何者だ?」
その問いかけに、英司はどう答えるべきか悩んでいるようだ。
英司は振り返って「どうする?」と視線で樹に聞いてきた。
樹は代表して口を開く。
「……僕達は迷子です」
「迷子だと?」
「森を歩いていたら、知らない場所に出てしまって。ここはどこでしょうか」
大真面目に言うと、男達は戸惑って武器を降ろした。
「ここはエターニア王国のツェンベルン近郊だが」
聞いたことの無い地名だ。
英司は樹を見て首を横に振った。どうやら英司も知らないらしい。
「来い。本当に迷子かどうか、取り調べるぞ」
やっぱりそうなるか。
面倒なことになったと思いながら、樹は大人しく男達に従って知らない場所へと歩き出した。
知り合いだとお互い主張したのにも関わらず、詩乃だけ別の場所に連れていかれてしまった。
樹たちは、大きな建物の鍵のついた一室に閉じ込められた。
本気を出せば抜け出すのは造作も無いのだが。
「状況が分からないのに、下手に動かない方がいい」
樹はそう言って、気が急いている様子の英司を宥めた。
「だけど詩乃は」
「じゃあ彼女を今から助けにいくとして。英司、君は精霊を召喚して戦えるか」
それは、何の気なしに聞いた言葉だった。
樹は、英司が元勇者として一般人と戦えるのか、聞いたつもりだった。
しかし英司からは予想外の返事が戻ってきた。
「おかしいんだ、樹。この世界に来た時はいつも、契約している精霊と繋がってる感覚があるのに、今はその感覚が無い」
精霊を召喚できない。
勇者を辞めたせいだろうかと悩む英司に、樹はひとまず……眼鏡を拭くことにした。
「何をやってるんだよ、樹」
「精神を落ち着けるためだ」
マイペースな樹の様子に、英司は冷静さを取り戻したらしい。
部屋の家具などを観察しはじめる。
「お腹空きました。ご飯が食べたいですぅ」
ソフィーが嘆いたが差し入れの気配は無い。
樹たちはしばらく閉じ込められた部屋で休憩することにした。
夜になり、偵察に出ていたフクロウのアウルが帰ってきた。
部屋の小窓は人間が通り抜けるには狭いが、フクロウが通れないほどではない。
高い位置にある明り取りの窓から、よっこらせっとアウルが翼を折りたたんで入ってくる。
「おかえり」
『ただいまじゃ、イツキ。色々と分かったぞ』
「聞かせてくれ」
茶色い羽毛をモコモコさせたフクロウは、部屋の椅子の背もたれ部分にとまってプーっと羽を膨らませた。
『まず……今のこの世界じゃが、イツキ達が地球に戻った時から、約百年が経過しておる』
「百年?!」
『左様。そして、栄華を誇った人間の大国のうち三つ、ロステン王国、セイファート帝国、ハナファ古王国が滅び、代わりに台頭した新しい大国が、今おるエターニア王国なのじゃ』
「国が……滅びた……だって?!」
どうやら百年ほどで、世界は様変わりしたらしい。
『それと……シノじゃが、この国の王宮にいるようじゃぞ』
「は? なんでこんなところに?!」
『この国の王に気に入られたそうじゃ』
なんだそれは、と頭髪をかきむしる英司。
一方の樹は、詩乃が無事であることに安心する。
「アウル先生!」
ソフィーが「はい!」と元気よく手を上げた。
『なんじゃ』
「ご飯が食べたいです!」
その時、ちょうど誰かのお腹が鳴ったので、誰もエルフの少女に突っ込めなくなった。
確かに異世界に転移してから食事を取っておらず、皆、お腹が空いている。
『……何か食べ物を探して持ってこよう』
「色々世話を掛けてすまない、アウル」
『何を言っておる、イツキの世話をするのはワシの役目じゃ。お前が小さかった頃を思い出すのう』
「……」
フクロウのアウルは、樹の幼い頃をよく知っているのだ。
樹は微妙に恥ずかしい気分になった。
こうして、面倒見の良いアウルは、部屋と外を往復して樹たちに食べ物を持って来てくれた。
小さな木の実だが無いよりましである。
樹たちはアウルの持ってきてくれた木の実を齧った。
食べながら、樹はソフィーに聞く。
「ソフィーは自分の契約精霊を喚び出せるか?」
「はい、大丈夫です! 喚び出しましょうか?」
「ぜったい火事を起こすから止めてくれ」
ソフィーは、契約精霊の火狐ココンを召喚しようとする。
樹は慌てて彼女を止めた。
火事になれば脱出できるかもしれないが、まだこの国の人々が敵と決まった訳でもないのに、騒ぎを起こすのはよろしくない。
「俺が契約精霊を召喚できないのはやっぱり、勇者を辞めたせいか」
英司は暗い顔だ。
フクロウがほうほうと鳴いた。
『精霊との契約はお主個人のものじゃ。勇者だからではなく、他に理由があるかもしれんぞ』
「他に理由?」
思い付かないと首をひねる英司に、樹は慰めの言葉を送った。
「まあどっちにしても英司の精霊魔法を使えるようにしなくちゃな。精霊魔法が使えない英司なんて、イチゴの乗ってないショートケーキか、砂糖を入れ忘れた生クリームみたいなものだ」
「なんで例えが菓子ばっかなんだ……しかも結局ひでえ」
「エイジさん、大丈夫です! いざとなったら私、頑張ります!」
「あー、ソフィーちゃんは頑張らなくていいよ」
短い付き合いだが、英司もソフィーの天然さは知っている。
意気込むソフィーを全員でそれとなく止めた。
しかし英司が戦闘不能なのは実際困ったものである。樹も戦えるが、世界樹の精霊の力は特殊で、対人戦には向いていない。そしてソフィーは、暴走して何をするか分からない。
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【作者より、感謝を込めて】
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本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
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