35 / 97
(第二部)第三章 ここからもう一度
02 爆弾発言
しおりを挟む
異世界に戻ってきた翌朝。
詩乃と面会したいという要望が通り、樹たちは王城に招かれた。
風情のある城はハナファ古王国から引き継いで改修したものらしい。石造りの壁に囲まれた内庭に、尖塔に囲まれた巨大な館が建っている。
城の一室に通された樹達は、それほど待たずに詩乃と再会できた。
「英司!」
「無事だったか」
現れた詩乃は日本の学生服ではなく、裾の長い上品なドレスを着ていた。どうやら服は王城で手配されたもののようだ。
詩乃の後ろから、身分の高そうな軍服を着た黒髪の男性と、護衛らしき厳めしい騎士が現れる。
「詩乃から話を聞いたよ。仲の良い友人だそうだね」
身分の高そうな男性が低い声で言った。
顔立ちは整っており紫の瞳は宝石のようだ。身に着けた臙脂色の上着も装飾が多く、高級な素材のようである。しかし樹は、彼にどこか違和感を感じた。
さらに観察すると違和感の正体が分かる。服装の割に挙動が雑なのだ。
周囲の護衛の騎士の方が、優雅で品のある動作をしている。この男は一番偉そうな割に、気品が無いのだ。平民の男を引っ張ってきて高級な服を着せたようなちぐはぐさを感じる。
「私はこの国の王だ」
男性は奇妙にフレンドリーな調子で王だと名乗った。
「君達は異世界から来たんだね?」
いきなりの断定に、肯定しても良いのか樹達は戸惑う。
「実は異世界から迷子になってやってくる人はたまにいるのだよ」
「そうなんですか」
「聞かないのか? 元の世界に帰る方法はないかって」
不思議そうに言われて、樹は内心しまったと思ったが、すぐに取り繕った答えを返した。
「ここが異世界だと確信が持てなかったので……どうすれば日本に帰れますか?」
「残念だけど帰る方法は見つかってないんだよ。君達が異世界に馴染めるように、この国で支援しよう」
「……王様も、実は昔、日本人だったんだって」
「そうなのか?」
詩乃の合いの手に、樹はきょとんとして、王の日本人離れした紫の瞳をまじまじと見た。
先ほどから感じていた違和感は、間違いではなかったらしい。
しかし元日本人にしては瞳の色が変だ。樹もこの世界に来て、眼鏡の下の瞳の色は鮮やかな碧に変色しているので、他人のことは言えないが。
視線を受け止めた国王は動じる様子もなく、樹たちに向かって言う。
「君達には悪いのだが、少しの間、詩乃さんを貸して欲しい。心配に思うかもしれないが、身の安全は保証するから」
その言葉に英司が反応する。
「どういうことですか」
「英司、大丈夫だよ」
「お前には聞いてない」
「バカ英司! 私が大丈夫って言ったら大丈夫なの!」
「お前が大丈夫だって言う時ほど、信用ならないことはねえよ!」
王に向けた問いのはずが、詩乃が答え、いつの間にか二人の口喧嘩に発展してしまっている。
樹はため息をついて眼鏡をいじった。
無視されている格好の王に気分を害した様子は無い。
王は口喧嘩中の二人をおいて、ソフィーに話し掛けてきた。
「まあ、正直に話せば先王の遺児に仕えてくれる、権力と無関係な女性が欲しいのだ。君はエルフだね。エルフは人の王国の権力とは無縁だ。どうだい詩乃さんと一緒に」
「え?」
まさか、自分に会話が回ってくるとは思わなかったソフィーがポカンとする。
樹は瞬間的に苛立ちを覚えて会話を遮った。
「駄目です」
ソフィーの代わりに答えた樹に、王が訝しげな顔をする。
「どうしてかね?」
「彼女は僕の恋人ですから」
「い、イツキ?!」
突然の樹の爆弾発言に、ソフィーは真っ赤になってウサギ耳を震わせた。
予想外の答えに王も唖然とする。
「ちょっと待て。君は日本人だよね? こっちに来てから彼女と会ったんだよね?」
樹は眼鏡に指をあてて傲然と顎を上げた。
「愛に時間が関係ありますか」
ぷしゅーーっと音を立ててソフィーが茹で上がり、その場に倒れる。
口喧嘩していた英司と詩乃も、びっくりして思わず無言になってしまった。
王にどんな説得をされたのか、それとも元々頑固な気質なのか。
詩乃は折れなかった。王に協力するの一点張りである。
猫さんはどうする、という話もあるが、衆人環視の中、精霊の話をすることはできなかった。結局、樹たちは「少しの間だけ彼女を預けて欲しい」という王の言葉を信じて、城を出るしかなかった。
樹達の身柄は、モンブラン伯爵という美味しそうな家名の貴族に渡された。
伯爵の庇護のもと、それぞれ日銭を稼ぐ手段を見つけて一人立ちしてくれ、ということらしい。
「どうする、樹?」
王都ツェンベルンにある伯爵の館に連れてこられた樹たちは、周囲に人がいなくなったタイミングを見計らって作戦会議をした。
「場所がまずいな。王宮なんて下手に手出しできない。それに詩乃さんの意志に反したことをすれば、英司、君は間違いなく嫌われるだろう」
「あああ! なんでこんなことになったんだ!」
幼なじみと喧嘩別れしてきた英司の苦悩は深い。
奇声を上げる英司を生ぬるい目で見ながら、樹はとりあえずの方針を決めた。
「万が一の時を考えると、英司の精霊魔法を取り戻した方がいいな。詩乃さんを説得する方法を考えながら、英司の精霊魔法について調べよう」
「……オレイリアは今、どうなってるんでしょう」
不意にソフィーが不安そうな顔をして呟く。
オレイリアとは、エルフが住む森で彼女の故郷だ。人間と違い寿命の長いエルフだから、彼女の家族は存命の可能性が高いのだが。
「そうだな。それも含めて、世界情勢を確認しなきゃな」
かつてこの世界で出会った人々は、今どうしているのだろうか。
詩乃と面会したいという要望が通り、樹たちは王城に招かれた。
風情のある城はハナファ古王国から引き継いで改修したものらしい。石造りの壁に囲まれた内庭に、尖塔に囲まれた巨大な館が建っている。
城の一室に通された樹達は、それほど待たずに詩乃と再会できた。
「英司!」
「無事だったか」
現れた詩乃は日本の学生服ではなく、裾の長い上品なドレスを着ていた。どうやら服は王城で手配されたもののようだ。
詩乃の後ろから、身分の高そうな軍服を着た黒髪の男性と、護衛らしき厳めしい騎士が現れる。
「詩乃から話を聞いたよ。仲の良い友人だそうだね」
身分の高そうな男性が低い声で言った。
顔立ちは整っており紫の瞳は宝石のようだ。身に着けた臙脂色の上着も装飾が多く、高級な素材のようである。しかし樹は、彼にどこか違和感を感じた。
さらに観察すると違和感の正体が分かる。服装の割に挙動が雑なのだ。
周囲の護衛の騎士の方が、優雅で品のある動作をしている。この男は一番偉そうな割に、気品が無いのだ。平民の男を引っ張ってきて高級な服を着せたようなちぐはぐさを感じる。
「私はこの国の王だ」
男性は奇妙にフレンドリーな調子で王だと名乗った。
「君達は異世界から来たんだね?」
いきなりの断定に、肯定しても良いのか樹達は戸惑う。
「実は異世界から迷子になってやってくる人はたまにいるのだよ」
「そうなんですか」
「聞かないのか? 元の世界に帰る方法はないかって」
不思議そうに言われて、樹は内心しまったと思ったが、すぐに取り繕った答えを返した。
「ここが異世界だと確信が持てなかったので……どうすれば日本に帰れますか?」
「残念だけど帰る方法は見つかってないんだよ。君達が異世界に馴染めるように、この国で支援しよう」
「……王様も、実は昔、日本人だったんだって」
「そうなのか?」
詩乃の合いの手に、樹はきょとんとして、王の日本人離れした紫の瞳をまじまじと見た。
先ほどから感じていた違和感は、間違いではなかったらしい。
しかし元日本人にしては瞳の色が変だ。樹もこの世界に来て、眼鏡の下の瞳の色は鮮やかな碧に変色しているので、他人のことは言えないが。
視線を受け止めた国王は動じる様子もなく、樹たちに向かって言う。
「君達には悪いのだが、少しの間、詩乃さんを貸して欲しい。心配に思うかもしれないが、身の安全は保証するから」
その言葉に英司が反応する。
「どういうことですか」
「英司、大丈夫だよ」
「お前には聞いてない」
「バカ英司! 私が大丈夫って言ったら大丈夫なの!」
「お前が大丈夫だって言う時ほど、信用ならないことはねえよ!」
王に向けた問いのはずが、詩乃が答え、いつの間にか二人の口喧嘩に発展してしまっている。
樹はため息をついて眼鏡をいじった。
無視されている格好の王に気分を害した様子は無い。
王は口喧嘩中の二人をおいて、ソフィーに話し掛けてきた。
「まあ、正直に話せば先王の遺児に仕えてくれる、権力と無関係な女性が欲しいのだ。君はエルフだね。エルフは人の王国の権力とは無縁だ。どうだい詩乃さんと一緒に」
「え?」
まさか、自分に会話が回ってくるとは思わなかったソフィーがポカンとする。
樹は瞬間的に苛立ちを覚えて会話を遮った。
「駄目です」
ソフィーの代わりに答えた樹に、王が訝しげな顔をする。
「どうしてかね?」
「彼女は僕の恋人ですから」
「い、イツキ?!」
突然の樹の爆弾発言に、ソフィーは真っ赤になってウサギ耳を震わせた。
予想外の答えに王も唖然とする。
「ちょっと待て。君は日本人だよね? こっちに来てから彼女と会ったんだよね?」
樹は眼鏡に指をあてて傲然と顎を上げた。
「愛に時間が関係ありますか」
ぷしゅーーっと音を立ててソフィーが茹で上がり、その場に倒れる。
口喧嘩していた英司と詩乃も、びっくりして思わず無言になってしまった。
王にどんな説得をされたのか、それとも元々頑固な気質なのか。
詩乃は折れなかった。王に協力するの一点張りである。
猫さんはどうする、という話もあるが、衆人環視の中、精霊の話をすることはできなかった。結局、樹たちは「少しの間だけ彼女を預けて欲しい」という王の言葉を信じて、城を出るしかなかった。
樹達の身柄は、モンブラン伯爵という美味しそうな家名の貴族に渡された。
伯爵の庇護のもと、それぞれ日銭を稼ぐ手段を見つけて一人立ちしてくれ、ということらしい。
「どうする、樹?」
王都ツェンベルンにある伯爵の館に連れてこられた樹たちは、周囲に人がいなくなったタイミングを見計らって作戦会議をした。
「場所がまずいな。王宮なんて下手に手出しできない。それに詩乃さんの意志に反したことをすれば、英司、君は間違いなく嫌われるだろう」
「あああ! なんでこんなことになったんだ!」
幼なじみと喧嘩別れしてきた英司の苦悩は深い。
奇声を上げる英司を生ぬるい目で見ながら、樹はとりあえずの方針を決めた。
「万が一の時を考えると、英司の精霊魔法を取り戻した方がいいな。詩乃さんを説得する方法を考えながら、英司の精霊魔法について調べよう」
「……オレイリアは今、どうなってるんでしょう」
不意にソフィーが不安そうな顔をして呟く。
オレイリアとは、エルフが住む森で彼女の故郷だ。人間と違い寿命の長いエルフだから、彼女の家族は存命の可能性が高いのだが。
「そうだな。それも含めて、世界情勢を確認しなきゃな」
かつてこの世界で出会った人々は、今どうしているのだろうか。
11
あなたにおすすめの小説
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。