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7、最強の母現る
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重厚な扉を叩きつけるように開けた男達は、荷物のようにフリードを中に投げ入れた。
「痛!もうちょっと丁寧に扱ってくれ!僕の顔に傷でもついたらどうしてくれるんだ!」
そんな言い分を聞く者がいるはずもなく、男達は無視を決め込み、風のように去っていく。
気づけば、部屋に残されたのは三人。
フリードを荷物扱いさせた張本人のサリュク。
荷物として運ばれたフリード。
そして、影のように傍観していたロレーヌである。
「ロレーヌ!居たのならなぜ止めない!何のために格闘技を覚えさせたと思ってるんだ!」
まるで横暴な台詞にも動じず、ロレーヌはしっかりと主の目を見て告げた。
「趣味です」
「趣味ってお前!女らしくしろといつも言っているだろうが!」
「人間、一様に型に収まるのはつまらないものです。誰が野原から雑草を取って家に飾ろうと思いますか。女らしさの概念の基本がなっていらっしゃらないようですね。坊ちゃま」
「……!坊ちゃまって言うな!」
「失礼いたしました。フリード様」
一人激昂するフリードと正反対の冷静さで対応するロレーヌは、それきり口をつぐんだ。これ以上つっかかられるのも面倒なので適当にいなすロレーヌも、それを知りつつ口を閉ざしてしまうフリードも、よくよく考えればうまい主従関係が築けているともいえる。
二人の様子を見ていたサリュクが、不意に部屋の奥扉から出てきた女性に気付き淡く微笑んだ。
「あらあら、二人ともまたやっているの?もう、お客様の前でダメじゃない。あ、サリュクさんはもう娘も同然だから、関係ないわね。あらあら、フリードもようやく家族として受け入れられるようになったのね?」
奥の簡素な扉から入ってきた美貌の女性はにっこりと満面の笑みをのせ、ゆったりとした足取りで近づいてくる。ロレーヌはさっと膝を折り主人を迎える体勢をとった。
「お義母様。遅くなってしまい申し訳ありません。フリード様が、やはり受け入れてくださらないものですから、例の手を使わせていただきました」
「おほほ。いいのよサリュクさん。フリードにはそれくらいが十分。懐かしいわ、私もぐずる旦那様を捕まえる為だけに今のカラスたちを飼い始めたのよねぇ」
「さすがお義母様ですわ。あの者たちは大変優秀で、色々と頼んでしまいました。私が育て始めたヒヨコ達ではやはり手の行き届かないところがありますし……私もまだまだですわ」
「あらあら、今からしっかり教えてあげるわよ。安心なさい」
にこにこと笑顔で和やかに交わされる会話の内容に、実情を知るフリードは背筋が冷えた。
不安定な情勢になりつつある昨今、他の貴族が忙しく身辺警護を固めている中、フリードの生家ラルゴ家は全くその動きがない。それは単純に、新しく雇わなくても既にそういった者たちを囲っているからに他ならない。
その者の名は、『カラス』黒ずくめの服に闇夜を切り裂くその尋常ならざる身体能力に、かの者の襲撃を受けたものやそれに付随するものは畏怖をこめて彼らをそう呼んだ。
『カラス』が従うのはただ一人。柔和な笑顔に時代の先端を行くファッションリーダーがまさかその人だとは誰も信じないだろう。現に、その息子であるフリードでさえ今でも首をひねる。なぜ他の誰でもない母についたのだろうかと。昔カラスの一人に聞いてみたことがあった。その者が言うには、
『気持ちいいくらいまっとうだから』
だそうだ。意味がわからない。そしてその不思議な伝統(?)は続き、なんと婚約者のサリュクが今度は子飼いの者を育て始めた。まだまだ伸びしろはありそうだが、結構な使い手たちらしい。
サリュクと母。どこか似通った空気が感じられるのは気のせいだろうか……。
あまり深く考えないほうがいいと本能的に悟ったフリードはそこで思考を止めた。
「とにかく、僕は帰ります。大体なんでこんな使っていない部屋に連れてきたのか知りませんが、母上もサリュク嬢も、おかしな計画はやめて下さい。それに振り回される僕とシュバルツの苦労を察して頂きたい」
目の前の不穏な会話に冷静にさせられたのか、年相応に落ち着いたフリードはくるりと踵を返して扉に近寄る。が、ノブに手をかける前に実の母からとんでもない爆弾発言がおとされた。
「既成事実をつくっちゃおうと思って」
「!」
「あらあら、そんな驚いた顔してもダメよ?あなた23でしょ?遊びたい頃のはずよ?女が恥を忍んで誘ってるのよ。受けなきゃ男じゃないわ」
絶句するフリードの後ろに控えていたロレーヌは、相変わらずの過激発言&思考に心の中でため息をついた。もはやこの館でまともなのは自分と旦那様しか居ない。あ、あと苦労人の執事シュバルツもだ。
ロレーヌの想いが通じたのか、婦人が出てきた簡素な扉が突然大きな音を立ててうちに向かって開かれると、輝く金色の髪を靡かせた大柄な男性が早足でこちらに向かってきた。
年のころは40の初めか、成熟した男の色気がにじみ出るようないい男である。しかし、本来柔らかいその表情は、何かに取り付かれたかのように焦り恐怖している。男はフリードを見つけると、駆け足で近寄りその手首を取った。
「フリード!良かった、間に合ったか!逃げるぞ!走れ!」
「と、父さん?」
突然の父の来訪に困惑するフリードに構わず、男はぐいぐいフリードを引っ張っていこうとする。そこへ、女性の高すぎない声が鋭く降りかかった。
「あなた」
その一言で、大柄な男はぴたりと動きを止める。肩で大きく息をすると、フリードの手首は離さないまま男はくるりと自分の妻へと向き直った。
「レティ。まだダメだ。フリードはお前のやり方では変えられないよ」
何かを多分に含んだその言葉に、レティと呼ばれたこの場で唯一の母親はしばらく黙考した。それは本の数秒だったのかもしれない。しかし、他の者を黙らせるだけの重苦しい空気をわざと作っていたのは確かだろう。ふうと小さくため息をついたレティは観念したようにこくりと頷いた。
「わかりました。今日のところは諦めます。ですが、次はありませんよ」
鋭く釘を刺すレティに、フリードの父ロレンスは深く頷いた。
「それで十分だ。ありがとうレティ」
「仕方ないですね。あなたとは違う人間なんですもの」
「はは……そうだな」
いつもの和んだ空気になると、ロレンスはフリードの手首を離して耳元でこっそり囁いた。
「危ないところだったな。俺の時と一緒だ。このまま押し切られて翌週には婚礼だったかもな。残念だったか?」
笑いを含んだ声で囁かれ、フリードは眉間にしわを寄せて首を横に振る。
「まさか。俺はまだそんなの望んじゃいない。もしかしてシュバルツが?」
「あぁ。血相変えて飛び込んできてな。間一髪だった」
疲れたため息をもらす父親に、フリードも深く共感した。シュバルツといい自分達親子といい、この館の男達はなぜこうも心身を削るような生活をしなければならないのか。
少し離れたところで談笑するサリュクと母、そして一歩ひいて静観するロレーヌが時折頷いて会話に参加している。この館に集う女性は底の知れない者達ばかりだ。
「ま、嫌ってやるなよ?」
「……別に、そこまで考えてない」
ぶすっと答えるフリードの頭を、そっくりの顔を満面の笑みで崩したロレンスがぐしゃぐしゃとかき混ぜた。
「痛!もうちょっと丁寧に扱ってくれ!僕の顔に傷でもついたらどうしてくれるんだ!」
そんな言い分を聞く者がいるはずもなく、男達は無視を決め込み、風のように去っていく。
気づけば、部屋に残されたのは三人。
フリードを荷物扱いさせた張本人のサリュク。
荷物として運ばれたフリード。
そして、影のように傍観していたロレーヌである。
「ロレーヌ!居たのならなぜ止めない!何のために格闘技を覚えさせたと思ってるんだ!」
まるで横暴な台詞にも動じず、ロレーヌはしっかりと主の目を見て告げた。
「趣味です」
「趣味ってお前!女らしくしろといつも言っているだろうが!」
「人間、一様に型に収まるのはつまらないものです。誰が野原から雑草を取って家に飾ろうと思いますか。女らしさの概念の基本がなっていらっしゃらないようですね。坊ちゃま」
「……!坊ちゃまって言うな!」
「失礼いたしました。フリード様」
一人激昂するフリードと正反対の冷静さで対応するロレーヌは、それきり口をつぐんだ。これ以上つっかかられるのも面倒なので適当にいなすロレーヌも、それを知りつつ口を閉ざしてしまうフリードも、よくよく考えればうまい主従関係が築けているともいえる。
二人の様子を見ていたサリュクが、不意に部屋の奥扉から出てきた女性に気付き淡く微笑んだ。
「あらあら、二人ともまたやっているの?もう、お客様の前でダメじゃない。あ、サリュクさんはもう娘も同然だから、関係ないわね。あらあら、フリードもようやく家族として受け入れられるようになったのね?」
奥の簡素な扉から入ってきた美貌の女性はにっこりと満面の笑みをのせ、ゆったりとした足取りで近づいてくる。ロレーヌはさっと膝を折り主人を迎える体勢をとった。
「お義母様。遅くなってしまい申し訳ありません。フリード様が、やはり受け入れてくださらないものですから、例の手を使わせていただきました」
「おほほ。いいのよサリュクさん。フリードにはそれくらいが十分。懐かしいわ、私もぐずる旦那様を捕まえる為だけに今のカラスたちを飼い始めたのよねぇ」
「さすがお義母様ですわ。あの者たちは大変優秀で、色々と頼んでしまいました。私が育て始めたヒヨコ達ではやはり手の行き届かないところがありますし……私もまだまだですわ」
「あらあら、今からしっかり教えてあげるわよ。安心なさい」
にこにこと笑顔で和やかに交わされる会話の内容に、実情を知るフリードは背筋が冷えた。
不安定な情勢になりつつある昨今、他の貴族が忙しく身辺警護を固めている中、フリードの生家ラルゴ家は全くその動きがない。それは単純に、新しく雇わなくても既にそういった者たちを囲っているからに他ならない。
その者の名は、『カラス』黒ずくめの服に闇夜を切り裂くその尋常ならざる身体能力に、かの者の襲撃を受けたものやそれに付随するものは畏怖をこめて彼らをそう呼んだ。
『カラス』が従うのはただ一人。柔和な笑顔に時代の先端を行くファッションリーダーがまさかその人だとは誰も信じないだろう。現に、その息子であるフリードでさえ今でも首をひねる。なぜ他の誰でもない母についたのだろうかと。昔カラスの一人に聞いてみたことがあった。その者が言うには、
『気持ちいいくらいまっとうだから』
だそうだ。意味がわからない。そしてその不思議な伝統(?)は続き、なんと婚約者のサリュクが今度は子飼いの者を育て始めた。まだまだ伸びしろはありそうだが、結構な使い手たちらしい。
サリュクと母。どこか似通った空気が感じられるのは気のせいだろうか……。
あまり深く考えないほうがいいと本能的に悟ったフリードはそこで思考を止めた。
「とにかく、僕は帰ります。大体なんでこんな使っていない部屋に連れてきたのか知りませんが、母上もサリュク嬢も、おかしな計画はやめて下さい。それに振り回される僕とシュバルツの苦労を察して頂きたい」
目の前の不穏な会話に冷静にさせられたのか、年相応に落ち着いたフリードはくるりと踵を返して扉に近寄る。が、ノブに手をかける前に実の母からとんでもない爆弾発言がおとされた。
「既成事実をつくっちゃおうと思って」
「!」
「あらあら、そんな驚いた顔してもダメよ?あなた23でしょ?遊びたい頃のはずよ?女が恥を忍んで誘ってるのよ。受けなきゃ男じゃないわ」
絶句するフリードの後ろに控えていたロレーヌは、相変わらずの過激発言&思考に心の中でため息をついた。もはやこの館でまともなのは自分と旦那様しか居ない。あ、あと苦労人の執事シュバルツもだ。
ロレーヌの想いが通じたのか、婦人が出てきた簡素な扉が突然大きな音を立ててうちに向かって開かれると、輝く金色の髪を靡かせた大柄な男性が早足でこちらに向かってきた。
年のころは40の初めか、成熟した男の色気がにじみ出るようないい男である。しかし、本来柔らかいその表情は、何かに取り付かれたかのように焦り恐怖している。男はフリードを見つけると、駆け足で近寄りその手首を取った。
「フリード!良かった、間に合ったか!逃げるぞ!走れ!」
「と、父さん?」
突然の父の来訪に困惑するフリードに構わず、男はぐいぐいフリードを引っ張っていこうとする。そこへ、女性の高すぎない声が鋭く降りかかった。
「あなた」
その一言で、大柄な男はぴたりと動きを止める。肩で大きく息をすると、フリードの手首は離さないまま男はくるりと自分の妻へと向き直った。
「レティ。まだダメだ。フリードはお前のやり方では変えられないよ」
何かを多分に含んだその言葉に、レティと呼ばれたこの場で唯一の母親はしばらく黙考した。それは本の数秒だったのかもしれない。しかし、他の者を黙らせるだけの重苦しい空気をわざと作っていたのは確かだろう。ふうと小さくため息をついたレティは観念したようにこくりと頷いた。
「わかりました。今日のところは諦めます。ですが、次はありませんよ」
鋭く釘を刺すレティに、フリードの父ロレンスは深く頷いた。
「それで十分だ。ありがとうレティ」
「仕方ないですね。あなたとは違う人間なんですもの」
「はは……そうだな」
いつもの和んだ空気になると、ロレンスはフリードの手首を離して耳元でこっそり囁いた。
「危ないところだったな。俺の時と一緒だ。このまま押し切られて翌週には婚礼だったかもな。残念だったか?」
笑いを含んだ声で囁かれ、フリードは眉間にしわを寄せて首を横に振る。
「まさか。俺はまだそんなの望んじゃいない。もしかしてシュバルツが?」
「あぁ。血相変えて飛び込んできてな。間一髪だった」
疲れたため息をもらす父親に、フリードも深く共感した。シュバルツといい自分達親子といい、この館の男達はなぜこうも心身を削るような生活をしなければならないのか。
少し離れたところで談笑するサリュクと母、そして一歩ひいて静観するロレーヌが時折頷いて会話に参加している。この館に集う女性は底の知れない者達ばかりだ。
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