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第三章『地下ダンジョンと禁忌の実験』
十二話『指名護衛任務』
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コンコンと、僕を案内してくれたメイドさんが戸を叩く。
僕はその後ろになるべく畏まった様子で立っていた。
ここは王城の中。
僕みたいな孤児上がりが入れるような場所じゃあない。
・・・はずなんだけどなぁ。
黒竜討伐の時に主賓として招かれたけど、断っちゃったし・・・
気まづい・・・
「入れ」
僕はメイドさんに開かれた扉をくぐり、中へ入る。
城の中はとても綺麗で、所々に高そうな絵や彫像があったりしていた。
しかし、その部屋は豪華といえば豪華なのだが、少し落ち着いた印象を持てた。
なるほどね。
ここが王族の『交渉部屋』なわけだ。
はてさて、何の話かな。
「招喚に応じ、参上いたしました」
「よい。肩の力を抜け。そこに座るといい」
国王は柔らかそうなソファに座り、僕を対面の同じソファに座るように言う。
あまり立っていて見下していると思われても嫌だし、言うことを大人しく聞く。
目の前の国王がメイドに何かを持ってくるように言って、こちらを見る。
「ふむ・・・まずは黒竜討伐の貢献に、感謝しよう。して、気持ちばかりだが、追加の報酬を受け取って欲しい。君はこの国の恩人だ」
そう言って手を差し出す国王。
メイドさんが僕の目の前に置いた皮袋には、これまた目一杯の金貨や白銀が入っている。
前にも報酬で貰ってるんだけどな・・・
まぁ、貰えるものは貰っとこう精神で行こう。
僕はそれに笑顔で応じて、国王の差し出した手を力強く握る。
・・・なるほど、そういうことか。
どうやら今回も、簡単な依頼ではないらしい。
「・・・それで、今回の御用件は?」
「そう急くでない。・・・と言っても、急いてるのは私の方か・・・」
溜息をついて、王様はさっきとは違う、年齢に見合った顔をする。
疲れているようだ。
僕の様子に気付いたようで、少し頭を振って笑顔を向けてくる。
・・・気のいいおじさんみたいだ。
「すまない。今回の依頼は、護衛なんだ。隣国までのな」
「護衛・・・ですか。その御様子ですと、陛下の護衛では無い様ですね」
「それがな・・・娘が君に会いたいと煩くてな・・・今回の隣国へは婿探しに行く訳なのだが、護衛はどうしても君がいいと言うのだ・・・すまないが、引き受けてはくれまいか?報酬は満足な値を出そう」
真剣な目だ。
疲れがすごく見える。
・・・うーん。
確かに、黒竜討伐でさらに名前は売れたけども・・・
まさか王族に会いたいなんて言われるとは思わなかった。
いや、王族には必ずと言っていいほどお抱えの冒険者が要る物だ。
僕なんかよりもずっとレベルやランクの高い冒険者が居てもおかしくない。
・・・なんで僕なんだ・・・
「疑問はもっともだが、娘が君じゃないと行かないと言い出すのだ。どうしようもなくてな・・・」
「・・・分かりました。期間はどれくらいでしょうか?」
「おぉ!そうか!受けてくれるか!期間は一月程だ。一応留学という形で隣国へ渡ってもらう。君も娘も学生だからな」
なるほどなるほど。
中々考えられている。
ちゃんと僕が学生だって言うことも考えてくれているらしい。
まぁいいかなぁ。
るーちゃんに2人は任せて、つくもとレヴィは連れてって・・・
うん。問題なさそう?
「分かりました。2日で準備致します」
「うむ。3日後の正午に遣いをギルドへ送る。その時にまた来てくれ」
「畏まりました」
まぁ旅行だと思えば・・・そんなに苦でもないかな?
§
そこはとてもくらいところ。
私は、この世に存在しちゃいけない。
みんな、私に触ると、触ったところからぐちゃぐちゃになって、しんでしまう。
私にさわれるのは、わるいひとたちの『かみさま(?)』だけ。
だから、あのやさしさに、うそをつかれちゃう。
たくさんひどいことされたけど、かみさまのお陰で、私はみーちゃんと出会えたし、ここまでいきてられてる。
感謝は・・・しなくていいって、みーちゃんに言われたけど、私は、みーちゃんとの出会いだけは、感謝したい。
「『みーちゃん?』」
『起きたかい?キュー二』
「『うん!ここは?』」
ふかふかの何かの上。
今までの硬いやつとはちがうもの 。
その上で、私はみーちゃんと向き合っている。
優しいきもちがみえる。
さいしょに会ったかみさまと、同じきもち。
かみさまは今は、黒くなっちゃったけど。
みーちゃんはずっと、真っ白い。
お顔は見えないけど、みーちゃんはとっても綺麗な女の子なんだ。
私はいっつも、そう思ってる。
『ここは、安全な場所だ。悪い人とは違う。優しい人が連れて来てくれた』
「『みーちゃんがそう言うなら、そうなんだね!』」
『あぁ、ここなら、安全だ』
やさしく笑ってるように感じる。
なぜだか、そう思えた。
ここはきっと、やさしい場所なんだ。
「『やっと見つけられたね!』」
§
『あぁ・・・ようやく、見つけた』
ここは、全てが魔力で出来ている。
キュー二は魔力だけが見えるから、きっと私と同じ景色が見えている筈だ。
私の、この醜い姿は、見えていないようだが。
生まれつき目の見えないキュー二に、美醜の感覚があるのかはわからないが、傍から見れば私は化け物で相違ない。
あのアダムという男は、特に反応しなかったが・・・
あの男はどこか得体の知れん物がある。
『神』の言う理想でもあるのだ。
同姓同名かもしれないが、雷魔法を操る人間は殆ど居ない。
「『わぁ!とってもきれいなところだね!』」
『そうだな・・・とても、綺麗だ』
「ありがとー!まぁキュー二ちゃんも初めて見るだろう景色だからね!色んなことができるからなんでも言ってね!」
「『ありがとうお姉ちゃん!』」
「きゃー!可愛い!!」
ルシファーと名乗った『悪魔らしくない悪魔』が、キュー二に抱きつく。
・・・キュー二は拘束具を外し、自由に歩き回っている。
体は運動不足で、筋肉もあまりというか、殆ど無い。
だが、その体に触れれば、荒れ狂う魔力を延々と流し込まれ、死に至る。
だが、ルシファーにその様子はない。
私も平気ではあるのだが、あそこまで無警戒になれるのは、その内面が現れているということなのだろうか。
「『くすぐったいよ~!』」
「ふへへー」
・・・なんて、和やかなんだ。
初めてキュー二がルシファーと顔を合わせた時、彼女は驚くほど速く懐いた。
つまり、ルシファーは本当の意味で『優しい』もしくは『清い』のだろう。
キュー二は魔力と『精神』が見える。
だから、キュー二が信じる人間は、私も信じるに値する。
・・・ルシファーは悪魔だが。
「『わぁ・・・・・・これが、お空なんだね・・・とってもきれい・・・』」
キュー二が魔力で作られた平原へ出る。
・・・今まで、悪意や善意などの感情に晒されてきた彼女にとって、こういった『自然』というのは『不自然』なのだろう。
次第にその盲目の目から涙が浮かび、こぼれ落ちる。
大粒の涙は頬をつたい、その憂おげな顔から滴り落ちる。
それは地面へ落ち、落ちた場所から花が咲いた。
「ここはね。涙の墓って言うの。むかーしに私たちが守りたかったものの一つでね。今は精霊達が守ってくれてるんじゃないかな。人間が壊さないように」
涙が落ちれば、そこから花が咲く。
・・・だが、それでは。
この見渡す限りの花畑は。
この悪魔の・・・ルシファーの、涙・・・なのか。
「泣きたくなったらここで泣いて、花にすればいい。そうすれば、泣いたって誰も不幸じゃない。お花はいつでも、笑ってくれてるんだもんね」
花畑の真ん中で走り回るキュー二を見つつ、私は。
その幻想的で、超自然的な光景を、胸が熱くなる思いで見つめていた。
僕はその後ろになるべく畏まった様子で立っていた。
ここは王城の中。
僕みたいな孤児上がりが入れるような場所じゃあない。
・・・はずなんだけどなぁ。
黒竜討伐の時に主賓として招かれたけど、断っちゃったし・・・
気まづい・・・
「入れ」
僕はメイドさんに開かれた扉をくぐり、中へ入る。
城の中はとても綺麗で、所々に高そうな絵や彫像があったりしていた。
しかし、その部屋は豪華といえば豪華なのだが、少し落ち着いた印象を持てた。
なるほどね。
ここが王族の『交渉部屋』なわけだ。
はてさて、何の話かな。
「招喚に応じ、参上いたしました」
「よい。肩の力を抜け。そこに座るといい」
国王は柔らかそうなソファに座り、僕を対面の同じソファに座るように言う。
あまり立っていて見下していると思われても嫌だし、言うことを大人しく聞く。
目の前の国王がメイドに何かを持ってくるように言って、こちらを見る。
「ふむ・・・まずは黒竜討伐の貢献に、感謝しよう。して、気持ちばかりだが、追加の報酬を受け取って欲しい。君はこの国の恩人だ」
そう言って手を差し出す国王。
メイドさんが僕の目の前に置いた皮袋には、これまた目一杯の金貨や白銀が入っている。
前にも報酬で貰ってるんだけどな・・・
まぁ、貰えるものは貰っとこう精神で行こう。
僕はそれに笑顔で応じて、国王の差し出した手を力強く握る。
・・・なるほど、そういうことか。
どうやら今回も、簡単な依頼ではないらしい。
「・・・それで、今回の御用件は?」
「そう急くでない。・・・と言っても、急いてるのは私の方か・・・」
溜息をついて、王様はさっきとは違う、年齢に見合った顔をする。
疲れているようだ。
僕の様子に気付いたようで、少し頭を振って笑顔を向けてくる。
・・・気のいいおじさんみたいだ。
「すまない。今回の依頼は、護衛なんだ。隣国までのな」
「護衛・・・ですか。その御様子ですと、陛下の護衛では無い様ですね」
「それがな・・・娘が君に会いたいと煩くてな・・・今回の隣国へは婿探しに行く訳なのだが、護衛はどうしても君がいいと言うのだ・・・すまないが、引き受けてはくれまいか?報酬は満足な値を出そう」
真剣な目だ。
疲れがすごく見える。
・・・うーん。
確かに、黒竜討伐でさらに名前は売れたけども・・・
まさか王族に会いたいなんて言われるとは思わなかった。
いや、王族には必ずと言っていいほどお抱えの冒険者が要る物だ。
僕なんかよりもずっとレベルやランクの高い冒険者が居てもおかしくない。
・・・なんで僕なんだ・・・
「疑問はもっともだが、娘が君じゃないと行かないと言い出すのだ。どうしようもなくてな・・・」
「・・・分かりました。期間はどれくらいでしょうか?」
「おぉ!そうか!受けてくれるか!期間は一月程だ。一応留学という形で隣国へ渡ってもらう。君も娘も学生だからな」
なるほどなるほど。
中々考えられている。
ちゃんと僕が学生だって言うことも考えてくれているらしい。
まぁいいかなぁ。
るーちゃんに2人は任せて、つくもとレヴィは連れてって・・・
うん。問題なさそう?
「分かりました。2日で準備致します」
「うむ。3日後の正午に遣いをギルドへ送る。その時にまた来てくれ」
「畏まりました」
まぁ旅行だと思えば・・・そんなに苦でもないかな?
§
そこはとてもくらいところ。
私は、この世に存在しちゃいけない。
みんな、私に触ると、触ったところからぐちゃぐちゃになって、しんでしまう。
私にさわれるのは、わるいひとたちの『かみさま(?)』だけ。
だから、あのやさしさに、うそをつかれちゃう。
たくさんひどいことされたけど、かみさまのお陰で、私はみーちゃんと出会えたし、ここまでいきてられてる。
感謝は・・・しなくていいって、みーちゃんに言われたけど、私は、みーちゃんとの出会いだけは、感謝したい。
「『みーちゃん?』」
『起きたかい?キュー二』
「『うん!ここは?』」
ふかふかの何かの上。
今までの硬いやつとはちがうもの 。
その上で、私はみーちゃんと向き合っている。
優しいきもちがみえる。
さいしょに会ったかみさまと、同じきもち。
かみさまは今は、黒くなっちゃったけど。
みーちゃんはずっと、真っ白い。
お顔は見えないけど、みーちゃんはとっても綺麗な女の子なんだ。
私はいっつも、そう思ってる。
『ここは、安全な場所だ。悪い人とは違う。優しい人が連れて来てくれた』
「『みーちゃんがそう言うなら、そうなんだね!』」
『あぁ、ここなら、安全だ』
やさしく笑ってるように感じる。
なぜだか、そう思えた。
ここはきっと、やさしい場所なんだ。
「『やっと見つけられたね!』」
§
『あぁ・・・ようやく、見つけた』
ここは、全てが魔力で出来ている。
キュー二は魔力だけが見えるから、きっと私と同じ景色が見えている筈だ。
私の、この醜い姿は、見えていないようだが。
生まれつき目の見えないキュー二に、美醜の感覚があるのかはわからないが、傍から見れば私は化け物で相違ない。
あのアダムという男は、特に反応しなかったが・・・
あの男はどこか得体の知れん物がある。
『神』の言う理想でもあるのだ。
同姓同名かもしれないが、雷魔法を操る人間は殆ど居ない。
「『わぁ!とってもきれいなところだね!』」
『そうだな・・・とても、綺麗だ』
「ありがとー!まぁキュー二ちゃんも初めて見るだろう景色だからね!色んなことができるからなんでも言ってね!」
「『ありがとうお姉ちゃん!』」
「きゃー!可愛い!!」
ルシファーと名乗った『悪魔らしくない悪魔』が、キュー二に抱きつく。
・・・キュー二は拘束具を外し、自由に歩き回っている。
体は運動不足で、筋肉もあまりというか、殆ど無い。
だが、その体に触れれば、荒れ狂う魔力を延々と流し込まれ、死に至る。
だが、ルシファーにその様子はない。
私も平気ではあるのだが、あそこまで無警戒になれるのは、その内面が現れているということなのだろうか。
「『くすぐったいよ~!』」
「ふへへー」
・・・なんて、和やかなんだ。
初めてキュー二がルシファーと顔を合わせた時、彼女は驚くほど速く懐いた。
つまり、ルシファーは本当の意味で『優しい』もしくは『清い』のだろう。
キュー二は魔力と『精神』が見える。
だから、キュー二が信じる人間は、私も信じるに値する。
・・・ルシファーは悪魔だが。
「『わぁ・・・・・・これが、お空なんだね・・・とってもきれい・・・』」
キュー二が魔力で作られた平原へ出る。
・・・今まで、悪意や善意などの感情に晒されてきた彼女にとって、こういった『自然』というのは『不自然』なのだろう。
次第にその盲目の目から涙が浮かび、こぼれ落ちる。
大粒の涙は頬をつたい、その憂おげな顔から滴り落ちる。
それは地面へ落ち、落ちた場所から花が咲いた。
「ここはね。涙の墓って言うの。むかーしに私たちが守りたかったものの一つでね。今は精霊達が守ってくれてるんじゃないかな。人間が壊さないように」
涙が落ちれば、そこから花が咲く。
・・・だが、それでは。
この見渡す限りの花畑は。
この悪魔の・・・ルシファーの、涙・・・なのか。
「泣きたくなったらここで泣いて、花にすればいい。そうすれば、泣いたって誰も不幸じゃない。お花はいつでも、笑ってくれてるんだもんね」
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